NATIONA HOSPITA ORANIATION MI CHUO MDICA CNTR 三重...

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三重中央だより 三重中央だより 三重中央だより 三重中央だより 当院の理念(Principleいのちの尊さを自覚し、病む人の身になって、安心で質の高い医療を行います。 平成30年7月・第87号/通巻133三重中央医療センター 三重中央医療センター NATIONAL HOSPITAL ORGANIZATION MIE CHUO MEDICAL CENTER NATIONAL HOSPITAL ORGANIZATION MIE CHUO MEDICAL CENTER 三重中央医療センターを支える 医療従事者特集 薬剤部 薬剤部 顔の見える薬剤師を目指して 長寿社会の到来、疾病構造の変化などにより国 民の医療ニーズは多様化しています。また、科学 技術の進歩により、医療技術の高度化・専門化が 進んでいます。こうした背景の中、医療現場にお いて薬剤師に期待される職能も拡大の一途となっ ており、薬物療法に係る医薬品の適正使用並びに 安全使用に対する薬剤師の責務は益々大きくなっ ています。 思い起こせば、私が旧国立病院に奉職した35年 前は、院外処方も普及しておらず、病院薬剤師は 一日中調剤に追われ、毎日が患者さんの待ち時間 との戦いでした。電子カルテどころかオーダリン グシステムもない時代でしたから如何にして(個 性的な?)手書きの処方せんを解読し、スピード をもって調剤するかが要求された時代でした。既 に一部の先駆的な病院では、大学と連携して臨床 薬学のアプローチが実践されていましたが、極め て例外的なものでした。 こうした薬剤師の業務転換となったのが、昭和 61年に入院調剤技術料として保険点数化された入 院患者さんへの服薬指導業務でした。病棟薬剤業 務の幕開けです。今まで薬局の中に閉じこもって いた薬剤師が入院患者さんのもとを訪問し、直接 指導することは画期的なことでした。私自身、病 棟担当薬剤師として、各種疾病の病態、治療方法、 検査データの解釈など遮二無二に学んだことが思 い出されます。 その後の診療報酬改定で、入院調剤技術料は薬 剤管理指導料と改められ、更に薬剤師が医療従事 者の負担軽減及び薬物療法の有効性、安全性に寄 与することを評価した病棟薬剤業務実施加算が平 成24年に新設されました。薬剤師は自宅での服薬 状況のヒアリング、持参薬の鑑別及び服薬計画の 提案、医薬品情報の適切な収集・医療従事者への 周知、相互作用の確認、ハイリスク薬の流量又は 投与量のチェック、抗がん剤等の無菌調製、退院 時の薬学的管理指導など入院時から退院に至るま での間の切れ目のない薬学的管理が求められ、薬 剤部では日々、病棟薬剤業務の質的向上に努めて います。 一方、チーム医療に目を向けると薬剤師は、医 療安全、抗菌剤適正使用支援、感染制御、がん化 学療法、緩和医療、褥瘡対策、精神科リエゾン、 栄養サポート、摂食嚥下、認知症などの各種チー ム医療に薬物療法の専門家として参画しており、 病院内のチーム医療に欠くことが出来ないメン バーとなっています。 今後も「“くすり”のあるところ常に薬剤師あり」 をモットーに薬剤部では、顔の見える薬剤師を目 指して日々精進していきたいと考えています。 薬剤部長  阿部康治 1

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三重中央だより三重中央だより三重中央だより三重中央だより当院の理念(Principle)●いのちの尊さを自覚し、病む人の身になって、安心で質の高い医療を行います。

平成30年7月・第87号/通巻133号

三重中央医療センター三重中央医療センターNATIONAL HOSPITAL ORGANIZATION MIE CHUO MEDICAL CENTERNATIONAL HOSPITAL ORGANIZATION MIE CHUO MEDICAL CENTER

三重中央医療センターを支える医療従事者特集 ①

薬剤部薬剤部

顔の見える薬剤師を目指して 長寿社会の到来、疾病構造の変化などにより国民の医療ニーズは多様化しています。また、科学技術の進歩により、医療技術の高度化・専門化が進んでいます。こうした背景の中、医療現場において薬剤師に期待される職能も拡大の一途となっており、薬物療法に係る医薬品の適正使用並びに安全使用に対する薬剤師の責務は益々大きくなっています。 思い起こせば、私が旧国立病院に奉職した35年前は、院外処方も普及しておらず、病院薬剤師は一日中調剤に追われ、毎日が患者さんの待ち時間との戦いでした。電子カルテどころかオーダリングシステムもない時代でしたから如何にして(個性的な?)手書きの処方せんを解読し、スピードをもって調剤するかが要求された時代でした。既に一部の先駆的な病院では、大学と連携して臨床薬学のアプローチが実践されていましたが、極めて例外的なものでした。 こうした薬剤師の業務転換となったのが、昭和61年に入院調剤技術料として保険点数化された入院患者さんへの服薬指導業務でした。病棟薬剤業務の幕開けです。今まで薬局の中に閉じこもっていた薬剤師が入院患者さんのもとを訪問し、直接指導することは画期的なことでした。私自身、病棟担当薬剤師として、各種疾病の病態、治療方法、検査データの解釈など遮二無二に学んだことが思い出されます。 その後の診療報酬改定で、入院調剤技術料は薬剤管理指導料と改められ、更に薬剤師が医療従事

