PRIMERGY ServerView Suite · 2019. 6. 12. · PRIMERGY 用語集 3 用語集 ※（...

B7FH-6631-01 Z0-00

PRIMERGY ServerView SuitePRIMERGY 用語集

Edition February 2009

2 PRIMERGY　用語集

ご意見・ご要望

このマニュアルについてのご意見・ご要望をお聞かせください。お客様のフィードバックにより、お客様のニーズに合うようにマニュアルを適化できます。

ご意見・ご要望は、お気軽に電子メールで http://jp.fujitsu.com/contact までお送りください。

DIN EN ISO 9001:2000 認証のマニュアル

高い品質と使いやすさを保つため、このマニュアルは、DIN EN ISO 9001:2000 標準の要件に従う品質管理システムの基準を満たすように作成されています。

著作権および商標Copyright FUJITSU LIMITED 2009

All rights reserved.

お届けまでの日数は在庫状況によって異なります。技術的修正の権利を有します。

使用されているハードウェア名とソフトウェア名は、各メーカーの商標です。• 本書の内容は、改善のため事前連絡なしに変更することがあります。• 本書に記載されたデータの使用に起因する、第三者の特許権およびその他の権利の侵害については、当社はその責を負いません。

• 無断転載を禁じます。

Microsoft、Windows、Windows Server、および Hyper V は、米国およびその他の国における Microsoft Corporation の商標または登録商標です。

Intel および Xeon は、米国およびその他の国における Intel Corporation またはその子会社の商標または登録商標です。

Red Hat および Red Hat をベースとしたすべての商標とロゴは、米国およびその他の国における Red Hat, Inc. の商標または登録商標です。

VMware、VMware ロゴ、VMware ESXi、VMware SMP および VMotionは、 VMware,Inc. の米国およびその他の国における登録商標または商標です。

http://jp.fujitsu.com/contact

PRIMERGY　用語集 3

用語集※（）内は日本国内での名称です。

1

19inch Rack（19 インチラック）

標準幅 19 インチの電子デバイス（システムコンポーネントおよびサーバ）を搭載するためのラック。

3

3rd-Party Rack （サードパーティラック／他社製品ラック）

他社メーカーの搭載用ラック。

A

Active Directory（AD）

マイクロソフト社のアクティブプラットフォーム (Active Platform) コンセプトの一部。AD はネットワークに関連するあらゆるリソースを集中管理するための、拡張可能な、階層化されたディレクトリサービスです。これには、ワークステーション、サーバ、プリンタに加え、ユーザー ID、グループ ID も含まれます。1 人以上の管理者がネットワーク全体のディレクトリデータおよびディレクトリ構造を管理し、ネットワークユーザーに対して、必要なネットワークリソースへのアクセスを許可または拒否することができます。AD は DNS をベースにしていて、LDAP にも対応しています。


Advanced Configuration and Power Interface（ACPI）

ノート型パソコン、デスクトップパソコン、サーバのデバイス構成、ハードウェア検出、電源制御に関する規格。ACPI 仕様により、コンピュータの各コンポーネントに対する電源制御が完全に OS に移転されます。これにより、さらに細かい調整が可能になるため、より効果的な電源制御が実現します。

Advanced Technology Attachment（ATA）

ANSI グループ X3T10 がコンピュータと記憶媒体間の通信を制御するIDE インターフェース規格に付けられた名前。

Advanced Technology Attachment Packet Interface（ATAPI）

コンピュータと CD-ROM ドライブ／テープドライブ間の標準インターフェース。ATAPI により、これらのドライブを IDE コントローラに接続することができます。

Advanced Video Redirection（ビデオリダイレクション／ AVR）

RSB/ RSB S2/ RSB S2LP (3HU) や BMC の機能の一つ。この機能により、リモート管理者はまるで管理対象サーバの前に座っているかのように、自分のパソコンから操作（グラフィカルコンソールリダイレクション、管理対象サーバのキーボードおよびマウスの管理）することが可能になります。Console redirection （コンソールリダイレクション／ CR）も参照してください。

Alarm（アラーム）

エージェントが動作状態の異常を検出するとすぐに、管理者にアラーム（トラップ）を送信します。アラームはアラームレベル（エラーの種類、重要度）によって割り当てられます。アラームレベルは特定の色でユーザーインターフェースに表示されます。Trap （トラップ）も参照してください。


Alarm action（アクション）

状態の変更が発生した場合にアクションを起動させるよう、アラーム受信者の構成を設定できます。

Alarm Configuration（アラーム設定）

PRIMERGY ServerView Suite の中のアラームサービス (Alarm Service)のコンポーネント。アラーム処理の設定を定義するために使用します。

Alarm Monitor（アラームモニタ）

PRIMERGY ServerView Suite の中のアラームサービス (Alarm Service)のコンポーネント。受信したすべてのアラームの表示、編集に使用します。

Alarm Service（アラームサービス）

PRIMERGY ServerView Suite のコンポーネント。コンポーネントであるアラームモニタ (Alarm Monitor) とアラーム設定 (Alarm Configuration) から成っています。Alarm Monitor （アラームモニタ）、Alarm Configuration （アラーム設定）も参照してください。

Alternating Current（電源／ AC）

交流電圧値を表す国際略語（AC 220 V など）。

American Power Conversion （APC）

ネットワークを管理するためのウェブベースの製品。Telnet、HTTP、SNMP など、複数のオープンスタンダードを利用することで、APC の電流保護ソリューションなど、サポートされているデバイスを完全に管理することができます。


Apache Web Server（Apache）

オープンソースライセンスの下、無償で配布されるウェブサーバソフトウェア。Apache のさまざまなバージョンが、Linux、UNIX、NetWare(R)、Windows の各サーバで実行できます。

Application-Specific Integrated Circuit （ASIC）

特定の用途（ファンの管理、監視など）のために設計されたシステムボード上のコンポーネント。

Archive Manager（アーカイブマネージャ）

PRIMERGY ServerView Suite の中の資産管理 (Asset Management) のコンポーネント。PRIMERGY サーバのシステムおよび動作データを記録、保存し、監視、評価を行うために使用します。

Asset Management（資産管理）

IT を活用している状況において、ソフトウェアインベントリおよびハードウェアインベントリを集中的に管理します。PRIMERGY ServerView Suite で資産管理 (Asset Management) に使用可能なコンポーネントは、Inventory View、Version Manager、Inventory Manager、Archive Manager です。Inventory View、Inventory Manager （インベントリマネージャ）、Archive Manager （アーカイブマネージャ）も参照してください。

Attribute（属性）

オブジェクトまたはデータベースエントリのプロパティ。ServerViewにおいては次の通りです。MIB モジュールのオブジェクト型定義の一部、または CIM のクラス定義の一部。オブジェクト型またはクラスのプロパティを表します。


Authentication（認証）

ログイン時にユーザーの身元を確認するプロセス。認証は通常ユーザー名とパスワードで行われます。デジタル署名を利用して、指定されたデータソースが実際のデータ送信者と一致しているかどうかを、インターネットでデータを転送している間に確認するプロセスのことです。このプロセスにより、攻撃者が 2 人の通信パートナーの間に入り（「介入者」）、各パートナーに対して、その相手のふりをするといった、ネットワークセキュリティへの積極的攻撃を防ぐことができます。

Automated Deployment Service（ADS）

マイクロソフト社による展開方法で、同タイプの複数サーバに MSサーバ OS を配信するためのものです。Deployment も参照してください。

Automatic Server Reconfiguration and Restart（ASR ／ ASR&R）

エラーが発生した場合に、ASR&R 機能が PRIMERGY サーバの動作を制御します。ASR&R 機能により、重大な状況が察知され、シャットダウンが開始されます。その後、不具合のあるコンポーネントがマスキングされた状態で、システムが自動的に再起動されます（例：メモリモジュールの故障、またはマルチプロセッサシステム内におけるプロセッサの故障）。

B

Baseboard Management Controller（BMC）

IPMI を通じてメインプロセッサと各種コンポーネントに接続されている PRIMERGY サーバのシステムボード上に別に追加されたプロセッサ。メインプロセッサが作動中であるかどうかにかかわらず、さまざまなコンポーネントの状態を監視、報告します。


Basic Input/Output System（BIOS）

BIOS はコンピュータ起動後に初に実行されるプログラムです。BIOS が実行する機能には次のようなものがあります。ハードウェアの初期化と試験。このプロセスは POST（Power-On Self-Test：パワーオンセルフテスト）と呼ばれています。システム構成変更のためのセットアップ。OS のロードと起動。POST も参照してください。

Battery Backup Unit（BBU）

キャッシュにバッファリングされているデータをバックアップするために、デバイスに取り付けられたバッテリー。コンピュータがクラッシュしても、キャッシュにバッファリングされたデータは失われません。例えば、キャッシュのライトバックが有効な RAID コントローラが安全に作動するには、BBU が必要です。なお、すべての RAID コントローラが BBU を搭載できるわけではありません。

Blade server（ブレードサーバ）

少ないスペースで高性能を発揮する小型モジュラーサーバシステム。ブレードサーバシステムは、サーバブレードとして知られている、多数の CPU ボードと、I/O モジュールになるいくつかのスイッチブレードに加え、冗長化にて構成されたマネジメントブレードのペアーから成っています。この構成により、ユーザーがシステム全体を監視、管理できるようになります。記憶容量と I/O 機能はサーバブレードとは無関係です。RemoteView management blade （マネジメントブレード／ ManagementBlade）、Switch blade、Server blade （サーバブレード）も参照してください。

BladeFrame

小型モジュールサーバの一つです。少ないスペースでも処理能力が高く、ハードウェアの仮想化により高い柔軟性を提供します。BladeFrame は次のように構成されています。• プロセッシングブレードと呼ばれる複数の CPU モジュール。記憶容量および I/O 機能はプロセッシングブレードとは無関係に実装されます。

• スイッチブレード。個々のブレード間の I/O モジュールとして機能します。


• BladeFrame のネットワーク接続、監視、管理のために使用される、冗長化にて構成されたコントロールブレード 2 基。

BMC Manager

RemoteView ソフトウェア内の独立したコンポーネントで、管理対象の PRIMERGY サーバの BMC（Baseboard Management Controller：ベースボード管理コントローラ）へのアクセスを可能にします。BMC Manager は、管理対象サーバに関するさまざまなアクションや情報を提供します。また、大 40 台の PRIMERGY サーバを（グループにまとめて）リモート管理することも可能です。BMC Manager の起動は、インストールされている自サーバの場合は [ スタート ] メニューより、（BMC Manager がそのリモートワークステーションにインストール済みだということを前提に）リモートワークステーションの場合は ServerView Operations Manager より、または Web ブラウザを介して任意のコンピュータより、実行できます。RemoteView （RemoteControlService ／ RCS）、ServerView Operations Manager も参照してください。

