農作物の施肥基準 - pref.nara.jp · 1.水溶性を含まない、緩効性 2.土の固定作用受けにくい 3.化学的アルカリ性(ph10) 4.bm熔リンはホウ素、マンガンを保証
ACTENG Sample - e-sekou.come-sekou.com/wp-content/uploads/2013/04/bookmono_sample.pdf ·...
Transcript of ACTENG Sample - e-sekou.come-sekou.com/wp-content/uploads/2013/04/bookmono_sample.pdf ·...
ACTENG Sample
目 次
1 安全編 05
建方中の墜落 05
作業台から墜落・転落 07
足場から墜落 08
安全設備の不備 09
吊り荷の落下 10
重機災害 11
近道行動 15
2 火災編 16
火災 16
消火器の種類と火災の種類 17
3 交通編 18
通勤車両 18
場内車両 20
大型車両 22
ACTENG Sample
5
安全編
I 共通編I 安全編ヒューマンエラーは災害の中でもっとも件数が多く発生しています。事故や災害を未然に防ぐためには、同じ現場で働く仲間としてお互いに注意し合うことが大切です。昼休み前や作業終了前、週末や年末の仕事仕舞いなどで、気持ちが焦っている時などに災害は待ち受けています。
鉄骨建方は、高所作業の典型的な作業です。安全設備の確実な設置と使用、細心の注意を払って作業にあたってください。
5 衛生編 29
目の災害(火花・粉じん) 29
溶接ヒューム 30
酸欠災害 31
はつり作業 32
清掃作業 33
6 熱中症編 34
熱中症とは 34
発症しやすい条件 35
暑さに弱いタイプの人 35
具体的対策 36
症状に合わせた対処法 36
熱中症にならないために 37
溶接機 24
アーク溶接作業 25
高圧線 26
不良工具 27
落雷 28
4 電気編 24
建方中の墜落
ACTENG Sample
6 7
安全編
安全編
危険な作業をおこなっているという自覚と自信を持つことは大切ですが慣れによる自信過剰は禁物です。
高所作業では通常のベルト式の安全帯ではなく、フルハーネス型の安全帯を使いましょう。また、移動の際に安全帯を掛けられない状況を作らないように、二丁掛け式の安全帯を使いましょう。
可搬式作業台から転落するという災害は皆さんもよく耳にしていると思います。可搬式作業台には「感知バー」が付いたものもあり、より安全な作業に繋がります。
墜落・転落が開口部のそばで起きると手摺を越えて下の階まで墜落する二次災害に繋がることもあります。開口部養生は「手摺・中桟」「幅木」「水平・垂直養生」の 3点セットを確実に実施しましょう。
作業台から墜落・転落
ACTENG Sample
8 9
安全編
安全編
足場の組立・解体作業は、常に最上部での作業になり、安全設備がもっとも少ない状況での作業になります。安全帯を必ず使用することを習慣にしましょう。
足場の組立・解体作業時には、親綱支柱を使い、親綱を使用し、二丁掛け安全帯を確実に使って墜落災害を防ぎましょう。
仮設だからとはいえ、設備は安全であるべきです。設備の不備がある場合は作業を中止し、元請け社員に連絡して改善してもらいましょう。
手摺の取り付け方法などによってはしっかりとした固定が困難な場合もありますので、現場に合った仮設手摺を使いましょう。
足場から墜落 安全設備の不備
ACTENG Sample
10 11
安全編
安全編
吊荷によって適切な玉掛けをおこないましょう。荷姿の悪い物や小さな物はワイヤーモッコやコンテナボックスなどに入れて揚重しましょう。
吊荷直下への立ち入り禁止を徹底することと前日の作業間調整会議における「立ち入り禁止」エリアの周知徹底をおこないましょう。
重機災害は重大災害や社会的影響が大きい事故・災害となります。
