CIM...Civil 3DやAutodesk Revit Structure、Autodesk...

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オートデスク ユーザ事例 中央復建コンサルタンツ株式会社 試行から実践へと進化 中央復建コンサルタンツのCIM活用 会社名 中央復建コンサルタンツ株式会社 http://www.cfk.co.jp 所在地 大阪市東淀川区 533-0033 大阪市東淀川区東中島4-11-10 使用ソリューション Autodesk ® Infrastructure Design Suite 含まれる主なソフトウェア AutoCAD ® AutoCAD ® Map 3D AutoCAD ® Raster Design Autodesk ® ReCap Autodesk ® Navisworks ® AutoCAD ® Civil 3D ® Autodesk ® InfraWorks Autodesk ® 3ds Max ® Design Autodesk ® Revit ® Structure その他の使用ソフトウェア Autodesk ® Buzzsaw 価格競争に巻き込まれない付加価値を 中央復建コンサルタンツが 3 次元設計に取り組み 始めたのは 2007 年だった。「この年、価格競争に 巻き込まれない“ブルーオーシャン・プロジェクト” が社内で発足し、その一環が3次元設計だった」と、 事業開発支援本部新規事業グループ統括リーダー の森博昭氏は振り返る。 「設計ミスをなくす、効率的に仕事をする、付加価 値を高める、という 3 つの目標を実現するため、 協力会社に頼らず、自分たちで 3 次元設計に取り 組むことを目指しました」 (森氏)。 当時は国土交通省もまだCIM (コンストラクション・ インフォメーション・モデリング)は導入してお らず、先行きは不透明だった。 しかし、中央復建 コンサルタンツは全社的に 3 次元設計の準備を 進めていったのだ。 その効果は翌 2008 年に早くも現れた。 都市高速 道路の換気所の設計業務のプロポーザルで、中央 復建コンサルタンツは 3 次元設計を提案し、特定 されたのだ。 実際に施工されるプロジェクトだけ に、失敗は許されなかった。 これが全社を挙げて 3 次元設計に取り組むきっかけとなったのだ。 「この換気所は複数のダクトと構造物が 3 次元空間 内を複雑に入り組んでおり、従来の図面だと設計 や検討が難しいものでした。3 次元でダクトルート や設備空間を精査しながら、設計に反映していき ました」と森氏は語る。 3 次元モデルを発注者との打ち合わせに使った 結果、「工事のときに説明しやすい」 「見た目にわか りやすい」と大好評だった。 「こうした大規模プロジェクトでは、図面も数百 枚になります。 工事関係者でも図面だけではわか りにくい複雑な構造も、3 次元モデルで見せると 一目瞭 りょうぜん 然です。 その結果、余剰空間を 1,200 減らし、ダクトルートも 3 ルートから 2 ルートへと シンプルな構造にすることができました」と森氏 は語る。 オートデスクのCIM ソフトを使って橋梁設計を行う中央復建コンサルタンツの技術者 中央復建コンサルタンツは、価格競争に巻き込まれない差別化戦略の一環 として 2007 年にオートデスクの「AutoCAD Civil 3D」を 30 本導入し、3 次元 設計への取り組みを始めた。翌 2008 年には早くも実務での成果を出して以来、 現在までに 100 件以上の 3 次元設計や CIM (コンストラクション・インフォメー ション・モデリング)プロジェクトを行ってきた。同社の CIM 活用は試行から、 全社での実践へと進化し始めた。 中央復建コンサルタンツ事業開発支援本部新規事業 グループ統括リーダーの森博昭氏(右)と環境・防災系 部門地盤・防災グループの統括リーダー、國眼定氏(左)

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オートデスク ユーザ事例 中央復建コンサルタンツ株式会社

