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- 1 - 1 借入物品の名称・数量等 放射線治療情報管理システム(以下,「治療RIS」という。) 1式 (内訳) (1) 治療RIS(バーコード式患者認証システムを含む。) (2) 放射線治療計画装置(モニターユニット値(以下,「MU値」という。)等比較検証用) (3) 放射線治療計画MU検証用ソフトウエア類 ア 独立MU値検証ソフトウエア イ 強度変調放射線治療(以下,「IMRT」という。)線量検証ソフトウエア ウ 品質管理用ソフトウエア (4) 呼吸管理システム (5) 高精度放射線治療用レーザロカライザ (6) FCRシステム(デジタル画像処理システム)端末の増設 以上,搬入,据付,配管,配線及び調整(センター増築に伴う,既設機器の移設費等)を含む。 2 納品場所 茨城県笠間市鯉淵6528番地 茨城県立中央病院 3 借入期間 平成29年3月1日から平成34年2月28日までの60ヶ月間(5年間)。ただし,平成29年度以降の 歳入歳出予算においてこの契約に係る金額について減額又は削除があった場合は,契約を解除す ることができるものとする。 4 納入(設置)期限 平成29年2月28日(火) 納入(設置)にあたっては,事前に連絡調整すること。 5 技術的要件の概要 (1) 本調達物品に係る性能・機能及び技術等(以下,「性能等」という。)の要求要件(以下, 「技術的要件」という。)は,別紙に示すとおりである。 (2) 技術的要件は,全て必須の要求要件である。 (3) 入札機器の性能等が技術的要件を満たしているか否かの判定は,本院職員が入札機器 に係る技術仕様書を含む,入札説明書で求める提出資料の内容を審査して行う。

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仕 様 書

1 借入物品の名称・数量等

放射線治療情報管理システム(以下,「治療RIS」という。) 1式

(内訳)

(1) 治療RIS(バーコード式患者認証システムを含む。)

(2) 放射線治療計画装置(モニターユニット値(以下,「MU値」という。)等比較検証用)

(3) 放射線治療計画MU検証用ソフトウエア類

ア 独立MU値検証ソフトウエア

イ 強度変調放射線治療(以下,「IMRT」という。)線量検証ソフトウエア

ウ 品質管理用ソフトウエア

(4) 呼吸管理システム

(5) 高精度放射線治療用レーザロカライザ

(6) FCRシステム(デジタル画像処理システム)端末の増設

以上,搬入,据付,配管,配線及び調整(センター増築に伴う,既設機器の移設費等)を含む。

2 納品場所

茨城県笠間市鯉淵6528番地

茨城県立中央病院

3 借入期間

平成29年3月1日から平成34年2月28日までの60ヶ月間(5年間)。ただし,平成29年度以降の

歳入歳出予算においてこの契約に係る金額について減額又は削除があった場合は,契約を解除す

ることができるものとする。

4 納入(設置)期限

平成29年2月28日(火)

納入(設置)にあたっては,事前に連絡調整すること。

5 技術的要件の概要

(1) 本調達物品に係る性能・機能及び技術等(以下,「性能等」という。)の要求要件(以下,

「技術的要件」という。)は,別紙に示すとおりである。

(2) 技術的要件は,全て必須の要求要件である。

(3) 入札機器の性能等が技術的要件を満たしているか否かの判定は,本院職員が入札機器

に係る技術仕様書を含む,入札説明書で求める提出資料の内容を審査して行う。

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6 その他

(1) 入札機器のうち,医薬品,医療機器等の品質,有効性及び安全性の確保等に関する法律

(以下,「医薬品医療機器法」という。)に基づく製造承認が必要な医療機器及び医療器具

に関しては,入札時点で医薬品医療機器法に定められている製造の承認を得ている物品で

あること。

(2) リース満了後は,無償譲渡とすること。

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別紙

(性能,機能に関する要件)