者の負担軽減及び薬物療法の有効性、安全性に寄与することを評価した病棟薬剤業務実施加算が平成24年に新設されました。薬剤師は自宅での服薬状況のヒアリング、持参薬の鑑別及び服薬計画の提案、医薬品情報の適切な収集・医療従事者への周知、相互作用の確認、ハイリスク薬の流量又は投与量のチェック、抗がん剤等の無菌調製、退院時の薬学的管理指導など入院時から退院に至るまでの間の切れ目のない薬学的管理が求められ、薬剤部では日々、病棟薬剤業務の質的向上に努めています。 一方、チーム医療に目を向けると薬剤師は、医療安全、抗菌剤適正使用支援、感染制御、がん化学療法、緩和医療、褥瘡対策、精神科リエゾン、栄養サポート、摂食嚥下、認知症などの各種チーム医療に薬物療法の専門家として参画しており、病院内のチーム医療に欠くことが出来ないメンバーとなっています。 今後も「“くすり”のあるところ常に薬剤師あり」をモットーに薬剤部では、顔の見える薬剤師を目指して日々精進していきたいと考えています。

薬剤部長 阿 部 康 治

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 超高齢化社会に突入している日本では、がん患者さんの増加に伴いがん慢性疼痛に効果的な麻薬の使用量が増えています。麻薬というと恐ろしいもの、手を出してはいけないというイメージがあるかもしれませ

ん。私は麻薬管理者として、病院内で使用される医療用麻薬を病院スタッフが適切に扱い、患者さんに安心して使われるように指導・管理しています。また、病棟薬剤師には、日々、患者さんの痛みに適切に向き合うように指導をしています。

 当院では外来患者さんのお薬は院外処方せんがほとんどですので、病院内に薬局?どこにあるの?と聞かれ

ることもしばしば… 1階の会計窓口の裏手に調剤室がひっそりとあります。御用の方は、6番窓口の呼び鈴を押してください☆ 調剤室では、主に入院患者さんの内服薬・外用薬・自己注射薬などを扱っています。安心安全をモットーに、電子カルテや監査システムを活用し、患者さん個々に合わせたお薬を調製しています。

 薬務室では、薬事委員会事務局、医薬品の供給・保管管理をメインの業務として行っています。薬事委員

会では医薬品の新規採用、採用中止、後発品の選定等の審議を円滑に運用できるよう各診療科の先生方と調整を行っています。 マスタ担当者としては、電子カルテを使った処方入力がスムーズに行えるよう薬品マスタの登録・管理などのメンテナンスを行っています。 今後は一般名処方の運用等、新たな取り組みに尽力していきたいと考えています。

 医療の進歩と共に、薬の種類も豊富になり、その使用方法も複雑になっています。そのため、誤った薬の使用が患者さんの不利益につながる恐れがあります。私は医薬品安全管理責任者として薬を正しく安全に患

者さんに使用されるための活動をしています。また、感染対策・抗菌薬適正使用支援チームの一員として、抗菌薬等の適正使用の支援や薬学実習生等の担当として、将来の薬剤師を育成にも励んでいます。

 注射室では入院・外来患者さんに投与される注射薬の調剤を行っております。当院ではアンプルピッカーと呼ばれる機械を使用して効率的に、ま

た、間違った薬を調剤しないように注射薬を調剤し、用法・用量など問題ないか十分に検討を行い、患者さんごとにセットして病棟・外来へ払い出しています。 製剤室では院内製剤の調製、供給、管理を行っています。様々なニーズに対応するため、薬機法や製造物責任法などに照らし合わせ、医の倫理に基づき安心安全な薬剤を提供するように努めています。

 医薬品情報(Drug Information:DI)管 理室では、医薬品が適正かつ安全に使われるように医薬品情報の収集・管理・発信

を行っています。厚生労働省、PMDA、各製薬会社より発信される最新の情報を収集・整理し、医薬品が適正に使用されるよう毎月DIニュース

(定期新聞のようなものです!)を発行しています。また、患者さんや医療スタッフに医薬品を安心・安全に使用していただくために、説明書や資料の作成をしています。医薬品に関してご要望がありましたらお気軽にDI室まで!

副薬剤部長 溝口 和代

調剤室担当

薬務室・マスタ担当

副薬剤部長 伊藤 文隆

注射室・製剤室担当

医薬品情報管理室担当

三重中央医療センターは地域医療支援病院です

大越智子・大西知絵・近藤恵子・安藤 究

山田 潤・青木まりあ・青木英里

山本高範・春田桃歩・鈴山直寛 鈴木由真・鬼頭大輔・吉見倫枝

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 私たちは抗癌剤治療に関する業務全般を担当しております。 主に抗癌剤投与前の投与基準や投与量の最終確認、抗癌剤調製、レジメン管理などです。 抗癌剤はしばしば諸刃の

剣と言われますが、効果と副作用には切っても切れない関係があります。抗癌剤の効果を最大限発揮し、副作用を最小限に抑えられるよう、そして、患者さんが抗癌剤治療を安全にそして安心して受けられるよう、医師・看護師と共によりよい抗癌剤治療を目指していきます。

  N S T ( N u t r i t i o n Support Team)では各職種の専門スタッフと栄養管理について週1回カンファレンスと回診を行っています。

 私たちは主に患者さんの病態に合わせて輸液や内服薬などの処方提案を行っています。薬剤の投与速度や薬剤による副作用の確認を行い、主治医や病棟看護師、病棟担当薬剤師と情報共有をしています。 患者さん一人ひとりに対して少しでも食事摂取や栄養の状態が良くなるよう、今後も栄養のサポートをしていきたいと思います。

 「褥瘡」と言われても聞き慣れないかもしれません。褥瘡=床ずれのことです。自分で動くことができず、寝返りがうてなかったりすると、褥瘡ができやすくなります。 皮膚科医師、皮膚・排泄ケ

