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Acronis® Backup & Recovery ™ 10 Server for...
Transcript of Acronis® Backup & Recovery ™ 10 Server for...
Acronis® Backup & Recovery ™ 10 erver for Linux S
インストール ガイド
目次
1. Acronis Backup & Recovery 10 のインストール ...................................................... 3
1.1. Acronis Backup & Recovery 10 コンポーネント .............................................................. 3 1.1.1. エージェント for Linux ......................................................................................................................... 3 1.1.2. 管理コンソール...................................................................................................................................... 4
1.2. サポートされるオペレーティング システム ............................................................... 4
1.3. ハードウェア要件 ............................................................................................................. 7
1.4. ライセンス ポリシー ....................................................................................................... 8
1.5. Linux でのインストール .................................................................................................. 9 1.5.1. インストール手順 ............................................................................................................................... 10 1.5.2. コマンドライン パラメータ ............................................................................................................. 11 1.5.3. コンポーネントのアンインストール ............................................................................................... 15
1.6. 試用版の製品 ................................................................................................................... 15
1.7. Acronis Backup & Recovery 10 のスタンドアロン エディションへのアップグレー
ド ......................................................................................................................................... 16
2. 索引 ........................................................................................................................ 19
1. Acronis Backup & Recovery 10 のインス
トール Acronis Backup & Recovery 10 のインストール ドキュメントでは、製品のインストール前または
インストール時に生じることが予期される疑問点について説明しています。
1.1. Acronis Backup & Recovery 10 コンポーネント ここでは、Acronis Backup & Recovery 10 のコンポーネントとそれらの機能の簡単な説明の一覧
を示します。
管理対象のコンピュータ用のコンポーネント(エージェント)
これらは、Acronis Backup & Recovery 10 によって管理されるコンピュータ上でデータのバック
アップ、復元、その他の処理を実行するアプリケーションです。各管理対象のコンピュータ
上でエージェントが処理を実行するにはライセンスが必要です。エージェントには追加の機
能を実行できるようにする複数の機能またはアドオンが含まれているので、追加のライセン
スが必要になることがあります。
コンソールとツール
コンソールはグラフィカル ユーザー インターフェイスを備えていて、エージェントや他の Acronis Backup & Recovery 10 コンポーネントにリモートから接続することができます。ブータ
ブル メディア ビルダを使用して、エージェントや他のレスキュー ユーティリティをレス
キュー環境で使用するためのブータブル メディアを作成することができます。レスキュー環
境でエージェントのアドオンを使用できるかどうかは、メディア ビルダが動作しているコン
ピュータにアドオンがインストールされているかどうかによって異なります。
1.1.1. エージェント for Linux このエージェントを使用して、Linux の下でディスク レベルおよびファイル レベルでデータ
を保護することができます。