治療RIS類 1式

1 治療RIS

(1) 治療 RISは,放射線治療業務を円滑に遂行することを目的とし,放射線治療情報サーバ,

放射線治療画像サーバ及び放射線治療情報端末等から構成され,また詳細機能に関して

以下の要件を満たすこと。

(2) ハードウェアの構成

ア 放射線治療情報サーバ

(ア) 放射線治療情報サーバは,下記の要件を満たす装置を 1台有すること。

(イ) 主記憶容量は,8GB以上であること。

(ウ) CPUは,Intel Xeon E5-2620 2.1GHz以上の性能を有すること。

(エ) OSは,Microsoft社製Windows Server 2008 R2(日本語対応)相当以上の性能を有する

こと。

(オ) 内蔵ディスク装置は,SAS 600GB以上×2本のミラーリングされたディスクを 2セット有す

ること。

(カ) 1000Base-T(Gigabit Ethernet)インタフェースを有し,通信プロトコルは TCP/IP とするこ

と。

(キ) CPU,メモリ,I/Oの各コンポーネントは二重化されており,片側コンポーネントの障害時

に停止しないこと。

(ク) 停電時に 5分間以上のサーバへの電源供給が可能である,無停電電源装置を有するこ

と。

(ケ) 19 インチラック実装とすること。

イ 放射線治療画像サーバ

(ア) 放射線治療画像サーバは,下記の要件を満たす装置を 1台有すること。

(イ) 主記憶容量は,8GB以上であること。

(ウ) CPUは,Intel Xeon E5-2609 2.50GHz以上の性能を有すること。

(エ) 内蔵ディスク装置は,SAS 300GB以上×3本のディスクで RAID1+ホットスペア構成とし,

また画像保存用ディスクストレージは,1TB以上×13本のディスクで RAID10+ホットスペ

ア構成とすること。

(オ) OSは,Redhat Linux Enterprise 6.5相当以上の性能を有すること。

(カ) 1000BASE-T(Gigabit Ethernet)インタフェースを有し,通信プロトコルは TCP/IP とするこ

と。

(キ) SATA 8倍速 DVD-ROM 24倍速 CD-RWを有すること。

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(ク) 停電時に 5分間以上サーバへの電源供給が可能である,無停電電源装置を有すること。

(ケ) 19 インチラック実装とすること。

ウ 放射線治療情報端末

(ア) 放射線治療情報端末は,下記の要件を満たす装置を 26台有すること。

(イ) 主記憶容量は,8GB以上であること。

(ウ) CPUは,Intel Core i5-6500T 3.20GHz以上の性能を有すること。

(エ) 内蔵ディスク装置は,物理容量 256GB以上の SSD構成とすること。

(オ) モニタは以下の構成とすること。

a 26台のうち 13台は,21.5 インチ以上の液晶カラーワイドモニタ(解像度 1,920×1,024

ビット)以上のモニタ1面で構成されること。

b 26台のうち 10台は,21.5 インチ以上の液晶カラーワイドモニタ(解像度 1,920×1,024

ビット)以上のモニタ 2面で構成されること。

c 26台のうち 3台は,21.5インチ以上の液晶カラーワイドモニタ(解像度 1,920×1,024ビ

ット)以上のモニタ2面で構成され,うちモニタ1面はインルームモニタとして治療室内に

設置すること。

(カ) OSは,Microsoft社製Windows10 Professional 64ビット相当以上の性能を有すること。

(キ) 1000BASE-T/100BASE-TX以上に対応し,自動認識可能な Ethernet インタフェースを

有すること。

(ク) 内蔵 DVD-ROM ドライブ相当を 1台有すること。

(ケ) バーコードリーダを有すること(26台のうち 6台分)。

(コ) 磁気カードリーダを有すること(26台のうち 1台分)。

エ 治療計画/承認用端末

(ア) 治療計画/承認用端末は,下記の要件を満たす装置を1台有すること。

(イ) 主記憶容量は,4GB以上であること。

(ウ) CPUは,Intel Core i3-3240 3.40GHz以上の性能を有すること。

(エ) 内蔵ディスク装置は,物理容量 120GB以上の SSD構成とすること。

(オ) 50 インチ液晶カラーモニタ(解像度 1920×1080ビット)以上のモニタ 1面で構成され、

治療計画室に設置すること。

(カ) OSは,Microsoft社製Windows7 Professional 32ビット相当以上の性能を有すること。

(キ) 1000BASE-T以上に対応したインタフェースを有すること。

(ク) 内蔵 DVD-ROM ドライブ相当を 1台有すること。

オ デジタルカメラ(診察室備付・有害事象等撮影用)