ア認定看護師、管理栄養士と一緒に、入院患者さんの褥瘡を診ています。 褥瘡が早く治ってもらえるように、褥瘡対策チームで適切な外用薬を選び、使い方をお話しています。

 感染症の治療は、適正に抗菌薬を投与しなければ患者様の命に関わり、抗菌薬を乱用すれば耐性菌を広げる原因となります。私

たちは、そんな感染症の拡大を予防し、より的確な治療を行うために、抗菌薬や消毒薬の選択、使用量の確認といった、お薬の適正使用をサポートしています。日々、感染症の患者さんに気を配り、院内で発生する感染症や、抗菌薬の使用状況に目を光らせながら、医師、看護師、検査技師などと協力して、感染管理に努めています。

 私たち緩和ケアチームの薬剤師は、末期がんのほか治癒の難しい重病患者さんの苦痛に対して、薬剤師の立場から患者さんをサポートします。具体的には、

患者さんの困っている症状(痛みなど)に対して、苦痛を緩和する薬の使用を医師と相談したり、患者さんやそのご家族の方へ薬の使い方を説明したりします。現在当院の緩和ケアチームでは、2名の薬剤師が活動しており、多くの職種と協力しながら患者さんの苦痛を緩和できるよう取り組んでいます。

 災害時には医薬品は重要であり、災害拠点病院として最低3日分の生命維持に必要な医薬品を重点的に備蓄管理しています。コメ

ディカルの中でも薬剤部にDMAT隊員が2名も取得している部門であり、その専門性を活かして活動しています。災害時に医薬品の供給管理、派遣用の医薬品の管理等を行っています。また、門前薬局や卸業者とも医薬品供給の流れを確認するために年に1回の災害訓練での連携も行っています。今後,正式に連携関係を構築するために協定を締結していく予定です。

化学療法担当

栄養サポートチーム担当

褥瘡対策チーム担当

感染対策チーム担当

緩和ケアチーム担当

災害対策チーム担当

市川和哉・倉田玲奈

小西友美・伊藤文隆・松田明里紗

青木英里・鈴木由真山本高範・青木まりあ

大西知絵

鬼頭大輔・鈴山直寛

三重中央医療センターは災害拠点病院です

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 総合周産期母子医療センターである当院には、低出生体重児や基礎疾患を有する新生児が入院されます。このような新生児にとって、わずかな「薬」の量

の違いは、重大な「リスク」に繋がります。適切に安全に薬を使用するために、NICU(新生児集中治療室)担当薬剤師として、薬に関する情報の提供、薬剤量や注射薬の投与速度・配合変化等の確認、病棟内での無菌的な点滴の調製、退院へ向けてのご家族への服薬指導などの業務を行っています。

 当院は薬学生の実務実習認定病院であり定期的に実務実習生を受け入れています。実習生はそれまで薬学部で学んできた知識・技能・態度を

基に臨床現場で「基本的な資質」の修得を目指し実践的な臨床対応能力を身に付ける参加・体験型学習として、実務実習指導薬剤師のもとで薬剤部業務を一部行っています。次世代の人材を育成するために尽力しています。

 創薬・臨床研究を担当する部門です。臨床研究部にも所属しており、実務は薬剤師の治験主任1名と看護師 のCRC 2 名 で

実施しています。治験には薬剤または医療機器を対象とするものがありますが、当院では主に薬剤を実施し、その管理・調製は薬剤部が担当しています。抗がん剤、非盲検薬剤など特殊なケースもあるため、連携は非常に重要です。また、治験・受託研究の窓口となっておりますので、新規のご相談があれば是非ご連絡ください。

 妊娠・授乳中の薬剤の使用は、あかちゃんへの影響が心配されます。一方 で、 妊 娠・ 授 乳中であっても薬剤の使用が必要となることがあります。

妊婦・授乳婦への薬剤投与に関する情報は様々なものがあり、正確な情報を得ることが難しいことが多いです。当院産科病棟では、子育て中のママ薬剤師が専門知識を用いて妊婦・授乳婦のくすりの不安にお応えします。

入院による環境の変化や症状・治療に伴うストレスによって、誰でもこころのバランスを崩すことがあります。私たちは、気分が落ち着かない、眠れない、不安でたまらないと

いった困りごとがある患者さんやそのご家族を対象に、多職種で協力して、安心した気持ちを取り戻すためのお手伝いをしています。患者さんが安心してお薬を使えるよう、睡眠薬は合っているか、お薬の飲み合わせは大丈夫か等、確認しています。気になることがありましたら、ご相談ください。

 今年の4月から三重中央医療センター薬剤部に配属と な っ た 新 メ ンバーの5人です。 新人は1人だけで、他の4人は他の病院からの転入

組(経験者)であり、少しフレッシュさが欠けるところはありますが、フレッシュ感を前面にしぼり出して行きます。それぞれの特色、持ち味を活かして、5人とも「薬剤部といえば○○あり」と言われるぐらいに頑張りますのでよろしくお願い致します。

NICU(新生児集中治療室)担当

学生実習担当

治験管理室担当

妊婦・授乳婦担当

精神科リエゾン(こころのサポート)チーム担当

New face

春田桃歩・勝 弘毅・小西友美

小西友美・近藤恵子

伊藤文隆・八丸香南子 勝 弘毅

稲吉隆行             

市川和哉・若杉栄作・大西知絵・朝居祐貴・松岡哲平

三重中央医療センターは救急告知病院です

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 今年は津センターパレス・都ホテルの 1 室をお借りし、「これからの地域包括ケアシステム」をテーマに、藤田保健衛生大学七栗記念病院及び NHO榊原病院と合同でフェアを開催いたしました。 恒例となりました『健康チェック』に『アルコールチェック』は大好評をいただきました。また、新企画として認知症チェックや口腔内チェックのブースを設けさせていただき、たくさんの方に興味を持っていただけました。 午後からは津地域における地域包括ケアシステムや在宅医療に関する取り組みについて市民公開講座を開催し、津市及び急性期病院・回復期病院・在宅医療のそれぞれの立場からお話させていただきました。地域の方々の健康に対する関心の高さと生の声を聴かせていただけるとても良い機会となりました。 天候に恵まれた一日でしたが、風の強い中たくさんの方にご来場いただき、スタッフ一同ご来場に感謝いたします。ありがとうございました。

