9× / } HÍ ì 8 9× / } HÍIy â)F ö Iz 9× / } _ ( E } r M HÎIy e V W q g!· Iz Õ $Ñ / 9× / }...
2
ローリング療法新聞 第 29 号 2021 年 ～高血圧特集～ ® ＲＯＬＬＩＮＧ 血 圧 は 測 定 時 の 条 件 で 変 化 す る こ と が あ り 䣍 そ れ ぞ れ の 条 件 で 基 準 値 も 異 な り ま す 䣎 高 血 圧 は 診 察 室 血 圧 と 診 察 室 外 血 圧 に よ 䣬 て 䣍 正 常 域 血 圧 䣍 白 衣 高 血 圧 䣍 仮 面 高 血 圧 䣍 䥹 持 続 性 䥺 高 血 圧 に 分 け ら れ ま す 䣎 䥹 左 上 図 ① 参 照 䥺 ● 白 衣 高 血 圧 ・ ・ ・ 血 圧 は い ろ い ろ な 条 件 で 変 動 し ま す 䣎 家 庭 や 職 場 な ど で は い つ も 135/85mmHg 未 満 で あ る の に 䣍 診 察 室 血 圧 は 高 血 圧 基 準 で あ る 140/90mmHg を 超 え る 人 が い ま す 䣎 こ の よ う に 診 察 時 の み 䥹 白 衣 の 前 で は 䥺 血 圧 が 高 く な る 例 を 䣓 白 衣 高 血 圧 䣔 と 呼 び ま す 䣎 こ れ に は 䣍 診 察 時 に 緊 張 し て 血 圧 が 上 が る な ど の 理 由 が 考 え ら れ ま す が 䣍 家 庭 血 圧 が 本 当 に 正 常 で あ れ ば 䣍 診 察 室 血 圧 の み 高 く て も 降 圧 薬 に よ る 治 療 の 必 要 は 当 面 な い こ と が わ か 䣬 て き ま し た 䣎 た だ し 䣍 白 衣 高 血 圧 は 将 来 䣍 治 療 が 必 要 な 高 血 圧 に な る 可 能 性 が 高 い の で 䣍 血 圧 測 定 は 定 期 的 に 行 う よ う に し ま し 䣯 う 䣎 ● 仮 面 高 血 圧 ・ ・ ・ 白 衣 高 血 圧 と 反 対 に 䣍 健 康 診 断 や 診 察 の 時 は 正 常 な の に 家 庭 や 職 場 で の 血 圧 が 高 い 人 が い ま す 䣎 そ の よ う な 例 を 䣍 診 察 時 に は 高 血 圧 が 隠 れ て い る こ と か ら 䣓 仮 面 高 血 圧 䣔 と 呼 び ま す 䣎 こ の 仮 面 高 血 圧 の 人 は 䣍 診 察 室 血 圧 ・ 家 庭 血 圧 の 両 方 と も 高 い 䣓 持 続 性 高 血 圧 䣔 の 人 と お な じ く ら い 脳 心 血 管 病 を 発 症 し や す い の で 䣍 治 療 が 必 要 で す 䣎 喫 煙 者 䣍 精 神 的 ス ト レ ス の 高 い 人 䣍 身 体 的 活 動 度 の 高 い 人 䣍 ア ル コ 䤀 ル 多 飲 者 は 仮 面 高 血 圧 に な り や す い の で 䣍 意 識 的 に 家 庭 や 職 場 で 血 圧 を 測 る よ う に し ま し 䣯 う 䣎 仮 面 高 血 圧 に な り や す い 人 の 特 徴 は 䣍 高 血 圧 と 診 断 さ れ て 薬 を 飲 ん で