ディスク バックアップ
ディスク レベルのデータ保護では、ディスクまたはボリューム ファイル システム全体とオ
ペレーティング システムの起動に必要なすべての情報のバックアップ、またはセクタ単位で
のすべてのディスク セクタのバックアップ(RAW モード)が基本になります。ディスクまたは
ボリュームのコピーを含むパッケージ形式のバックアップは、ディスク(ボリューム) バック
アップまたはディスク(ボリューム) イメージと呼ばれます。これらのバックアップからはディ
スクまたはボリュームの全体を復元することも個別のフォルダやファイルを復元することも
できます。
Copyright © Acronis, Inc., 2000-2009 3
ファイル バックアップ
ファイル レベルのデータ保護では、エージェントがインストールされているコンピュータ上
あるいは smb または nfs プロトコルを使用してアクセスされるネットワーク共有上に存在
するファイルおよびディレクトリのバックアップが基本になります。ファイルは、元の場所
にも別の場所にも復元できます。バックアップされたすべてのファイルとディレクトリを復元
することも個別に選択して復元することもできます。
1.1.1.1. ブータブル コンポーネントとメディア ビルダ エージェントのブータブル コンポーネントを使用すると、現在アクティブなオペレーティン
グ システムがインストールされているボリュームの復元など、再起動を伴う処理が可能にな
ります。処理が完了すると、コンピュータは再びそのオペレーティング システムで起動され
ます。ブータブル コンポーネントは Linux カーネルが基になっています。ブータブル コン
ポーネントをインストールせずに、ブータブル メディアを使用して再起動が必要な処理を実
行することもできます。
Acronis ブータブル メディア ビルダは、ブータブル コンポーネントが含まれるブータブル メディアを作成するための専用ツールです。エージェント for Linux と共に提供されるメディア ビルダでは、Linux 形式(hda1、sdb2、smb://server/share)でボリュームおよびネットワークを
表すブータブル メディアが作成されます。
1.1.2. 管理コンソール Acronis Backup & Recovery 10 管理コンソールは、Acronis Backup & Recovery 10 エージェントに
リモートまたはローカルでアクセスするための管理ツールで、集中管理機能を備えたエディ
ションでは Acronis Backup & Recovery 10 管理サーバーへのアクセスにも使用します。
コンソールには、Windows 上および Linux 上にインストールするための 2 つのディストリ
ビューションがあります。どちらのディストリビューションでも任意の Acronis Backup & Recovery 10 エージェントおよび Acronis Backup & Recovery 10 管理サーバーに接続できます
が、どちらか選択できる場合は Windows 用のコンソールを使用することをお勧めします。
Linux 上にインストールするコンソールの機能には次のような制限があります。
• Acronis Backup & Recovery 10 コンポーネントのリモート インストールを使用できない。
• Active Directory の参照などの Active Directory 関連の機能を使用できない。
1.2. サポートされるオペレーティング システム
管理対象のコンピュータのコンポーネント
Acronis Backup & Recovery 10 エージェント for Windows
Acronis Backup & Recovery 10 Advanced Server
Acronis Backup & Recovery 10 Advanced Server Virtual Edition
• Windows Professional 2000 SP4/Professional XP SP2
• Windows Server 2000/Advanced Server 2000/Server 2003/Server 2008/SBS 2003/SBS 2008
4 Copyright © Acronis, Inc., 2000-2009
• Windows XP Professional x64 Edition、Windows Server 2003/2008 の x64 Edition
• Windows Vista ‐ Vista Home Basic および Vista Home Premium を除く、すべてのエディション
Virtual Edition に付属するエージェントは、単一の物理ホストでホストされる仮想コンピュー
タにインストールできます。
Acronis Backup & Recovery 10 Advanced Server SBS Edition
• Windows SBS 2003
• Windows SBS 2008
Acronis Backup & Recovery 10 Server for Windows
• Windows Professional 2000 SP4/Professional XP SP2
• Windows Server 2000/Advanced Server 2000/Server 2003/Server 2008/SBS 2003/SBS 2008
• Windows XP Professional x64 Edition、Windows Server 2003/2008 の x64 Edition
• Windows Vista ‐ Vista Home Basic および Vista Home Premium を除く、すべてのエディション
エージェントへのリモート接続はできません。
Acronis Backup & Recovery 10 Advanced Workstation
• Windows Professional 2000 SP4/Professional XP SP2
• Windows XP Professional x64 Edition/Home Edition
• Windows Vista ‐ すべてのエディション
Windows Home Edition にインストールされたエージェントへのリモート接続はできません。
Acronis Backup & Recovery 10 Workstation
• Windows Professional 2000 SP4/Professional XP SP2