地域医療連携係長山本 弥生 日時:5月19日㈯ 11:00~15:00

合同市民公開講座

 MRI検査では金属類(磁石に引き寄せられるもの)は検査室内に持ち込めません。当院では、放射線技師が検査前に金属探知機でチェックし、持ち込めないものは外していただいています。具体的には、装飾品、腕時計、携帯電話、補聴器、義歯(入れ歯)などがありますが、刺青(入れ墨)やカラーコンタクトも危険とされています。また、磁気カード類は使用出来なくなるので注意が必要です。安全にMRI検査を受けていただくためにも、検査当日は予約時にお渡しした検査説明書をよく確認し、外せるものは事前に対処してからご来院下さい。皆さまのご理解とご協力をお願いします。

MRI検査を受けられる方と付き添いの方へのお願いMRI検査を受けられる方と付き添いの方へのお願い

放射線科 MRI検査室

三重中央医療センターは三重県総合周産期母子医療センターです

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 私は、三歳くらいまで津市芸濃町で過ごし、その後、津市久居に引っ

越して現在までを津市久居で過ごしています。

 津市芸濃町に住んでいたころの記憶はあまりありませんが、祖父母の

家やお茶畑があったため成人してからもしばしば訪れていました。私が

住んでいた頃には自然豊かでのどかな場所でした。今でもその趣きは変

わらないままですが、安濃ダムが完成してからはその周辺に公園や休憩

施設が整備され楽しめる場所になりました。私の子供が小さい時にも安

濃ダムの公園に遊びに行き、川遊びやバーベキューをしたのを懐かしく

思い出します。

 また、春には錫杖湖の桜、秋には河内渓谷の紅葉と四季折々の景色が

楽しめる場所でもあり、どこの桜や紅葉の名所よりも私にとっては落ち

着いて四季を感じられる場所です。今でも折を見て足を運び癒されてい

ます。

 私は現在、三重中央医療センターの地域連携総合相談支援センターで

勤務しており、患者様の退院後の生活等の相談をさせて頂くことが多く

あります。慣れ親しんだ地域で暮らす患者様が退院後もより良い暮らし

が送れるよう地域性を考えて相談させていただきたいと思っています。

 地域に密着し

た三重中央医療

センターで「医

療・介護を地域

全体で支える」

一員になりたい

と思います。

津津

退院調整副看護師長落 合 明 美

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三重中央医療センターはユニセフ・WHO認定「赤ちゃんにやさしい病院」です

 私は、三歳くらいまで津市芸濃町で過ごし、その後、津市久居に引っ

越して現在までを津市久居で過ごしています。

 津市芸濃町に住んでいたころの記憶はあまりありませんが、祖父母の

家やお茶畑があったため成人してからもしばしば訪れていました。私が

住んでいた頃には自然豊かでのどかな場所でした。今でもその趣きは変

わらないままですが、安濃ダムが完成してからはその周辺に公園や休憩

施設が整備され楽しめる場所になりました。私の子供が小さい時にも安

濃ダムの公園に遊びに行き、川遊びやバーベキューをしたのを懐かしく

思い出します。

 また、春には錫杖湖の桜、秋には河内渓谷の紅葉と四季折々の景色が

楽しめる場所でもあり、どこの桜や紅葉の名所よりも私にとっては落ち

着いて四季を感じられる場所です。今でも折を見て足を運び癒されてい

ます。

 私は現在、三重中央医療センターの地域連携総合相談支援センターで

勤務しており、患者様の退院後の生活等の相談をさせて頂くことが多く

あります。慣れ親しんだ地域で暮らす患者様が退院後もより良い暮らし

が送れるよう地域性を考えて相談させていただきたいと思っています。

 地域に密着し

た三重中央医療

センターで「医

療・介護を地域

全体で支える」

一員になりたい

と思います。

津津

退院調整副看護師長落 合 明 美

「里山こころの便り-榊原の窓から」

 「一流の狂気:心の病がリーダーを強くする」(ナシア・ガーミー著・村井俊哉訳、日本評論社)は話題になった本です。著者は精神科医で訳者は精神医学の硯学の徒で京都大学医学部精神科教授です。リンカーン、ケネディ、チャーチル、ガンジーなどを挙げて気分障害とその回復が彼らを危機に強いリーダーに導いたとしています。躁うつ病は近年では双極性障害と呼ばれることが多く、明確な躁病相とうつ病相があるⅠ型と、うつ病相に軽躁状態や躁うつ混合状態で明確なそう状態が分かりにくいⅡ型に分けられています。先に指摘しましたが双極性障害が統合失調症に近い病気として理解をされています。病気の経過の多様さ重篤さの類似点、遺伝子研究での共通点、臨床的には統合失調症に治療に使う抗精神病薬や気分調整剤(多くは抗てんかん剤と炭酸リチウム)を用い抗うつ剤は原則使用しない治療選択などが根拠となっています。私が40年前に精神科医になった当時に最も分かりにくい疾患が躁うつ病でした。そして今は統合失調症、自閉症、アルコール依存症などに潜む躁うつ病を探し出すのを大切にしています。治療的にも抗うつ剤の弊害を強く感じています。それは躁とうつが激しく繰り返される病態になるからです。抗精神病薬のオランザピン、クエチアピン、アリピプラゾールが躁うつ病治療薬として認可され、クロザピンやアセナピン(商品名シクレスト)は他国で認可されている事実を知っています。抗てんかん薬のテグレトールに注目して躁うつ病の治療に使用したのは三重大学の精神科でした。今、三重に来て若い先生方と精神医学を改めて学び直したいと思っています。