い る 人 に も 当 て は ま り 䣍 こ れ は 治 療 不 十 分 で あ る こ と を 示 し て い ま す 䣎 高 血 圧 治 療 で は ２ ４ 時 間 に わ た 䣬 て 血 圧 が 良 好 で あ る こ と が 望 ま れ ま す 䣎 診 察 室 血 圧 が 正 常 で も 䣍 早 朝 な ど そ れ 以 外 の 時 間 帯 で 血 圧 が 高 い 場 合 は 䣍 医 師 と よ く 相 談 し 䣍 あ ら ゆ る 時 間 帯 で 正 常 血 圧 と な る よ う 取 り 組 み ま し 䣯 う 䣎 䣗 血 圧 が 高 い と な ぜ よ く な い か 䣘 血 圧 が 高 い 状 態 が 続 く と 䣍 血 管 の 内 側 が 傷 つ き や す く な り ま す 䣎 い わ ゆ る 動 脈 硬 化 が 進 み 䥹 血 管 の 内 側 が 厚 く な 䣬 て 䣍 柔 軟 性 を 失 う 事 䥺 䣍 血 管 の 抵 抗 が 増 え る 為 䣍 さ ら に 血 圧 が 上 昇 す る こ と が 起 こ 䣬 て き ま す 䣎 䥹 上 図 ③ を 参 照 䥺 そ の 結 果 次 の よ う な 疾 患 の 起 き る リ ス ク が 高 く な り ま す 䣎 ・ 狭 心 症 ・ 心 筋 梗 塞 ・ 脳 梗 塞 ・ 脳 出 血 他 に も 動 脈 硬 化 が 原 因 で 起 き る 様 々 な 病 気 の 原 因 に も な り ま す 䣎 ご 自 分 の 血 圧 と 比 べ て み ま し 䣯 う ！ 䣗 高 血 圧 の 薬 䥹 降 圧 剤 䥺 に つ い て 䣘 生 活 習 慣 だ け で は 下 が ら な い 場 合 は 降 圧 剤 が 必 要 に な り ま す 䣎 色 々 な 種 類 の 降 圧 剤 が あ り ま す が 䣍 医 師 と 相 談 し な が ら 決 め て く だ さ い 䣎 主 な 降 圧 剤 と し て 次 の よ う な 薬 が あ り ま す 䣎 高 血 圧 の タ イ プ や 䣍 そ の 他 の 病 気 の 有 無 な ど を 考 慮 し て 選 択 さ れ ま す 䣎 カ ル シ ウ ム 拮 抗 薬 血 管 を 広 げ て 血 圧 を 下 げ ま す 䣎 Ａ Ｒ Ｂ ／ Ａ Ｃ Ｅ 阻 害 薬 血 管 を 収 縮 さ せ る 体 内 の 物 質 を ブ ロ 䣹 ク し て 血 圧 を 下 げ ま す 䣎 䥹 Ａ Ｒ Ｂ 䥽 ア ン ジ オ テ ン シ ン 受 容 体 拮 抗 薬 Ａ Ｃ Ｅ 阻 害 薬 䥽 ア ン ジ オ テ ン シ ン 変 換 酵 素 阻 害 薬 ) 利 尿 薬 血 管 か ら 塩 分 と 水 分 䥹 血 流 量 䥺 を 抜 い て 血 圧 を 下 げ ま す 䣎 ベ 䤀 タ 䥹 β 䥺 遮 断 薬 心 臓 の 働 き を 抑 え て 血 圧 を 下 げ ま す 䣎 䣗 高 血 圧 の 定 義 䣘 高 血 圧 と は 䣍 血 圧 が 高 い と い う １ つ の 状 態 で す 䣎 高 血 圧 を 定 義 す る の に ど の 値 で 区 切 る か は 疫 学 デ 䤀 タ に 基 づ い て 䣍 心 血 管 系 合 併 症 の 頻 度 を 