• Windows XP Professional x64 Edition/Home Edition
• Windows Vista ‐ すべてのエディション
エージェントへのリモート接続はできません。
Acronis Backup & Recovery 10 エージェント for Linux
Acronis Backup & Recovery 10 Advanced Server、Acronis Backup & Recovery 10 Advanced Server Virtual Edition、および Acronis Backup & Recovery 10 Server for Linux
• Linux 2.4.20 以降のカーネル(2.6.x カーネルを含む)および glibc 2.3.2 以降
• 以下を含む、さまざまな Linux ディストリビューション
o Red Hat Enterprise Linux 4 および 5
o CentOS 4 および 5
o Fedora 9 および 10
o Ubuntu 8.10(Intrepid Ibex)および 9.04(Jaunty Jackalope)
o Debian 4(Lenny)および 5(Etch)
o SUSE Linux Enterprise Server 10
o openSUSE
o Asianux
Copyright © Acronis, Inc., 2000-2009 5
• 上記の Linux ディストリビューションの x64 版およびその他の Linux ディストリビュー
ションもサポートされます。
エージェント for Linux は、実際には 32 ビットの実行可能ファイルです。このエージェ
ントは、認証のためにシステム ライブラリを使用します。64 ビットのディストリビュー
ションでは、デフォルトでシステム ライブラリの 32 ビット バージョンがインストール
されない場合があります。RHEL、CentOS、Fedora、または Scientific Linux などの 64 ビッ
トの RedHat ベースのディストリビューションのエージェントを使用する場合は、次の 32 ビットのパッケージがシステムにインストールされていることを確認します。
pam.i386
libselinux.i386
libsepol.i386
これらのパッケージは、お使いの Linux ディストリビューションのレポジトリで使用でき
るようにしておく必要があります。
Virtual Edition に付属するエージェントは、単一の物理ホストでホストされる仮想コンピュー
タにインストールできます。
Acronis Backup & Recovery 10 エージェント for Hyper‐V
• Windows Server 2008 x64 Edition(Hyper‐V 使用)
このエージェントは、Acronis Backup & Recovery 10 エージェント for Windows に対するアド
オンとして Hyper‐V ホストにインストールされます。
Acronis Backup & Recovery 10 エージェント for ESX/ESXi
• VMware ESX Infrastructure 3.5 Update 2
エージェント for ESX/ESXi は、仮想アプライアンスとして提供されます。
エージェント for ESX/ESXi では、フリー ライセンス以外のすべての VMware ESXi ライセンス
がサポートされます。これは、エージェントがリモートのコマンド ライン アプライアンス
を使用するため、フリーの VMware ESXi では、このアプライアンスへのアクセスが読み取り
専用のアクセスに制限されるためです。このエージェントは、VMware ESXi の評価期間中は動
作します。フリーの VMware ESXi のプロダクト キーが入力されると、エージェント for ESX/ESXi は機能を停止します。
集中管理用のコンポーネント
Acronis ライセンス サーバー
• Windows Professional 2000 SP4/XP Professional SP2
• Windows Server 2000/Advanced Server 2000/Server 2003/SBS 2003/SBS 2008/Server 2008
• Windows XP Professional x64 Edition、Windows Server 2003/2008 の x64 Edition
• Windows Vista ‐ Vista Home Basic および Vista Home Premium を除く、すべてのエディション
Acronis Backup & Recovery 10 管理コンソール
• Windows Professional 2000 SP4/XP Professional SP2
• Windows Server 2000/Advanced Server 2000/Server 2003/SBS 2003/BS 2008/Server 2008
6 Copyright © Acronis, Inc., 2000-2009
• Windows XP Professional x64 Edition/Home Edition、Windows Server 2003/2008 の x64 Edition
• Windows Vista ‐ すべてのエディション
Acronis Backup & Recovery 10 管理サーバーと Acronis Backup & Recovery 10 ストレージ ノード
• Windows Professional 2000 SP4/XP Professional SP2
• Windows Server 2000/Advanced Server 2000/Server 2003/SBS 2003/SBS 2008/Server 2008
• Windows XP Professional x64 Edition、Windows Server 2003/2008 の x64 Edition
• Windows Vista ‐ Vista Home Basic および Vista Home Premium を除く、すべてのエディション
1.3. ハードウェア要件 ここでは、Acronis Backup & Recovery 10 コンポーネントをインストールして実行するための
ハードウェアについて、最小要件と推奨される要件を示します。