第14話 躁うつ病(双極性障害)

村上 優

榊原病院名誉院長

輝くメディカルスタッフたち医師、看護師以外でも、多くの専門性を持ったスタッフが当院院内で活動しています。その人と仕事にスポットを当てて紹介します。医師、看護師以外でも、多くの専門性を持ったスタッフが当院院内で活動しています。その人と仕事にスポットを当てて紹介します。

 皆様、初めまして。私たちは診療情報管理士という「診療情報」を「管理」する職種になります。診療情報とは、患者さんの病名や経過記録、画像情報や検査結果等、診療に関わる情報の総称をいい、診療録(カルテ)もその一つとなります。それらを保管、管理し、利活用する職種として診療情報管理士という職種がいます。その診療情報を基にWHO(世界保健機関)が作成した国際疾病分類からどのような病気の方が病院に来られているかの情報収集や、DPC/PDPS(入院費の支払い制度)の調査、がん登録(がんの罹患調査)等を行っています。また、診療情報が適切に記載されているかのチェックも行い、より良い記録を目指しています。 普段は医事課内におり、皆様と直接お会いする機会は少ないのですが多くの診療情報をいかに適切に取り扱うか悩みながら日々頑張っています

診療情報管理士 梅田 靖丈

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第12回 心和む院内コンサート

 6月3日の日曜日、外来エントランスホールにおいて“心和む院内コンサート”が開催されました。恒例となりましたこの院内コンサートも12回目を迎え、今年はアンサンブルGGさんによる男性合唱、アンサンブルルンデさんによるオーケストラ演奏が行われました。昭和の懐かしい名曲や童謡、楽器の音色を活かしたなじみの楽曲など、息の合った演奏とコーラスがエントランスホールいっぱいに広がり、多くの入院患者さんやご家族の方、お見舞いの方などがあちらこちらでリズムを取ったり口ずさんだりする姿が見られました。「つらい闘病生活の中でいっとき日常に戻り、病気を忘れさせてくれました。」と涙を浮かべ伝えて下さった患者さんのすてきな笑顔が忘れられませんでした。ご協力下さった多くの皆様、本当にありがとうございました。

 6月3日の日曜日、外来エントランスホールにおいて“心和む院内コンサート”が開催されました。恒例となりましたこの院内コンサートも12回目を迎え、今年はアンサンブルGGさんによる男性合唱、アンサンブルルンデさんによるオーケストラ演奏が行われました。昭和の懐かしい名曲や童謡、楽器の音色を活かしたなじみの楽曲など、息の合った演奏とコーラスがエントランスホールいっぱいに広がり、多くの入院患者さんやご家族の方、お見舞いの方などがあちらこちらでリズムを取ったり口ずさんだりする姿が見られました。「つらい闘病生活の中でいっとき日常に戻り、病気を忘れさせてくれました。」と涙を浮かべ伝えて下さった患者さんのすてきな笑顔が忘れられませんでした。ご協力下さった多くの皆様、本当にありがとうございました。

 診察に訪れた際、診察室の医師の後ろにいる事務服を着た女性スタッフがいます。本来、医師と看護師がいるはずの診察室に事務員がいて不思議に思われている方もいると思います。これは“医師事務作業補助者”という職種の医療スタッフです。多忙な医師の業務を助けるための職種として10年前に誕生しました。文字どおり医師の事務仕事を手伝うためのスタッフです。診察時、医師が皆様と話をされている間に、電子カルテを操作し、問診内容や処方箋の作成、検査オーダ、次回の予約を取ったりと診察がスムーズに進むように医

師の指示のもと作業を行っています。時には待合室で医師からの伝言を伝えたり、検査室へのご案内や説明等も行っています。

笑顔あふれる笑顔あふれる

医療事務補助者(MA)のご紹介医療事務補助者(MA)のご紹介

医療事務補助者 31 名の集合写真

副看護部長田中 由利子

三重中央医療センターは日本医療機能評価機構認定です

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 今回から三重中央だよりでは「三重中央医療センターを支える医療従事者特集」と題して病院の色々な職種に焦点をあててご紹介させていただきます。 第一回目は薬剤師です。 病院の色々な職種を身近に感じるとともに三重中央医療センターを身近に感じていただければと思います。                      (落)

編 集

後 記

三重中央医療センター院長 霜 坂 辰 一

三重県津市久居明神町2158番地5TEL. 059-259-1211http//www.miechuo-hosp.jp/

発行所

「クローバー友の会」「クローバー友の会」 会 員 募 集

三重中央医療センター 地域医療連携室

 「クローバー友の会」は地域の皆様と病院が、様々な病気・医療の学習を通して理解を深め合う会として発足しました。賛同いただける方はぜひ会員登録をお願いいたします。登録は無料です。会員には当院から健康に関する様々な情報をお届けします。受付でお声かけください。登録と同時に会員証をお渡しいたします。 たくさん勉強していただいた方には素敵なプレゼントがあります。記入いただいた個人情報は本会の業務以外には使用せず、安全かつ適切に管理いたします。

講演会に参加いただくごとに 1スタンプ押印いたします。(スタンプ数による特典は別紙公表いたします。            特典は変わることがあります。)

