第2回あゆみ研修会の報告 - anjo-sh.aichi-c.ed.jp · 発達障害 の知識 がない...

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第2回あゆみ研修会の報告 8月9日に行いました第2回あゆみ研修会には、たくさんの先生 方に参加していただきました。 今回の研修会では、アスペ・エルデの会 医療臨床統括ディレ クターの石川道子先生に「発達障害のある子の問題行動への対 応」と題して講演をしていただきました。 最初に発達障害について整理をしていただきました。その後、 学校でよく問題行動といわれることを具体例を挙げながら、子ども の視点から詳しく解説していただくとともに対応についても教えて いただきました。 石川先生がこの日に使われたプレゼンテーションの資料は、本 校のホームページからダウンロードすることができます。 安城養護学校のホームページを開き お知らせ 教育相談 の順にアイコンをクリックしてください。パワーポイン トのデータが入っていますので、ご活用ください。 参加者の皆さんから 【講演について】 ○発達障害の知識がない頃、子どもたちにかわいそうなことをしてしまったと反省しながら聴きました。 ○発達障害への理解を深めるということは、子どもたち全体の指導や受けとめ方を深めることだと思っています。 ○「正しい、理知的な、やさしい指導」をすると、自分が楽になる気がします。 ○私達がどう動いたらいいのか、どのような指導の仕方が大切かよくわかりました。もう一度続きが聴きたいです。 ○子どもたちには丁寧に指導しようと思いました。2学期から少し優しくなれるかもしれません。 ○してはいけないことをたくさんしているなと反省しました。 【安城養護学校に望むこと】 ○安城養護学校のセンター的機能として行われている諸活動を、より多くの教員に知ってもらえるようにパンフレットな どをより多くの人に配布されるような工夫があるとありがたい。 ○支援グッズがホームページで公開される日を楽しみにしています。特に自閉症児の支援のための絵があるとうれし いです。 ○このような研修会をたくさんしていただき、養護学校と小学校との連携を深めたい。 ○特別支援学級への指導助言をしてほしい。 研修会を終えて 今回の研修会を計画するに当たっては、昨年度のアンケートを参考にさせていただきました。石川道子先生のお話 が是非とも聞いてみたいという声がたくさんありましたので、無理を覚悟の上でお願いしてみました。石川先生は、大 変お忙しい先生で夏季休業中の平日はすべて予定が入っているが、土曜日なら空いている日があるということでした ので、お願いをして引き受けていただきました。石川先生のお話は、情熱的で、参加者の皆さんは、話に引き込まれた のではないでしょうか。具体的な事例を挙げながら、大変わかりやすく話していただけたので、今後の実践のヒントを おみやげとして持って帰っていただけたことと思います。 今回の講演会では、191名の方にご応募をいただきました。募集を開始して1週間で定員の8割ほどが集まるよう な状況でした。特別支援教育に対する関心の高さを感じ、うれしく思いました。 今回は、安城市教育委員会のご厚意で、安城市教育センターをお借りすることができました。たくさんの先生方に快 適な環境で講演を聴いていただけたことと思います。来年度につきましても、今回のアンケートを参考にさせていただ き、地域の先生方に満足していただける研修会を計画していきたいと考えています。 安城養護学校地域支援通信 7号 平成20年9月16日発行

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第2回あゆみ研修会の報告8月9日に行いました第2回あゆみ研修会には、たくさんの先生