参 考 に し て 決 め ら れ て い ま す 䣎 一 般 的 に は 䣍 収 縮 期 血 圧 140 mmHg 以 上 䣍 ま た は 拡 張 期 血 圧 90mmHg 以 上 の 時 䣍 高 血 圧 と 診 断 さ れ ま す 䣎 高 血 圧 の 種 類 咆 厒 本 態 性 高 血 圧 症 呍 呍 呍 原 因 叏 わ 厭 只 友 厦 口 叏 可 言 厦 厒 高 血 圧 症 叏 咎 咅 ％ 以 上 厮 厵 れ 双 入 叫 叟 去 厓 本 態 性 高 血 圧 症 叐 遺 伝 的 友 因 子 句 生 活 習 慣 友 及 叏 環 境 因 子 厮 関 与 厹 叇 厦 召 叉 考 厪 只 れ 叇 厦 叟 去 厓 咇 厒 二 次 性 高 血 圧 症 呍 呍 呍 体 内 双 血 圧 上 昇 叏 原 因 叉 友 召 叐 叄 厯 叫 厹 叀 病 気 厮 厤 召 叉 厯 双 厒 厵 れ 可 二 次 性 高 血 圧 症 叉 呼 叔 叟 去 厓 二 次 性 高 血 圧 叐 高 血 圧 患 者 叏 咆 割 双 口 満 叀 友 厦 厱 只 厦 又 去 厓 本 態 性 高 血 圧 は 加 齢 と 共 に 患 者 数 が 増 え る の に 対 し て 䣍 二 次 性 高 血 圧 は 比 較 的 若 い 人 が か か る こ と が 多 い で す 䣎 二 次 性 高 血 圧 は そ の 原 因 が は 䣬 き り し て い て 䣍 主 に ４ 種 類 に 分 類 さ れ ま す 䣎 腎 臓 の 機 能 に 異 常 が あ る た め に 起 こ る 腎 性 高 血 圧 䣍 腎 臓 の 血 管 に 異 常 が お こ る 腎 血 管 性 高 血 圧 䣍 ホ ル モ ン の 異 常 に よ 䣬 て 起 こ る 内 分 泌 性 高 血 圧 䣍 大 動 脈 や 大 動 脈 弁 の 異 常 か ら お こ る 血 管 疾 患 に よ る 高 血 圧 の ４ つ で す 䣎 䣗 圧 䣔 と は 血 液 が 血 管 壁 を 押 す 力 の こ と 䣘 心 臓 は ポ ン プ の よ う に 血 液 に 圧 力 を か け 血 管 へ 送 り 出 し ま す 䣎 血 液 は ま ず 䣍 動 脈 を 通 䣬 て 全 身 の 細 胞 に 酸 素 や 栄 養 分 を 運 び ま す 䣎 次 に 䣍 静 脈 を 通 䣬 て 老 廃 物 な ど を 回 収 す る 役 割 を 担 い 再 び 心 臓 に 戻 䣬 て き ま す 䣎 こ う し た 心 臓 に よ る 血 液 循 環 で 䣍 人 間 の 生 命 は 維 持 さ れ て い ま す 䣎 䣓 血 圧 䣔 と は 䣍 血 液 の 圧 力 に よ 䣬 て 血 管 壁 が 押 さ れ る 力 の こ と で 䣍 心 臓 か ら 送 り 出 さ れ る 血 液 の 量 ( 心 拍 出 量 ) と 䣍 血 管 の 硬 さ 䥹 血 管 抵 抗 䥺 に よ 䣬 て 決 ま り ま す 䣎 心 拍 出 量 が 大 き く な れ ば 䣍 血 圧 は 上 が り 䣍 血 管 抵 抗 が 小 さ く な れ ば 䣍 血 圧 は 下 が る と い う 関 係 に あ り ま す 䣎 も う 一 つ 䣍 循 環 し て い る 血 液 の 量 も 関 係 し て き ま す 䣎 䣗 上 と 下 䣍 血 圧 を 示 す ２ つ の 数 字 の 意 味 は ？ 