Acronis Backup & Recovery 10 管理コンソール 項目 最小要件 推奨要件
コンピュータのプロ
セッサ 最新のプロセッサ、800MHz 以上
Itanium プラットフォームはサ
ポートされません
1GHz 32 ビット(x86)または 64 ビッ
ト(x64)のプロセッサ
システム メモリ 128MB 512MB 以上
画面の解像度 800*600 ピクセル 1024*768 ピクセル以上
インストール先ディス
クの空き領域 50MB
その他のハードウェア マウス
ネットワーク インターフェイス カードまたは仮想ネットワーク アダプタ
ブータブル メディア作成用の CD‐RW、DVD‐RW ドライブ
Acronis Backup & Recovery 10 エージェント for Windows 項目 最小要件 推奨要件
システム メモリ 256MB 512MB 以上
インストール先ディス
クの空き領域 100MB
Acronis Backup & Recovery 10 エージェント for Linux 項目 最小要件 推奨要件
システム メモリ 256MB 512MB 以上
インストール先ディス
クの空き領域 100MB
Copyright © Acronis, Inc., 2000-2009 7
Acronis Backup & Recovery 10 管理サーバー 項目 最小要件 推奨要件
システム メモリ 512MB 1GB 以上
インストール先ディス
クの空き領域 25MB
運用 SQL サーバーおよ
びレポート SQL サー
バーで必要な領域
200MB
Acronis Backup & Recovery 10 ストレージ ノード 項目 最小要件 推奨要件
システム メモリ 512MB 1.5GB 以上
インストール先ディス
クの空き領域 40MB
テープ データベースで
必要な領域 10 アーカイブにつき約 1MB
Acronis ライセンス サーバー 項目 最小要件 推奨要件
システム メモリ 128MB 256MB 以上
インストール先ディス
クの空き領域 25MB
1.4. ライセンス ポリシー Acronis Backup & Recovery 10 のライセンス数は、製品によって管理および保護するコンピュー
タの数に基づきます。Acronis Backup & Recovery 10 エージェントで操作を行うには、管理対象
のコンピュータごとにライセンスが必要です。ライセンスの確認方法は、スタンドアロン製
品のエディション、および集中管理が可能なエディションによって異なります。
スタンドアロン エディション
次のエディションがあります。
Acronis Backup & Recovery 10 Server for Windows(ABR10 SW)
Acronis Backup & Recovery 10 Server for Linux(ABR10 SL)
Acronis Backup & Recovery 10 Workstation(ABR10 W)
いずれかのエディションで提供されるエージェントをインストールするには、Acronis Backup & Recovery 10 の適切なエディションのライセンス キーが必要になります。ライセンス キーは、
エージェントのインストール時に入力します。
8 Copyright © Acronis, Inc., 2000-2009
集中管理が可能なエディション
次のエディションがあります。
Acronis Backup & Recovery 10 Advanced Server(ABR10 AS)
Acronis Backup & Recovery 10 Advanced Server Virtual Edition(ABR10 AS VE)
Acronis Backup & Recovery 10 Advanced Server SBS Edition(ABR10 AS SBS)
Acronis Backup & Recovery 10 Advanced Workstation(ABR10 AW)
これらのエディションには、エージェントのインストール前にインストールする必要がある Acronis ライセンス サーバーが含まれています。ライセンス キーは、サーバーのインストー
ル時またはインストール後に、.txt ファイルまたは .eml ファイルから Acronis ライセンス サーバーにインポートできます。ABR10 AS、ABR10 AS SBS、ABR10 AW では、1 つのライセン
ス キーで 1 台の物理ホストと 4 つの仮想コンピュータにエージェントをインストールで
きます。ABR10 AS VE では、1 つのライセンス キーで 1 台の物理ホストと任意の数のホスト
されている仮想コンピュータにエージェントをインストールできます。
Acronis Backup & Recovery 10 エージェントは、エージェント サービスの開始時、およびエー
ジェントの設定パラメータに従って 1 ~ 5 日ごとに Acronis ライセンス サーバーに接続
します。エージェントがライセンス サーバーに接続できなかったり、適切なライセンス キー
が 1 ~ 60 日間(設定パラメータで指定されます)にわたって見つからない場合は、ライセンス
が正常に確認されるまで処理を停止します。
デフォルトでは、エージェントはライセンス サーバーに対して毎日接続を試行し、ライセン
ス サーバーまたはライセンスがなくても 30 日間機能します。
ライセンスの再割り当て
管理対象のコンピュータの使用を停止して交換した場合、またはコンピュータのネットワーク カードを交換した場合(この場合、通常は MAC アドレスが変更されます)、対応するライセン
スを Acronis ライセンス サーバーから削除して、使用可能なライセンスのプールに新たに追加
することができます。
Acronis エンド ユーザー使用許諾契約書には、次のように記されています。
永続的なハードウェア障害により、ライセンス取得済みのハードウェアを廃棄する場合、ソフ
トウェア ライセンスを再割り当てすることができます。ソフトウェア ライセンスを再割り
当てする場合、ライセンスを再割り当てするハードウェアは、特定のソフトウェア ライセンス
について新規にライセンスを取得したハードウェアになります。
1.5. Linux でのインストール ここでは、Linux を実行しているコンピュータに Acronis Backup & Recovery 10 コンポーネント
をインストールする方法について説明します。