(ア) デジタルカメラは,下記の要件を満たす装置を 5台有すること。

(イ) 有効画素数は,1,210万画素以上の性能を有すること。

(ウ) 光学ズーム倍率は,5.0倍以上の性能を有すること。

(エ) フォーカス機能は,オート及びマニュアルフォーカスのモードを有すること。また,手ブレ

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補正機能を有すること。

(オ) フラッシュ機能を有すること。

(カ) 無線通信機能として,Bluetooth ver2.1+EDR及び無線 LAN(IEEE802.11 b/g)の対応

能を有し,撮影された患者画像データを治療RISに無線通信を用いて,取り込み可能な

こと。

(キ) バーコードリーダ機能を有し,患者認識用バーコードを読み取り,その情報を撮影画像

データに付与可能なこと。

カ 患者自動受付機

(ア) 患者自動受付機は,下記の要件を満たす装置を 1台有すること。

(イ) 主記憶容量は,4GB以上であること。

(ウ) CPUは,Intel Celeron以上の性能を有すること。

(エ) 内蔵ディスク装置は,物理容量 320GB以上とすること。

(オ) 内蔵 17インチ液晶カラーモニタ(解像度 1,280×1,024ビット)以上のモニタ 1面で構成さ

れること。

(カ) OSは,Microsoft社製Windows7 Professional 32ビット相当以上の性能を有すること。

(キ) 1000BASE-T以上に対応したインタフェースを有すること。

(ク) 磁気カードリーダを有すること

(ケ) 専用のキャビネットを有すること。

(3) 機能

ア メイン画面機能

(ア) 医師,医学物理士,診療放射線技師,看護師及び一般(受付)の職種毎に専用のメニ

ューおよび共通メニューを有すること。

(イ) ログイン者に応じた職種のメニューが表示されること。

(ウ) メニューの構成は,マスタにて職種毎に変更できること。

(エ) 全体告知メッセージが表示されること。

(オ) 全体告知メッセージは,文字の大きさ及び文字色を自由に変更できること。

イ 医師業務支援機能

(ア) 医師ToDo画面として新患登録,プラン登録,報告書作成,当日承認,画像確認及びフ

ォロータブが表示され,各タブ内でデータ登録できる機能を有すること。

(イ) 各タブの一覧は,設定した期間及び担当医で抽出することができること。

(ウ) 各タブの一覧を選択することにより,該当画面に展開し,データ登録が行えること。

(エ) 医師が照合写真などを確認し,認証する画面から画像を参照できること。

ウ オーダ一覧表示機能

(ア) 一覧には,実施日,受付日時(呼出し日時),進捗,患者 ID,患者氏名,入外区分,搬

送状態,病棟,治療室/撮影室,オーダ種別,依頼科及び担当医などの各情報が表示で

きること。なお,一覧は各進捗に対応した色別表示ができ,更新周期設定で自動再表示

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ができること。 また一覧に表示する項目及び表示順をオンラインで変更でき,かつ変更

した情報の登録ができること。

(イ) 一覧は期間,患者 ID,治療番号,患者氏名,治療担当医,治療室,撮影室,オーダ種

別,オーダ進捗及び入院・外来区分を検索条件にして検索表示できること。

(ウ) 一覧表示は,定周期で自動更新表示ができること。更新周期間隔は,端末毎に設定で

きること。

(エ) 一覧に表示されているリストの印刷ができること。

(オ) 一覧で選択した患者の治療予定を,カレンダー方式にて記述した治療カレンダーを印

字できること。

(カ) 一覧で選択したオーダから,治療歴画面に 1操作(クリック)で展開できること。

エ 治療歴表示機能

(ア) 治療歴画面は,当該患者のすべての治療データを1画面で表示し,現在および過去の

治療歴を参照することができること。

(イ) 照射部位毎に照射予約及び関連する撮影予約の一覧を表示できること。

(ウ) 照射部位毎に,照射予約の休止及び再開が行えること。

(エ) 履歴を1操作(クリック)することで,選んだ画像や治療計画が参照できること。また,履歴

に表示されている部分を 1操作(クリック)することで,参照が可能であること。

(オ) 履歴に表示されている「照準撮影」「照合撮影」という表示名を,当院希望名目に変更で

きること(例 「kV照準」「CBCT照準」ほか)。

(カ) 履歴に承認の有無を表示可能であること。

オ 治療方針情報登録・管理機能

(ア) 治療方針情報として,原発部位情報サマリ,治療種別,今回の治療,治療方針,治療方

法,照射方針,病巣,治療開始 performance status(以下,「PS」という。),治療部位情報,

コメント及びキー画像を登録できること。

(イ) 治療基本情報タブは,原発部位情報サマリ,治療種別,今回の治療,治療方針,治療

方法,照射方針,病巣,治療開始 PS,照射部位情報,コメント及びキー画像を登録できる

こと。これらの治療基本情報は全て予め登録されるプリセットマスタ情報により,一括登録

ができること。

(ウ) 照射部位情報として,カテゴリ,照射部位名称,予定総線量及び回数の登録ができるこ

と。また,原発部位と照射部位が同じ場合は,原発部位情報を 1操作(クリック)でコピーし,

照射部位として登録できること。

(エ) 登録できるキー画像は,JPEG形式の画像のほかに PDFファイルを添付できること。

(オ) DICOM ビューアと連携し,PACS に保管されている DICOM 画像をキー画像して,添付

できること。

カ 治療プラン登録・管理機能

(ア) 治療プラン情報として,プラン基本情報,計画画像,照射野情報,セットアップ情報,承

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認情報,照射録タブから構成されること。各タブを切り替えることにより,当該プランの詳細