方に参加していただきました。

今回の研修会では、アスペ・エルデの会 医療臨床統括ディレ

クターの石川道子先生に「発達障害のある子の問題行動への対

応」と題して講演をしていただきました。

最初に発達障害について整理をしていただきました。その後、

学校でよく問題行動といわれることを具体例を挙げながら、子ども

の視点から詳しく解説していただくとともに対応についても教えて

いただきました。

石川先生がこの日に使われたプレゼンテーションの資料は、本

校のホームページからダウンロードすることができます。

安城養護学校のホームページを開き お知らせ 教育相談 の順にアイコンをクリックしてください。パワーポイン

トのデータが入っていますので、ご活用ください。

参加者の皆さんから【講演について】

○発達障害の知識がない頃、子どもたちにかわいそうなことをしてしまったと反省しながら聴きました。

○発達障害への理解を深めるということは、子どもたち全体の指導や受けとめ方を深めることだと思っています。

○「正しい、理知的な、やさしい指導」をすると、自分が楽になる気がします。

○私達がどう動いたらいいのか、どのような指導の仕方が大切かよくわかりました。もう一度続きが聴きたいです。

○子どもたちには丁寧に指導しようと思いました。2学期から少し優しくなれるかもしれません。

○してはいけないことをたくさんしているなと反省しました。

【安城養護学校に望むこと】

○安城養護学校のセンター的機能として行われている諸活動を、より多くの教員に知ってもらえるようにパンフレットな

どをより多くの人に配布されるような工夫があるとありがたい。

○支援グッズがホームページで公開される日を楽しみにしています。特に自閉症児の支援のための絵があるとうれし

いです。

○このような研修会をたくさんしていただき、養護学校と小学校との連携を深めたい。

○特別支援学級への指導助言をしてほしい。

研修会を終えて今回の研修会を計画するに当たっては、昨年度のアンケートを参考にさせていただきました。石川道子先生のお話

が是非とも聞いてみたいという声がたくさんありましたので、無理を覚悟の上でお願いしてみました。石川先生は、大

変お忙しい先生で夏季休業中の平日はすべて予定が入っているが、土曜日なら空いている日があるということでした

ので、お願いをして引き受けていただきました。石川先生のお話は、情熱的で、参加者の皆さんは、話に引き込まれた

のではないでしょうか。具体的な事例を挙げながら、大変わかりやすく話していただけたので、今後の実践のヒントを

おみやげとして持って帰っていただけたことと思います。

今回の講演会では、191名の方にご応募をいただきました。募集を開始して1週間で定員の8割ほどが集まるよう

な状況でした。特別支援教育に対する関心の高さを感じ、うれしく思いました。

今回は、安城市教育委員会のご厚意で、安城市教育センターをお借りすることができました。たくさんの先生方に快

適な環境で講演を聴いていただけたことと思います。来年度につきましても、今回のアンケートを参考にさせていただ

き、地域の先生方に満足していただける研修会を計画していきたいと考えています。

安城養護学校地域支援通信 7号 平成20年9月16日発行

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◆◆◆ この通信に関するお問い合わせは ◆◆◆

安城市桜井町伝左20 (〒 444-1154)愛知県立安城養護学校 TEL 0566-99-3345 FAX 0566-99-5479地域支援部(担当 山本) URL http://www.anjo-sh.aichi-c.ed.jp/

E-Mail [email protected](地域支援部専用アドレス)

この

研修会等の情報

★『愛知県特別支援教育フォーラム』

日 時 : 平成20年10月24日(金) 午後1:00~4:40

会 場 : ウィルあいち(愛知県女性総合センター)4F 大ホール

(名古屋市東区上堅杉町1 【電話】052-962-2511)

内 容 : <講演>

「ありのままで ~LDの息子とともに~」 五十嵐めぐみ氏(女優)

<シンポジウム>

テーマ 「ひとりひとりの子どもに 今できること」

指定討論者 横田雅史氏 (愛知みずほ大学教授)

シンポジスト 多久島睦美氏(あいちLD親の会かたつむり代表)他

費 用 : 無料

申 込 み : 参加ご希望の方は、FAXにて事前にお申し込みが必要です。

問合せ先 : 愛知県教育委員会特別支援教育課 振興・就学グループ

【電話】052-954-6792 【 FAX 】052-954-6964

★平成20年度 日本 LD 学会・公開シンポジウム 『発達的視点に立つ特別支援教育の展開』

日 時 : 平成20年11月15日(土) 午前10:00~午後4:00

場 所 : 名城大学 天白キャンパス(名城ホール)北館N101

内 容 : 基調講演『発達的視点に立つ特別支援教育の展開』

上野一彦氏(日本LD学会会長、東京学芸大学教授)

特別講演『心と脳の活性化-主体性・能動化・快感情が決め手』

舟橋厚氏(愛知県心身障害者コロニー 発達障害研究所 教育福祉部室長、医学博士)

シンポジウム『特別支援教育における連続性の構築-乳幼児から思春期にいたる-』

【シンポジスト】宇野成佳氏(愛知県教育委員会)他

【指定討論者】柘植雅義氏(兵庫教育大学大学院教授) 山岡修氏(全国LD親の会会長)

参 加 費 : 1000円

申 込 み : 事前の申込みは不要です。

LD、ADHD、高機能自閉症等の発達障害のある子どもが持つ、困難や困難の要因に合わせて、

効果のあるサポートツール約 440 種類を収集・開発し、体系的に整理して、データベース化してあり

ます。このサポートツール・データベースは、子どもが抱えている具体的な困難から有効と思われる

ツールを検索することができますので、子どもに対して、今すぐ利用できるてだてをみつけやすく、

はやい対応が可能になります。一度のぞいてみてはいかがでしょうか。

「全国 LD 親の会」のホームページ(http://www.normanet.ne.jp/~zenkokld/)からも入れます。

ダブル

ク リ ッ ク(サイト紹介)

発達障害児のためのサポートツール・データーベース(教材教具DB)

http://www.jpald.net/research/