䣘 血 圧 を 測 定 す る と ２ つ の 値 が 記 録 さ れ ま す 䣎 い わ ゆ る 䣓 上 䣔 は 収 縮 期 血 圧 䥹 最 大 血 圧 䥺 䣍 䣓 下 䣔 は 拡 張 期 血 圧 䥹 最 小 血 圧 䥺 と い い ま す 䣎 心 臓 は 䣍 収 縮 と 拡 張 を 繰 り 返 す ポ ン プ の よ う な 働 き を す る こ と で 䣍 血 液 を 送 り 出 し て い ま す 䣎 心 臓 が 収 縮 し た と き に は 䣍 血 液 が 大 動 脈 に 送 り 出 さ れ 䣍 血 管 に 高 い 圧 力 が か か り ま す 䣎 こ れ が 収 縮 期 血 圧 䥹 最 大 血 圧 䥺 で す 䣎 反 対 に 䣍 血 液 を 送 り 出 し た 後 に 䣍 心 臓 が 拡 張 し て 䣍 肺 な ど か ら 血 液 を 吸 い 込 み ま す 䣎 こ の 時 に 血 圧 は 最 も 低 く な り 䣍 こ れ を 拡 張 期 血 圧 䥹 最 小 血 圧 䥺 と い い ま す 䣎 最 大 血 圧 と 最 小 血 圧 の 差 を 䣓 脈 圧 䣔 と い い ま す 䣎 又 䣍 そ れ ぞ れ の 血 管 の 部 位 で 血 圧 は 異 な り ま す 䣎 大 動 脈 圧 䣍 動 脈 圧 䣍 毛 細 血 管 圧 䣍 静 脈 圧 䣍 肺 動 脈 圧 等 の 圧 力 が あ り ま す が 䣍 一 般 的 に 血 圧 と い う 時 は 䣍 動 脈 に か か る 䣓 動 脈 圧 䣔 の 事 を い い ま す 䣎 そ し て 䣍 血 圧 を 測 定 す る 部 位 は だ い た い 上 腕 で す の で 䣍 一 般 に は 上 腕 動 脈 の 圧 を 血 圧 と し て い ま す 䣎 左 上 図 ② の 䣓 高 血 圧 治 療 ガ イ ド ラ イ ン 2019 䣔 で は 䣍 高 血 圧 を Ⅰ 度 ・ Ⅱ 度 ・ Ⅲ 度 の ３ 段 階 に 分 け 䣍 疾 病 リ ス ク と の 兼 ね 合 い で 䣍 い つ ど の よ う に 治 療 す る か を 医 師 が 判 断 す る よ う に な 䣬 て い ま す 䣎 正 常 高 値 血 圧 と い う の は 䣍 䣓 高 血 圧 の 一 歩 手 前 で 䣍 注 意 が 必 要 な レ ベ ル 䣔 と い う 意 味 で 䣍 高 血 圧 予 備 軍 の 段 階 で す 䣎 疾 病 リ ス ク が 高 い 場 合 は 治 療 の 対 象 と な り ま す 䣎 又 䣍 䥹 孤 立 性 䥺 収 縮 期 高 血 圧 と は 䣍 収 縮 期 血 圧 だ け が 特 に 高 い も の で 䣍 動 脈 硬 化 の 進 ん だ 高 齢 者 に 多 く み ら れ ま す 䣎 図-① 図－② 図－③ 血圧に基づいた脳心血管リスク
Transcript of 9× / } HÍ ì 8 9× / } HÍIy â)F ö Iz 9× / } _ ( E } r M HÎIy e V W q g!· Iz Õ $Ñ / 9× / }...