コマンドライン パラメータを使用すると、対話型のインストール モードまたは無人のイン
ストール モードを選択できます。
Copyright © Acronis, Inc., 2000-2009 9
1.5.1. インストール手順
準備
インストールを続行する前に、インストール ファイルを取り出して、必要なアクセス許可を
割り当てる必要があります。
1. Windows を実行しているコンピュータで、Acronis Backup & Recovery 10 のセットアップ ファイルを実行します。
2. [インストール ファイルの取り出し]をクリックします。
3. インストール ファイルの一覧で、次のチェックボックスをオンにします。
o [エージェント for Linux](AcronisAgentLinux.i686)
o [ブータブル メディア ビルダ](AcronisBootableComponentsMediaBuilderLinux.i686)
o [管理コンソール](AcronisManagementConsoleLinux.i686)
o [重複除外](AcronisDeduplication.i686)
o [アップグレード ツール](AcronisUpgradeToolLinux.i686)
注意: Acronis True Image Echo からアップグレードする場合にのみ、Acronis Backup & Recovery 10 アップグレード ツールが必要です。
4. コンポーネントをインストールするコンピュータのディレクトリにインストール ファイ
ル(.i686 ファイル)をコピーします。
5. インストール ファイルをコピーしたディレクトリに移動し、次のコマンドを実行します。
chmod 777 Acronis*.i686
インストール
Acronis Backup & Recovery 10 エージェント for Linux または Acronis ブータブル メディア ビルダをインストールする手順は、次のとおりです。
1. Acronis Backup & Recovery 10 エージェント for Linux のライセンスが Acronis ライセンス サーバーにインポートされていることを確認します。
2. インストール ファイルを実行します。
o Acronis Backup & Recovery 10 エージェント for Linux の場合: AcronisAgentLinux.i686
o Acronis ブータブル メディア ビルダの場合: AcronisBootableComponentsMediaBuilder.i686
3. DNS 名または IP アドレスを入力するか、ライセンス サーバーの自動検索を選択すること
により、ライセンス サーバーを指定します。または、Acronis Backup & Recovery 10 のラ
イセンス キーを入力します。
4. Linux カーネル用に SnapAPI モジュールをコンパイルするかどうかの確認が求められま
す。[続行]をクリックしてすぐにモジュールをコンパイルするか(推奨)、[スキップ]
をクリックして後から手動でコンパイルします。
注意: セットアップ プログラムで Linux ディストリビューションに必要なモジュールをコンパイルできなかったり、モジュールを後から手動でコンパイルすることを選択した場合は、次のファイルをご参照ください。/usr/lib/Acronis/BackupAndRecovery/HOWTO.INSTALL
10 Copyright © Acronis, Inc., 2000-2009
Acronis Backup & Recovery 10 重複除外をインストールする手順は、次のとおりです。
注意: Acronis Backup & Recovery 10 の完全版を使用している場合にのみ、このコンポーネントをインストールする必要があります。試用版を使用している場合は、このコンポーネントをインストールせずに重複除外を使用できます。
1. Acronis Backup & Recovery 10 エージェント for Linux と Acronis Backup & Recovery 10 重複
除外の両方のライセンスが Acronis ライセンス サーバーにインポートされていることを
確認します。
2. Acronis Backup & Recovery 10 エージェント for Linux をインストールした後で、インスト
ール ファイル AcronisDeduplication.i686 を実行します。
3. DNS 名または IP アドレスを入力するか、ライセンス サーバーの自動検索を選択すること
により、ライセンス サーバーを指定します。
4. 画面の指示に従います。
Acronis Backup & Recovery 10 管理コンソールまたは Acronis Backup & Recovery 10 アップグレード ツールをインストールする手順は、次のとおりです。
1. インストール ファイルを実行します。
o Acronis Backup & Recovery 10 管理コンソールの場合: AcronisManagementConsoleLinux.i686
o Acronis Backup & Recovery 10 アップグレード ツールの場合: AcronisUpgradeTool.i686
2. 画面の指示に従います。
1.5.2. コマンドライン パラメータ コマンドライン パラメータを使用すると、対話型のインストール モードまたは無人のイン
ストール モードを選択できます。
次のいずれかのインストール ファイルを実行する場合:
• AcronisAgentLinux.i686(Acronis Backup & Recovery 10 エージェント for Linux)
• AcronisBootableComponentsMediaBuilderLinux.i686(Acronis Backup & Recovery 10 ブータブ
ル コンポーネントおよびメディア ビルダ)
• AcronisManagementConsoleLinux.i686(Acronis Backup & Recovery 10 管理コンソール)
• AcronisDeduplication.i686(Acronis Backup & Recovery 10 重複除外)
• AcronisUpgradeTool.i686(Acronis Backup & Recovery 10 アップグレード ツール)
1 つ以上のコマンドライン パラメータを指定できます。