Boot retry counter（再起動リトライ回数／ BootRetryCounter ／リトライカウンタ）

BIOS（Basic Input Output System：基本入出力システム）において、OS を起動できる大試行回数を指定する設定。

C

Cache（キャッシュ）

プロセッサ（プロセッサキャッシュ）またはハードディスク（ハードディスクキャッシュ）に組み込まれたローカル高速バッファ記憶装置。頻繁に必要となる情報のコピーが入っています。プロセッサキャッシュは頻繁に使用される指令をバッファリングするため、5 ～ 20 倍処理時間のかかるメインメモリへのアクセス数を減少させます。これにより、プロセッサの性能が向上します。ハードディスクキャッシュはハードディスクへの読み書きアクセスをバッファリングするため、ディスクアクセス中の待ち時間を減少させます。これにより、データ転送速度が向上します。上記 2 タイプのキャッシュに加え、メモリキャッシュ、ソフトウェアキャッシュもあります。


Central Processing Unit（CPU）

コンピュータの基本プロセッサ。

Certificate Authority（認証局 (CA)）

公開鍵暗号においては、デジタル証明書を発行し、CA の秘密鍵でその証明書に署名する権限集約的な独立機関（代理店、企業など）のことです。このように署名された証明書により、その中に記載された公開鍵が、当該証明書において指定された人や組織に属することが確認されます。CA は証明書所有者の身元が証明済みであることを、法的拘束力をもって保証します。秘密のレベルに応じて、CA は有効な Eメールアドレス、有効なホスト名、またはさらなる身元証明が必要となります。Digital certificate （デジタル証明書）、Private key （秘密鍵）、Public key （公開鍵）も参照してください。

Character-separated values（CSV ファイル）

簡単に構造化されたデータを保存、交換するためのファイルフォーマット。ファイルに保存された値は、それぞれコンマまたは他に定義された文字で区切られます。

chipDISK

IDE インターフェースを備えた RemoteView の記憶媒体。RemoteView 試験・診断用ソフトウェア (RTDS) が入っています。RTDS は、エラーが発生した場合に chipDISK から自動でロードされ、その後実行されます。

Chipkill(TM)

高性能誤り訂正符号 (Advanced Error Correcting Code: ECC) 技術。1ビットエラーのみを訂正できる ECC 誤り訂正とは異なり、Chipkill(TM) 機能では、大 4 ビットエラーの訂正と、8 ビットエラーの検出が可能です。エラーがメモリモジュールに溜まった場合、このモジュールは、システムをシャットダウンすることなく、マスキングすることもできます。Error Correcting Code （ECC）も参照してください。


Cloning

あるシステム（リファレンスシステム）から、同タイプの複数のシステムにインストール用データおよび構成データをコピーすることです。クローニングは、リファレンスシステムのハードディスクに入った未加工データのコピーをイメージファイルに保存することによって行われます。その後、このイメージファイルは、システムの自動インストールと設定を行うときの基準となります。Image file、Remote deployment も参照してください。

Cluster（クラスタ）

単一システムとしてアドレス指定、管理が行われる、2 つ以上の独立したコンピュータのことです。クラスタリングは計算能力を向上させたり、フェイルセーフティを保証したりするために使用されます。

Codepage

言語／国ごとの文字セットとキーボード配列をサポートするために使用されます。コードページはプログラムで使用する 2 進文字コードを、キーボードまたは画面上の文字と関連付ける表です。

Command Line Interface（コマンドライン）

OS またはプログラムを制御するためのインターフェース。CLI では、コマンドは文字列（コマンドライン）として、キーボードから入力エリアに直接書き込みます。

Command Line Protocol（CLP）

コマンドを入力するためのテキストベースのインターフェース（SQLコマンドなど）。

Common Information Model

DMTF（Distributed Management Task Force：分散管理タスクフォース）が標準化したオブジェクト指向データモデル。ウェブベースの企業管理の場合、CIM により、管理対象コンポーネント（デバイス、ファイルシステムなど）の標準化された表現が、クラスまたはオブジェクトとして指定されます。CIM の特徴は、スキーマとして知られているように、いくつかのレベルがあることで、階層的に配列されて


います。上位にあるメタスキーマには、CIM の仕様が入っています。その下にはコアスキーマ、共通スキーマ、拡張スキーマがあり、その中でクラスが定義されています。自動処理では、クラスの定義は MOFファイルに保存されています。Web-Based Enterprise Management

（WBEM）も参照してください。

Community（コミュニティ）

SNMP を介して通信を行う複数のシステム（マネージャとエージェント）から成るグループ。このグループはコミュニティ文字列で一意的に識別されます。同一コミュニティに属していないシステムは、通信を行うことはできません。1 つのシステムは 2 つ以上のコミュニティに属することができます。Community string （コミュニティ名）も参照してください。

Community string（コミュニティ名）

コミュニティの名前。マネージャとエージェント間における SNMPベースの通信では、コミュニティ名はパスワードの役割を果たします。エージェントは、エージェントシステムに関する情報を提供する前に、マネージャのコミュニティ名が必要となります。Community （コミュニティ）も参照してください。

Compact Disc（CD）

広く使用されている記憶媒体／データボリューム。Compact Disc-Read Only Memory （CD-ROM）も参照してください。

Compact Disc-Read Only Memory（CD-ROM）

保存データの読み出し専用のデータボリューム。

Complementary Metal Oxide Semiconductor（CMOS）

消費電力が少なく耐干渉性に優れた集積回路の製造技術。この技術はRAM などで使用されています。


Component Object Model（COM）

オブジェクト指向のプログラムコンポーネントの規格（「COM 制御」）。この考え方は、アプリケーションを実装すると、プログラマーは既存の機能モジュールをそのまま使用することができ、さらに、その機能モジュールが他のプロバイダーのものであっても使用できるというものです。

Computer Associates

管理ソフトウェアのプロバイダー。

Console（コンソール）

制御装置の一つで、ユーザはそれを介してシステムと通信します。コンソールは通常、システムの出力（表示部）と入力（マウスとキーボード）機能で構成されるとされています。Console redirection （コンソールリダイレクション／ CR）も参照してください。

Console menu

PRIMERGY ServerView Suite では次のとおりです。RemoteView マネジメントブレードにアクセスした時に、RemoteView ／ Web フロントエンドまたは RemoteView ／ LAN フロントエンドで呼び出されるリモート管理インターフェース。コンソールメニューにより、管理対象サーバやテキスト専用コンソールリダイレクションに関するさまざまな情報にアクセスできます。RemoteView/Web front-end

（RemoteControlService/Web）、RemoteView/LAN front-end （RemoteControlService/LAN）、RemoteView management blade （マネジメントブレード／ ManagementBlade）も参照してください。

Console redirection（コンソールリダイレクション／ CR）

端末または Web アプリケーションを介して、システムのコンソール（表示および入力機能）を異なるシステムにリダイレクトすることです。テキストモードで画面出力のみをリダイレクトできるテキスト専用コンソールリダイレクションと、グラフィカル画面出力もリダイレクトできるグラフィカルコンソールリダイレクションは区別されます。入力機能のリダイレクトは特に難しいため、その用途に応じて、さまざまな程度で実施されます。キーボード入力のみのリダイレクトから、


マウス制御を追加したリダイレクト、さらには異なるキーボード配列を検討することもあります。Console （コンソール）、Advanced Video Redirection （ビデオリダイレクション／ AVR）も参照してください。

Cylinder Head Sector（CHS）

シリンダ、ヘッド、セクタ番号を指定することによって行われる、ハードディスクのアドレス指定方法。これにより、各セクタの位置を明確に特定し、そのセクタのアドレス指定を行うことができます。

D

DataCenter Rack

PRIMERGY サーバシリーズのシステムコンポーネント搭載用筐体で、ケーブル管理機能が追加されています。

Demilitarized zone（DMZ）

機密データを扱う内部ネットワーク（イントラネットなど）と公衆インターネットの間に中立な保護エリアを実装した個別の小規模コンピュータネットワーク。DMZ の両側に設置されたファイアウォールは、インターネットを通じたアクセスから機密データを扱うネットワークを保護します。DMZ 内で HTTP サーバ、DNS サーバなどを実行すると、それに対応するインターネットサービスが機密データを扱うネットワークで利用できるようになり、当該ネットワークでこのようなサービスを実際に提供した場合に伴う危険性はありません。Firewall （ファイアウォール）も参照してください。

Deployment

コンピュータをインストール、事前設定し、即時利用できるようにするための方法。展開には、リファレンスインストール、画像作成、クローニングなどがあります。Image も参照してください。


Deployment server（デプロイメントサーバ）

デプロイメントサーバは、各サーバとその環境が LAN を介して使用できるように準備を行うセントラルインスタンスです。PXE ブートサービスは、デプロイメントサーバにインストールされています。LAN も参照してください。

Desktop Management Interface（DMI）

デスクトップパソコン、ノート型パソコン、サーバを集中管理するための DMTF が開発した規格。DMI は今後開発されることはありません。DMI の後を引き継ぐ規格は共通情報モデル (Common Information Model: CIM) です。

DHCP

IP アドレス、サブネットマスク、担当のルータなど、ネットワーク内にあるコンピュータの TCP/IP 構成パラメータを動的に集中管理するための TCP/IP プロトコルです。インターネット（TCP/IP ネットワーク）にログオンするコンピュータは、DHCP サーバから、これらの設定を要求することができます。そこで、DHCP サーバは、DHCP クライアントコンピュータが TCP/IP ネットワークにログオンする時、未使用の IP アドレスを自動的に割り当てます。

Diagnostic LED

PRIMERGY ServerView Suite の中の LocalView コンセプトのコンポーネント。不具合のあるコンポーネントをより特定しやすくするため、コンピュータの主要コンポーネント（メインメモリ、CPU など）とともに配置されている発光ダイオードで構成されます。LocalView も参照してください。

Digest

メッセージダイジェスト、チェックサムとも呼ばれています。ダイジェストとは、数学関数（暗号学的ハッシュ関数）を用いて文書の平文から生成される固定長の文字列のことで、デジタル署名としてその文書に一つ一つ割り当てられます。ダイジェストは、TCP/IP ネットワーク上で転送中に、それが識別する文書に関するデータの整合性を保証します。


Digital certificate（デジタル証明書）

公開鍵暗号においては、認証局 (Certificate Authority: CA) が発行する文書のことです。この証明書は CA の秘密鍵で署名されます。つまり、CA が証明書所有者の身元を保証するということです。Certificate Authority （認証局 (CA)）も参照してください。

Direct Current（DC）

直流電圧値を表す国際略語（DC 5V など）。

Directory service（ディレクトリサービス）

ネットワークを管理するための中央ディレクトリサービス。このディレクトリサービスでは、ユーザ ID、グループ ID、サーバ、プリンタなどが管理されます。

Discovery

サーバ管理では、管理対象オブジェクトは、このディスカバリー機能を通じてネットワークで検出することができます。

Distributed Management Task Force（DMTF）

かつてのデスクトップ管理タスクフォース (Desktop Management Task Force: DMTF) です。システム管理の新たな標準を開発することを目的とした、メーカーで構成されたコンソーシアム。も重要な DMTF 規格は、共通情報モデル (Common Information Model: CIM) です。

