2-3 老年人口比率(65歳以上人口) - JIL · 2020. 1. 28. · 2-3...
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2-3 老年人口比率(65歳以上人口)
061
1
経済・経営
2
人口・
労働力人口
3
就業構造
4
失業・失業
保険・雇用調整
5
賃金・
労働費用
6
労働時間・
労働時間制度7
労働組合・労使
関係・労働災害
8
教育・
職業能力開発9
勤労者生活・
福祉
参
考
関連表
年
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5.0
10.0
15.0
20.0
25.0
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35.0
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日本 アメリカ イギリス ドイツ フランス イタリア 中国 インド
%
p.69 「第2- 5 表 老年人口(65 歳以上人口)」(対全人口比率)
歴史的に低い出生率と、平均寿命の上昇により、世界各国で人口の高齢化が進展している。『世界人口予測』によれば、2018 年には、全世界の 65歳以上人口が初めて 5歳未満人口を上回った。65 歳以上人口は 2050 年までにさらに倍増して、15~24 歳人口を上回る見込みである。結果として、老年人口比率は 2019 年の 9.1%から、2050 年には 15.9%に増加すると予測される。この間、出生率は 2.5 から 2.2 に減少し、平均寿命は 72.6 歳から 77.1 歳に上昇するとみられている。先進諸国は、世界の他の国々に比して相対的に高齢化が進展している状況にあるが、
その進行の度合いは必ずしも一様ではない。老年人口比率の推移からは、アメリカやイギリスにおける相対的に緩やかな変化に対して、イタリアでは高齢化が急速に進んでいる状況がうかがえる。同種の急速な変化は、中国についても予測されている。一方、日本では、1980 年の老年人口比率は 8.9%と他の先進諸国に比して低水準に
あったが、その後の急速な上昇により 2015 年には 26.0%となり、さらに 2050 年には37.7%に達する見通しである。
データブック国際労働比較2019|労働政策研究・研修機構 (JILPT)