例
例 1: Ubuntu システム。次のコマンドは、Acronis Backup & Recovery 10 エージェント for Linux を Ubuntu システムにインストールします。Ubuntu システムは RPM パッケージ マネージャを
使用しません。
./AcronisAgentLinux.i686 ‐c
Copyright © Acronis, Inc., 2000-2009 11
例 2: ライセンス キーを指定した無人セットアップ。次のコマンドは、ライセンス キー 12345‐67890‐ABCDE を使用して、無人モード(確認を求められません)で Acronis Backup & Recovery 10 エージェント for Linux をインストールします。
./AcronisAgentLinux.i686 ‐a ‐i BackupAndRecoveryAgent ‐l 12345‐67890‐ABCDE
例 3: 管理サーバーへの登録。コマンドの例:
• このコマンドは、Acronis Backup & Recovery 10 エージェント for Linux を無人モードでイ
ンストールします。
• コンピュータ licensesrv 上にある Acronis ライセンス サーバーと、Acronis Backup & Recovery 10 Advanced Server Edition のライセンス キーを使用します。
• インストールが完了したら、コンピュータ managementsrv 上にある Acronis Backup & Recovery 10 管理サーバーにコンピュータを登録します。
./AcronisAgentLinux.i686 ‐a ‐i BackupAndRecoveryAgent ‐L licensesrv ‐P AS ‐C managementsrv ‐g srvadmin ‐w PassWd123
パラメータ
特に説明しない限り、パラメータはすべてのインストール ファイルで指定できます。
‐v または ‐‐version
製品のバージョンを表示して終了します。
‐a または ‐‐auto
デフォルトの対話型モードではなく、いわゆる無人セットアップ モードでインストール
を実行します。
セットアップ プログラムは、ライセンス キーの入力や[次へ]のクリックなどのユーザー
による操作を要求せずに続行されます。
このパラメータを使用する場合は、‐i パラメータを使用して、インストールするコンポー
ネントを指定する必要があります。
インストール ファイル AcronisAgentLinux.i686 または AcronisBootableComponentsMediaBuilderLinux.i686 を実行して、このパラメータを使用する
ときは、ライセンス サーバーまたはライセンス キーをそれぞれ ‐L または ‐l パラメー
タを使用して指定する必要があります。
SnapAPI モジュールのコンパイルが必要で、コンパイルが可能な場合は、セットアップ プログラムは自動的にモジュールをコンパイルします。それ以外の場合は、コンパイルをス
キップします。
‐n または ‐‐nodeps
無人セットアップ中の依存関係を無視します。このオプションは無人セットアップ モー
ドでのみ有効です(前の ‐a パラメータをご参照ください)。
‐u または ‐‐uninstall
コンポーネントをアンインストールします。ライセンス キーまたはライセンス サーバー
を指定する必要はありません。
12 Copyright © Acronis, Inc., 2000-2009
‐c または ‐‐norpm
オペレーティング システムのパッケージ マネージャではなく、インストール ファイル
独自の RPM パッケージ マネージャを使用します。RPM パッケージ マネージャを使用
しないシステム(Ubuntu システムなど)にコンポーネントをインストールする場合に、この
パラメータを指定します。
‐d または ‐‐debug
インストール ログに詳細な情報を書き込みます。
‐i ComponentName または ‐‐id=ComponentName
インストールするコンポーネント名を指定します。
インストール ファイル AcronisAgentLinux.i686 の場合: BackupAndRecoveryAgent
インストール ファイル AcronisBootableComponentsMediaBuilderLinux.i686 の場合: BackupAndRecoveryBootableComponents
インストール ファイル AcronisManagementConsoleLinux.i686 の場合: ManagementConsole
インストール ファイル AcronisDeduplication.i686 の場合: Deduplication
インストール ファイル AcronisUpgradeTool.i686 の場合: AcronisUpgradeTool
‐e {0|1} または ‐‐ssl={0|1}
インストール ファイル AcronisAgentLinux.i686 にのみ適用されます。
他のコンポーネントに接続するための認証を有効にするかどうかを指定します。認証は、
SSL(Secure Socket Layer)証明書を使用して実行されます。
次の値を指定できます。
0: 認証を使用しない
1: 認証を使用する
‐C ManagementServer または ‐‐ams=ManagementServer
インストール ファイル AcronisAgentLinux.i686 にのみ適用されます。
Acronis Backup & Recovery 10 管理サーバーの名前または IP アドレスを指定します。
このパラメータを使用するときは、管理サーバー管理者のユーザー名とパスワードをそれ
ぞれ ‐g および ‐w パラメータを使用して指定する必要があります。
インストールの完了後、コンピュータは自動的に管理サーバーに登録されます。
‐g UserName または ‐‐login=UserName
インストール ファイル AcronisAgentLinux.i686 にのみ適用されます。
ManagementServer によって指定された管理サーバー上にある Acronis Centralized Admins グループのメンバであるユーザー名を指定します。
Copyright © Acronis, Inc., 2000-2009 13
‐w Password または ‐‐password=Password