DMA

マイクロプロセッサを介さずにシステムメモリにアクセスする方法。

DNS

通常 TCP/IP ユーザプログラムで使用されるコンピュータの識別名（ドメイン名）を IP アドレスに変換する、アプリケーションレベルのTCP/IP プロトコル。DNS では、ネットワーク内の全関係者が利用できる情報が入った分散データベースを用いることで、コンピュータ名が IP アドレスにネットワーク規模で割り当てられます。


Domain（ドメイン）

ネットワーク内の論理サブネットワーク。

Download Manager

PRIMERGY ServerView Suite の中の更新管理 (Update Management)のコンポーネント。FSC Web サーバのサポートディレクトリに保存されている PRIMERGY サーバの更新データを自動検索、ダウンロードするために使用します。

Dual Inline Memory Module（DIMM）

メインメモリ内のメモリモジュールの一種で、64 ビットのデータバスを搭載し、プリント基板の両側には端子が付いています。

Dual Inline Package switch（DIP switch）

通常一列に配置された小型スイッチで、電子機器の構成を設定するために使用されます。

Dummy module

コンピュータで使用されていないスロット／ベイ用のプレースホルダーモジュール。未使用のスロットは、冷却、EMC 規制の順守、防火の各目的のために、必ずダミーモジュールを実装しなければなりません。

Duplex Data Manager（DDM）

PRIMERGY サーバ用ソフトウェアソリューションの一つで、冗長化にて構成されたリモート記憶サブシステムへのデータのミラーリングを可能にします。DDM は、コンポーネントである DuplexWrite とMultiPath で構成されています。DuplexWrite、MultiPath も参照してください。


DuplexWrite

DuplexWrite は、Duplex Data Manager (DDM) のコンポーネントです。DuplexWrite は、他のリモート記憶サブシステムにデータをミラーリングします。

DuplexWrite group

DuplexWrite を用いて構成を設定した 2 つの冗長ハードディスクから成るグループ。DuplexWrite グループの両要素（DuplexWrite の両ハードディスク）には、同一（ユーザ）データが入っています。OS の観点からすれば、DuplexWrite グループは単一のハードディスクと見なされています。どの DuplexWrite グループにも、優先されるハードディスク（初期設定では、一番目のハードディスクがそれに値します）があり、データはそのハードディスクから読み込まれます。

DVD

CD に似ていますが、記憶容量がはるかに大きい光記憶媒体のことです。

E

Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory（EEPROM）

電気信号を利用して、コンテンツの削除、再書き込み（「フラッシュ（一括消去）」）が可能なメモリモジュール。

Electromagnetic compatibility（EMC）

1992 年末から、EMC 指令により、どの電子製品メーカーも、自社製品の電磁両立性を証明、保証することが義務付けられました。この目的は、デバイスやシステムから許容できないほど多量の妨害波が放射されるのを防ぐことです。また、製品が外部から発生した電磁場に影響を受けてもいけません。


Electrostatic discharge（ESD）

静電気放電により損傷、破壊の恐れがあるコンポーネント。摩擦などにより静電気が発生することがあります。ESD に対応する場合は、帯電防止に必要な予防策を取らなければなりません。

Emergency Management Port（EMP）

リモート保守を行うためのインテル社製 LAN チップのインターフェースです。これにより、サーバが故障した後でもリモート保守が可能です。

End User License Agreement（EULA）

ソフトウェアメーカーとソフトウェアユーザ間の契約書。EULA はインストール中に表示され、ユーザはインストールを続行するため、それに同意しなければなりません。

Erasable Programmable Read-Only Memory（EPROM）

特殊なデバイスを利用して、コンテンツの書き込みが可能なメモリモジュール。

Error Correcting Code（ECC）

データ転送におけるエラーの検出、訂正方法。ECC は新の RAM メモリモジュールなどで使用されます。

Event（イベント）

プログラムが応答できるアクションまたは状態の変更。PRIMERGY ServerView Suite では、エージェントから特定のメッセージが到着したことを意味します。イベントの定義においては、受信メッセージは、メッセージテキストに表示されなければならない文字列によって、より正確に指定されます。


Extended Capability Port（ECP）

パラレルインターフェース向けに拡張された規格で、これにより、複数のデバイスを接続することが可能となり、データ転送速度もさらに向上します。

Extensible Firmware Interface（EFI）

ファームウェア、コンピュータの個々のコンポーネント、OS の中心に位置するインターフェース。

Extensible Markup Language（XML）

World Wide Web Consortium（W3C）が定義したオープンスタンダードのことで、機械、人間に解読可能な文書をツリー構造で作成するためのものです。XML では、このような文書の構造に関する規則が定義されています。具体的な応用（「XML 応用」）については、各文書の詳細が指定されなければなりません。これは、特に構造要素の指定と文書体系における当該構造要素の配置に関するものです。したがって、XML はいかなるマークアップ言語を定義する場合もその標準となっていますが、マークアップ言語はその基本構造に密接に関係しています。他の言語を定義するのに使用される言語は、メタ言語と呼ばれています。XML は SGML の簡易なサブセットです。

F

Fast Management Link（FML）

LAN から BMC までの接続。

Field-Replaceable Unit（FRU）

現場で交換可能なコンポーネント。


Firewall（ファイアウォール）

民間企業の内部ネットワークをインターネットに接続しているネットワークコンポーネント。ファイアウォールの役割は、私設ネットワークのユーザが妨害を受けることなくインターネットにアクセスできるようにすると同時に、外部干渉からユーザを保護することです。つまり、ファイアウォールは、私設ネットワークがインターネットにアクセスできる唯一のルートでなければならない、ということです。ファイアウォールは通常、複数のハードウェアおよびソフトウェアのコンポーネントで構成されています。これらのコンポーネントは、セキュリティを確保するために必要な条件と使用するインターネットサービスの量に応じて、個別に構成を設定できます。

Flash memory

情報を永続的に、すなわち不揮発の状態で、小限の空き領域に保存しなければならない場合に使用されるデジタルメモリ。ほとんどのコンピュータで、例えば、BIOS はフラッシュメモリに保存されます。他の応用分野として、USB スティックやデバイスのファームウェアなどがあります。フラッシュメモリを使用することで、個々のバイトのアドレス指定、読み込み、書き込みが可能となりますが、削除することはできません。削除はブロック単位でしか行うことはできません。通常は、総記憶容量の 4 分の 1、8 分の 1 などの単位で行われます。

Front Panel Controller（FPC）

サーバの前部にある表示要素や動作要素を制御するコントローラ。

Front Side Bus（FSB）

プロセッサとコンピュータ内部の他のコンポーネント（RAM、チップセット、PCI スロットなど）をつないでいるデータ回線。

FTP

ネットワーク内にあるコンピュータ間のファイル転送用 TCP/IP プロトコル。どのような OS を使用しているかにかかわらず、ファイルはどのメーカーのコンピュータ間でも交換可能です。FTP は TCP を直接ベースとしていて、どのような種類のファイル（テキスト、画像、音声、ビデオ、プログラムファイルなど）でも転送できます。FTP を用いたファイル転送は、通常暗号化されません。


G

Gateway

さまざまな通信プロトコルが使用される複数のネットワークを接続するデバイス。

Global Array Manager（GAM）

LSI ／マイレックス社製の RAID 管理ツールを集めたもので、RAID コントローラの構成を設定するためのものです。GAM を使用すると、例えば、RAID レベルを選択し、ハードディスクの論理的構成を定義することができます。

Global-error indicator

サーバシステムに重大なイベントが発生した時に点灯する LED。BIOSの起動や、ServerView による OS のイベントログおよびシステムイベントログ (System Event Log: SEL) において、イベントのさらなる詳細を検索することができます。

Globally Unique Identifier（GUID）

OS がコンポーネントを識別するために使用します。GUID は世界で一意な 128 ビットの整数値（16 バイト）です。現在の時刻やネットワークカードの一意な MAC アドレスなどの計算で構成されています。

Graphical User Interface（GUI）

コマンドが図式化されることにより、ユーザによるプログラム制御が可能になります。

H

Hard disk drive（ハードディスク／ハードディスクドライブ／ HDD）

磁気記憶媒体（ハードディスク）を備えたドライブで、デジタルデータを自由に保存するためのものです。


Hard disk drive module（ハードディスク／ハードディスクドライブ）

HDD モジュールは、ハードディスクドライブとキャリアで構成されています。

Hardware inventory

システム管理においては、モデル、OS バージョン、プロセッサのタイプ、未使用の RAM、使用済みの RAM、バッテリータイプ、残留電圧など、システムのあらゆるデバイスに関するハードウェア情報を意味します。

Hot-plug

動作中に交換できるという、コンポーネントのプロパティ。

Hot-spare memory technology

故障を引き起こす可能性のあるメモリモジュールを搭載したメモリバンクのコンテンツを、追加設定されたメモリバンク（ホットスペアメモリバンクと呼ばれ、通常の動作では使用されない）にオンラインでコピーすることを可能にする技術。追加されたこのメモリバンクは、ホットスペアの場合に限り動作します。

Hot-swap

通常ホットプラグと同意語として用いられます。ただし、次のような細かな違いがある場合もあります。ホットプラグの場合、交換中に（自動または手動で）インターフェースを停止しなければなりませんが、ホットスワップの場合、その必要はありません。Hot-plug も参照してください。

HTML

標準化されたマークアップ言語と SGML 規格（Standard Generalized Markup Language：汎用マークアップ言語規約）のサブセット。HTML 文書は、標準化された通信プロトコル HTTP を介して、いかなるコンピュータシステム間でも交換することが可能です。

HTTP

TCP/IP のアプリケーション層プロトコル。HTTP はインターネットでHTML ファイルを転送するために使用され、World Wide Web の根幹を成しています。メッセージは、クライアント／サーバの原則にした


がって、HTTP サーバ（Web サーバ）と HTTP クライアント（Web ブラウザ）間で交換されます。クライアント／サーバの原則とは、Webブラウザが HTTP 要求を HTTP サーバに送信した後、今度は HTTPサーバが HTTP 応答として、クライアントに希望の HTML 文書を送信するというものです。

HTTPS

暗号化されていない HTML ファイルを転送する HTTP プロトコルとは異なり、HTTPS は SSL（Secure Sockets Layer：セキュアソケットレイヤー）を使用して、転送される HTML ファイルを暗号化します。暗号化と同様、HTTPS は、通信の匿名性だけでなく、転送ファイルの信頼性と整合性も保証します。SSL も参照してください。

I

ID button

ID インジケータを作動するためのボタン。

ID indicator

特定のサーバを識別するインジケータ (LED)。

IDE storage medium

IDE インターフェースを備えた記憶媒体。RemoteView においては、RemoteView Test and Diagnosis System (RTDS) が入ったハードディスクまたは chipDISK のことです。

Image

OS、構成データ、ユーザデータが入ったリファレンスシステム（ハードディスクやハードディスクのパーティションなど）のコピー。Image file も参照してください。

Image file

イメージが入ったファイル。PRIMERGY ServerView Suit では、RemoteDeploy などを用いて、イメージファイルを作成できるだけでなく、システムのクローニングにもイメージファイルを使用することができます。Image も参照してください。