試行から実践へと進化 中央復建コンサルタンツのCIM活用

会社名

中央復建コンサルタンツ株式会社

http://www.cfk.co.jp

所在地

大阪市東淀川区

〒533-0033大阪市東淀川区東中島4-11-10

使用ソリューション

Autodesk® Infrastructure Design Suite

含まれる主なソフトウェア

AutoCAD®

AutoCAD® Map 3DAutoCAD® Raster DesignAutodesk® ReCap™

Autodesk® Navisworks®

AutoCAD® Civil 3D®

Autodesk® InfraWorks™

Autodesk® 3ds Max® DesignAutodesk® Revit® Structure

その他の使用ソフトウェア

Autodesk® Buzzsaw

価格競争に巻き込まれない付加価値を中央復建コンサルタンツが 3次元設計に取り組み始めたのは 2007年だった。「この年、価格競争に巻き込まれない“ブルーオーシャン・プロジェクト”

が社内で発足し、その一環が3次元設計だった」と、事業開発支援本部新規事業グループ統括リーダー

の森博昭氏は振り返る。

「設計ミスをなくす、効率的に仕事をする、付加価

値を高める、という 3つの目標を実現するため、協力会社に頼らず、自分たちで 3次元設計に取り組むことを目指しました」(森氏)。

当時は国土交通省もまだCIM(コンストラクション・ インフォメーション・モデリング)は導入してお

らず、先行きは不透明だった。しかし、中央復建 コンサルタンツは全社的に 3 次元設計の準備を 進めていったのだ。

その効果は翌 2008年に早くも現れた。都市高速道路の換気所の設計業務のプロポーザルで、中央

復建コンサルタンツは 3次元設計を提案し、特定

されたのだ。実際に施工されるプロジェクトだけ

に、失敗は許されなかった。これが全社を挙げて

3次元設計に取り組むきっかけとなったのだ。

「この換気所は複数のダクトと構造物が3次元空間内を複雑に入り組んでおり、従来の図面だと設計

や検討が難しいものでした。3次元でダクトルートや設備空間を精査しながら、設計に反映していき

ました」と森氏は語る。

3 次元モデルを発注者との打ち合わせに使った 結果、「工事のときに説明しやすい」「見た目にわか

りやすい」と大好評だった。

「こうした大規模プロジェクトでは、図面も数百

枚になります。工事関係者でも図面だけではわか

りにくい複雑な構造も、3次元モデルで見せると一目瞭

りょうぜん

然です。その結果、余剰空間を 1,200㎥ 減らし、ダクトルートも 3ルートから 2ルートへとシンプルな構造にすることができました」と森氏

は語る。

オートデスクのCIMソフトを使って橋梁設計を行う中央復建コンサルタンツの技術者

中央復建コンサルタンツは、価格競争に巻き込まれない差別化戦略の一環 として 2007年にオートデスクの「AutoCAD Civil 3D」を30本導入し、3次元 設計への取り組みを始めた。翌 2008年には早くも実務での成果を出して以来、現在までに100件以上の3次元設計やCIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)プロジェクトを行ってきた。同社の CIM活用は試行から、全社での実践へと進化し始めた。

中央復建コンサルタンツ事業開発支援本部新規事業 グループ統括リーダーの森博昭氏(右)と環境・防災系部門地盤・防災グループの統括リーダー、國眼定氏(左)

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このプロジェクトは 3次元設計ならではの大きな成果を出して無事に完了し、都市高速道路会社 からも表彰されるなど、高い評価を受けた。その

後もこの都市高速道路会社からは継続的に業務を

受注している。

全社に広がる3次元設計このプロジェクトをきっかけに 3次元設計の適用が増え始めた。2008年は数件だったが、2009年、2010年は年 20件以上、2011年、2012年は年30件以上となり、これまでに100件以上の実績ができた。

同時に、3次元設計の社内研修制度をスタートさせた。まず、オートデスクの土木用 3次元 CAD、AutoCAD Civil 3Dを30本導入し、2009年に48人の社員が研修を受けた。翌 2010年からは新入社員全員にも3次元設計の研修を行い、2013年度までに全社員約450人のうち、3分の1が受講した。