インストール ファイル AcronisAgentLinux.i686 にのみ適用されます。
User_Name で指定した名前のユーザーのパスワードを指定します。
‐p PortNumber または ‐‐port=PortNumber
インストール ファイル AcronisAgentLinux.i686 にのみ適用されます。
他の Acronis Backup & Recovery 10 コンポーネントへの接続に使用する TCP ポートの番
号を指定します。デフォルトのポート番号は 9876 です。
‐l LicenseKey または ‐‐serial=LicenseKey
インストール ファイル AcronisAgentLinux.i686 および AcronisBootableComponentsMediaBuilderLinux.i686 にのみ適用されます。
コンポーネントのライセンス キーを指定します。このパラメータまたは ‐L パラメータを
使用します。
‐L LicenseServer または ‐‐license‐server=LicenseServer
インストール ファイル AcronisAgentLinux.i686、 AcronisDeduplication.i686、および AcronisBootableComponentsMediaBuilderLinux.i686 にのみ適用されます。
Acronis ライセンス サーバーの名前または IP アドレスを指定します。このパラメータま
たは ‐l パラメータを使用します。
このパラメータを使用するときは、‐P パラメータを使用して、Acronis Backup & Recovery 10 のエディションのコードを指定する必要があります。
‐P ProductAlias
インストール ファイル AcronisAgentLinux.i686、 AcronisDeduplication.i686、および AcronisBootableComponentsMediaBuilderLinux.i686 にのみ適用されます。
Acronis Backup & Recovery 10 のエディションのコード(製品エイリアスとも呼ばれます)を指定します。コードは次のとおりです。
Acronis Backup & Recovery 10 Advanced Server: AS
Acronis Backup & Recovery 10 Advanced Server SBS Edition: SBS
Acronis Backup & Recovery 10 Advanced Workstation: AW
Acronis Backup & Recovery 10 Advanced Server Virtual Edition: VE
‐? または ‐‐help
ヘルプを表示して終了します。
‐‐usage
使用法に関する簡単なメッセージを表示して終了します。
14 Copyright © Acronis, Inc., 2000-2009
1.5.3. コンポーネントのアンインストール Acronis Backup & Recovery 10 をアンインストールする手順は、次のとおりです。
root ユーザーとして、次の手順を実行します。
1. 次のコマンドを実行して、Acronis Backup & Recovery 10 コンポーネントをアンインストー
ルします。
/usr/lib/Acronis/BootableComponents/uninstall ./uninstall /usr/lib/Acronis/BackupAndRecoveryConsole/uninstall ./uninstall /usr/lib/Acronis/UpgradeTool/uninstall ./uninstall
2. 次のコマンドを実行して、SnapAPI モジュールのソース ファイルを削除します。
# rm ‐rf /usr/src/snapapi*
1.6. 試用版の製品 インストールに必要な試用版のライセンス キーは、Acronis Web サイトで入手できます。
Acronis Backup & Recovery 10 の試用版には、ブータブル メディアについて次のような制限事
項があります。
• ディスク管理機能を使用できますが、変更を適用するオプションはありません。
• 使用できる機能は復元機能のみです。
試用版から標準の製品にアップグレードするために、ソフトウェアを再ダウンロードする必
要はありません。試用期間が終了すると、製品の GUI に標準のライセンス キーを指定する
ように求める通知が表示されます。
標準のライセンス キーを指定するには、インストール パッケージを実行して、ウィザード
の指示に従います。
完全製品版にアップルグレードする手順は、次のとおりです。
1. インストール ファイルを実行します。
o Acronis Backup & Recovery 10 エージェント for Linux の場合: AcronisAgentLinux.i686
o Acronis ブータブル メディア ビルダの場合: AcronisBootableComponentsMediaBuilder.i686
2. 試用版のライセンス キーではなく、製品版のライセンス キーを指定します。
3. 管理サーバーへの登録についてたずねられたら、デフォルト オプションのままにして、
[次へ]をクリックします。
4. アップグレードを続けます。
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1.7. Acronis Backup & Recovery 10 のスタンドアロン エディションへのアップグレード
ここでは、Acronis True Image Echo Server for Linux から Acronis Backup & Recovery 10 Server for Linux にアップグレードする方法について説明します。
準備
アップグレードに進む前に、次の項目を確認します。
• Acronis True Image Echo Server for Linux のライセンス キーを保有している。
• Acronis Backup & Recovery 10 Server for Linux のアップグレード ライセンス キーを保有し
ている。
エージェントのインストール
1. Acronis Backup & Recovery 10 エージェント for Linux のセットアップ ファイル
(AcronisAgentLinux.686)を実行します。