In-band management

「帯域内」管理と「帯域外」管理は区別されています。帯域内管理とは、次のように、インストールされた管理機能がすべて利用できるシステム状況において、管理オプションが集合したものを意味します。管理対象の PRIMERGY サーバの OS と、このサーバの各 ServerView Agent は、アクティブになっています。管理対象サーバのハードウェアは完璧に動作し、インストールされた管理ソフトウェアはすべて利用可能となります。この場合、各 ServerView Agent は、標準 OS の通信チャネルを介して、ユーザインターフェース（ServerView Operations Manager、Windows ベースの ServerView、BMC Managerなど）と通信します。また、管理対象サーバへのアクセスは、LAN から BMC を介して、あるいは、RSB/ RSB S2/ RSB S2 LP (3HU) の独立した LAN ／モデムインターフェースを介しても可能です。Out-of-band management、ServerView Operations Manager、BMC Manager も参照してください。

Installation Manager

PRIMERGY ServerView Suite のコンポーネント。OS や追加されたアプリケーション（サーバ管理ソフトウェアなど）を迅速かつ簡単にインストール、設定することができます。

Integrated Device Electronics（IDE）

ATA/ATAPI インターフェースの特別バージョンに対してウェスタンデジタル社が考案した用語。この特別バージョンでは、コントローラがドライブ（ハードディスク、CD-ROM ドライブなど）に組み込まれています。

Integrated Remote Management Controller（リモートマネジメントコントローラ／ iRMC）

独立した LAN 接続部を備え、さらには、RemoteView Service Board (RSB) が以前提供していた機能が追加された、ベースボード管理コントローラ (Baseboard Management Controller: BMC)。

Intelligent Chassis Management Bus（ICMB）

プラットフォーム管理と制御システムに関する情報を交換するための内部バス。ICMB は IPMI 仕様の下位グループです。


Intelligent Platform Management Bus（IPMB）

筐体内のさまざまなモジュール間の接続を確立する 12C ベース（書き込み専用）のバス。IPMB は、リモート管理モジュールの標準化されたインターフェースとしても使用することができます。

Inter-Integrated Circuit

集積回路をつなぐためのシリアルデータバス。

Internet Assigned Numbers Authority（IANA）

IP アドレス、トップレベルドメイン、IP プロトコル番号の割り当てを管理する組織。特に、TCP/IP プロトコルの各ポートに特定のサービスを割り当てます（例：HTTP プロトコルにはポート 80）。

Internet Information Server（IIS）

マイクロソフト社のサーバ OS 用の機能が追加されたインターネットサーバ（Web ／ HTTP サーバ、FTP サーバを含む）で構成されるグループ。

Internet Small Computer System Interface over IP（iSCSI）

ストレージオーバー IP と呼ばれる、ストレージネットワーク用の手法。この手法を用いることで、SCSI データは TCP/IP パケットにカプセル化され、IP ネットワークを介して転送されます。iSCSI は、記憶装置を別に設置しなくても、エンドツーエンドの仮想接続によってストレージネットワークにアクセスできるようにするために使用されます。

Inventory Manager（インベントリマネージャ）

PRIMERGY ServerView Suite の中の資産管理 (Asset Management) のコンポーネント。ServerView（ServerView Operations Manager および Windows ベースの ServerView）からデータをエクスポートします。このデータは外部媒体（ファイル、データベースなど）に保存できます。


Inventory View

PRIMERGY ServerView Suite の中の資産管理 (Asset Management) のコンポーネント。PRIMERGY サーバのハードウェアおよびシステムに関連するソフトウェアの構成を識別、表示することができます。

IP

TCP/IP プロトコルファミリーの中心となるプロトコルで、ネットワーク層プロトコルとして、転送されたデータパケット（データグラム）のフォーマットに加え、アドレス指定スキーマも定義します。こうして、インターネットプロトコルにより、異機種ネットワークのさまざまなホストとノード間の通信が可能となります。IP プロトコルには、IPv4 と IPv6 があります。IPv4 は 32 ビットのアドレス指定をサポートします。 IPv6 は 128 ビットのアドレス指定に加え、追加されたセキュリティメカニズムもサポートします。IP address （IP アドレス）も参照してください。

IP address（IP アドレス）

32 ビットのアドレス (IPv4) または 128 ビットのアドレス (IPv6) で、インターネットのアクセスポイントを一意的に識別します。

IPMI

サーバ管理ハードウェアの一般的なインターフェースのことです。このインターフェースを使用することで、温度、電圧、ファンの状態のような動作特性を監視することができます。Intelligent Platform Management Bus （IPMB）、Intelligent Chassis Management Bus

（ICMB）も参照してください。

IRQ

周辺機器から CPU に送信される信号で、演算を行う必要があることを報告します。信号が周辺機器から CPU に送られるとすぐに、CPU は現在のタスクを中断し、周辺機器からの要求を処理します。


J

Java

オブジェクト指向でプラットフォームに依存しないプログラミング言語で、メモリ管理を行うことができます。Java はとりわけ World Wide Web 用に開発されたため、セキュリティ面が特に重要視されました。Java applet （Java アプレット）、Java Virtual Machine （JVM／ VM ／ Java VM）も参照してください。

Java applet （Java アプレット）

すでに動作しているアプリケーション（Web ブラウザなど）から起動することができる Java クラス。Java アプレットは、Web サイトで双方向性をもたらすために使用することができます。Java、Java Virtual Machine （JVM ／ VM ／ Java VM）、Console redirection （コンソールリダイレクション／ CR）も参照してください。

Java Virtual Machine （JVM ／ VM ／ Java VM）

Java プログラムを実行するためのランタイム環境と仮想システム。JVM の核をなすのは、Java インタプリタ (Java Interpreter) です。これは、いわゆる Java バイトコードの個々の指令を機械コードに変換した後、それを直ちに実行するというものです。Java、Java applet

（Java アプレット）も参照してください。

Job （ジョブ）

複数のコンポーネントを備えたサーバを、特定のインベントリに基づいて更新するなど、特定の状況においてタスクを実行するために特別に定義された要求のことです。ジョブを一度実行すると、別の状況には適用することができません。ジョブは追跡をサポートするため、その状態を維持します。ジョブの代表的なアクションには、「作成(Create)」、「表示 (View)」、「削除 (Delete)」などがあります。


K

Keyboard Controller Style （KCS）

BMC とシステム管理ソフトウェア間の通信に関する IPMI 規格において定義されたインターフェース。

L

LAN

プロトコルにより連結され、通信を行う複数のコンピュータから成るローカルコンピュータネットワーク。

LAN on Motherboard （LOM）

ネットワーク機能を発揮することを目的としたマザーボードのことで、集積回路が組み込まれています。これにより、ネットワークカードを追加する必要がなくなります。

LDAP

TCP/IP を介して実行されるディレクトリサービスを指定するディレクトリサービスプロトコル。LDAP ディレクトリでは、エントリが階層ツリー構造に配置されます。この階層ツリー構造には、政治、地理、組織の境界が反映されます。

Local installation

（リモートインストールとは異なり、）すぐ近くにあるコンピュータをインストール、設定することです。ローカルインストールは、Installation Manager の有無を問わず行うことができます。Installation Manager、Remote installation も参照してください。

LocalView

「LocalView」コンセプトの下、PRIMERGY ServerView Suite は、コントロールパネルの表示要素（グローバルエラーディスプレイなど）、システムボードの LED、LocalView モジュールのディスプレイなどによ


り、システムの動作状態に関する重要な情報を当該システムに直接伝える一連の機能を提供します。Global-error indicator、Diagnostic LED、LocalView module も参照してください。

LocalView module

LED 搭載の小型モジュールで、重要なシステムメッセージをPRIMERGY サーバに直接表示します。このシステムメッセージには、サーバの状態が表示され、ハードウェアの不具合についての警告も示されます。

Log file （ログファイル）

アクションまたはイベントの全てまたは一部が自動的にログされるファイル。PRIMERGY ServerView Suite のサーバ管理においては、次のようなログファイルが主要な役割を果たします。OS のイベントログと、サーバのシステムイベントログ (System Event Log: SEL)。PRIMERGY サーバの OS のイベントログには、OS やドライバなどから送信されたすべてのイベントが含まれています。これらの SEL エントリは、ServerView Agent により、イベントログに転送することができます。イベントログエントリは、マイクロソフト社の SMS や Tivoliを初めとする他社の企業管理システムなどから読み出し、ローカル管理ステーションに保存することができます。サーバの SEL には、当該サーバに関するあらゆるイベントが含まれています。これらのイベントは、RemoteView などで評価することができます。

Logical Block Addressing （論理ブロックアドレス）

24 ビットのアドレスを用いて、ハードディスクドライブに入っているデータブロックの位置を指定する方法。

Low-Voltage Differential （LVD）

SCSI バスでも使用される、低電圧による差動式の伝送方法。

LUN

SCSI デバイスを識別するために使用されます。


M

Managed Object Format （MOF）

CIM のクラスのテキスト定義用標準フォーマット。MOF は、インターフェース記述言語 (Interface Definition Language: IDL) をベースにしています。

Managed Object Format file

MOF フォーマットで作成したファイル。

Managed server （監視対象サーバ／監視対象のサーバ）

サーバ管理ソフトウェアのコンポーネント（ServerView Agent、ServerView Update Agent など）を実行するサーバことです。このサーバは監視、管理、更新が可能です。

Management Information Base （MIB）

TCP/IP ベースのインターネットワーク上にあるノードの構成と状態に関するネットワーク管理情報が入ったデータベース。MIB は、共通管理情報プロトコル (Common Management Information Protocol: CMIP)と、簡易ネットワーク管理プロトコル (Simple Network Management Protocol: SNMP) で使用されます。

Management Information Base browser

SNMP を用いたサーバ管理において、このソフトウェアを使用すると、管理者は次のことが実行できます。MIB オブジェクトまたは個々の MIB ブランチの階層をツリー構造として表示。SNMP クエリ要求の発行、または MIB オブジェクト値の設定。トラップの表示。

Management server （管理サーバ／管理用のサーバ）

PRIMERGY ServerView Suite の ServerView 管理ソフトウェア（ServerView Operations Manager、Windows ベースの ServerView、Event Management など）がインストールされたセントラルサーバ（Windows または Linux の OS を搭載した、Intel ベースのコンピュータ）。


Management station （管理ステーション）

Windows 搭載コンピュータ、またはインターネットに接続され、新の Web ブラウザを搭載したデバイス。これを使用することで、PRIMERGY ServerView Suite のサーバ管理ソフトウェアを起動することができます。

MAPI

メッセージングシステム用に標準化されたインターフェース。MAPIはマイクロソフトエクスチェンジ (Microsoft Exchange) などに実装されています。

MIB module

管理対象オブジェクトのグループ。MIB-I/II も参照してください。

MIB objects （MIB オブジェクト）

MIB-I/II に格納されたオブジェクトのタイプと属性を含んだ用語。MIB-I/II も参照してください。

MIB-I/II

標準 MIB。これらは、Request for Comments (RFC) 1156 (MIB-I) と1213 (MIB-II) で標準化されています。MIB-II は MIB-I を拡張したもので、インターネットでは、MIB-II を使用することが義務付けられています。MIB-II は、デバイス管理の適切なデータモデルを提供しています。RFC、MIB module も参照してください。

