操作説明書 WIRELESS05-C Rev1...B基板側にIN1が押された状態であることを送信します。B基板側のリレー接点出力(RL1)がONになります。【スイッチOFF
fx-7400G PLUS J Ch02 - CASIO Official...
Transcript of fx-7400G PLUS J Ch02 - CASIO Official...
-
基本計算
1. 加算・減算2. 乗算3. 除算4. 商と余りの計算5. 複雑な計算と応用6. 計算に便利な機能7. 変数メモリーの利用8. 分数計算9. 数値の表示モード設定10. 関数計算
2
足す、引く、掛ける、割るの四則、および関数については、アイコンメニューの「RUN」を選んだときに計算できます。利用できる内蔵関数は選択したアイコンメニューにより一部が異なります。
-
2 基本計算
26
初めに「6.72+9.08=」を計算してみましょう。
g.hc+j.aiw
このような入力方法を「書式通り入力方法」と呼んでいます。操作の前にAを押すと、不要になった画面表示を消すことができます。
これ以降はこの取扱説明書では、数字と小数点を入力するときは、単に6.72、9.08などと書くことにします。
6.72+9.08w例
操作の前にoを押すと、不要になった画面表示を消すことができます。初めに「3.71×4.27=」を計算してみます。
A3.71*4.27w
本機が扱える数値の大きさは-9.99999999×1099~+9.99999999×1099までです。
「64÷4=」を計算してみます。
A64/4w
分数は割り算と考えて計算できます。カッコを使った計算については「5.複雑な計算と応用」「5-2.カッコを使った優先順位」をご覧ください。
1. 加算・減算
2. 乗算
3. 除算
P-28
-
本機は整数同士の計算の場合、商や余りを算出することができます。計算するためにはKを押して、オプションメニューを表示させてください。メニュー表示は、その下のメニューキー1~4に対応しています。
【操作】アイコンメニュー表示からRUNメニューを選んだ状態で計算します。商の計算……整数K2(CALC)2(Int÷)整数w余りの計算… 整数K2(CALC)3(Rmdr)整数w
「61÷7=」の商を計算します。計算の前に表示画面をクリアしておきましょう。
A61K2 (CALC)
2(Int÷)7w
この例題は「(2×3+4)÷5=」となります。
A(2*3+4)/5w
この分数は「6÷(4×5)=」としても「6÷4÷5=」としても計算できます。
A6/(4*5)w
A6/4/5w
2基本計算
27
2×3+4–––––––––=5
例
6––––=4×5
例
4. 商と余りの計算
2
2
-
5-1. 四則の優先順位四則が混じった計算では、自動的に掛け算と割り算(×と÷)が足し算と引き算(+と-)より優先されます。
3+5×6=
計算の前に表示画面をクリアしておきましょう。
A3+5*6w
7×8-4×5=
A7*8-4*5w
5-2. カッコを使った優先順位計算の優先順位は「 ( ) 」を用いることで自由に決めることができます。( )の中にある式から優先して計算されます。
100-(2+3)×4=
A100-(2+3)*4w
例
例
例
2 基本計算
28
商の計算で扱える数値は整数に限ります。 、sin60など結果が小数となる関数を用いることはできません。
2
続けて「857÷48=」の余りを計算します。
8573(Rmdr)48w
計算の後はQを押すとメニューが画面から消えます。
余りの計算で扱える数値は整数に限ります。 、sin60など結果が小数となる関数を用いることはできません。
2
商の計算と余りの計算はリストでも用いることができます。複数の整数に対して一度に計算させたいときに便利です。
5. 複雑な計算と応用
P-103
3
-
2基本計算
29
(7-2)×(8+5)=「 ( 」の直前にある「×」は入力を省略できます。
A(7-2)(8+5)w
※式の最後の「 ) 」は入力を省略できます。
5-3. マイナスの値マイナスの値を入力するには-を使います。たとえば「-8」は-iとキー操作します。
56× (-12)÷(-2.5)=
A56*-12/-2.5w
5-4. 指数表現指数表現で数値を入力するにはEを使います。たとえば「2.47×106」はc.ehEgとキー操作します。
(4.5×1075)× (-2.3×10-79) =
A4.5E75*-2.3E-79 w
記載した表示は本機がNorm1モードになっている場合です。この表示は「-1.035×10-3」つまり「-0.001035」を表わしています。
5-5. 演算末尾桁の四捨五入について「74÷3」を計算してみます。