重機災害の防止・重機の配置計画を周知徹底する・重機の運転、取扱いは必ず有資格者がおこなう・作業前点検の実施・重機の旋回範囲内への立入禁止・重機を後進する場合は、誘導員の指示を受ける・荷重及びエンジンをかけたまま運転席を離れない・アウトリガー張出しは、鉄板及び敷板等を設置し安定性を確保する
クローラークレーンの転倒
ラフタークレーンの転倒
立入禁止の範囲
吊り荷の落下 重機災害
ACTENG Sample
12 13
安全編
安全編
人と重機の近接作業は絶対に禁物です。人は重機と喧嘩しても勝つことは出来ません。
重機との近接作業
※解除しない で下さい。 転倒災害に 繋がります。
クレーンの転倒災害の多くは、モーメントリミッター等の安全機能を解除したことによって発生しています。安全機能の解除は絶対におこなわないでください。安全装置はクレーン作業の命綱です。
積載型トラッククレーンの転倒
荷台の積み荷が減っていくと、重しが無くなっていくために、不安定になることを理解してください。
積載型トラッククレーンは、側方から前方にかけての吊り上げ加重は約四分の一に低下します。
ACTENG Sample
14 15
安全編
安全編
移動する時はブームやアウトリガーは所定の位置に格納しましょう。
運転席を離れる時にこのような表示を掛けて注意喚起することも有効です。
現場の中では多くの近道行動を見かけることがあります。このような近道行動で死亡災害になったこともあります。
うっかりして、近道行動をとるような仲間を見かけたら遠慮せずに注意し、未然に災害を防ぎましょう。
近道行動
ACTENG Sample
16 17
安全編
安全編
2 火災編
火災編
火災編
消火器の配置は、100㎡あたりに1本を目安として、1カ所に複数本をまとめておくことで、いざというときの対応がしやすくなります。
工事中の防火管理業務で重要なのは以下の事項です。●溶接・溶断時周囲を不燃性のシート等で遮へい、可燃物の除去および消火器等の設備の準備作業場周辺の点検や作業中の監視
●喫煙管理喫煙時の注意事項を厳守●放火防止資材等の整理整頓と現場巡回夜間等の立ち入り禁止と入退管理●危険物品等の管理塗料、シンナー等の危険物品等の保管管理必要最低限の量の持ち込み●延焼拡大防止避難通路の確保と資材整理、避難経路の明示と周知徹底
建設業における火災による死傷災害は年々減少傾向にあるものの、防火に関する管理知識の向上と自主的な防火安全活動の重要性を常に意識することは大切です。
建設現場における主な出火原因ベスト 3
1. 溶接・溶断作業関係2. 放火・放火の疑い3. たばこ
(※東京消防庁調べ)
火気に対する養生の不実施
可燃物を近づけない
火気に対する施工計画の不備
火 災
消火器の種類と火災の種類
ACTENG Sample
18 19
安全編
安全編
3 交通編
交通編
交通編
交通事故や災害を起こして大変な思いをするのは運転されているみなさんです。仲間や第三者に被害を与えないようにするのもみなさんです。交通安全運動の期間のみならず一年を通して、交通安全ルールやマナーを守りましょう。
朝礼や新規入場教育などの時間を守るために急ぐ気持ちはわかりますが、交通安全ルールを守りましょう。追い越し規制がある場所では絶対に追い越しをかけてはいけません。制限速度内の安全な速度で運転をしましょう。
危険運転
スピード違反
ながら運転
もしも事故や災害になり、自分や仲間や第三者に傷害を与えるなど、最悪の事態に陥ったら大変です。通勤は時間にゆとりを持って出かけ、安全作業で一日を終えて 笑顔で帰宅しましょう。
前車との車間距離を十分確保し、割り込み・脇見運転をしないよう心がけましょう。通勤車両ACTENG
Sample
20 21
安全編
安全編
交通編
交通編
ブームでケ-ブル切断
場内移動等の短い距離を走行する時など近道行動による事故がよく起こります。移動する時はブームやアウトリガーは所定の位置に格納しましょう。
運転席を離れる時にこのような表示を掛けて注意喚起することも有効です。
坂道駐車で無人車両が暴走