Microsoft Operations Manager （MOM）

Windows ベースのサーバとアプリケーションの管理、性能監視を行うための総合管理ソリューション。ServerView は、統合型モジュールを介して MOM に統合することができます。ServerView イベントは、MOM データベースに保存され、MOM 管理ステーションに表示されます。詳細にわたって分析を行う場合は、ServerView Operations Manager と Windows ベースの ServerView の両方を、MOM インターフェースから呼び出すことができます。


Microsoft Windows Installer

Microsoft Windows Installer は、アプリケーションプログラムのインストールおよび設定のサービスで、アプリケーションプログラムのインストールを簡略化する Windows 2000 のコンポーネントです。Microsoft Windows Installer は、プログラムのインストールとアンインストールを実行します。インストール中は、一元的に定義された一連の規則を適用します。この一連の規則では、インストールとインストール済みプログラムの設定について定義されています。また、Microsoft Windows Installer は、すでにインストールされたプログラムを変更、修復、アンインストールする場合にも使用できます。Microsoft Windows Installer 技術は、Windows OS や .msi パッケージを対象とした Microsoft Windows Installer サービスで構成されています。.msi ファイルの拡張子は、Microsoft Windows Installer で作成したインストール用パッケージを識別します。プログラムの起動およびインストールに関する情報が入っています。.msi ファイルの拡張子は、Microsoft Windows Installer の変換ファイルを識別します。変換ファイルにより、既存の .msi パッケージに変更が加えられます。

Mirrored array

RAID 1 を参照してください。

Modem （モデム）

電話回線でデータを転送するための変調機／復調機。

Multicast

あるポイントからグループに転送する方法の一つ（マルチポイント接続とも言います）。マルチキャストのメリットは、メッセージを複数の利用者に同時に送信したり、閉域利用者グループに送信したりできることです。送信されるパケットは、新しい分配器（スイッチ、ルータ）それぞれにコピーされた後、転送されます。PRIMERGY ServerView Suite のサーバ管理では、クローニング中に、リファレンスシステムで作成されたイメージファイルを複数のサーバに同時に分散しなければならない場合、マルチキャスト方式が使用されます。そこで、各サーバに対し、このイメージファイル用の IP マルチキャストアドレスが割り当てられます。


Multi-homed server

ネットワークのパフォーマンスを向上させるため、2 つ以上のネットワークに接続されている（すなわち、2 枚以上のネットワークインターフェースカードのそれぞれに、一意のネットワークアドレスが割り当てられた）サーバ。Network Interface Card （LAN カード／ NIC）も参照してください。

MultiPath

Duplex Data Manager (DDM) のコンポーネント。MultiPath は、ストレージサブシステムまでの冗長データパスを提供します。

N

Netmask

LAN のフィルターであり、IP アドレスからネットワーク内部にフィルターをかけます。そのため、関連する LAN 内のホストを識別するアドレスの一部だけが残ります。LAN、IP address （IP アドレス）も参照してください。

Network Address Translation （NAT）

NAT により、LAN 内部でパブリック IP アドレスにプライベート IP アドレスが割り当てられます。複数のプライベート IP アドレスを、着信パブリック IP アドレスに割り当てることが可能です。つまり、複数台のコンピュータが、リモートデータ転送、ケーブル、または DSL を用いた接続で、単一のパブリック IP アドレスを共有することができるということです。NAT ではまた、パブリックネットワークのホストがプライベートネットワークのリソースにアクセスするのを制限することもできます。

Network Interface Card （LAN カード／ NIC）

ネットワークアダプターとも呼ばれています。コンピュータがネットワークと通信できるようにするため、コンピュータにインストールされたハードウェアコンポーネント。


Network node （ネットワークノード／ネットワーク上のノード）

電気通信において、メッセージネットワークの 3 つ以上の転送パス間を相互接続するポイントを表す総称。メッセージネットワークのタイプにより、ノードは電話交換器、マルチプレクサー、集線装置、ルータなどの場合があります。

NMI

も優先度の高い割り込みです。この割り込みの信号は、ハードウェアモジュールまたは周辺機器によって起動されますが、通常はハードウェアのエラーによって起動されます。そして、この割り込みが特殊な割り込み入力により CPU に伝えられると、CPU は直ちに規定の割り込みルーチンを実行します。

NMI button

サーバのコントロールパネル上にあるボタンで、ハードウェアのリセットをかける NMI を発生させるためのものです。OS によっては、このボタンにより、システムがリセットしてしまう場合があります。NMI ボタンは、先の尖ったものでしか作動させることはできません。データが失われてしまう危険性があるため、NMI ボタンはカスタマーサポートの担当者以外は使用すべきではありません。NMI も参照してください。

O

Offline update

PRIMERGY ServerView Suite では、DOS 環境からコンポーネントを更新することを意味します。この方法がコンポーネントに使用されるのは、DOS 環境から更新できる場合に限られます。これは、システムがそれを必要としているためか、あるいは、メーカーがオンライン更新のツールを提供していないためか、のいずれかによります。ここでは、Update Manager が DOS に対するブート処理を制御し、OS に戻すだけです。オフライン更新は、PRIMERGY サーバのサービス区画または PXE サーバを経由して行うことができます。Online Update も参照してください。


OID

MIB ツリー内のオブジェクトの位置を指定する記号。例えば、1.3.6.1.4.1.231.1.3.1 (iso.org.dod- .internet.private.enterprise.sni.1.3.1)は、RM400 システム (SINIX V5.43) を表す可能性があります。OID を表す MIB 名（記号名）もあります（cisco が Cisco ルータを表すなど）。

Online Update

管理対象サーバがオンラインの時に行われるコンポーネントの更新。

Out-of-band management

次のように、インストールされた管理機能がすべて利用できるわけではないシステム状況において、管理オプションを総じてこのように呼びます。そのようなシステム状況とは、管理対象サーバの OS と、このサーバの各 ServerView Agent が、もはやアクティブでない場合や、サーバの状態とインベントリデータに、ServerView を介して、もはやアクセスすることができない場合です。管理対象サーバのハードウェアがなおも動作している場合、このようなシステム状況であっても、RemoteView を介して、管理対象サーバを完全に遠隔制御することが可能です。RemoteView Test and Diagnosis System (RTDS) のツールを利用できるだけでなく、LAN から BMC を介して、あるいは RSB/ RSB S2/ RSB S2 LP の独立した LAN ／モデムインターフェースを介して、管理対象サーバにアクセスすることも可能です。CPU がなおも管理対象サーバで動作しないため、サーバへの接続がもはやシステム依存の機能を用いて確立できない場合であっても、サーバはさまざまなレベルでリモート管理することが可能です。In-band management、RemoteView Test and Diagnosis System （RTDS）も参照してください。

P

Pager （ポケットベル）

受信周波数が固定された小型受信機。ポケットベルは、ポケットベルサービスのプロバイダーから無線信号を受け取ります。メッセージは、数字やテキストとしてディスプレイに表示されたり、音響信号や音声メッセージとして伝達されたりします。


Performance Manager（パフォーマンスマネージャ）

PRIMERGY ServerView Suite の ServerView コンポーネント。特定のサーバコンポーネントの利用状況を長期にわたって監視できるとともに、リソースのボトルネックを早期に検出し、サービスレベルを維持することもできます。Performance Manager の報告機能により、図式化するためのさまざまなオプションが提供されます。閾値管理では、規定の閾値に到達した場合やそれを超えた場合、速やかにユーザに通知されます。

Peripheral Component Interconnect bus （PCI バス）

PCI 対応の拡張カードを大 10 枚接続することを可能にするバスシステム。

Ping

ある IP アドレスから別の IP アドレスまでの IP レベルでの接続性を確認するためのコンピュータプログラム。

Platform Event Filtering （PEF）

BMC を設定するためのメカニズムを提供し、選択したアクションでイベントメッセージに対応します。このようなアクションにより、システム電源の切断やアラームのリセット、起動などが行われる場合があります。

Platform Event Trap （PET）

特殊なフォーマットの SNMP トラップで、サーバ管理における警告に使用されます。プラットフォームイベントトラップは、ASF（Alert Standard Format：警告標準形式）のシステムまたは IPMI BMC が生成します。

PPP

コンピュータとインターネット間など、ダイアルアップ接続用のデータリンクプロトコル。


Policy （ポリシー）

HP OpenView Operations における ServerView の統合中にイベント処理（アラーム報告の転送など）を実行させる一連の規則。

Policy group

複数のポリシー（一連の規則）の組み合わせ。Policy （ポリシー）も参照してください。

Poll cycle （ポーリング間隔）

情報検索のサイクルを指定するパラメータ。Polling （ポーリング）も参照してください。

Polling （ポーリング）

情報を繰り返し要求することです。ポーリングはオペレーターが設定できます。Poll cycle （ポーリング間隔）も参照してください。

POST

BIOS が初に実行する機能。POST 中は、システムのハードウェアの初期化、検査が行われます。

Power Supply Unit （電源ユニット／電源ユニット (PSU)）

主電源以外から電圧と電流を必要とするデバイスやモジュールに電気エネルギーを供給するためのデバイスまたはモジュール。

Preboot Execution Environment（PXE）

クライアント側で利用できる大容量記憶装置、特に OS に依存しない環境のことで、ネットワークからのブート処理を可能にします（Netboot）。PXE はインテル社の仕様の一つで、PXE 対応のデバイスが LAN カードを使用して、ネットワークサーバにあるブートストラッププログラムを検索することを可能にするメカニズムとプロトコルを定義しています。PXE 環境は、LAN カードの BIOS からロードされます。Preboot Services では、PXE を使用することで、デバイスに対し


て指定された Preboot Services の作業があるかどうかが確認され、割り当てられた作業を実行するのに必要なファイルがそのデバイスに提供されます。

Prefailure Detection and Analysis（PDA）

特定のサーバ機能を監視する技術。これにより、コンポーネント（ファンなど）の潜在的な不具合を早期に検出することができます。

PRIMECENTER Rack

PRIMERGY、RM、BS2000 サーバシリーズのシステムコンポーネント搭載用筐体で、ケーブル管理機能が追加されています。

PRIMERGY Server （PRIMERGY サーバ）

PRIMERGY サーバには以下のサーバがあります。• エコノミーサーバ• タワーサーバ• ラックサーバ• ブレードサーバおよび BladeFrame

PRIMERGY ServerView Suite

PRIMERGY PC サーバ（Windows、Linux（Red Hat、SuSE）、VMware）を対象とした、FUJITSU によるサーバ管理コンセプトで、自動インストール、集中管理、資産および状態の監視、リモート管理、イベントの適応型管理に加え、第三者が開発したシステム（Tivoli、SMS、CA Unicenter）との統合に関するものです。

Private key （秘密鍵）

非対称暗号システムにおいて、秘密鍵は、公開鍵で暗号化されたメッセージの解読を許可された通信パートナー以外に知られてはなりません。Public key （公開鍵）も参照してください。

Promise Array Management

SATA RAID コントローラをローカル起動するためのプロミス社製ソフトウェア。このユーティリティを使用すると、RAID レベルを選択し、ハードディスクの論理的構成を定義することができます。