A74/3w
割り切れない答え24.6666666‥‥の表示が24.66666667になっています。これは表示に収まらない末尾の66‥‥が四捨五入されたためです。表示された数値を連続演算に用いると誤差が拡大して正確な計算ができません。そこで本機は内部では15桁で記憶と計算を行ない、表示される答えの精度を保っています。
例
例
例
以下、本書では入力の省略をしない操作例を記載します。
P-21
-
2 基本計算
30
6-1. アンサー機能 (Ans)本機には最新の計算結果を自動的に記憶しておく「アンサー機能」があります。連続して計算をするときなどに利用してください。
記憶された数値を呼び出すときは!を押してから、本体ケース上に「Ans」と印刷してある-を押します。本書ではこのような場合に!Kと記述します。
3.56+8.41を計算した後で、65.38をその答えで割る。
A3.56+8.41w
65.38/!Kw
6-2. 連続計算機能連続して計算するとき、直前に計算した結果が式の先頭にくるときはアンサー機能操作を省略できます。
0.57×0.27を計算した後で、その答えに4.9672を足す。
A0.57*0.27w
+4.9672w
6-3. リプレイ機能wを押して計算結果を表示させた直後にdまたはeを押すと、カーソルは入力した式に戻ります。式の誤りを訂正したり、値を変えて再計算するときに利用できます。Aを押して画面をクリアーした後のときは、入力した式がもう一度表示されます。
【操作】eを押したときはカーソルが式の先頭に現われます。dを押したときはカーソルが式の後ろに現われます。続けてdまたはeを押してカーソルを移動させてから式を書き換えます。
4.12×6.4を計算した後で、4.12×7.1に変更する。
A4.12*6.4w
d
例
例
例
6. 計算に便利な機能
-
ddd7.1w
※マルチリプレイ機能Aを押した後fまたはcを押すと、直前の計算式に限らず、さらにさかのぼって過去に計算した計算式を再び呼び出すことができます。
6-4. エラーリカバリー機能入力の誤りなどで計算のときにエラー表示が出た場合は、dまたはeを押すと、カーソルは入力した式に戻ります。カーソルは誤りのあった場所の直後に現われますので、誤りを訂正したり、値を変えてやりなおしができます。
148÷0.3×3.37の式を148÷0.×3.37と押してしまった。
A148/0.*3.37w
d(eを押しても同じです)
![3(訂正については次の項に説明があります)
w
6-5. 入力の訂正機能●計算式を入力しているとき、押し間違いに気づいた場合
dまたはeを使って間違った箇所にカーソルを合わせ、正しいキーを押します。
sin60をcos60と押してしまった。
c60
ddd
例
例
2基本計算
31
-
s
※押し間違いを正しく訂正した後にwを押すと、答えを求めることができます。さらに計算式が続くときはeを押してカーソルを進め、入力を続けることができます。
●間違って不要なキーを押してしまったとき
dまたはeで不要な箇所にカーソルを合わせ、Dを押します。Dは1回押すごとに1命令(1バイト)ずつ削除されます。
369×2を369××2と押してしまった。
369**2
ddD
●入力した計算式の途中に挿入したいとき
dまたはeで挿入したい箇所にカーソルを合わせ、![と操作します。
2.362をsin2.362としたい。
2.36x
ddddd
![
s
※![と操作すると、「t」(インサートカーソル)が点滅します。このときキーを押すと、そのキー内容がtの位置に挿入されます。この状態を解除するときは再度![と操作するか、dまたはeを押すか、wを押してください。
※wを押して答えを求めた後でもdを1回多く押せば、同様の操作により訂正することができます。
例
例
2 基本計算
32
-
2基本計算
33
本機には「A」から「Z」までの名前のついた「変数メモリー」が26個あります。簡単な操作で数値を記憶・表示させたり、計算に利用できます。変数メモリーの内容は!O操作で電源を切っても消えません。また、本機の数値表示は10桁、指数表示の場合は(9+2)桁までとなっていますが、変数メモリーには15桁まで記憶して計算の精度を保っています。
【操作】変数メモリーに記憶させる…… 数値や式aa [A~Zに対応したキー]
メモリーAに「1024」を記憶させる。
A1024aaAw
メモリーAの内容を表示させる。
AaAw
メモリーAの内容を消去する。ゼロを記憶させます。A0aaAw
複数のメモリーに同じ数値を記憶させる便利な方法を備えています。aを押すと表示されるメニューから3(~)を使います。
【操作】[数値や式]aa[始めの変数名]a3(~)a[終わりの変数名]w