住所

氏名

電話

■会員№ 

会員にご登録いただきありがとうございます。 1 2 3 4 5

6 7 8 9 10

11 12 13 14 15

16 17 18 19 20

三重中央医療センター クローバー友の会三重中央医療センター クローバー友の会

三重中央医療センタークローバー友の会事務局

〒514-1101 三重県津市久居明神町 2158-5TEL 059-259-1211 ㈹地域医療連携室

国立病院機構

国立病院機構国立病院機構

 糖尿病は血糖値が高い状態が長く続く病気で、放っておくと

神経障害や網膜症、脳卒中、心臓病など、さまざまな合併症を

引き起こします。糖尿病人口は増え続けており、厚生労働省の

行なった2016年国民健康・栄養調査では糖尿病人口は1,000万人に上っています。

 糖尿病を進行させないようにするには食事や運動など日頃の生活習慣を見直しながら、必要

に応じ薬物療法を継続していくことが大切になります。

 日本人に多い2型糖尿病は自覚症状に乏しいため気づかないうちに発症し、ゆっくりと糖尿

病が進行していることがあります。「血糖値が高いと言われたけど、体の調子はどこも悪くな

いから・・」「忙しいから受診するのが面倒で・・」といった理由で糖尿病を放置しておくこ

とは大変危険です。

 糖尿病があっても自分らしく生活でき、生涯に渡って療養が継続していけるお手伝いができ

ればと思っています。

専門・認定看護師です

●糖尿病看護認定看護師●

シリーズ 10

糖尿病看護認定看護師谷口 朋子

第12回 心和む院内コンサート

 6月3日の日曜日、外来エントランスホールにおいて“心和む院内コンサート”が開催されました。恒例となりましたこの院内コンサートも12回目を迎え、今年はアンサンブルGGさんによる男性合唱、アンサンブルルンデさんによるオーケストラ演奏が行われました。昭和の懐かしい名曲や童謡、楽器の音色を活かしたなじみの楽曲など、息の合った演奏とコーラスがエントランスホールいっぱいに広がり、多くの入院患者さんやご家族の方、お見舞いの方などがあちらこちらでリズムを取ったり口ずさんだりする姿が見られました。「つらい闘病生活の中でいっとき日常に戻り、病気を忘れさせてくれました。」と涙を浮かべ伝えて下さった患者さんのすてきな笑顔が忘れられませんでした。ご協力下さった多くの皆様、本当にありがとうございました。

 6月3日の日曜日、外来エントランスホールにおいて“心和む院内コンサート”が開催されました。恒例となりましたこの院内コンサートも12回目を迎え、今年はアンサンブルGGさんによる男性合唱、アンサンブルルンデさんによるオーケストラ演奏が行われました。昭和の懐かしい名曲や童謡、楽器の音色を活かしたなじみの楽曲など、息の合った演奏とコーラスがエントランスホールいっぱいに広がり、多くの入院患者さんやご家族の方、お見舞いの方などがあちらこちらでリズムを取ったり口ずさんだりする姿が見られました。「つらい闘病生活の中でいっとき日常に戻り、病気を忘れさせてくれました。」と涙を浮かべ伝えて下さった患者さんのすてきな笑顔が忘れられませんでした。ご協力下さった多くの皆様、本当にありがとうございました。

 診察に訪れた際、診察室の医師の後ろにいる事務服を着た女性スタッフがいます。本来、医師と看護師がいるはずの診察室に事務員がいて不思議に思われている方もいると思います。これは“医師事務作業補助者”という職種の医療スタッフです。多忙な医師の業務を助けるための職種として10年前に誕生しました。文字どおり医師の事務仕事を手伝うためのスタッフです。診察時、医師が皆様と話をされている間に、電子カルテを操作し、問診内容や処方箋の作成、検査オーダ、次回の予約を取ったりと診察がスムーズに進むように医

師の指示のもと作業を行っています。時には待合室で医師からの伝言を伝えたり、検査室へのご案内や説明等も行っています。

笑顔あふれる笑顔あふれる

医療事務補助者(MA)のご紹介医療事務補助者(MA)のご紹介

医療事務補助者 31 名の集合写真

三重中央医療センターは三重県地域がん診療連携準拠点病院です

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 ホームページ:http://www.kuramotohospital.net/

●●● 三重中央医療センター連携医療機関紹介 ●●●●●●

医療法人 藤の会 加藤医院  

医 療 法 人 倉 本 病 院

 津市垂水と藤方の境、藤水幼稚園前に平成23年

8月開院いたしました内科一般の診療所です。

 当院は在宅訪問診療に力をいれており、平日診

療時間内以外は一般家庭、施設への訪問診療を

行っております。

 訪問診療では高齢や病状の悪化で通院が困難に

なられた患者様を可能な範囲で診察し地域の訪問

看護、介護、薬剤師、ケアマネらと連携して生活・

内服薬・点滴管理等を行い自宅での生活をサポー

トしております。

 病状の悪化時や専門的な医療処置が必要な際は

三重中央医療センター様他、近隣の医療機関とも

連携していただき対応、患者様・ご家族様の希望

に添い自宅での療養、病状に応じ連携病院様への

入院と地域医療連携を進めております。

院  長:加藤 裕也

診療科目:内科一般、消化器内科

住  所:〒514-0815 津市藤方1590−1

電  話:059−221−5001 FAX:059−221−5070

休 診 日:火曜日午前、木・土曜日午後、日曜日、祝祭日

診療時間 月 火 水 木 金 土 日・祝

9:00 ~ 12:00 ○ ○ ○ ○ ○

15:00 ~ 18:00 ○ ○ ○ ○

 当院は、昭和41年当地において診療所を開設し、昭和54年に入院施設を増設して病院としての認可を受け、昭和57年には医療法人を発足させ現在に至っています。 医療療養病床20床、介護療養病床30床の合計50床の病床を配置しています。疾病のため長期療養や医学的管理が必要な患者さんに対し、医師をは