![Page 1: 9× / } HÍ ì 8 9× / } HÍIy â)F ö Iz 9× / } _ ( E } r M HÎIy e V W q g!· Iz Õ $Ñ / 9× / } í í í / } c 8 8 ^ ² ó [ · K r M HÎ Þ x *Ë ^ ] [ c 8 X v J 6 [ 6 b _ HÍ](https://reader034.fdocuments.nl/reader034/viewer/2022052503/60b19459c98ca472ab00dff8/html5/thumbnails/1.jpg)
ローリング療法新聞 第 29 号 2021 年 ～高血圧特集～
® ＲＯＬＬＩＮＧ
血圧は測定時の条件で変化することがあり
それぞれの条件で基準値も異なり
ます
高血圧は診察室血圧と診察室外血圧によ
て
正常域血圧
白衣高血
圧
仮面高血圧
持続性
高血圧に分けられます
左上図①参照
●白衣高血圧・・・血圧はいろいろな条件で変動します
家庭や職場などではいつも
13
5/85
mm
Hg
未満であるのに
診察室血圧は高血圧基準である1
40
/90m
mH
g
を超える人
がいます
このように診察時のみ
白衣の前では
血圧が高くなる例を
白衣高血圧
と
呼びます
これには
診察時に緊張して血圧が上がるなどの理由が考えられますが
家庭
血圧が本当に正常であれば
診察室血圧のみ高くても降圧薬による治療の必要は当面ない
ことがわか
てきました
ただし
白衣高血圧は将来
治療が必要な高血圧になる可能性
が高いので
血圧測定は定期的に行うようにしまし
う
●仮面高血圧・・・白衣高血圧と反対に
健康診断や診察の時は正常なのに家庭や職場
での血圧が高い人がいます
そのような例を
診察時には高血圧が隠れていることから
仮面高血圧
と呼びます
こ
の仮面高血圧の人は
診察室血圧・家庭血圧の両方とも高い
持続性高血圧
の人とおな
じくらい脳心血管病を発症しやすいので
治療が必要です
喫煙者
精神的ストレスの高
い人
身体的活動度の高い人
アルコ
ル多飲者は仮面高血圧になりやすいので
意識的
に家庭や職場で血圧を測るようにしまし
う
仮面高血圧になりやすい人の特徴は
高血
圧と診断されて薬を飲んでいる人にも当てはまり
これは治療不十分であることを示して
います
高血圧治療では２４時間にわた
て血圧が良好であることが望まれます
診察室
血圧が正常でも
早朝などそれ以外の時間帯で血圧が高い場合は
医師とよく相談し
あ
らゆる時間帯で正常血圧となるよう取り組みまし
う
血圧が高いとなぜよくないか
血圧が高い状態が続くと
血管の内側
が傷つきやすくなります
いわゆる動脈硬化が進み
血管の内側
が厚くな
て
柔軟性を失う事
血管
の抵抗が増える為
さらに血圧が上昇
することが起こ
てきます
上図③を
参照
その結果次のような疾患の起きるリス
クが高くなります
・狭心症
・心筋梗塞
・脳梗塞
・脳出血
他にも動脈硬化が原因で起きる様々な
病気の原因にもなります
ご自分の血圧と比べてみまし
う！
高血圧の薬
降圧剤
について
生活習慣だけでは下がらない場合
は降圧剤が必要になります
色々な
種類の降圧剤がありますが
医師と
相談しながら決めてください
主な
降圧剤として次のような薬があり
ます
高血圧のタイプや
その他の
病気の有無などを考慮して選択さ
れます
カルシウム拮抗薬
血管を広げて
血圧を下げます
ＡＲＢ／ＡＣＥ阻害薬
血管を収
縮させる体内の物質をブロ
クし
て血圧を下げます
ＡＲＢ
アンジオテンシン受容体
拮抗薬
ＡＣＥ阻害薬
アンジオテ
ンシン変換酵素阻害薬)
利尿薬
血管から塩分と水分
血流
量
を抜いて血圧を下げます
ベ
タ
β
遮断薬
心臓の働きを
抑えて血圧を下げます
高血圧の定義
高血圧とは
血圧が高いという１つの状態です
高血圧を定義するのにどの値で区切るかは疫
学デ
タに基づいて
心血管系合併症の頻度を参考にして決められています
一般的には
収縮
期血圧140
mm
Hg
以上
または拡張期血圧9
0mm
Hg
以上の時
高血圧と診断されます
高血圧の種類
本態性高血圧症
原因
わ
言
高血圧症
％以上
れ
入
本態性高血圧症
遺伝的
因子
生活習慣
環境因子
関与
考
れ
二次性高血圧症
体内
血圧上昇
原因
病気
れ
二次性高血圧症
呼
二次性高血圧
高血圧患者
