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シンガポール出張報告書 佐藤研究室 修士1年 池田すみれ
9/7 シンガポール国立大学にて、学生による口頭およびポスター発表 9/8, 9 バイオポリス matrixにて、各大学の教授らによる口頭発表 1. 学生による口頭およびポスター発表 第 1 日目は、各大学から集まった学生による口頭およびポスター発表が行われた。私自身も研究テーマである「核膜孔と微小管の関わり」について、口頭
発表とポスター発表を行った。口頭発表では自分の研究分野とは離れた人が多
いこと、また、自分自身はじめての英語での研究発表であることから、出来る
だけ簡単な言葉でわかりやすく説明することを意識した。この場では、質疑応
答などがなかったため正直なところどれだけ発表内容が聴衆に伝わったかがよ
くわからなかった しかし、続くポスター発表のときに口頭発
表で興味を持ってくれたのか、他大学の方が
ポスターを見に来てくれ、セッションするこ
とができた。特に印象深かったのは、私の研
究内容についてヒト細胞の知見から意見をく
れた学生がいたことだ。私自身はモデル生物
として分裂酵母を使って研究をしているが、
今回のポスターセッションで高等生物での核
膜の理解が甘かったことを認識した。また、
この時の意見を持ち帰り、日本で更に幾つか
のことを調べた結果また新たな仮説が生まれ
た。これについて現在実験を進めている段階
であり、このポスターセッションは非常に有意義なものであったと感じた。 2. 各大学の教授らによる口頭発表 第2−3日目は各大学の教授らによる研究の口頭発表があった。今回の発表で
全体的に印象的だったのが細胞骨格では微小管ではなくアクチンについての研
究者が多いということだ。普段は研究室内のみで研究の話をすることが多いの
で、細胞骨格の中でも様々な分野があることを知れてとても興味深い時間だっ
た。これからも積極的に色々な学会やシンポジウムに参加して視野を広げてい
きたいと思った。