メモリーAからEまでに を記憶させる。
A!92aaAa3(~)aEw
A~Zまですべての変数メモリーの内容を一度に消すこともできます。アイコンメニュー表示からMEMメニューを選択します。
2例
例
例
例
7. 変数メモリーの利用
-
Memory Usageを選びます。
w
画面をスクロールさせて「Alpha」の行を選択してからメニューキーを押します。
ccccccc
1(DEL)
削除の確認に答えます。
1(YES)
8-1. 分数の表示と入力方法の表示
の表示
数値が3個あるときは帯分数です。「整数部分{分子{分母」となります。数値が2個あるときは仮分数です。「分子{分母」となります。
分数を使うときは$を押すと、「{」記号を入力できます。
【操作】真分数もしくは仮分数の入力……分子の数値$分母の数値帯分数の入力………………………整数部分の数値$ 分子の数値$分母の数値
は 3$1$4と入力します。例
例
例
2 基本計算
34
3–––4
13 –––4
8. 分数計算
1
1
13 –––4
-
8-2. 分数計算の操作
2基本計算
35
A2$5+3$1$4w
表示されている分数は小数に変換したり分数に戻すことができます。
【操作】分数を小数に変換する…………Mを押します。変換された小数を分数に戻す…もう一度Mを押します。
前の例題の計算結果を使って変換してみましょう。
M
M
また、本機では帯分数を仮分数に変換したり、帯分数に戻すことができます。
【操作】帯分数を仮分数に変換する…………………!/を押します。変換された仮分数を帯分数に戻す…………もう一度!/を押します。
前の例題の計算結果を使って変換してみましょう。
!/
!/
・本機は分数の計算結果を自動的に約分します。手動約分を使う方法は次項をご覧ください。
・分数と小数との計算結果は小数点付きの数値で表示され、分数表現にすることはできません。
例 2 1––+3––=5 4
整数、分子、分母、区切りシンボルの合計桁数が10桁を超えた場合は、自動的に小数表示になります。
-
2 基本計算
36
A5.2*1$5w
分数の中に分数が入っている場合は( )を用いて計算できます。
A1$(1$3+1$4)+2$7w
8-3. 手動約分モードの設定と約分の実行初期設定時では分数計算の結果は、これ以上約分ができないところまで自動的に約分されます。これに対して段階的に約分していくためのモードが手動約分モードです。手動約分モードの設定と、解除はセットアップ表示を呼び出して行ないます。
!Z
cccc2(Man)
以上の操作で手動約分モードになりました。約分させるにはオプションメニューを使い、メニューキーを操作します。
【操作】アイコンメニュー表示からRUNメニューを選んだ状態にして計算します。約分するメニューを表示する………… K2(CALC)約数を自動的に選ばせて約分する…… 1(Simp)w約数を指定して約分する……………… 1(Simp)約数w
(約数には正の整数のみ扱うことができます。)
例
例
1 2–––––––+––=1 1 7 ––+––3 4
15.2×––=5
2
-
約数を自動的に選ばせた場合、その約数は約分できる最小の素数となります。
を計算して、約数を自動的に選ばせて2回約分させる。
A1$6$27+1$1$9w
(手動約分モードでは、計算結果の分母はそれぞれの分数の最小公倍数になります)
K2(CALC)1(Simp)w
第1回目の約分が約数3で実行されました。続けてもう一度約分します。
1(Simp)w
この例題ではこれ以上は約分できません。約分が終了して、約分不可能な数値に対して約分(Simp)を実行すると、F=と表示が出なくなり、これ以上約分できないことがわかります。
1(Simp)w
同じ例題で約数を指定して約分してみます。
1(Simp)9w
例
2基本計算
37
指定した約数で約分ができないときは、約分可能な最小の数で約分します。
6 11–––+1––=27 9
1
1
1
1
-
2 基本計算
38
本機では、以下の3種類から表示モードを設定することができます。・Fixモード‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 小数点以下の桁数を何桁まで表示するのかを設定し
ます。・Sciモード‥‥‥‥‥‥‥‥‥有効桁数(上位より何桁)を設定します。・Norm1/Norm2モード‥‥‥‥指数を用いた表示範囲を設定します。
この設定は、セットアップ表示からカーソル移動キー(fc)を押して、表示(Display)モ-ドに"■"を移動してから行ないます。
●小数点以下の設定 (Fixモ-ドの設定)
(1)セットアップ表示から1(Fix)を押します。(2)設定したい小数点以下の桁数n (n=0~9)を選択します。※[を押すと、桁数nを選択するメニューページが切り替わります。