情報が表示されること。

(イ) プラン基本情報タブは,治療室,線質,照射部位,照射方法,予定総線量,分割回数,

1回線量,治療開始日,治療終了予定日,照射指示及びコメントなどを登録できること。

(ウ) 照射野情報タブは,各照射野毎の照射野 ID,照射術式,線質,MU,線量率,線量,病

巣の深さ,ガントリ角度、FIELD SIZE及び使用アクセサリなどが入力できること。

(エ) 照射野情報は,照合記録装置または治療計画装置から取得した照射野情報を反映で

きること。

(オ) セットアップ情報タブは,セットアップ情報,コメント及びデジタルカメラで撮影したセット

アップ時の体位などの画像が入力できること。

(カ) セットアップ情報として,治療体位,シェル,固定具及び枕などがテキスト入力できるこ

と。

(キ) セットアップ情報のコメントは,文字の大きさ及び文字色を自由に変更できること。

(ク) 照射録タブは,当該プランの照射オーダの予定及び実績が表示されること。また実績は

1回単位と照射野単位で切り替えて表示できること。

ク 照射予約機能

(ア) 週表示と月表示が切り替えて表示できる照射予約専用画面を有し,プラン毎の予約を 1

操作(クリック)にて行えること。各照射情報は常に総照射回数を基に作成され,何回目の

照射であるか常に判別できること。

(イ) 週表示の場合,患者名,プラン ID及び何回目の照射であるかを常に判別できること。

(ウ) 各照射予約を,オンラインにて電子カルテへ送信できる機能を有していること。

(エ) 照射予約枠は最小 10分単位で治療室別に調整可能なこととし,当院運用による時間帯

毎に予約時間枠を設定できること。

(オ) 休日及び照射禁止日の設定ができ,休日または禁止日として設定した日は,連続予約

の際に予約日の対象外にできること。ただし,1 回限定で予約を行う場合は禁止日でも予

約可能なこと。

(カ) 予約時には,該当治療室の予約混雑状況及び日単位でのプラン開始状況が,枠単位

で色付け表示される予約取得画面を参照しながら,当該プランの予約取得操作が行なえ

ること。また,プラン予定回数分の予約を,右クリック操作にて一括で連続取得できること。

さらに,選択された予約日について,他照射種別の予約等が存在する場合には,確認メ

ッセージが表示されること。

ケ 受付機能

(ア) 受付用の専用一覧画面を有すること。

(イ) 一覧には,実施日,受付日時(呼出し日時),受付番号,診察予約,進捗,患者 ID,患

者氏名,入外区分,搬送状態,病棟,治療室,オーダ種別,治療種別,依頼科及び担当

医などの各情報が表示できること。

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(ウ) 一覧は,期間,患者 ID,治療番号,患者氏名,治療担当医,治療室,撮影室,オーダ種

別,オーダ進捗及び入院・外来区分を検索条件にして,検索表示できること。

(エ) 入院患者の患者呼出し確認機能を有していること。呼出しを行ったときの時刻を画面内

に表示できること。

(オ) 一覧で受付するオーダを選択したとき,当該オーダの患者が当日複数のオーダを有し

ている場合,選択されたオーダのみ又は一括で受付処理ができること。

(カ) 受付処理時,顔写真が表示され,本人確認ができること。

(キ) 患者の受付情報を当該の治療操作室または撮影室に通知できること。

(ク) 受付済オーダを未受付に変更できること。

(ケ) 受付時に予約時間からの差異を表示し,予め設定した許容する時間差異を超えた場

合,

(コ) 一覧で受付するオーダを選択したとき,当該オーダの患者が当日複数のオーダを有し

ている場合,選択されたオーダのみ又は一括で受付処理ができること。

(サ) 受付処理時,顔写真が表示され,本人確認ができること。

(シ) 確認メッセージを表示すること。なお,許容する時間差異の設定は変更できること。

(ス) (2)カの患者自動受付機により,磁気カードリーダを挿入することで,受付できること。

コ 実施一覧機能

(ア) 実施一覧表示用の専用画面を有すること。

(イ) 一覧には,実施日,受付日時(呼出し日時),受付番号,診察予約,進捗,患者 ID,患

者氏名,入外区分,搬送状態,病棟,治療室,オーダ種別,治療種別,依頼科及び担当

医などの各情報が表示できること。

(ウ) 一覧は,期間,患者 ID,治療番号,患者氏名,治療担当医,治療室,撮影室,オーダ種

別,オーダ進捗及び入院・外来区分を検索条件にして表示できること。

(エ) 治療室毎の表示ができること。

(オ) オーダ種別(照射オーダ,照合撮影及びCTシミュレータ)毎あるいは選択された複数の

種別の表示ができること。

(カ) (診察券を紛失した場合など)受付を通らずに本画面において受付処理ができること。

(キ) 該当患者のプラン情報が 1操作(クリック)にて確認できること。

(ク) 治療医が画像の確認を行い,指示したリニアックグラフィなどの再撮影の指示を確認でき

ること。

サ 撮影実施機能

(ア) CTシミュレータ撮影等専用画面を有し,撮影の実施ができること。

(イ) DICOM Modality worklist management(MWM)により,CTシミュレータ等に患者情報の

受け渡しができること。

(ウ) 会計情報を作成するため,管電圧・管電流等の撮影情報及び薬剤・機材情報の登録が

できること。

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(エ) 撮影実施情報の登録ができ,会計情報として電子カルテへオンライン通信で送信できる