運転席を離れる時には必ず車輪止めを使いましょう。傾斜している場所はもちろん、平らな所でも必ず車輪止めをしましょう。
車輪止めはサイドブレーキのかけ忘れや、ギアの位置によって車両が動き出すことを防止するために使います。
場内車両
ACTENG Sample
22 23
安全編
安全編
交通編
交通編
過積載
過積載は法律違反です。重量オーバーは運転手が一番よく分かっているはずです。自分で申告して積載荷重を守りましょう。
場内での通交ルール
現場は一般道路と違って、信号や横断歩道が整備されていません。現場のルールとして一旦停止や指差し呼称などが決められています。
入退場のルール
ガードマンは現場から一般道路の間の安全を担当しています。ガードマンの誘導を守って一般道路に出ましょう。また、現場で決められた左折入場や左折退場などのルールはきちんと守りましょう。
巻き込み事故
大型車両の左折は特に注意が必要です。人や自転車などの巻き込みには十分注意を払いましょう。心の中での指差し呼称を心がけましょう。
大型車両
ACTENG Sample
24 25
安全編
安全編
4 電気編
電気編
電気編
感電災害は発生する頻度は少ないものの、被災すると死亡・重篤・重大災害に繋がります。本人だけではなく、周辺で作業をしている複数の人たちにも被害が及ぶ場合があります。
溶接作業を中止する場合は、溶接棒を必ず外すことを徹底してください。
アースの取付位置は必ず溶接する部分の近くにとります。溶接棒からアースまでの間を電流が流れるので距離が長くなると、他の作業をしている人達まで感電の危険性が高くなります。
雨の中で溶接作業をおこなっています。このような状態での溶接作業は絶対に禁止です。
体が濡れていると感電しやすくなることを理解してください。水は電気を通しますが、さらに汗をかくと、より感電しやすくなります。
溶接機
アーク溶接作業
ACTENG Sample
26 27
安全編
安全編
電気編
電気編
外部足場組み立て作業中に単管手摺用の長尺パイプを高圧線に接近させて感電した事例です。
近接した場所に電線があり、離隔距離が取れない、または離隔距離を取っていても接触の危険性がある場合は、工事着手前に養生管の設置を電力会社に依頼しましょう。
可搬式作業台で配管作業中に、破損した作業台の足で劣化した仮設配線を踏みつけて、銅線が露出し感電した事例です。
電動工具や仮設機材などの使用前点検を確実に実施し、不良品は絶対に持ち込まないでください。地這い配線をする場合は、養生および区画の徹底をしましょう。
電動工具持込み検査器
不良品は持ち込まない
高圧線 不良工具
ACTENG Sample
28 29
安全編
安全編
5 衛生編
衛生編
電気編
周りに高い建物が無い場合は、 クレーンのブームが一番高くなり落雷の危険も増えます。天候の変化に応じて社員の指示に従い、作業の中断をおこなうなどの対処をしましょう。
雷鳴の可聴距離は約 10~ 14km、落雷の範囲は約 14kmと言われています。要するにゴロゴロと聞こえたらもう危険範囲となります。直径14kmとは JR山手線がすっぽりと覆われるほどの範囲です。
現場ではみなさんの体調を維持するために、守らなくてはいけないルールがあります。特に目や呼吸器に関する疾病などは、保護具を確実に使用することで大きく改善されます。その作業にあった保護具を選び、自分の身を守ることを考えて必ず使いましょう。
火花や粉じんが必ず発生する作業では保護眼鏡を必ず使用しましょう。
正面・側面からの障害を避けられるのはゴーグルタイプです。ゴーグルタイプ 眼鏡タイプ
落雷
目の災害(火花・粉じん)ACTENG Sample
30 31
安全編
安全編
衛生編
衛生編
溶接作業では溶接ヒュームが発生しますので、防塵マスクを使用してください。
マスクの表示にDS2・RS2・RL2 と記されている以上のものを使いましょう。
溶接ヒュームは高温で蒸発した金属やフラックスが大気中で冷却されて発生する微細な鉱物性粉じんです。多量に吸引すると発熱を起こしたり、じん肺になる恐れがあります。