小数点以下を2桁に設定する。
1 (Fix)
3 (2)
設定したい小数点以下桁数
※設定を行なうと、指定桁の次の桁を四捨五入して表示されます。※小数点以下設定はNormモードに設定するまで解除されません。
●有効桁数の設定(Sciモ-ドの設定)
(1)セットアップ表示から2(Sci)を押します。(2)設定したい有効桁数n(n=0~9)を選択します。※[を押すと、桁数nを選択するメニューページが切り替わります。
例
9. 数値の表示モード設定
1 2 3
1
3
-
2基本計算
39
有効桁数を3桁に設定する。
2 (Sci)
4 (3)
設定したい小数点以下桁数
※指定を行なうと、指定桁の次の桁を四捨五入して表示されます。※n=0のときは、有効桁数は10桁になります。※有効桁数設定は、Normモードに設定するまで解除されません。
●指数表示範囲設定 (Norm1/Norm2モ-ドの設定)
2つの指数表示範囲があります。・Norm1モード‥‥ 10–2未満または1010以上の数値を指数表示にします。・Norm2モ-ド‥‥ 10–9未満または1010以上の数値を指数表示にします。
この範囲は、セットアップ表示から3(Norm)を押すごとに切り替わります。
例
三角関数など各種の関数計算はRUNメニューを選択して行ないます。
10-1. 三角関数角度単位の設定入力した角度数値の単位は、セットアップ表示で設定したモードで決まります。たとえば度数法の「 」゚を単位に設定しておくと、90と入力した数字は90 を゚意味します。
90 =゚ ラジアン=100グラード
角度単位の設定は次のように操作します。
ラジアン(Rad)モードに設定されているとき、度数法(Deg)モードに変更する。
!Z
例
π——2
10. 関数計算
2
4
-
2 基本計算
40
cc1(Deg)
いったん角度単位の設定をすると、再びセットアップ表示による操作をしないかぎり変更することはできません。現在どの単位に設定されているかを確かめるには、セットアップ表示の画面で確認します。
角度の変換任意の角度単位の数値を与えてwを押すと、現在設定されている角度単位による数値に変換します。
4.25ラジアンを度数法に変換する。
角度モードの設定が度数法(Deg)になっている状態で操作してください。
A4.25K[
2(ANGL)2(r)w
例
1
2
2
-
2基本計算
41
三角関数の計算三角関数計算を行なうときは、角度単位を確実に設定してください。設定方法は前項「角度単位の設定」を参照してください。
角度単位の設定を変更しながら次の計算をしてみます。
sin(63°52'41'')=
この計算は度数法モードに設定します。
!Zcc1(Deg)Qs63K[2(ANGL)[1(°’”)521(°’”)411(°’”)w
答え 0.897859012
この計算はラジアンモードに設定します。
!Zcc2(Rad)Q1/c(!7/3)w
答え 2
tan(-35grad)=
この計算はグラードモードに設定します。
!Zcc3(Gra)Qt-35w
答え -0.6128007881
10-2. 対数関数と指数関数の計算●10を底とする対数(常用対数)は、通常log10またはlogと表記されます。●e を底とする対数(自然対数)はlogeまたはlnと表記されます。
資料によってはlogと書いてeを底とする対数を意味していることもありますので、底には気をつけてください。本機および本書では10を底とする対数をlog、eを底とする対数はlnと記載します。
log1.23=
l1.23w答え 0.0899051114
ln90=
I90w答え 4.49980967
例2例2
例1例1
例3例3
例2例2
例1例1
π 1sec(–– rad)=–––––––––––– =3 πcos(–– rad)3
1( lim (1+–– )n=2.71828……)n→∞ n
P-39
-
2 基本計算
42
常用対数1.23の真数を求める(101.23を計算する)。
!01.23w答え 16.98243652
自然対数4.5の真数を求める(e4.5を計算します)。
!e 4.5 w答え 90.0171313
(-3)4=(-3)×(-3)×(-3)×(-3)を求める。
(-3)M4w答え 81
を求める。
7!q123w答え 1.988647795
7123例 6
例 5
例 4
例3例3
-
例 題
+ =3.65028154
(-3)2 =(-3)×(-3)=9
-32=-(3×3)=-9
8!(=1×2×3× .....× 8)=40320
乱数発生(0以上1未満の疑似乱数)
• Abs 絶対値を求めます。
の常用対数の絶対値は?