割
満
本態性高血圧は加齢と共に患者数が増えるのに対して
二次性高血圧は比較的若い人がかかることが多いで
す
二次性高血圧はその原因がは
きりしていて
主に４種類に分類されます
腎臓の機能に異常があるた
めに起こる腎性高血圧
腎臓の血管に異常がおこる腎血管性高血圧
ホルモンの異常によ
て起こる内分泌
性高血圧
大動脈や大動脈弁の異常からおこる血管疾患による高血圧の４つです
圧
とは血液が血管壁を押す力のこと
心臓はポンプのように血液に圧力をかけ血管へ送り出します
血液はまず
動脈を通
て全身の細胞に酸素や栄
養分を運びます
次に
静脈を通
て老廃物などを回収する役割を担い再び心臓に戻
てきます
こうした心臓
による血液循環で
人間の生命は維持されています
血圧
とは
血液の圧力によ
て血管壁が押される力のこ
とで
心臓から送り出される血液の量(
心拍出量)と
血管の硬さ
血管抵抗
によ
て決まります
心拍出量が大
きくなれば
血圧は上がり
血管抵抗が小さくなれば
血圧は下がるという関係にあります
もう一つ
循環し
ている血液の量も関係してきます
上と下
血圧を示す２つの数字の意味は？
血圧を測定すると２つの値が記録されます
いわゆる
上
は収縮期血圧
最大血圧
下
は拡張期血圧
最小血圧
といいます
心臓
は
収縮と拡張を繰り返すポンプのような働
きをすることで
血液を送り出しています
心臓が収縮したときには
血液が大動脈に送
り出され
血管に高い圧力がかかります
こ
れが収縮期血圧
最大血圧
です
反対に
血液を送り出した後に
心臓が拡張して
肺
などから血液を吸い込みます
この時に血圧
は最も低くなり
これを拡張期血圧
最小血
圧
といいます
最大血圧と最小血圧の差を
脈圧
といいます
又
それぞれの血管の
部位で血圧は異なります
大動脈圧
動脈圧
毛細血管圧
静脈圧
肺動脈圧等の圧力があ
りますが
一般的に血圧という時は
動脈に
かかる
動脈圧
の事をいいます
そして
血圧を測定する部位はだいたい上腕ですの
で
一般には上腕動脈の圧を血圧としていま
す
左上図②の
高血圧治療ガイ
ドライン2019
では
高血圧
をⅠ度・Ⅱ度・Ⅲ度の３段階
に分け
疾病リスクとの兼ね
合いで
いつどのように治療
するかを医師が判断するよ
うにな
ています
正常高値血圧というのは
高血圧の一歩手前で
注意
が必要なレベル
という意味
で
高血圧予備軍の段階で
す
疾病リスクが高い場合は
治療の対象となります
又
孤立性
収縮期高血圧と
は
収縮期血圧だけが特に高
いもので
動脈硬化の進んだ
高齢者に多くみられます
図-① 図－②
図－③ 血圧に基づいた脳心血管リスク
![Page 2: 9× / } HÍ ì 8 9× / } HÍIy â)F ö Iz 9× / } _ ( E } r M HÎIy e V W q g!· Iz Õ $Ñ / 9× / } í í í / } c 8 8 ^ ² ó [ · K r M HÎ Þ x *Ë ^ ] [ c 8 X v J 6 [ 6 b _ HÍ](https://reader034.fdocuments.nl/reader034/viewer/2022052503/60b19459c98ca472ab00dff8/html5/thumbnails/2.jpg)
編集・発行 蓑原ローリング療法協会 〒145-0071 東京都大田区田園調布 2-44-5 \20
1， 減塩 ２，太りすぎない様に ３，節酒・禁煙 ４，適度な運動 ５，ストレスからの回避など出来る事から初めてみましょう。
ローリング療法では、手足の指先から頭・耳、その他全身をローリングすることで血行を良くし、ツボや反射区を利用して血圧を下げます。
(詳細はローリング療法師におたずねください)
ツボをローリングすることで、その刺激が脳に伝わり、自律神経を調整し、色々な化学物質(オキシトシン・オピオイド・ＧＡＢＡなど)が放出
され、降圧作用が期待できます。ツボはたくさんありますが、今回はこの３つを取り上げました。
体表に現れる反射を利用して血圧を下げる効果をねらいます。反射には色々な種類があり、内臓−内臓反射(自律神経が担う)頸部の動脈圧受容
器で感知して血圧を調整したり、体性−内臓反射(体性感覚神経と自律神経が担う)で、体表に刺激を加えて、自律神経を介しホルモン等を放出