こと。

(オ) 撮影時に固定具等のセットアップ情報が入力でき,プラン情報にて管理しているセットア

ップ情報と接続(マージ)処理ができること。

シ 治療実施機能

(ア) 治療種別毎の実施入力用の専用画面を有し,実施一覧にて表示された患者の治療実

施を行えること。

(イ) 登録されている患者のデジタルカメラ写真を表示でき,照射時に顔写真にて本人確認

が行えること。

(ウ) 患者 IDによる本人確認ができ,IDが一致しない場合は警告メッセージを表示できる誤

照射防止機能を有すること。また,実施対象プランのセットアップ情報を認証し,正しい固

定具が使用されていることを確認する機能を有すること。

(エ) 患者受付時に受付情報を治療装置にオンライン通信にて送信し,装置側での患者選択

が容易にできること。

(オ) 同一患者の複数部位の治療が,同一スケジュールの複数プランとして実施される場合,

対象となるすべてのプランの実施情報を1画面で表示すること

(カ) 外照射治療実施時,操作室で選択された患者の治療情報が治療室内のインルームモ

ニタに自動表示され,セットアップ情報が確認できること。

(キ) 外照射治療実施時,照合記録装置から照射情報をオンライン通信にて取得し,実施情

報として管理が行えること。

(ク) 照射中に追加された固定具等のセットアップ情報を追加登録ができ,プラン情報で管理

している情報と接続(マージ)管理ができること。

(ケ) 該当プランに紐付くキー画像の表示ができること。

(コ) 実施画面から1操作(クリック)でプラン情報の確認が行えること。

(サ) 照準画像及び照合画像(リニアックグラフィ)の実施管理ができること。

(シ) 受付済患者の一覧表示ができ,画面を切り替えることなく次の治療患者の照射情報を

確認できること。

(ス) 操作終了にて,治療装置から Field(門)毎及びその実施情報の取得ができること。

(セ) 実施情報(照射部位,照射日時,照射室,1 回線量及び累積線量)とともに会計情報を,

電子カルテへオンライン送信できること。

(ソ) 会計情報を作成するとき,管理料,治療料,固定具加算,治療専任加算,IGRT加算,

呼吸性移動対策加算,外来加算及び安全管理料 2 等が,病院にてマニュアル選択して

会計処理が行える仕組みであること。

(タ) 複数プランを一括実施した場合,治療料の最も高額な部位を自動的に 1 部位目に設定

し、次に高額の部位を自動的に 2部位目に設定できること。

ス 部門予定表機能

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(ア) 週単位及び月単位で表示を切り替え可能なこと。週単位では,撮影オーダ,初回照射

及び特殊照射に分け,該当患者の患者 ID及び氏名が一覧表示できること。

(イ) 撮影オーダおよび特殊照射においては,マスタ設定にて病院が自由に設定できること。

(ウ) 部内連絡事項の登録ができ,連絡事項として各室に伝達できること。

(エ) 繰返しの予定を繰返し条件(毎日,平日のみ,毎月第 1週,開始日及び期限など)の設

定にて登録できること。

(オ) 予定に表示される患者名について,未受付,呼出中,受付済,実施中及び実施済の各

進捗を色別表示ができること。

セ カンファレンス機能

(ア) 治療カンファレンスにて使用する,カンファレンス一覧専用画面を有すること。

(イ) 患者等検索は,期間,新患,撮影,プラン開始日,プラン終了予定日,確定区分(未確

定プラン及び確定済プラン)及び症例区分の各情報にて検索ができること。

(ウ) 治療担当医及び診断名を ANDまたはORで選択した結果の該当プラン情報を一覧とし

て表示できること。

(エ) 該当のプラン情報一覧には治療番号,進捗,オーダ進捗,患者 ID,患者名,年齢,性

別,入外区分,病棟名,診療科名及び治療担当医が表示できること。

(オ) プラン一覧に表示されている情報を選択することにより,該当する患者の治療歴画面へ

飛んで,当該プラン画面が初期表示されること。

(カ) カンファレンスを行った治療計画毎に,カンファレンス記録及びカンファレンス出席者の

入力ができること。

ソ 有害事象登録機能

(ア) 有害事象入力専用画面を有し,複数枚の画像とともに日付単位で登録して管理できる

こと。また,コメントはリッチテキストで入力可能なこと。

(イ) 有害事象のデータ項目は,有害事象共通用語規準ver4.0の全項目が登録できる機構

を有していること。

(ウ) 登録された有害事象は,電子カルテの診察記事へ送信できる機能を有していること。

(エ) 有害事象を検索する専用画面を有し,指定プロトコルや疾患名について治療方針及び

紐付く有害事象(例 「直腸出血のグレード 3以上」)が一覧表示できる機構を有すること。

また,一覧表示した内容を CSV出力できること。

(オ) 皮膚などのデジタル写真を時系列的に管理可能であること。

タ 看護記録機能

(ア) 看護師が,患者の日々の状態を入力する看護記録の入力専用画面を有し,必要に応じ

て複数枚の画像とともに日付単位で登録管理できること。また,コメントはリッチテキストで

入力可能なこと。

(イ) 看護記録のデータ項目は,MEDIS看護観察マスタ ver 2.7の全項目が登録できる機

構を有していること。

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(ウ) 登録された看護記録は,医師等によって登録された有害事象に並列で表示できること。