=0.1249387366
• Int (整数部分を取り出します)の整数部は…………81
• Frac (小数部分を取り出します)の小数部は…………0.25
• Rnd(内部数値の有効桁数11桁目を四捨五入して丸めます)※
• Intg(数値の値を超えない最大の整数値を求めます)
-3.5を超えない整数は?
36×42×493
52
1–––––––=121 1 ––-––3 4
3log––
4
7800–––––96
7800–––––96
2基本計算
43
操 作
!92+!95w
(-3)xw
-3xw
(3!X-4!X)!Xw
8K4(PROB)1(x !)w
!#(36*42*49)w
K4(PROB)4(Ran#)w
K[1(NUM)1(Abs)l(3/4)w
K[1(NUM)2(Int)
(7800/96)w
K[1(NUM)3(Frac)
(7800/96)w
200/6w
*3w
200/6w
K[1(NUM)4(Rnd)w*3w
K[1(NUM)[1(Intg)-3.5w
表示窓
3.65r28154
9
-9
12
4r32r
42(例)r.481r497r11
r.1249387366
81
r.25
33.333333331rr
33.33333333
33.3333333399.99999999
-4
10-3. その他の関数( 、x2、x–1、x!、 、Ran#、Abs、Int、Frac、Rnd、Intg)
3
3–––4
※Rndは、Fix・Sciモードのときは内部数値を切り捨てし、設定により表示されている数値(または有効桁数分)と同じ数値にします。
=42
-
表示窓Ans
24.98955.928
24.98979792(r)55.92839r19(θ)
Ans13.97920.725
13.97982259(x)2r.72593931(y)
2 基本計算
44
10-4. 座標変換(Pol、Rec)直交座標と極座標の相互変換を行なうことができます。
●直交座標 (Rectangular) ●極座標 (Polar)
●Polにより計算されるθ の範囲は、-180°<θ≦180°です(ラジアン、グラードでの演算範囲も同様です。)
10-5. 順列 (nPr)、組み合わせ (nCr)●順列の総数 ●組み合わせの総数
例 題
x =14、y =20.7のときrおよびθ は?
r =25、θ =56のときxおよびyは?
操 作
!Zcc1(Deg)QK[2(ANGL)[[1(Pol()14,20.7)w
!Zcc1(Deg)QK[2(ANGL)[[2(Rec()25,56)w
n!nPr = ––––––––(n-r)!
n!nCr = ––––––––
r! (n-r)!
例 題
10個の中から4個を取り出して並べるとき、その並べ方は何通りあるか?
10P4=5040
10個の中から4個を取り出すとき、その取り出し方は何通りあるか?