Property （プロパティ）

CIM のクラス定義の一部。クラスの属性を表します。

Public key （公開鍵）

公開鍵暗号で使用します。非対称暗号システムにおいて、公開鍵は、通信パートナーがメッセージを暗号化するために使用されるものです。暗号化されたメッセージは、受信者が秘密鍵を用いて解読することができます。Private key （秘密鍵）も参照してください。

R

Rack （ラック）

ラックには、通常、複数個のコンポーネントが搭載されており、これらを組み合わせることで、一つの物流用ユニットが構成されます。ラックはさまざまなモデルがあり、幅、高さいずれも異なる場合があります。

RAID

2 台以上の独立したハードディスクを組み合わせたもので、RAID コントローラによって制御される論理ユニット（ディスクアレイ）を構成します。ハードディスクが故障した場合でもデータを失くすことがないよう、RAID システムはデータを保存することができます。そのため、サーバの運用即応性が確実に維持されます。RAID 技術は、アクセス時間を適化するために使用されることもよくあります。目的に応じたさまざまな RAID レベルがあります。RAID controller （RAID コントローラ）、RAID level （RAID レベル）も参照してください。

RAID 0

独立ディスク冗長アレイ (Redundant Array of Independent Disks)、レベル 0 の意味で、「非冗長ストライプアレイ」としても知られています。データはストライプと呼ばれるブロックに分割され、複数のハードディスクドライブに分散されます。これにより、データスループットが高くなり、アクセス速度も向上します。ただし、情報が重複して作成されることはありません。したがって、ハードディスクが故障すると、データが失われる場合があります。


RAID 0+1

独立ディスク冗長アレイ (Redundant Array of Independent Disks)、レベル 0+1 の意味で、ミラーリング (RAID 1) とストライピング (RAID 0)を組み合わせたものです。ここでの RAID 1 アレイは、複数の RAID 0アレイで構成されており、低でも 3 台のハードディスクが必要です。RAID 0+1 は、ストライピングにより、アクセス時間の高速化を実現し、さらにはミラーリングを組み合わせることで、データの安全性も強化しています。ただし、これはレベル 10 ほど強力なものではありません。

RAID 1

独立ディスク冗長アレイ (Redundant Array of Independent Disks)、レベル 1 の意味で、「ドライブの二重化」、「ミラーアレイ」としても知られています。データはもう一つのハードディスクドライブに複製されます。ドライブが故障すると、代替ドライブがインストールされるまでは、ミラーリングされたドライブがあらゆる要求を処理します。耐故障性の高いその他の RAID 構成では、低でも 3 台のドライブが必要ですが、RAID 1 の場合、2 台のドライブでも構いません。RAID 1 は保存データの完全な冗長性を実現しますが、アレイの容量は、これに関与する小のハードディスクの容量を超えることはありません。

RAID 10

独立ディスク冗長アレイ (Redundant Array of Independent Disks)、レベル 10 の意味で、ストライピング (RAID 0) とミラーリング (RAID 1)を組み合わせたものです。ここでの RAID 0 アレイは、低でも 2 つの RAID 1 アレイで構成されているため、実装には低でも 4 台のハードディスクが必要となります。ストライピングとパリティ計算の省略により、RAID 10 はアクセス時間の高速化を実現し、さらにはミラーリングを組み合わせることで、データの安全性も強化しています。

RAID 5

独立ディスク冗長アレイ (Redundant Array of Independent Disks)、レベル 5 の意味で、「回転パリティ付きストライプアレイ」としても知られています。ユーザーデータとそのパリティ情報が、ディスクアレイの全ドライブに分散されます。これにより、分散された読み込みアクセスについては速度が向上しますが、書き込みアクセスについては、パリティの計算が必要となるため、速度が著しく低下します。したがって、書き込みが多い環境での使用にはお奨めできません。RAID 0と RAID 10 のミラーリングと同様に、パリティ管理により、データを


確実に修復することはできますが、そのためにはデータがディスク容量よりもはるかに小さくなければなりません。パリティ情報がさまざまなドライブに分散されるため、パリティ用の特別なハードディスクを使用することで、ボトルネックを避けることができます。RAID 5 構成では、低でも 3 台のドライブが必要であり、比較的低価格でありながらも冗長性が確保されます。そのため、も人気のあるタイプのRAID となっています。ハードディスクが 2 台以上故障しない限り、データの整合性は保証されます！

RAID 50

独立ディスク冗長アレイ (Redundant Array of Independent Disks)、レベル 50 の意味で、RAID 0 と RAID 5 のストライプバージョンを組み合わせたものです。ここでの RAID 0 アレイは、低でも 2 つの RAID 5 ストライプアレイで構成されているため、実装には少なくとも 6 台のハードディスクが必要となります。RAID 50 構成では、処理作業を2 台の XOR ユニットに分散することができるため、読み書きのパフォーマンスが極めて向上しており、また、データの安全性も高くなっています。したがって、RAID 50 は、冗長性と書き込みのパフォーマンスが重要なデータベースに使用されます。

RAID 60

独立ディスク冗長アレイ (Redundant Array of Independent Disks)、レベル 60 の意味で、RAID 0 と RAID 6 の二重分散パリティを組み合わせたものです。つまり、RAID 0 アレイが RAID 6 の複数のエレメントにまたがってストライピングされたものと言えます。RAID 60 では低でも 8 台のディスクが必要です。RAID 6 をベースにしているため、RAID 6 セットそれぞれにつき 2 台のディスクが故障しても、データが失われることはありません。また、RAID 6 一セット中において、一つのディスクが復元中に故障が発生しても、データが失われることはありません。RAID 60 では耐故障性が向上しており、任意の 2 つのドライブが故障してもデータが失われることはなく、RAID 6 の各サブアレイからの故障が 2 台以内であれば、合計で高 4 台までの故障には対応できます。

RAID controller （RAID コントローラ）

ディスクアレイ (RAID) 内のハードディスクを設定、制御、管理するために、管理機能を統合したハードディスクコントローラ。RAID も参照してください。


RAID level （RAID レベル）

ハードディスクの制御方式と、その際の RAID システムとしての機能・性能の特徴を特定します。も一般的な RAID レベルは、RAID 0、RAID 1、RAID 5 と、これらを組み合わせた RAID 0+1、RAID 10、RAID 50 などです。RAID、RAID 0、RAID 1、RAID 0+1、RAID 5、RAID 10、RAID 50、RAID 60 も参照してください。

Reference system

ネットワークにおいては、OS とアプリケーションが初めてインストール（リファレンスインストール）されるサーバのことを意味します。このリファレンスインストールの完全なイメージが、その後、ネットワーク内の展開サーバにイメージファイルとして保存されます。このイメージファイルを用いることで、管理者はネットワーク内にある同タイプのサーバを追加でインストールすることができます（クローニング）。Image、Image file、Deployment server （デプロイメントサーバ）も参照してください。

Remote deployment

リファレンスインストールで生成されたイメージ、または Installation Manager の構成ファイルに基づいたサーバインストール。Image、Installation Manager も参照してください。

Remote installation

Installation Manager のインストールモードのことで、準備段階と複製段階で構成されます。他のインストールモードとは異なり、引き続いて行われる複製は、PXE プロトコルを介して、目標システムでリモート操作により行われます。インストールが完了すると、イメージを作成することができます。このイメージは、RemoteDeploy を用いて、複数のサーバを複製するために使用されます。Installation Manager、Image、RemoteDeploy も参照してください。

Remote IPMI Manager

PRIMERGY ServerView Suite においては、IPMI ベースの BMC にアクセスした時に、RemoteView ／ LAN フロントエンドで呼び出されるリモート管理インターフェースのことです。Remote IPMI Manager により、管理対象サーバの電源制御にアクセスできるようになったり、テキスト専用コンソールリダイレクションを確実に設定できるようになります。


IPMI、RemoteView/LAN front-end （RemoteControlService/LAN）、Baseboard Management Controller （BMC）、Console redirection （コンソールリダイレクション／ CR）も参照してください。

Remote Management Controller （リモートマネジメントコントローラ／ iRMC）

コンピュータのメインボード上に別に追加されたプロセッサで、その機能は RemoteView の機能に近いものとなっています。RemoteView Service Board （リモートサービスボード／リモートサービスボード(RSB)）も参照してください。

Remote Manager（リモートマネージャ）

PRIMERGY ServerView Suite の RemoteView コンポーネント。RSBをリモート管理するための Telnet インターフェースで、RemoteView／ LAN フロントエンドまたは RemoteView ／ Web フロントエンドで呼び出します。Remote Manager のユーザインターフェースにより、管理対象サーバの電源制御とシステムイベントログ (System Event Log: SEL) へのアクセスが可能になります。RemoteView/LAN front-end （RemoteControlService/LAN）、RemoteView/Web front-end （RemoteControlService/Web）、RemoteView （RemoteControlService／ RCS）、System Event Log （システムイベントログ）も参照してください。

Remote storage （リモートストレージ）

PRIMERGY ServerView Suite の RemoteView コンポーネント。管理対象サーバに対し、「仮想」ドライブまたはイメージファイルを提供します。物理的に、このようなドライブは、MSA(Management Server Application) サーバやリモートワークステーションなど、ネットワーク内の別のポイントに置くことができます。リモートストレージとして、ハードディスク、イメージファイル、IDE 記憶媒体、CD-ROM など、さまざまな記憶媒体を使用することができます。RemoteView

（RemoteControlService ／ RCS）、Image file、IDE storage medium、Compact Disc-Read Only Memory （CD-ROM）も参照してください。


RemoteDeploy

RemoteDeploy は、PRIMERGY ServerView Suite の追加機能です。RemoteDeploy では、個々のサーバの新規または複製インストールを行うことができます。サーバへのリモートインストールや大量複製を集中管理ステーションから、計画的、自動的に行うことができます。

RemoteView（RemoteControlService ／ RCS）

PRIMERGY ServerView Suite のコンポーネント。RemoteView? により、PRIMERGY サーバのリモート監視と保守が可能であるとともに、エラーが発生した場合にサーバの運用即応性を急速に回復させることも可能です。RemoteView により、次のことを実行できます。システムエラーの把握。エラー回復の準備、あるいは、もし可能であれば、エラー回復の開始。エラーの発生源と思われる箇所の特定。システムの設定。RemoteView は、ローカル操作（すなわち、サーバでの直接操作）も、リモート操作（すなわち、リモートワークステーションから LAN、ウェブ、モデムを通じた操作）も可能です。RemoteView Service Board (RSB) または（ブレードサーバの）RemoteView マネジメントブレードを用いることで、システム電源のオン、オフの切り替えなどのリモート制御が、あらゆる動作状態で可能になります。RemoteView Test and Diagnosis System （RTDS）も参照してください。

RemoteView console

RemoteView ／ LAN フロントエンドのウィンドウのことで、サーバに割り当てられます。接続が確立するとすぐに、RemoteView Test and Diagnosis System (RTDS) とともに、POST 段階のメッセージが、RemoteView コンソールに表示されます。RemoteView/LAN front-end