「備える、広める、高める、という 3本柱で 3次元設計を導入していきました。『備える』では、

Civil 3DやAutodesk Revit Structure、Autodesk Navisworksなどの導入や、ワークステーションや

3次元設計により、当初設計に比べてダクトルートは3本から2本に減り、余剰空間を1,200㎥も削減することに成功した

AutoCAD Civil 3D Revit Structure

Navisworks 3ds Max

「備える」で導入したオートデスクの3次元設計ソフト

マネージャー層による3次元プロジェクトミーティング(左)と社員を講師にした講習会(右) “門外不出”の社内講習用テキスト

プロジェクターなどを備えた 3Dスクエアという部屋の設置を行いました。『広める』では、マネー

ジャー層による 3次元プロジェクトミーティングを隔週で開催したほか、社員を講師にした実践的な

3次元ソフト講習会を行いました」と森氏は言う。

「広める」で、3次元設計を社内に広めるのに大きな力となったのが、社内の経験やノウハウを結集

“門外不出”の社内講習会用テキストだった。

2次元 CAD前・後編(全 88ページ)のほか、Civil 3Dについては(1)地形作成編(43ページ)、(2)グレーディング編(23ページ)、(3)コリドー編(50ページ)、(4)3Dモデリング編(19ページ)、(5)実践編 (80ページ)と充実した内容になっている。この ほか、Navisworks編(54ページ)も作成した。

そして「高める」は、実プロジェクトでの実践だ。

プロポーザルなどでは、3次元技術を活用した設計検討や施工計画、合意形成の円滑化などを積極

的に提案している。

3次元設計からCIMへの進化2012年に国土交通省が CIM試行プロジェクトを開始した後は、3次元設計から CIMへとさらに質量とも充実した取り組みとなってきた。

中央復建コンサルタンツが使用しているソフトも、

Civil 3Dや Navisworks Manageなどのオート デスク製品のほか伊藤忠テクノソリューションズ の Navis+ やトリンブルの SketchUp Pro など多様化してきた。 情報共有にはオートデスクの クラウドサービスBuzzsaw等を活用している。

【当初設計】 【修正設計】

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実プロジェクトでの経験を積み重ねていくうちに、

当初は新規事業グループが旗振り役となって実践

してきたCIMの活用が、社内の各部署で自発的に芽生えてきた。「この 5年間に実プロジェクトを担当した技術者が管理技術者となり、その経験を活

かし自らがCIMの活用を発注者に提案し始めています」(森氏)。

建設コンサルタント業界では、発注者との打ち合

わせだけ、構造解析だけ、図面の作成だけ、といっ

たように業務の分業化を徹底している企業も多

い。その点、中央復建コンサルタンツは 1人の技術者が主体となって、打ち合わせからCIMモデルの作成、資料の作成までを行うようにしている。

「自分自身で 3次元モデルを操り、考え、設計し、プロジェクト関係者との会議では CIM モデルを使って代替案を議論してこそ、本来の設計者の姿

だと思います。当社ではこうした“次世代型の設計

者集団”を目指し、実践しています」と森氏は言う。

そして将来的には CIMモデルを中心にして設計者、施工者、管理者が共同してプロジェクトを進め

る IPD(インテグレーテッド・プロジェクト・デリバリー)の実現が目標だ。

中央復建コンサルタンツが行った国土技術政策総合研究所のCIMプロトタイプ作成業務

CIMモデルの作成や設計を担う技術者自身が、発注者との打ち合わせにも参加する(徳島河川国道事務所のCIM試行業務)

効果の大きかったCIM事例(徳島河川国道事務所のCIM試行業務)

CIMで効率が上がる業務とはこれまでの実務での経験から、中央復建コンサ

ルタンツでは CIMで行うと効果が大きい業務と 小さい業務の見極めもつくようになってきた。 特に一般図レベルでの構造や施工計画の検討に、

CIMが有効だという。

その一例が、国土交通省四国地方整備局徳島河川

国道事務所で行った道路プロジェクト(CIM試行業務)だ。「橋梁の構造を2案、CIMモデルで比較検討した結果、スムーズに業務が終わりました。

橋梁構造の合意形成から景観検討、施工計画まで

を1つのCIMモデルで行いました。交差点内の視認性をCIMモデルで確認することで適切な橋脚位置を決めることができました」(森氏)。

このプロジェクトでは発注者のオフィスに CIMモデルが入ったノートパソコンを置いたままにして、

Autodesk Buzzsawによって最新のCIMモデルを共有しながら設計協議を進めた。発注者にも喜ば

れ、そのCIMモデルは施工段階にも引き継ぐ予定である。

また、3Dプリンターによる模型製作も CIMモデルの重要な用途だ。同社のオフィスには 3Dプリンターが置かれ、発注者からの依頼や指示がなく

ても、橋梁などの模型を作り、構造や施工手順な

どの検討用として打ち合わせに持って行くことが

ある。

オフィスの一角に置かれた3Dプリンター(上)と 社内で作成した橋梁模型(下)