2. Acronis True Image Echo Server for Linux のアップグレード ライセンス キーおよびライセ
ンス キーを指定します。
3. 現在インストールされている製品のコンポーネントが削除されていることを確認します。
4. 画面の指示に従います。詳細については、「Linux でのインストール 『ページ参照 9』」
をご参照ください。
結果:
• Acronis True Image Echo コンポーネントは、Acronis Backup & Recovery 10 コンポーネント
に置き換えられます。
タスクのインポート
エージェントのアップグレード後に、Acronis True Image Echo のバックアップ タスクとベリ
ファイ タスクを Acronis Backup & Recovery 10 にインポートする必要がある場合があります。
これらのタスクをインポートしない場合、タスクは実行されません。タスクは、いつでもイ
ンポートできます。
注意: Acronis バックアップ サーバーにデータをバックアップするタスク、またはそこに保存されているアーカイブをベリファイするタスクは、Acronis Backup & Recovery 10 にインポートされません。
古いタスクをインポートするには、Acronis Backup & Recovery 10 アップグレード ツールを使
用します。
1. AcronisUpgradeToolLinux.i686 セットアップ ファイルを実行して、アップグレード ツール
をインストールします。
2. 現在のディレクトリを次のディレクトリに変更します。/usr/lib/Acronis/UpgradeTool
3. 次のコマンドを実行します。
./UpgradeTool.sh Agent
16 Copyright © Acronis, Inc., 2000-2009
結果:
• Acronis True Image Echo に存在していたタスクは Acronis Backup & Recovery 10 のタスク
に変換され、[バックアップの計画およびタスク]ビューに表示されます。
• 各バックアップ タスクのスケジュール、バックアップする項目、およびバックアップの
保存先は以前と同じですが、その後のバックアップを実行するためにタスクによって新し
いアーカイブが作成されます。
• 各バックアップ タスクは、バックアップ計画の一部です。バックアップ計画を編集して、
タスクのスケジュールまたはその他のパラメータを変更できます。
古いオプションのインポート
アップグレード ツールを使用すると、Acronis True Image Echo のデフォルトのバックアップ オプション、デフォルトの復元オプション、通知オプション、およびイベント トレース オプションを Acronis Backup & Recovery 10 のデフォルトのバックアップ オプションと復元オ
プションにインポートすることができます。
古いオプションをインポートする手順は、次のとおりです。
1. 現在のディレクトリをアップグレード ツールがインストールされているディレクトリに
変更します。
2. 次のコマンドを実行します。
./UpgradeTool.sh Options
古いオプションは次のようにインポートされます。
• [通知]は、デフォルトのバックアップ オプションおよびデフォルトの復元オプション
に[通知]としてインポートされます。
• [イベント トレース]は、デフォルトのバックアップ オプションおよびデフォルトの復
元オプションに[イベント トレース]としてインポートされます。
• [アーカイブの分割]は、[バックアップの分割]としてインポートされます。
• [メディア コンポーネント]で、[Acronis One‐Click Restore をメディアに配置する]チェッ
クボックスのみがオンになっている場合、[Acronis ブータブル エージェントおよび One‐Click Restore]としてインポートされます。
• [作成完了時にバックアップ アーカイブをベリファイする]は、[その他の設定]から
デフォルトのバックアップ オプションまたはデフォルトの復元オプションにインポート
されません。
• デフォルトの復元オプションには、[復元から除外するファイル]、[ファイル上書きモー
ド]、および[パスを復元せずにファイルやフォルダを復元する]([その他の設定])はインポートされません。
• その他のオプションは、デフォルトのバックアップ オプションおよびデフォルトの復元
オプションの対応するオプションにインポートされます。
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18 Copyright © Acronis, Inc., 2000-2009
Acronis True Image Echo によって作成されたバックアップ アーカイブの使用
Acronis Backup & Recovery 10 にアップグレードした後に、Acronis True Image Echo によって作
成されたバックアップからデータを復元できます。
これらのバックアップに簡単にアクセスできるようにするには、バックアップを配置する個
人用格納域を作成します。個人用格納域の作成方法については、ユーザーズ ガイドの「個人
用格納域での操作」をご参照ください。
個人用格納域には、Acronis True Image Echo のアーカイブおよび Acronis Backup & Recovery 10 のアーカイブの両方を保存できます。この格納域は、新しいバックアップ計画の保存先とし
て指定できます。
2. 索引 A
Acronis Backup & Recovery 10 コンポー
ネント • 3
Acronis Backup & Recovery 10 のインス
トール • 3
Acronis Backup & Recovery 10 のスタン
ドアロン エディションへのアップグ
レード • 16
L
Linux でのインストール • 9, 16
い
インストール手順 • 10
え
エージェント for Linux • 3
か
管理コンソール • 4
こ
コマンドライン パラメータ • 11
コンポーネントのアンインストール • 15
さ
サポートされるオペレーティング システ
ム • 4
し
試用版の製品 • 15
は
ハードウェア要件 • 7
ふ
ブータブル コンポーネントとメディア ビルダ • 4
ら
ライセンス ポリシー • 8