10C4= 210
操 作
10K4(PROB)2(nPr)4w
10K4(PROB)3(nCr)4w
表示窓
5r4r
21r
-
2基本計算
45
10-6. その他知っておいていただきたいこと乗算記号の省略計算式を書式通りに入力する際に、次の場合に「×」記号を省くことができます。1関数の前(2sin30、10log1.2、 など)省略できる関数は次のとおりです。sin、cos、tan、sin-1、cos-1、tan-1、log、ln、10x、ex、 、 、Pol(x,y)、Rec(r,θ)、d/dx、Seq、Min、Max、Mean、Median、List、Dim、Sum
2定数、変数メモリー、Ansメモリーの前(2π、2AB、3Ans、6X など)3開きカッコの前 (3(5+6)、(A+1)(B-1)など)
計算の優先順位四則演算で乗算・除算機能が優先したように、計算機の内蔵関数には「計算の優先順位」があります。式中の優先順位の高い関数から先に計算されます。カッコを使うと優先順位を明示することができます。
32
順位の同じ関数が続くときは右から左の順に計算処理されます。カッコ内の計算式が一番優先されます。
内蔵関数の優先順位は、以下のようになります。1 座標変換Pol(x,y)、Rec(r,θ)、微分計算 d/dx (、
リストList、Fill、Seq、Min、Max、Mean、Median、SortA、SortD2 数値[関数]の順に入力するもの(後置関数)
x2、x-1、x!、60進入力 °’”3 べき乗、べき乗根、̂ (xy)、4 分数入力 ab/c5 π、変数メモリーの直前の掛け算記号を省略した計算式(2π、5A、3sinxなど)6 [関数]数値の順に入力するもの(前置関数)
、 、log、ln、ex、10x、sin、cos、tan、sin--1、cos--1、tan--1、(-)、Dim、Sum7 前置関数の直前の掛け算記号を省略した計算式( 、Alog2など)8 順列、組み合わせ、nPr、nCr9 ×、÷、Int÷、Rmdr0 +、-! 関係演算子 =、G、>、<、I、H
32
x
例
-
マルチステートメント機能●区切りコード(「:」、「^」)によって計算式を区切り、複数の計算式を連続して実行させることができます。この計算式はwを押すことにより、先頭から順番に実行されます。
●区切りコードは、以下のように作動します。a.「:」……複数の計算式を最後まで実行します。計算式の途中結果は表示されません。b.「^」… 末尾に「^」が書き込まれている計算式を実行して、計算結果を表示します。
wを押すと、次の計算式を実行します。※最後の計算式の末尾に「^」を書き込まなくても、計算結果は表示されます。
6.9×123=848.7 123÷3.2=38.4375
A123aaA!W[[3(:)6.9*aA!W[2(^)aA/3.2w
「^」を書き込んだとき表示されます。
w
※マルチステートメント文の中では、連続演算機能は使えません。
123×456:×5
複雑な計算式とスタック数について本機は複雑な計算式を処理するために、一時的に記憶するためのメモリー(スタックメモリー)を内蔵しています。優先順位の低い関数や式が自動的にこのメモリーに待避されたり参照されたりします。そのため、大変に複雑な計算式を実行すると、スタックの容量を超える待避が起こって「Stk ERROR」というエラー表示が出ることがありますのでご注意ください。本機は数値用スタック10段、命令用スタック26段を内蔵しています。この段数以内でご使用ください。スタックの数え方は次のようになります。
2バイト命令の場合はスタック2段と数えます。命令のバイト数については「消費メモリーの数え方」を参照してください。
例
2 基本計算
46
P-47
数値用スタックの数
命令用スタックの数
不可
-
2基本計算
47
桁オーバーとエラーについて演算範囲を超える数値による計算を行なうと「○○○ERROR」というエラーメッセージが表示されて動作が停止します。この状態を解除するにはAを押してください。エラーメッセージの種類と原因は次のようなものです。Ma ERROR・±9.99999999×1099を超えた数値が計算途中に発生したり、メモリーに記憶させようとした。