塗装工事や有機溶剤を使用する際のマスクは防毒マスクです。
ガス濃度により 3種類あるので使用する有機溶剤のMSDS(※)をよく理解して、正しく使用してください。直結式小型 ガス濃度 0.1%以下直結式 ガス濃度 1.0%以下隔離式 ガス濃度 2.0%以下※化学物質安全性データシート
じん肺
防毒マスク
溶接ヒューム 酸欠災害
ACTENG Sample
32 33
安全編
安全編
衛生編
衛生編
はつり作業では保護眼鏡と保護マスクが必要です。
保護マスクはDS1または RL1 と表示されている、いわゆる一般作業用で大丈夫です。保護眼鏡はゴーグルタイプか、側面をカバーしたタイプが必要です。振動作業用の手袋も使いましょう。
清掃作業では保護眼鏡と保護マスクが必要です。
保護マスクは一般作業用で大丈夫です。保護眼鏡は側面をカバーしたタイプが良いですが、作業環境に合わせて使い分けましょう。
ゴーグルタイプ ◎ゴーグルタイプ
◯眼鏡タイプ
DS1RL1
はつり作業 清掃作業
ACTENG Sample
34 35
安全編
安全編
6 熱中症編
熱中症編
熱中症編
現場のみなさんが働いている環境は厳しいものです。熱中症が発症しやすい季節には、十分な体調管理と予防で乗り切りましょう。
熱けいれん・熱疲労・熱射病
・体温の上昇・脱水・循環不全
・脳神経の障害・肝臓・腎臓等内臓の障害・血液凝固機能の障害・筋肉の融解
⬇
○生活が不規則な人(暴飲暴食、睡眠不足)○体調不良の人(風邪・下痢による脱水症状)○高齢者、肥満ぎみ、糖尿病の人○体の大きな人(労働により大きなエネルギーを要するため)
○高温・多湿の炎天下、特に路面の輻射熱の複合状態○密閉されたところで環境の悪化により気温・湿度ともに上昇した場所○ 28度以上でかつ湿度が 75%以上○真夏日より熱帯夜が多い年に多い
暑さに弱いタイプの人熱中症とは
発症しやすい条件
ACTENG Sample
36 37
安全編
安全編
熱中症編
熱中症編
熱中症が発症しやすい季節には、十分な体調管理と予防で乗り切りましょう。水分と塩分の補給を忘れないでください。
熱中症予防情報等を確認し、警戒を必要とされる場合には、こまめな休憩をとりながら作業にあたってください。
応急処置気分が悪くなり、状況が変わらなければすぐに救急車を呼ぶ。待機中に涼しい場所へ移し、衣服をゆるめる。
熱疲労脳の血流が不足して頭痛・めまい・吐き気が起きる。
対処法足を高く上げて寝かせ、手足先から体の中心部に向けマッサージする。
熱射病高体温で脳の体温中枢が麻痺し、発汗停止や意識障害が起きる。
対処法全身に冷水を掛けて、風を送るなど身体を冷やし、一刻も病院へ搬送する。
熱けいれん血液中の塩分が失われ、筋肉のけいれんが起きる。
対処法熱疲労(左記)の処置に加え、塩分を与える。
日光を遮断する・体を冷やすグッズ
塩分を摂取するグッズ
具体的対策
症状に合わせた対処法
熱中症にならないために
ACTENG Sample
2012年4月11日初版発行
【発行人】 飯塚秀樹【発行所】 ㈱日刊建設工業新聞社 〒105-0021東京都港区東新橋2丁目2番10号 TEL03-3433-7154 FAX03-3431-6301【制作著作】 ㈱アクトエンジニアリング【製作指揮】 今村晃【脚本監修】 齋藤淳司【CGアニメーション】上杉健史/白岩優宏/栗原健(ガオカンパニー㈱)【動画編集】 濱田和信/津野辺千紗【サウンド】 本山明燮(SoundLabMI)【イラストデザイン】津野辺千紗/田向静【キャスティング】小川千春(StudioA-CAT)【ナレーション】 雫石愛佳【キャラクターボイス】阿久津龍太/浅野登志也/伊藤尊広【DTP】 大島由加/菊本みつこ/丸尾百恵【印刷製本】 ㈱ミヤプロ
Copyright(C)2012ACTENGINEERINGINC.ALLRIGHTSRESERVED
映像とテキストで学ぶ「つくる!安全現場の1年」
DVD版25,000円(税抜)
冊子版200円(税抜)
ACTENG Sample