(エ) 登録された看護記録は,電子カルテへ送信できる機能を有していること。

(オ) 看護師が皮膚などの写真を,治療 RISで時系列に管理できること。また,時系列データ

を印刷及び PDFファイルの作成が行えること。

(カ) 患者に対する看護(ケア)時間を区分毎に登録できること。

(キ) 看護日誌を当院の指定する様式に合わせて作成ができること。

(ク) 患者対応のスケジュールを登録でき,モニタ上に一覧画面を表示できること。

チ QAQC機能

(ア) 各治療装置等(撮影装置等を含む。)の QAQC情報を管理する画面を有すること。

(イ) QAQCのデータ項目は,AAPM(米国医学物理士会)の TG-142 レポートに準拠した項

目が管理可能な構造を有し,各項目について正常値の範囲を設定できること。当院で管

理する項目を,マスタ等の設定により選択可能な構造であること。

(ウ) 各詳細管理項目について,毎回の実施情報登録時に,Microsoft Excel等の添付ファイ

ルをアップロード可能なこと。

(エ) 各詳細管理項目について,実施手順を管理登録できる機構を有し,治療室内画面にて

該当手順を表示できること。

(オ) 始業点検,終業点検及びテスト照射等の各管理単位について,全ての治療装置等の

前回実施日と次回実施予定日が1画面で参照できること。

(カ) 新たな QAQC実施情報を登録する際に,次回予定日と次回予定担当者を登録でき、

QAQC管理画面で次回予定日として表示できること。

(キ) 各治療装置単位で,稼働からの日数及び当月故障回数を表示できること。

ツ メッセージ機能

(ア) 全体告知メッセージ,部門内連絡事項及び繰り返し予定を記載できるメッセージ機能を

有すること。

(イ) 医師,医学物理士,診療放射線技師及び看護師などの職種又は特定の部門内ユーザ

を指定し,分類,件名及びメッセージを送信できること。

(ウ) 治療RISへログインを行ったとき,ログイン者に対するメッセージがあった場合,自動的に

検索・表示され,メッセージを確認できること。

(エ) 登録したメッセージは,登録履歴により確認できること。

テ データ検索機能

(ア) 原発,治療部位,方針及びプランの各情報に含まれるキーワードをANDまたはORにて

選択し,該当するプラン情報を表示する実績情報検索機能を有すること。

(イ) 検索された患者情報一覧は,実施日,治療番号,患者 ID,患者名,性別,入外区分,

病棟名,診療科,診断名,原発部位名称,病巣,治療部位名称,部位情報,照射方向,

部位コメント,照射方法,門数,オーダ種別,治療種別,プラン ID及び治療室等の各情報

を表示できること。

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(ウ) 検索結果から,実患者数,門数及び延べ患者数(及び件数)の表示ができること。