させ血圧に作用します。その他内臓の不調が体表に現れる反射もあり、ローリングでは体表に出来たしこりをローリングすることで血圧を下げ
ます。
代表的なものが、首筋まわり・頭部・耳部の反射になります。
ふくらはぎは日中一番血液がたまっているところです。
ここをローリングする事で血液の流れを良くし、
尿を多く作ることで血圧を下げる効果があります。
別名、第２の心臓と言われています。
●最後にローリング療法には「動養」と言う言葉があります。
動くことで養生するという意味で、ローリング療法の創始者もとても大事にしていました。
本部の標語にもなっています。【動養の動は、気持ちよく動くことで、無理な、痛い、辛い運動は動養
ではありません。】血圧を下げるには気持ち良く歩くことが、もっとも大事な動養です。動養の反対を静養といいます。
日常生活の中で、血圧を上手にコントロールしましょう。
ここではビューティミニを使った、血圧を下げるセルフローリング法をご紹介します。
＊動画も参考にして下さい。(QR コードを呼び込むことで東京ローリング健康センター公式「ＹＯＵ ＴＵＢＥ 」へつながります)
合谷は人差し指の中手骨をたどっ
た圧痛部位です。
合谷を人差し指側に向けて少し痛
気持ちよい程度で、左右１分ずつ
ローリングします。
血圧以外にも、歯痛にも有効です。
内関は手首の内側の横じわから指３
本分上の中央部です。内関を上下にゆ
っくりと左右１分ずつローリングし
ます。
このツボは、吐き気にも有効です。
天柱は後頭部の髪の生え際で、首筋の中
心にある筋肉(僧帽筋)のすぐ外側で押す
と気持ちよいところです。
ビューティミニを逆さに持つとローリン
グが行いやすくなります。
●まずは、高血圧に効く「ツボ」をローリングしてみましょう。
●次は、反射区をローリングしてみましょう。
首まわりのローリングは、筋肉の緊
張をやわらげ血圧を下げます。
＊頚動脈洞反射の作用により、血圧
が下がりすぎてフラつく事がありま
す。
頭部には、血管拡張収縮区という反射
区があります。そこをローリングし、全
体の血管が拡張することで、血圧を下
げる効果があると言われています。左
右一分ずつローリングします。
耳全体を軽くローリングします。心地よいドーゼで行
って下さい。その後、耳介（耳全体）を手のひら全体
でやさしく揉みます。次に耳介を折り曲げて同じよう
に７～１０回程度押しながら揉みます。最後に耳介を
軽く引っ張り終わります。
痛みのある場合は、無理のないように行って下さい。
●ふくらはぎもローリングしてみましょう。 ふくらはぎの内側・外側
を少し痛気持ちよい程
度に、ローリングしまし
ょう。
血管拡張収縮区
内関
創始者 蓑原右欣直筆の動養の書
![Jaarrekening 2017 van Fietsmaatjes Teylingen · o v } ï í r í î r î ì í ò v ï í r í î r î ì í ó ] o À } o P W d } o ] Z ] v P } o v W](https://static.fdocuments.nl/doc/165x107/5fc67cb16b09b148a42375f7/jaarrekening-2017-van-fietsmaatjes-teylingen-o-v-r-r-v.jpg)
![3 - Training Helder schrijven 2018-05-14 · / v Ì } } u v } í W µ µ µ td ] í / v Ì } } u v } í W µ µ µ td ] í](https://static.fdocuments.nl/doc/165x107/5e69560d2621db78a82794df/3-training-helder-schrijven-2018-05-14-v-oe-u-v-w-td-.jpg)
![: X UW Z U W · e Á z } l u î ì î ì u î ì í ô u î ì í ñ u î ì í ï u î ì í í u î ì ì õ u î ì ì ó u î ì ì ð u î ì ì í u í õ õ ô x ^ ] o v U](https://static.fdocuments.nl/doc/165x107/5e8122efcfc03f7ea4415448/-x-uw-z-u-w-e-z-l-u-u-u-u-.jpg)