・内蔵関数に入力可能とされている数値の範囲を超えた。・統計計算機能で許されていない計算をしようとした。Stk ERROR・スタック容量を超えた計算をしようとした。Syn ERROR・誤った書式で入力した。Arg ERROR・引数(関数で計算したい数値)が関数に対して適切でなかった。Dim ERROR・リストの大きさに合わない計算をしようとした。
エラーメッセージはこの他にも Mem ERROR, Go ERROR などがあります。詳しくは「エラーメッセージ一覧表」をご覧ください。
消費メモリーの数え方入力文字数(バイト数)数字や、+、-、*、/などは、1つのキー操作で1バイトと数えます。また、2バイトと数える機能もあります。
1バイトの例)1、2、3、…、sin、cos、tan、log、ln、 、πなど
2バイトの例)d/dx(、Xmin、If、For、Return、DrawGraph、SortA(、Sumなど
P-210
-
2 基本計算
48
(1)アイコンメニュー表示からMMEEMMメメニニュューーを選択します。
(2)wを押します。メモリー管理一覧表示になります。
使用可能な残りバイト数
(3)カーソル移動キー(cf)を押して "■" を移動させ、各データ項目の使用バイト数を確認します。
確認できる項目は、下記のとおりです。
■メモリー内容の消去メモリー管理一覧表示から、指定したデータ項目に記憶されているメモリー内容を消去することができます。
(1)メモリー管理一覧表示からカーソル移動キー(fc)を押して、消去したいデータ項目に "■" を移動します。
(2)1(DEL)を押します。
1(DEL)
(3)1(YES)を押します。指定したデータ項目のすべてのメモリー内容が消去されます。
データ項目 データ内容
Program Stat List Y= Draw V-Win Table Alpha
プログラムの使用バイト数 統計計算、統計グラフの使用バイト数 リストデータの使用バイト数 グラフ関数式の使用バイト数 グラフ描画条件データ(ビューウインドウ、ファクター 機能用比率、グラフ画面)の使用バイト数 ビューウインドウメモリーの使用バイト数 関数式テーブル&グラフ機能データの使用バイト数 アルファメモリーの使用バイト数
1 4
メモリーの管理(MEMメニュー)現在記憶している各データのメモリー容量を一覧表示することができます。使用中のメモリーバイト数/使用可能な残りバイト数を確認したいときに便利です。
-
2基本計算
49
変数データ(VARS)メニュー以下のデータを呼び出して使うことができます。(1)ビューウインドウの値(2)ファクター機能の拡大・縮小比率(3)1変数/2変数統計計算データ(4)グラフ関数式(5)テーブル&グラフ機能の数表レンジ、数表内容
これらのデータはJを押して、変数データ(VARS)メニュー表示を呼び出して使います。
J
・1(V-WIN)‥‥ ビューウインドウの値を呼び出す。・2(FACT)‥‥ ファクター機能のx軸・y軸方向の拡大・縮小比率を呼び出す。
[
・1(STAT)‥‥ 1変数/2変数統計計算データを呼び出す。・2(GRPH)‥‥ GRAPHメニューにて登録したグラフ関数式を呼び出す。・3(TABL)‥‥ テーブル&グラフ機能の数表レンジ、数表内容を呼び出す。
※[を押すと、元のメニュー表示に戻ります。
■ビューウインドウの値の呼び出し変数データメニュ-表示から1(V-WIN)を押します。次のようなビューウインドウの値呼び出しメニュー表示になります。
1(V-WIN)
・1(Xmin)‥‥‥x軸の最小値を呼び出す。・2(Xmax)‥‥ x軸の最大値を呼び出す。・3(Xscl)‥‥‥ x軸の目盛りの間隔を呼び出す。
[
・1(Ymin)‥‥‥y軸の最小値を呼び出す。・2(Ymax)‥‥ y軸の最大値を呼び出す。・3(Yscl)‥‥‥ y軸の目盛りの間隔を呼び出す。
P-49
P-50P-52P-53
P-60
1 2 [
1 2 3 [
1 2 3 [
P-50
1 2 3 [
-
2 基本計算
50
[
・1(Tmin)‥‥‥Tの最小値を呼び出す・2(Tmax)‥‥ Tの最大値を呼び出す。・3(Tpth)‥‥‥Tのピッチを呼び出す。
※[を押すと、元のメニュー表示に戻ります。
■ファクター機能用拡大・縮小比率の呼び出し変数データメニュ-表示から2(FACT)を押します。次のようなファクター機能用拡大・縮小比率呼び出しメニュー表示になります。
2(FACT)