(エ) 検索結果を入外区分及び治療室等にて表示切替えができること。

ト 統計機能

(ア) 放射線発生装置使用記録簿の統計が作成できること。

(イ) 方向利用率(月報及び年報)の作成ができること。

(ウ) 外照射の日付毎の X線及び電子線の照射人数,門数,使用時間及び照射線量を表示

する放射線治療月報を作成できること。

(エ) 治療人数・件数・門数の集計が,週単位及び月単位でできること。

(オ) 撮影(CT及び X線)機器の照射集計の作成ができること。

(カ) 統計解析ソフトウエアと連携し,生存曲線などの統計解析データを出力できること。

ナ テキスト出力機能

(ア) 外照射の部位別集計・年間集計リストの CSVファイルへの出力ができること。

(イ) 日本放射線腫瘍学会(JASTRO)構造調査,がん拠点病院集計,日本医学放射線学会

(JRS)修練機関調査及び診療報酬収入結果の CSVファイルへの出力ができること。

(ウ) 患者 ID,治療種別,患者情報,治療方針,プラン情報及び実績情報の検索した結果を

CSVファイルへ出力ができること。

ニ 放射線治療情報Web配信機能

(ア) 放射線治療情報配信用ポータルサイトを有し,報告書,照射録及び照射予定一覧の

Webによる参照ができること。

(イ) 患者 IDを指定することにより,URL連携にて電子カルテからの呼出しが可能なこと。

(ウ) 治療医が作成した開始・経過・終了の各報告書を,ポータルサイトを介して配信できるこ

と。

(エ) 治療部位毎に記載される治療部位,照射線量(累積/予定),照射開始日,終了予定日

及び日々の照射情報から成る照射サマリは,ポータルサイトを介して配信できること。

ヌ 放射線治療用ビューア(RT-ビューア)機能

(ア) 放射線治療用画像サーバから DICOM-RT Plan,DICOM-RT Dose,DICOM-RT

Structure Set,DICOM CT画像を取得し,治療計画装置を介さずに治療計画時の線量分

布の表示が CT画像と連携できること。

(イ) Beams eye View,ASC表示ができること。

(ウ) DVHの表示ができること。

(エ) 日本語による表記ができること。

(オ) ビューア画面で選択された画像を,DVD 等の可搬型媒体に書き出す機能を有すること。

また可搬型媒体に DICOM-RT画像データとともに,簡易型 DICOM-RT ソフトウエアを書

き込み,他院で可搬型媒体のみで DICOM-RT画像の表示ができること。

(カ) 本システムは,データ書き込み用 DVD50枚オートチェンジャ型 DVD ライタを1台有する

こと。また,データ書き込み時に対象患者氏名等を DVD表面に自動印刷できること。

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ネ DICOM-RT PACS接続対象機器

(ア) 接続対象機器

a 主・外照射用治療計画装置

b 外照射用治療計画及び解析装置

c 従・外照射治療計画装置

d 定位放射線治療計画装置

e 腔内放射線治療計画装置

f 画像支援装置

(イ) 上記の接続対象機器より放射線治療用サーバに接続し,対象機器より DICOM-RT

Plan,DICOM-RT Dose,DICOM-RT Structure Setが全て送信される場合,放射線治

療用サーバでデータの受信ができること。

(3) データ移行

既設治療 RIS及び File maker Pro(市販データベースソフトウエアに登録された,当院におけ

る過去の患者情報データベース)等に保管されている治療情報,キー画像及び治療レポート情

報等を本システムへ移行できること。また,本院既設の治療 RISに係るデータ移行費用を本調達

に含めること。

(4) 電子カルテ連携機能

ア 当院電子カルテと情報連携を行い,治療 RISから電子カルテの情報,及び電子カルテから

治療 RISの情報をそれぞれ呼び出すことを可能とすること。また,他施設において連携の実

績を有すること。

イ 当院が指定する電子カルテ端末に,治療 RISアプリケーションの相乗りを可能とすること。

ウ 連携に際し、電子カルテ側の対応費用等が必要な場合には本調達に含めること。

(5) その他

ア 安定した保守対応を実現できる体制を具体的に示すこと。

イ システムの性格上,特定のモダリティに依存しないオープンベンダであることとし、病院情報シ

ステム・モダリティの接続に関し中立な立場で対応できること。

ウ ソフトウエアのバージョンはその時点で導入可能な最新のものとすること。なお,既設治療 RIS

のソフトウエアのバージョンも同一とすること。

エ 各放射線治療計画装置,画像支援システム及び PACS画像を DICOM等出力により,ワーク

ステーション内に貼付できること。

2 放射線治療計画装置(MU値等比較検証用)

MU値等比較検証用の放射線治療計画装置は,放射線治療計画装置本体,プリンタ装置及び

無停電電源装置から種類で構成され,以下の仕様であること。

(1) 外照射光子線線量計算にスーパーポジション法相当の線量計算アルゴリズムを有すること。

(2) 外照射光子線線量計算にモンテカルロ法相当の線形ボルツマン輸送方程式が使用できるこ

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と。

(3) 外照射電子線線量計算機能を有すること。

(4) 固定照射,回転照射,原体照射治療計画機能を有すること。

(5) 不整形照射野の治療計画機能を有すること。

(6) 治療計画情報は,データベースとして登録が可能なこと。

(7) IMRT及び VMAT治療計画を行う機能を有すること。

(8) CT,MRI,PET画像の重ね合わせ機能を有すること。

(9) ウェッジ,ブロック及びボーラスを使用した治療計画が可能であること。

(10) EPIDを使用した IMRTの簡易 QAを行う機能を有すること。

(11) 4DCTの複数呼吸位相画像を使用し治療計画を行う機能を有すること。

(12) 既設スマートセグメンテーション機能を知識ベースでの自動輪郭抽出機能にアップグレード

をすること。

(13) 治療計画で作成した臓器及び腫瘍をCBCTで撮影したCT画像を取り込み,治療計画時の

CT画像に CBCT画像を変形させることで臓器及び腫瘍のシフト量を計測すること。

(14) ソフトウェアのバージョンは,その設置時点で導入可能な最新のものとすること。

3 治療計画装置MU検証ソフトウエア類

(1) 独立MU値検証ソフトウエアは5式用意し,以下の要件を満たすこと。

ア X線CT画像から水等価長を独立計算していること。

イ 通常照射から,IMRT及び回転型強度変調放射線治療(VMAT)まで対応していること。

ウ くさび照射における軸外線量計算に対応していること。

(2) IMRT線量検証ソフトウエア

ア 線量差,距離差及びガンマインデックス(2次元,3次元)の二次元マッピング機能,及び統

計情報の表示が行えること。

イ 線量誤差評価法(Gradient解析)の機能を有していること。

ウ VTA(Vector to Agreement)の機能を有していること。

エ ガフクロミックフィルム用不均質補正機能を有していること。

(3) 品質管理ソフトウエア

ア 光照射野及びX線照射野の一致が確認でき,Spoke-shot,Winston-Lutz,Picket fence

testを行えること。

イ Off-axis factor及びユーザによる解析結果の修正ができること。

4 システムに搭載される呼吸管理照射システムは,それぞれ以下の要件を満たすこと。

(1) 本システムは、CT 撮影や X 線照射の時に患者体表面の動きを患者自身が確認できる

ように、体動検出子を患者体表面の2箇所以上に接触させ、2箇所の移動量の合成を表示

する方式であること。

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(2) 体動量の検出と表示機能は、電気的に行うものではなく、全て構造物で機械的に行える