じめ様々な職種が互いに協力し適切な医療・介護を提供しています。 診療所の開設以来、常に地域に根ざした医療を提供しており、今後も、超高齢化社会を担う医療機関として三重中央医療センターをはじめ地域の医療機関等と連携し、地域に貢献すべく質の高い医療・介護を提供していきたいと考えています。

診療科目:内科、循環器内科、消化器内科、呼吸器内科

住  所:〒514-0805 津市下弁財町津興3040番地電  話:059−227−6712     【外来直通】059−227−6711FAX:059−227−2176休診日:木・土曜日午後、日曜日、祝祭日

診療時間 月 火 水 木 金 土 日・祝

9:00 ~ 12:00 〇 〇 〇 〇 〇 〇

13:30 ~ 17:30 〇 〇 〇 〇

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 当院は地域のかかりつけ医を目指し、平成22年

1月に開院しました。

 明るく誠実で親しみやすく、わかりやすい診療

心がけ、患者様に健康になっていただけるよう丁

寧に診療しております。

 禁煙外来、管理栄養士による食事指導なども

おこなっております。

 手術や精査などが必要な場合は、三重中央医療

センター、総合病院、大学病院に紹介させていた

だいております。

 今後とも地域の皆様のお役にたてる医療を目指

していきます。

医 療 法 人  中 産 婦 人 科  緑 ヶ 丘 ク リ ニ ッ ク  ホームページ:http://midorigaokaclinic.com

 平成11年7月に伊賀市緑ヶ丘本町で開院しました。産婦人科、内科、小児科を標榜しています。 メインは産婦人科です。病床は個室13床、大部屋6床の計19床で、現在は分娩の方や切迫流早産の方、つわりのひどい方が主に入院されています。当院入院施設の特長は、ソフロロジー法を取り入れたリラックスできる出産、分娩直後からの母子同室とそれに伴う母乳育児の推進があげられ、明るく楽しいアットホームな環境づくりと、お母さんと赤ちゃんの絆をいち早くつくるお手伝いをさせていただいています。 今年6月現在で常勤助産師10名、パート・アルバイトの助産師6名、看護師5名が勤務しています。 また平成28年から、助産師による母乳外来も初めており、当院で出産された方以外の方もよく相談に来院されていま

す。(詳しくはホームページで) 開院して19年になりますが、過疎化、少子化、初産婦の高齢化は確実に進んでいます。 伊賀名張地区には産科を受け入れる二次的な総合病院が無く、切迫早産等の母体搬送や、多胎妊娠、前置胎盤、妊娠高血圧症候群(以前の妊娠中毒症のこと)、筋腫合併妊娠の妊婦さんの紹介は、三重中央医療センターにお世話になることが多く、出生後に具合の悪くなった赤ちゃんの新生児搬送は、すくすく号での搬送で三重中央医療センターNICUにお世話になっております。 三重中央医療センターは周産期医療の最後の砦的な病院でありますし、一方通行の連携で恐縮ですが、 今後ともよろしくお願いします。

理事長院長:中 義章医  師:中 義尚診療科目:産婦人科、内科、小児科住  所:〒518-0836 伊賀市緑ヶ丘本町761電  話:0595−21−5678 FAX:0595−24−4637

院  長:世古口 茂幸診療科目:内科、循環器科、リハビリテーション科所 在 地:〒519-3406 三重県北牟婁郡紀北町相賀1941-4電  話:0597−32−1188 FAX:0597−32−2792休 診 日:木曜日、日曜日、祝祭日

医療 法人 海山会 世古口クリニック  

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診療時間 月 火 水 木 金 土 日・祝

8:30 ~ 12:00 ○ ○ ○ ○ ○

14:00 ~ 18:00 ○ ○ ○ ○ △

△14:00~16:00まで

診療時間 月 火 水 木 金 土 日・祝

9:00 ~ 13:00 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

16:00 ~ 19:00 ○ ○ ○ ○

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外 来 診 療 担 当 表診療科名等 月 火 水 木 金

初 診 内 科(初診・予約外)

1診 井端 英憲【呼】 大本 恭裕【呼】 中久木 哲也【循】 田中 剛史【糖】 川崎 敦【循】2診 竹内 圭介【消】 武内 哲史郎【循】 坂倉 康正【呼】 田中 淳子【循】 後藤 浩之【糖】3診 新谷 卓也【循】 倉田 一成【消】 田口 由紀子【消】 渡邉 典子【消】 北出 卓【消】4診 小野 隆裕【呼】 奥田 昌也【糖】 渡邉 麻衣子【糖】 西村 正【呼】 内藤 雅大【呼】

(整形3診) 吉川 恭子【消】

再 診 内 科(再診予約のみ)

呼吸器内科 5診 井端 英憲 (午後再診)循環器内科 5診 田中 淳子 川崎 敦 中久木 哲也 (午前再診) 武内 哲史郎呼吸器内科 6診 井端 英憲 井端 英憲 大本 恭裕 大本 恭裕

(整形1診) 藤本 源消化器内科 7診 子日 克宣 北出 卓 渡邉 典子 田口 由起子 竹内 圭介

内  科

5診 井田 紗矢香8診 中久木 哲也【循】 新谷 卓也【循】 後藤 浩之【糖】 新谷 卓也【循】9診 後藤 浩之【糖】 田中 剛史【糖】 田中 剛史【糖】 田中 崇【糖】 田中 剛史【糖】10診 内藤 雅大【呼】 奥田 昌也【糖】 岡野 智仁【呼】

(整形2診) 渡邉麻衣子【内】腎臓内科(外科2診) 村田 智博

神 経 内 科1診 北川 長生 北川 長生 北川 長生 林 理絵 北川 長生2診 林 理絵 賀川 賢 賀川 賢 賀川 賢 吉丸 公子3診 大内 智洋

小児科・新生児科(初診・再来初診は

紹介のみ)   (NICUフォロー発達

外来は予約のみ)