（RemoteControlService/LAN）、POST、RemoteView Test and Diagnosis System （RTDS）も参照してください。

RemoteView management blade （マネジメントブレード／ ManagementBlade）

PRIMERGY ブレードサーバにはそれぞれ、2 つの RemoteView マネジメントブレードが組み込まれています。これにより、ブート段階やシステム実行中に、リモート管理（システム監視）を行うことができます。Blade server （ブレードサーバ）も参照してください。


RemoteView Service Board （リモートサービスボード／リモートサービスボード(RSB)）

それ自身の OS と電源を使用し、管理対象サーバとは完全に独立して動作する PCI ボード。どの RSB も、それ自身の Web サーバ、SNMPエージェント、ユーザ管理機能、メッセージ転送用の Event Managerを有しています。こうして、各 RSB を RTDS と併用することで、OSが故障したり、ハードウェアのエラーが発生したりしても、リモートシステムの設定およびリモート再起動が可能となります。また、RSB S2/RSB S2 LP は高性能グラフィカルコンソールリダイレクション(AVR)、リモートストレージ機能、管理対象サーバの「ヘッドレス」操作、さらには広範囲にわたる暗号化機能も提供します。SNMP agent （SNMP エージェント）、RemoteView Test and Diagnosis System （RTDS）、Console redirection （コンソールリダイレクション／ CR）、Remote storage （リモートストレージ）も参照してください。

RemoteView Test and Diagnosis System（RTDS）

サーバの IDE 記憶媒体に入っている RemoteView 検査および診断ソフトウェア。Storage Extension Management Tool、IDE storage medium、RemoteView （RemoteControlService ／ RCS）も参照してください。

RemoteView/LAN front-end （RemoteControlService/LAN）

PRIMERGY ServerView Suite の RemoteView コンポーネントのことで、LAN 接続を通じて RemoteView の機能を制御するためのものです。RemoteView ／ LAN フロントエンドは、リモートワークステーションに搭載されています。

RemoteView/modem front-end

PRIMERGY ServerView Suite の RemoteView コンポーネントのことで、モデム接続を通じて RemoteView の機能を制御するためのものです。RemoteView ／モデムフロントエンドは、リモートワークステーションに搭載されています。RemoteView （RemoteControlService ／RCS）も参照してください。


RemoteView/Web front-end （RemoteControlService/Web）

PRIMERGY ServerView Suite の RemoteView コンポーネント。Webインターフェースに埋め込まれた Java アプリケーションのことで、これを介して、RSB、（ブレードサーバ内の）RemoteView マネジメントブレード、または BMC への Telnet 接続を確立することができます。RemoteView ／ Web フロントエンドは、ServerView Operations Manager インターフェースから起動されます。これは、リモートワークステーションに搭載されています。RemoteView Service Board （リモートサービスボード／リモートサービスボード (RSB)）、RemoteView management blade （マネジメントブレード／ManagementBlade）、Baseboard Management Controller （BMC）、RemoteView （RemoteControlService ／ RCS）、ServerView Operations Manager も参照してください。

RFC

インターネットプロトコルおよびそれに関連する標準について記載された一連の文書。

Riser card

スロットを拡張するためのボード。システムボードに差し込むことで、さまざまなモジュールにスロットを提供します。ライザーカードに差し込まれたモジュールは、システムボードと並行に配置されます。つまり、モジュールを低い高さのコンピュータに取り付けることもできるということです。

ROM

データを永久的かつ不変的に保存するため、読み出しのためだけにアクセスできる読み出し専用のデジタルメモリ。パソコンやサーバでは、BIOS のような重要なプログラムは、ROM に保存されています。

RomPilot

管理者への LAN 接続を確立するために使用される拡張 BIOS。これにより、POST 段階にサーバへのアクセスが可能となります。その後、設定に応じて、サーバの OS または RemoteView Test and Diagnostic System (RTDS) が起動します。POST、RemoteView Test and Diagnosis System （RTDS）も参照してください。


S

SAS

従来の SCSI に使用されてきたパラレルバスに代わる新しいインターフェース規格。シリアルデータの転送により、新しい機能やアプリケーションの可能性が実現されます。

SATA

Advanced Technology Attachment（ATA）をベースにした規格で、コンピュータと大容量記憶装置間のシリアルインターフェースを対象としたものです。SATA により、特に転送速度の高速化が可能です。Integrated Device Electronics （IDE）、Advanced Technology Attachment （ATA）も参照してください。

SCSI

コンピュータと各種周辺機器（CD-ROM ドライブ、ハードディスク、スキャナー、プリンタなど）との間の通信を制御するハードウェアインターフェースの業界標準。SCSI は当初、大 7 台の周辺機器の接続に適している 8 ビットのパラレル I/O バスとして実装されました。現在では、Wide SCSI-2 や SCSI-3 のような他のタイプの SCSI もあり、従来よりも帯域幅が広いこと（16 ビット以上）から、転送速度がさらに向上し、15 台以上の周辺機器にも対応することができます。

Secure Authenticated Channel （SAC）

対称暗号方式においては、相互に認証を行った 2 人の通信パートナー間で鍵を転送する場合に限って使用される別のチャネルのことです。SAC は、ユーザデータを転送するチャネルとは別に存在します。SACが誤操作を防止し、通信パートナー以外に知られないようにすることが保証されなければなりません。

Self Monitoring and Reporting Technology（S.M.A.R.T.）

不具合の早期検出を可能にする大容量記憶機能。ドライブエレクトロニクスにより、目標値と実値が常時比較され、サーボトラックや読み書きヘッドなどを用いて、これらの値が許容差範囲を外れていないかどうかが確認されます。許容差範囲を外れている場合は、S.M.A.R.T.により、このことがユーザに報告されます。


Server blade （サーバブレード）

ホットスワップ機能を有するブレードサーバのコンポーネントで、従来のサーバの核となるコンポーネントすべてを集約したものです。Blade server （ブレードサーバ）も参照してください。

Server Configuration Utility （SCU）

OS を後でインストールするために、サーバのあらゆるコンポーネントを設定するためのユーティリティ。構成パラメータには、サーバのシリアル番号、サーバモデル（パソコンの種類）、ポケットベルの動作および VT 100 / VT100+ の動作の設定、エラーおよびイベントログ、動作時間カウンター、スイッチオンカウントなどがあります。また、SCU により、サーバ管理に関連する BIOS の設定やその設定の変更も可能です。SCU は Installation Manager CD に入っています。Pager （ポケットベル）、VT100 / VT100+、Event （イベント）、Installation Manager も参照してください。

ServerView Agent（ServerView エージェント）

中心となる ServerView Suite の一部であり、管理対象サーバにインストールされているサブプログラム。ServerView Agent により、管理対象サーバの監視、リモート管理が可能になります

ServerView integration

ServerView は、標準化されたプロトコルとインターフェースを使用することで、他の企業管理システムへの統合が容易です。CA Unicenter、IBM Tivoli TME 10、IBM NetView および HP OpenView Network Node Manager、Microsoft SMS などに ServerView を統合するのに、統合パッケージをご利用いただけます。

ServerView Operations Manager

PRIMERGY サーバを集中管理するためのサーバ管理ソフトウェア。イントラネットやインターネットを介して、管理対象サーバのデータにアクセスすることができます。イントラネットやインターネットにアクセスでき、かつ、新の標準 Web ブラウザを搭載したコンピュータであれば、どのコンピュータからでも閲覧することができます。


Short Message Service

モバイル通信サービスの機能で、短いテキストメッセージを携帯電話に送信することが可能です。例えば、ServerView ソフトウェアでは、この機能が使用され、エラーメッセージがオペレーターに送信されます。

Simple Network Management Protocol （SNMP）

サーバ管理に使用されるプロトコルで、TCP/IP ネットワークで管理を行うための標準プロトコルです。SNMP はプロトコル自体を表すだけでなく、SNMP をベースにした管理システム全体も表しています。さらには、クライアントとして SNMP マネージャを、サーバとしてSNMP エージェントを備えた特殊型クライアント／サーバアーキテクチャをも意味します。SNMP Manager、SNMP agent （SNMP エージェント）も参照してください。

Small Computer System Interface Accessed Fault-Tolerance Enclo-sure （SCSI SAF-TE）

SCSI デバイスを監視するための業界標準。

Small Computer System Interface controller （SCSI コントローラ）

周辺機器を接続することが可能です。IDE の場合、1 チャネルにつき 2台のデバイスしか接続することはできませんが、SCSI コントローラの場合、大 15 台のデバイスを制御することが可能です。Integrated Device Electronics （IDE）も参照してください。

SMTP

E メールを送信するための TCP/IP のアプリケーション層プロトコル。

Snapshot image

システム（ハードディスク）のバックアップイメージで、クラッシュ後のサーバを修復するために使用できます。Image も参照してください。


SNMP agent（SNMP エージェント）

サーバ管理においては、管理対象コンポーネント上で起動し、MIB を介して SNMP マネージャと通信を行う小さなプログラムのことです。SNMP マネージャからの要求に応じて、管理対象コンポーネントの特定のイベントやシステム状態に関する情報を提供したり、MIB に値を格納したりします。いくつかの特定された状況においては、SNMPエージェントは、要求を待つことなく、SNMP マネージャにトラップ

（非同期メッセージ）を送信します。Alarm （アラーム）、Event （イベント）、SNMP Manager、Trap （トラップ）も参照してください。

SNMP Manager

サーバ管理においては、集中管理ステーション上で起動するプログラムのことです。SNMP マネージャを使用することで、SNMP エージェントに要求を送信した後、SNMP エージェントが確認したデータを受信し、それを図で表示することにより、SNMP を介してサーバの監視を行うことができます。Management station （管理ステーション）、SNMP agent （SNMP エージェント）も参照してください。

SSL

インターネット上で安心してデータをやり取りするためのセキュリティプロトコル。トランスポート層 (TCP) の上位に位置するあらゆるTCP/IP プロトコルを保護するのに適しています。SSL により、2 つの通信用アプリケーションを相互に認証することが可能になるとともに、交換されるアプリケーションデータの機密性と整合性が保証されます。こうして SSL は、送信者のアドレスの改ざん（メッセージの偽造、IPスプーフィング）、盗聴、不正使用を防ぎます。

Storage Area Network （SAN）

ストレージリソースを各サーバから分離したファイバーチャンネルネットワークをベースにした大容量記憶アーキテクチャのことです。サーバの観点から、ストレージリソースは仮想化されると言えます。どのサーバも、あらゆるリソースにアクセスすることができます。とりわけ、SAN には、データのバックアップ、管理、安全性に関するメリットがあります。


Storage Extension Management Tool

RemoteView Test and Diagnosis System のソフトウェアコンポーネントのことで、管理対象ストレージ拡張ユニットに関する情報を提供します。ストレージ拡張ユニットを再起動する場合や、ストレージ拡張ユニットに新しいファームウェアをインストールする場合にも使用できます。

Storage Management Interface Specifications （SMIS）

SMIS は、さまざまなメーカーのストレージシステムを組み合わせてSAN を構築することの複雑さを大幅に簡略化することを目的とした、さまざまな API を提供しています。SMIS では CIM と WBEM 規格が使用され、記憶装置のエラー検出、監視、管理が行われます。Storage Area Network （SAN）、Common Information Model も参照してください。