こと。

(3) 患者体動量検出器の主要部分は放射線吸収の少ない樹脂で構成し、金属を使用して

いないこと。

(4) 患者体動量表示器は、2箇所の治療室と治療計画 CT 室の合計3室で使用するため、3

式備えていること。

(5) 患者体動量表示器は、呼吸レベルをデジタル検出し呼吸波形表示できる制御ユニットを

3式備えていること。

(6) 前項の制御ユニットを用いて、体動量の変化を音質の変化に変換して音声で出力でき

ること。

(7) (5)の制御ユニットで検出した呼吸波形は、患者データベースに記録保存し履歴と診療

結果を表示できること。

5 高精度放射線治療用レーザロカライザは以下で構成し,左(上下),右(上下),正面,天井の6本

を有すること。

(1) 自動補正機能付左右上部レーザポインタ(上部・緑) ALPC-G×2(左右 1対)

(2) 自動補正機能付左右下部レーザポインタ(下部・赤) ALPC-R×2(左右 1対)

(3) リモコン調整機能付き天井レーザポインタ(緑) FLM-G×1

(4) リモコン調整機能付き矢状面レーザポインタ(青) FLM-B×1

(5) レーザ用カバー ×1

(6) 設置工事費(調整を含む。)

6 デジタル X線画像診断システム(新操作室への増設及び接続) 1式

(1) 画像処理ユニット(プリンタを除く)

(2) 読み取り装置 1台

(3) 放射線治療用位置決め用カセッテ及び IP(リニアックグラフィ用) 半切 2枚/大角 2枚

(性能・機能以外に関する要件)

1 設置条件について,以下の要件を満たすこと(以下に必要な費用を,本システム購入費に含むこ

と)。

(1) 機器等の搬入,据付,配線,配管及び調整等(治療センター増築及び改修等に伴う,既設機

器の移設及び接続等を含む)を行うこと。また,これらを行う際には,当院の診療業務に支障をき

たさないように当院の職員と事前に打ち合わせを行い,その指示に従うこと。

(2) 機器導入に要する設置については,納期及び設置期間の日程を事前に打ち合わせし,それ

に従い完了すること。

(3) 付帯工事,搬入及び据付等の詳細については,当院の診療業務に支障をきたさないよう当院

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職員と事前に打ち合わせを行い,その指示に従うこと。

(4) 電源設備などの機器設置に必要と想定される工事を実施すること。

(5) 機器据付,試運転及び調整に必要な電力等は,無償で使用できるものとする。

(6) 各装置のソフトウエアは,納入時の最新のバージョンを納入すること。

(7) 設置した装置は接続及び調整後,その動作確認を行ったうえで,担当者に取扱説明及び

トレーニングを行うこと。

(8) 装置等の受入れ試験時は,当院担当者が立ち会うとともに記録に残すこと。必要に応じて,

当院の治療状況に即した合わせ込み試験を実施し,記録に残すこと。

(9) 関連するネットワークは,治療センター増築部分稼動時前及びセンター全体竣工時の2段階

で,配線、調整及び動作確認を実施すること。

(10) ネットワーク配線は,関連するものを整理して,その名称をできるだけ付記すること。

(11) ネットワークは,IPアドレス等一覧を作成して,記録すること。

(12) PC 端末には,その IP アドレス及び機器名をその端末及びモニタ等の表面等にテプラ等で

明示すること。

(13) サーバを搭載する 19 インチラックについては,院内に既設の放射線治療関連サーバを本調

達にて導入するラックに移設する計画であることから,移設対象サーバのベンダーと調整のうえ,

治療 RISサーバ及び移設対象サーバの両方を搭載可能な製品を導入すること。

(14) サーバ室内にPC等を設置する場合は,PC 等を安定するように設置すること。また,必要に

応じて棚等を設け,配線等を含めて整理すること。

(15) サーバ室以外のデスクトップ本体,プリンタ及び無停電装置等は,パソコンスタンド(CPUボ

ックス)等に収納すること。また,組み合わせごとに一括して置くこと。

(16) 本システムに保存されたデータは病院の資産であり,受託者は病院の求めに応じて,内容を

理解できる形式でデータを無償で提供すること。

(17) その他,疑義の生じた場合は放射線治療センター職員,必要に応じて,企画情報室等関係

各課と協議すること。

2 以下の要件を満たすこと。

(1) 故障の修理及び定期的保守点検を実施できるメーカの製品であること。

(2) 装置の保証に関して,リース開始日から 1年間は通常の使用により故障した場合の無償保証

に応じること。

(3) リモートメンテナンスに対応した装置であること。

(4) 地震,停電等の各種障害時においては,機器復旧のために現場で迅速な対応が可能である

こと。

(5) 各装置の操作マニュアルは,日本語版を各 3部提供すること。

(6) 納入により生じた梱包材料等は持ち帰り処分すること。

(7) 供給者は,技術支援,教育及び講習支援を十分に実施し得る体制を確立しておくこと。