・1(Xfct)‥‥‥ ファクター機能のx軸方向の拡大・縮小比率を呼び出す。・2(Yfct)‥‥‥ ファクター機能のy軸方向の拡大・縮小比率を呼び出す。
■1変数/2変数統計計算データの呼び出し変数データメニュ-表示から[1(STAT)と押します。次のような統計計算データ呼び出しメニュー表示になります。
[1(STAT)
・1(X)‥‥‥‥ 1変数/2変数統計計算のxデータメニュー表示を呼び出す。・2(Y)‥‥‥‥ 2変数統計計算のyデータメニュー表示を呼び出す。・3(GRPH)‥‥ 統計グラフのデータメニュー表示を呼び出す。・4(PTS)‥‥‥サマリーポイント(Summary Point)のデータメニュー表示を呼び
出す。
上の表示から1(X)を押すと、次のようなメニュー表示になります。
1(X)
・1(n)‥‥‥‥ データ数を呼び出す。・2(o)‥‥‥‥ o(xデ-タの平均)を呼び出す。・3(Σx)‥‥‥‥ Σx(xデ-タの総和)を呼び出す。・4(Σx2)‥‥‥ Σx2(xデ-タの2乗和)を呼び出す。
1 2 3 [
1 2
1 2 3 4
1 2 3 4 [
-
2基本計算
51
[
・1(xσn)‥‥‥ xσn(xデ-タの母標準偏差)を呼び出す。・2(xσn-1)‥‥ xσn-1(xデ-タの標本標準偏差)を呼び出す。・3(minX)‥‥ xデータの最小値を呼び出す。・4(maxX)‥‥ xデータの最大値を呼び出す。
※[を押すと、元のメニュー表示に戻ります。
前ページの表示から2(Y)を押すと、次のようなメニュー表示になります。
2(Y)
・1(p)‥‥‥‥ p(yデ-タの平均)を呼び出す。・2(Σy)‥‥‥‥ Σy(yデ-タの総和)を呼び出す。・3(Σy2)‥‥‥ Σy2(yデ-タの2乗和)を呼び出す。・4(Σxy)‥‥‥ Σxy(xデ-タ・yデータの積和)を呼び出す。
[
・1(yσn)‥‥‥ yσn(yデ-タの母標準偏差)を呼び出す。・2(yσn-1)‥‥ yσn-1(yデ-タの標本標準偏差)を呼び出す。・3(minY)‥‥ yデータの最小値を呼び出す。・4(maxY)‥‥ yデータの最大値を呼び出す。
※[を押すと、元のメニュー表示に戻ります。
前ページの表示から3(GRPH)を押すと、次のようなメニュー表示になります。
3(GRPH)
・1(a)~3(c)‥‥ 統計グラフの回帰係数、多項式係数を呼び出す。・4(r)‥‥‥‥‥‥ 統計グラフの相関係数を呼び出す。
1 2 3 4 [
1 2 3 4 [
1 2 3 4 [
1 2 3 4 [
-
2 基本計算
52
[
・1(Q1)‥‥‥‥‥ 第1四分位点を呼び出す。・2(Med)‥‥‥‥ 入力したデータの中間値を呼び出す。・3(Q3)‥‥‥‥‥ 第3四分位点を呼び出す。・4(Mod)‥‥‥‥ 入力したデータの最頻値を呼び出す。
※[を押すと、元のメニュー表示に戻ります。
50ページの表示から4(PTS)を押すと、次のようなメニュー表示になります。
4(PTS)
・1(x1)~4(y2)‥ サマリーポイント(Summary Point)の各座標値を呼び出す。
[
・1(x3)~2(y3)‥ サマリーポイント(Summary Point)の各座標値を呼び出す。
※[を押すと、元のメニュー表示に戻ります。
■グラフ関数式の呼び出し変数データメニュ-表示から[2(GRPH)と押します。次のようなグラフ関数式呼び出しメニュー表示になります。
[2(GRPH)
・1(Y)‥‥‥‥‥‥直交座標または不等式のグラフ関数式を呼び出すとき、登録エリア番号の前に使用。
・2(Xt)‥‥‥‥‥ パラメーターグラフ関数式の「Xt」を呼び出すとき、登録エリア番号の前に使用。
・3(Yt)‥‥‥‥‥ パラメーターグラフ関数式の「Yt」を呼び出すとき、登録エリア番号の前に使用。
1 2 3 4 [
1 2 3 4 [
1 2 [
1 2 3
-
2基本計算
53
■テーブル&グラフ機能の数表レンジ、数表内容の呼び出し変数データメニュ-表示から[3(TABL)と操作します。次のような数表データ呼び出しメニュー表示になります。
[3(TABL)
・1(Strt)‥‥‥‥数表レンジの初期値を呼び出す(コマンド「F Start」を入力します)。・2(End)‥‥‥ 数表レンジの終値を呼び出す(コマンド「F End」を入力します)。・3(Pitch)‥‥‥数表レンジの変化の度合いを呼び出す(コマンド「F Pitch」を入
力します)。
1 2 3