Storage Networking Industry Association （SNIA）

SAN に関する基準を定義するためのコンソーシアム。Storage Area Network （SAN）も参照してください。

Storage subsystem （ストレージ装置／ストレージデバイス／ディスクアレイ）

数多くの記憶媒体（ハードディスクなど）を搭載した外部ストレージシステム。

Switch blade

ホットスワップ機能を有するブレードサーバのコンポーネント。スイッチブレードにより、複数のギガビットインターフェースを用いることで、高速 LAN アクセスが実現します。このような LAN 接続は、サーバブレードに対し、I/O 機能を提供します。Server blade （サーバブレード）、Blade server （ブレードサーバ）も参照してください。

System Event Log （システムイベントログ）

サーバのハードウェアに関連するあらゆる重大イベント（電圧変動、温度超過、ファンの故障など）を記録するための不揮発性記憶領域

（約 3 ～ 8 キロバイト）のことです。このようなイベントは、「事後」


解析のために速やかに記録しておく必要があります。また、SEL はシステムからの速やかな応答が必要なあらゆるイベント（電源のオン／オフ、シャットダウンなど）も記録します。Event （イベント）も参照してください。

System Management BIOS （SMBIOS）

SMBIOS 仕様では、メーカーに依存しない標準フォーマットが定義されています。このフォーマットは、システムボードおよび OS に関する管理情報を表示するためのもので、BIOS インターフェースに比べ、x86 システムにまで拡張されています。管理アプリケーションは、DMI、CIM を介して、あるいは直接、この情報にアクセスすることができます。

System Management Interrupt（SMI）

システム管理バスに使用される割り込みのことです。

System Management Server（SMS）

インベントリ管理、ソフトウェアの配布、システム管理のためのマイクロソフト社の製品。ServerView は SMS に統合することが可能です。

T

Task （タスク）

管理システムに対してあらかじめ定義された要求のことで、あらかじめ設定しておいた（指定の）時間に、または直ちに実行することができます。タスクはジョブとは異なり、一般的な意味を持っています。すなわち、特定のコンテキストがありません。タスクにはステータスもありません。すなわち、タスクが終了すると、その履歴は対応するログファイル以外では見ることができません。タスクの代表的なアクションには、「スケジュール (Schedule)」、「起動 (Start)」、「停止(Stop)」などがあります。


TCP

TCP/IP のトランスポート層プロトコルのことで、IP プロトコルを用いて転送するためのデータパケットを作成します。UDP とは異なり、TCP は接続型のプロトコルで、データパケットを転送する前に、通信パートナーへの接続を確立します。

TCP/IP

異機種ネットワークの各システムが互いに通信しあう方法を定義するプロトコルファミリー。TCP/IP はもともと米国国防総省高等研究計画局 (Advanced Research Projects Agency: ARPA) が開発したもので、インターネットでの通信の基礎となるものです。

Telnet

TCP/IP のアプリケーション層プロトコルで、リモートワークステーションから、ネットワーク内にある非ローカルコンピュータの端末セッションを行うことが可能です。RemoteView では、例えば、Remote Manager が RSB をリモート管理するための Telnet インターフェースをサポートします。このインターフェースは、RemoteView／ LAN フロントエンドまたは RemoteView ／ウェブフロントエンドで呼び出されます。RemoteView （RemoteControlService ／ RCS）、Remote Manager （リモートマネージャ）、RemoteView/LAN front-end （RemoteControlService/LAN）、RemoteView/Web front-end （RemoteControlService/Web）も参照してください。

Telocator Alphanumeric Protocol （TAP）

要求（数値および英数字によるメッセージ）をポケットベルサービスに転送するための ASCII ベースの半二重プロトコル。TAP は D1 および E-Plus を備えた SMS に使用されています。

Threshold （しきい値）

監視対象の限界値。SNMP エージェントにおいては、SNMP エージェントが監視するサーバパラメータに対して管理者が定義した値のことです。構成によっては、この値を超えている場合やこの値に到達していない場合は、SNMP エージェントが SNMP マネージャにメッセージ

（トラップ）を送信します。SNMP マネージャは管理ステーションにこのメッセージを表示します。PRIMERGY ServerView Suite では、しきい値は Performance Manager やアラームサービス (Alarm Service)


で使用されます。SNMP agent （SNMP エージェント）、Trap （トラップ）、SNMP Manager、Management station （管理ステーション）も参照してください。

Touchpoint

デバイスやコンポーネント上において、特殊なマークが付いたポイント（通常緑色）のことです。このポイントのある場所では、損傷を与えることなくコンポーネントに触れることができます。タッチポイントには、輸送目的のためにデバイスに触れてもよい箇所や、押した時にロックを開くボタン、排出レバーを解除するボタンなどがあります。

Trap （トラップ）

SNMP エージェントからの非同期メッセージのことです。エージェントは動作状態の異常（イベント）を検出すると、このメッセージを受信者（管理ステーションなど）に自動送信します。Alarm （アラーム）、SNMP agent （SNMP エージェント）、Event （イベント）、Management station （管理ステーション）も参照してください。

Trivial File Transfer Protocol （TFTP）

ネットワーク内にあるコンピュータ間でファイルを転送するためのTCP/IP のアプリケーション層プロトコル。FTP とは異なり、TFTPは、簡単なファイルの転送以外の機能をサポートしません。PRIMERGY ServerView Suite においては、RSB などのファームウェアの更新には、オープンソースの TFTP サーバとクライアントPumpKIN が使用されます。

Trusted domain

二番目のドメインと双方向の安定した関係を確立したドメイン。各ドメインは、もう一つのドメインにもユーザエントリを保存します。2つのドメインのうちの一つに参加しているコンピュータのユーザは、もう一つのドメインにログオンすることができます。各ドメインは、ユーザエントリに加え、他のドメインのリソースも利用することができます。Domain （ドメイン）も参照してください。


U

Unicast

接続方法の一タイプ。単一の送信者と複数の受信者を接続するマルチキャストやブロードキャストとは異なり、単一の送信者と単一の受信者を接続します。Multicast も参照してください。

Uninterruptible Power Supply （無停電電源装置／ UPS）

停電時でも通常のシャットダウン（すべてのアプリケーションの終了）を行うことができるまでは、サーバやシステムに電力を供給するハードウェア。この装置はデータ損失の回避に不可欠です。UPS のもう一つの役割は、ピーク電圧にフィルターをかけることです。

Universal Computer Protocol （UCP）

ポケットベルサービスに要求を転送するためのプロトコル。UCP は、D2 を備えた SMS などに使用されています。

Update （アップデート／更新）

PRIMERGY ServerView Suite では、アクティブな OS が制御するUpdate Manager で、サーバコンポーネントを更新することを意味します。

Update Agent

ServerView Suite Update Management の一部であり、管理対象サーバにインストールされているサブプログラム。Update Agent を使用することで、管理対象サーバのコンポーネントをリモート更新することができます。

Update Management

更新ファイルの解析、ダウンロード、インストールなどを含む保守プロセス。


Update Manager

PRIMERGY ServerView Suite の中の更新管理 (Update Management)のコンポーネント。PRIMERGY サーバの BIOS、ファームウェア、ServerView Agent、ServerView Update Agent、アドオン製品の更新を可能にします。

Update process

更新プロセスは、コンポーネントを更新することを意味し、次のような大 3 つの段階で構成されています。1. 転送段階：更新内容をマネージメントサーバから PRIMERGY サーバに転送します。2. 更新段階：PRIMERGY サーバのコンポーネントを更新します。3. 起動段階：コンポーネントの中には、更新内容を有効にするため、再起動が必要なものもあります。

Update repository

PRIMERGY サーバを更新するための、ハードウェアとソフトウェアのコンポーネントに関連する更新データが入っています。更新レポジトリ用の代表的なアプリケーションは、Update Management です。

User Datagram Protocol

TCP/IP のトランスポート層プロトコルのことで、IP プロトコルを用いて転送するためのデータパケット（データグラム）を作成します。TCP とは異なり、UDP はコネクションレス型プロトコルであり、データパケットを転送する前に、通信パートナーとの接続を確立することはありません。

UUID

2 つのコンポーネントが同一 ID を持つ可能性を排除する 128 ビットの数値識別子のことです。UUID は常に世界で一意の識別子です。


V

Virtual LAN

複数のデバイス（コンピュータ、プリンタなど）で構成される論理的なネットワークで、物理的にはそれぞれ異なるネットワークセグメントに所属することができますが、互いに直接通信できるように設定されています。

VMware ESX Server

このサーバにより、単一のコンピュータで、それぞれ異なる OS を搭載した複数の仮想サーバを使用することが可能になります。

VT100 / VT100+

Virtual Terminal100 / 100+ の意味で、DEC（Digital Equipment Corporation：ディジタル・イクイップメント・コーポレーション）社の端末装置のタイプのことです。VT100 には、定評ある端末エミュレーションがあり、どのような OS 下でも、パソコンからサーバのアプリケーションにアクセスすることが可能です。

W

Wake On LAN （WoL）

IBM 社および Intel 社の Advanced Manageability Alliance (AMA) が開発した技術で、ネットワークカードを使用することで、システムボードの電源の切り替えが可能です。Wake On LAN を使用するには、システムボード、OS、ネットワークカードがすべて ASPI 規格をサポートしていなければなりません。また、ネットワークカードの電源供給は、電源ユニットのスタンバイコンポーネントを通じて行われなければなりません。

Web-Based Enterprise Management （WBEM）

Web 指向のシステム管理を行うために、DMTF が指定した管理アーキテクチャ。WBEM では CIM が使用され、管理するオブジェクト、情報を符号化するための XML、データ転送するための HTTP について、論理的に記述されています。


Wide Area Network （WAN）

互いに対して物理的に遠く離れているコンピュータが参加し、モデム接続やインターネットによってアクセスできるネットワーク。

Windows Management Instrumentation（WMI）

WBEM アーキテクチャをマイクロソフト社が実装したものです。WMIにより、サーバ管理に関する情報や企業規模のネットワークにある情報にアクセスすることが可能となります。Managed Object Format （MOF）、Web-Based Enterprise Management （WBEM）も参照してください。

Z

Zero-Channel RAID (ZCR) controller

システムボード上にある既存のオンボード RAID コントローラに加えてサーバに搭載できる RAID コントローラ（PCI 拡張モジュール）で、オンボード RAID コントローラの RAID 機能を拡張します。これには、システムボード上に特殊な集積論理が必要です。RAID 0、RAID 1、RAID 10 と同様、ZCR コントローラは、RAID 5 または RAID 50 を設定するオプションを提供します。RAID controller （RAID コントローラ）、RAID、RAID level （RAID レベル）も参照してください。

PRIMERGY ServerView Suite · 2019. 6. 12. · PRIMERGY 用語集 3 用語集 ※（...

Documents

Transcript of PRIMERGY ServerView Suite · 2019. 6. 12. · PRIMERGY 用語集 3 用語集 ※（...