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Autodesk、Autodeskロゴ、AutoCAD、Map 3D、Raster Design、ReCap、Civil 3D、InfraWorks、3ds Max Design、Navisworks Simulate、Revit Structureは、米国および/ またはその他の国々における、Autodesk, Inc.、その子会社、関連会社の登録商標です。その他のすべてのブランド名、製品名、または商標は、それぞれの所有者に帰属します。 該当製品およびサービスの提供、機能および価格は、予告なく変更される可能性がありますので予めご了承ください。また、本書には誤植または図表の誤りを含む可能性が ありますが、これに対して当社では責任を負いませんので予めご了承ください。© 2015 Autodesk, Inc. All rights reserved.

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オートデスク株式会社 www.autodesk.co.jp

落石調査に活用した斜面の精密な3次元形状データ

地形や構造物のCIMモデルに、防災関連情報をリンクした防災CIMのイメージ 点群データを活用した2次元図面の作成

UAVによる落石調査

防災分野にも広がるCIM中央復建コンサルタンツの業務は、建設ライフ サイクルのうち、計画、調査、設計、維持管理と、

施工以外のすべてにまたがる。その中で、同社 独自の取り組みとも言えるのが、防災分野での

CIMの活用だ。

「斜面脇の道路上に落石よけのロックシェッドを建

設したり、地すべり防止対策工を計画するときに

は、落石や地すべりなど、原因となる現象の情報を

集めて、これらの原因を解明することが必要です。 そこで当社では防災 CIMという防災事業に特化した情報共有システム事業を展開しています」と

環境・防災系部門地盤・防災グループの統括リー

ダー、國眼定氏は語る。

防災 CIMとは地形や道路や河川、施設などの構造物を3Dモデル化し、その属性情報として(1)施設名・調査個所名、(2)地先、(3)路線、(4)距離、(5)点検 結果、(6)構造形式、(7)施工年度、(8)点検年度、(9)管理者、(10)施工者、(11)設計者、(12)点検者 などの情報を内蔵させる。

さらに CIMモデルから図面や写真、動画などを 保存した情報共有サーバーにハイパーリンクし、

その危険度を把握することで、道路などの維持管

理情報を一元管理するものだ。

その一例が、国土交通省へ納品した防災CIMシステムだ。中央復建コンサルタンツは2013年度に、ある事務所が管理する全長約 200km の国道の うち10km分を防災CIMシステム化した。

「CIMモデルの作成は Civil 3Dで行い、納品時は汎用 GISソフトの ArcGISに載せて納品しました。2014年度もこのシステムのさらなる利活用を目指し、プロポーザルにより、当社が引き続きこの業

