躙山成相寺

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ナ

　

リ慶雲元年（七〇四）真応上人

聖観世音菩薩

１

紅波離爾陀画像

重文

２

丹後諸庄郷保田数帳目録重文

３

参詣曼茶羅

４

八字文殊画

５

守影農耕図屏風

６

単庵知伝水墨画

寺 本 開宝 尊 基

9 8 7

オロ子

諸堂　１

悉丹字母釈義

一色道政法華経八

仏像数十然

熊野権現社

十　王　堂

観　立曰　堂

一願

一言地蔵

成相叢曲藤

一人の僧が雪深い山の草庵に篭

っ

て修業中深雪の為、里人の来往もな

く食糧も絶え何

一つ食べる物もなく

なり、餓死寸前となった。

死を予感した僧は

「今日

一日生き

る食物をお恵み下さい」と本尊に祈

った。すると夢ともう

つつとも判ら

ぬ中で堂の外に狼の為傷

ついた猪

（鹿）が倒れているのに気付いた。僧

として、肉食の禁戒を破る事に思い

悩んだが命に変えられず、決心して

猪（鹿）の左右の腿をそいで鍋に入れ

て者ぞ

食べた。

やがて雪も消え里人達が登って来て

堂内を見ると本尊の左右の腿が切り

取られ鍋の中に木暦が散

って居た。

それを知らされた僧は観音様が身代

りとなって助けてくれた事を悟り、

木暦を拾

って腿につけると元の通り

になった。　此れよりこの寺を成合

（相）と名付けた。

一　

　

一

必勝守

身代り観音守

力エル入なす守

撞かずの鐘

成相寺山門

成相寺本堂 (冬 )京都府文化財 弁天山展望台より眺める天橋立 (五重塔横 )

日本一のパノラマ展望所 (本堂より l km上 )能登半島及び北アルプス自山を見る事も出来る

撞かずの鐘

慶

長

十

四年

（一六〇

九）

山主

賢長

は、

す

い梵

億

に

かえ新し

い

億を鋳造

す

る為

、近郷近た

に浄

財を求

め幕

捨

を募

った。　

一口、

ニロと鋳造

に失敗し、

ニロロ

の

寄

造を慕

った時

、裕福

そうな家

の女房

が

「子供

は沢島居

るがお

寺

へ寄

附す

る全

はな

い」

と険し

い日

の色

で断

った。

やが

て億鋳造

の日、大勢

の人

の中

に例

の女房もれ呑児

を抱

え

て見物し

て

いた。

そし

て銅湯

と

な

った

ルツボ

の中

にま

ってれ呑

児

を落し

てしま

った。

比

の様

な

悲劇

をな

め

て出来

上

った億を撞

くと山

々に美

し

い音色を響

かせ

て

いた。し

かし耳を

すますと子

供

の泣声

、母親

を守

ぶ悲

し

い声

、

聞

いて居

る人

々はあまり

の友

れ

さ

に子供

の戌仏

を願

って

一切

こ

の螢を撞

く事

を

やめ、せ

かず

の

鐘

とな

った。

かね

“駕哺謡詢増

鉄湯船 (重文 )

飛騨の匠 (左 )甚五郎作「真向きの龍」

(本堂の中にある)

轟‐鶴

.o亀

復元五重塔