午 前1診 井戸 正流(初診) 小川 昌宏 井戸 正流(初診) 田中 滋己 田中 滋己(初診)2診 盆野 元紀 盆野 元紀 交代制 盆野 元紀 NICU連携外来3診 田中 滋己 田中 滋己(初診) 山下 敦士 小川 昌宏

4診(発達外来) 杉野 典子 交代制 杉野 典子 杉野 典子 発達支援

午 後

1診 NICUフォロー NICU乳児健診(交代制) 内薗 広匡 田中 滋己

(奇数週)佐々木 直哉(偶数週)

2診 盆野 元紀 杉野 典子(2週間・1 ヶ月健診) 杉野 典子 内薗広匡(1、3 週)

神谷雄作(2、4、5週)盆野 元紀

(内分泌・成長外来)

3診 小川 昌宏 山下 敦士(心エコー外来) 小川 昌宏 小川 昌宏 シナジス外来

(交代制)4診(発達外来) 杉野 典子(奇数週) 発達支援 発達支援 発達支援 発達支援

総 合 診 療 科 近藤 諭

外   科1診 湯淺 浩行 谷川 寛自 横井 一 信岡 祐 谷川 寛自2診 横井 一 松田 明敏

(泌尿器1診) 信岡 祐(午前)緩和ケア外来 (予約・紹介のみ) 谷川 寛自

乳腺外科 (予約のみ) 野呂 綾整 形 外 科

(予約・紹介のみ)1診 田中 雅 高北 久嗣 田中 雅2診 高北 久嗣 山口 敏郎 山口 敏郎

形成外科 石浦 良平

脳神経外科 1診(初診) 石田 藤麿 辻 正範 谷岡 悟 田中 克浩 石田 藤麿2診(再診) 霜坂 辰一 石田 藤麿 霜坂 辰一 谷岡 悟 田中 克浩

脊椎・脊髄外科 (予約・紹介のみ)   倉石 慶太呼 吸 器 外 科 安達 勝利 樽川 智人 安達 勝利心臓血管外科 浦田 康久 佐藤 友昭 日置 巌雄

皮 膚 科*(予約・紹介のみ) 中西 朝子 三重大学医師(再診) 中西 朝子 三重大学医師 中西 朝子

泌 尿 器 科 1診 加藤 雅史 加藤 雅史(初診) 西井 正彦(午前診療)加藤 雅史(午後診療) 西井 正彦(初診)

2診 長谷川 嘉弘(初診) 長谷川 嘉弘(初診) 長谷川 嘉弘

産科・婦人科

午前

1診(初診) 前川 有香 大里 和広 大里 和広 吉村 公一 山口 恭平2診(婦人科再診) 山口 恭平 大阪 優 吉村 公一 大阪 優 柏原 優花3診(産 科 再 診) 永橋 裕子 柏原 優花 前川 有香 永橋 裕子4診(助産師外来) 毎日、完全予約制(担当は交代制)

午後1診(産 科 再 診) 前川 有香 前川 有香 吉村 公一 山口 恭平2診(婦人科再診) 山口 恭平 吉村 公一

3診 助産師外来 産後一ヶ月健診 助産師外来 助産師外来 助産師外来眼   科(予約のみ) 三重大学医師 三重大学医師

耳鼻咽喉科 午前 伊藤 由紀子(再診予約のみ) 伊藤 由紀子(初診) 伊藤 由紀子(初診) 伊藤 由紀子(再診予約のみ)午後(再診予約のみ) 伊藤 由紀子 中耳外来 中耳外来

放射線科 (7ブロック) 奥田 康之 奥田 康之 奥田 康之 奥田 康之 奥田 康之リハビリテーション科 山口 敏郎 田中 雅 田中 雅 田中 雅 高北 久嗣歯科・歯科口腔外科 柳瀬成章/加藤英治 柳瀬成章/加藤英治 柳瀨 成章 柳瀬成章/加藤英治 柳瀬成章/加藤英治

看護外来 (予約のみ)第1月曜日 透析予防外来 第2・3火曜日 透析予防外来 糖尿病外来 ストーマ外来 フットケア外来

がん看護相談外来 がん看護相談外来 がん看護相談外来 がん看護相談外来 がん看護相談外来*初診及び予約のない再診の方の受付時間は8:30 ~ 11:00までです。  *医師の人事異動・出張等により臨時に代診(休診)となる場合があります。*当院のような急性期病院は、病棟入院患者様の処置、手術、検査、回診等があり、外来診療に制限を設けなければならない診療科もあることを御理解ください。

平成30年7月1日現在

不整脈専門外来 肝炎外来 いびき・無呼吸検査 タバコ障害・COPD精査 ものわすれ外来 未破裂脳動脈瘤の相談

要予約(自費)

月・火曜日午前診療

月曜日午前診療

月・火曜日午前診療

月・火・水・金午前診療

金曜日金曜日午前診療

循環器内科(新谷) 消化器内科(竹内) 呼吸器内科  呼吸器内科 神経内科(吉丸) 脳神経外科(石田)

脊椎・脊髄外科専門(要予約・紹介)

肺癌・良性肺腫瘍・気胸・縦隔腫瘍・膿胸

中耳外来(予約) プレママ外来 おっぱい外来

(予約)乳腺外科(予約)

金曜日(10時〜 12時30分)

火・木・金曜日午前診療

火・木曜日午後診療

月・木曜日午後火曜日午前診療

月・木曜日午前診療

金曜日午後診療

脊椎・脊髄外科(倉石) 呼吸器外科 耳鼻咽喉科(伊藤)  産科・婦人科 乳腺外科(野呂)