務を受注しています」と國眼氏は説明する。

そのメリットは道路施設の損傷度合いの可視化と、

防災関連情報の迅速な収集・解析だ。

「例えば、落石や崩壊などが発生したとき、現地に

行く前に防災 CIMモデルを通じて現地の写真や断面図などのデータを即座に取り出すなどの情報を

用意しておくことができるので、現地確認、交通規

制や事故説明、工事対策の段取りもスピーディー

になります」(國眼氏)。

この防災 CIMシステムは、2日間の講習を行うことで国土交通省の事務所や出張所で職員が日常の

管理業務に使っている。

防災CIMの活用分野は道路のほか橋やダム、トンネル、河川と幅広い。同社では東京都内の高速道

路のCIMモデル化を進めているほか、津波に対する近畿圏の被害予測、火山噴火の地形や土石流現

場などを防災CIMモデル化し、今後の災害発生に迅速に対応できるように備えている。

無人機も活用し、CIMによる スパイラルアップ落石などの原因調査を行うときには、一般の航空

写真よりさらに詳細な現場写真が必要となること

も多い。そこで活用しているのがUAV(無人機)だ。

「UAVは横幅が 4,000ピクセルもある 4K写真も 撮影できます。斜面に接近して撮影すると、落石

の存在だけでなく、けもの道のような部分もはっ

きりとわかります。こうした詳細な写真や画像は

防災CIMモデルの作成に役立ちます」と國眼氏は言う。

建設コンサルタント業界は、離職率が高いと言わ

れているが、CIMや 3次元技術は、設計者や技術者のやりがいにもつながっているようだ。

「CIMや 3次元技術を自発的に使いこなしている技術者は、仕事も楽しんでいるようです。やりた

いことを 3次元で表現して、それがどんどん実現していくのでキャリアアップやスパイラルアップに

つながるためか、会社を辞める人もいません」と 森氏は語る。

「CIMソフトが入ったパソコンを休日に家に持ち帰り、自習したいと申し出る社員もいるほどです。

CIMを使っているとつい作業に没頭し、細かい部分まで作り込んでしまいがちになるという問題も

ありますが」(森氏)。

中央復建コンサルタンツは、こうした社員個人の

自発的な取り組みも前向きに評価し、実務を通じ

てCIMの可能性を切り開きつつある。

同社での CIM活用は、すでに試行から、実践へと進化している。

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中央復建コンサルタンツの主なCIM関連業務

年 度 業務名 発注者 主な使用ソフト

H22 阪神なんば線改築事業関連設計業務(局長表彰) 国土交通省近畿地方整備局淀川河川事務所 AutoCAD Civil 3D、Navisworks、SketchUp Pro、3ds Max

H22 国道25号杭全横断歩道橋予備設計業務(局長表彰) 国土交通省近畿地方整備局大阪国道事務所 AutoCAD Civil 3D、Navisworks、SketchUp Pro、3ds Max

H22 YK11-13工区・YK41-43工区協議用資料作成及び排水施設等 実施設計(局長感謝状)

首都高速道路(株) AutoCAD Civil 3D、Navisworks、SketchUp Pro、3ds Max

H23 橋梁の3次元データ流通に関する標準仕様作成業務 国土交通省国土技術政策総合研究所 AutoCAD Civil 3D、Revit Structure、Navisworks、SketchUp Pro、3ds Max

H23 阪神なんば線改築事業調整計画業務(事務所長表彰) 国土交通省近畿地方整備局淀川河川事務所 AutoCAD Civil 3D、Navisworks、SketchUp Pro、3ds Max

H23 H23今後のPIの進め方検討業務 国土交通省関東地方整備局東京外かく環状 国道事務所

AutoCAD Civil 3D、Navisworks、SketchUp Pro、3ds Max

H24 橋梁の3次元データ流通に関する試行補助業務(所長表彰) 国土交通省国土技術政策総合研究所 AutoCAD Civil 3D、Revit Structure、Navisworks、SketchUp Pro、3ds Max

H24 24F八王子南バイパス(1工区)構造検討他 (CIM試行業務)(局長表彰)

国土交通省関東地方整備局相武国道事務所 AutoCAD Civil 3D、Revit Structure、Navisworks、SketchUp Pro、3ds Max

H24 高速1号羽田線(東品川地区等)線形検討 首都高速道路(株) AutoCAD Civil 3D、Navisworks、SketchUp Pro、3ds Max

H24 信濃橋渡り線橋梁設計(その1)業務 阪神高速道路(株) AutoCAD Civil 3D、Navisworks、SketchUp Pro、3ds Max

H25 平成25年度高山国道防災点検業務(局長表彰受賞) 国土交通省中部地方整備局高山国道事務所 AutoCAD Civil 3D、Navisworks、Arc-GIS

H25 平成25年度東三河地区道路施設点検業務(事務所長表彰受賞) 国土交通省中部地方整備局名古屋国道事務所 AutoCAD Civil 3D、Arc-GIS

H25 橋梁の3次元データの導入普及のための基準作成支援業務 国土交通省国土技術政策総合研究所 AutoCAD Civil 3D、Revit Structure、Navisworks、SketchUp Pro、3ds Max

H25 樋門・樋管の3次元モデルを利用した維持管理情報の共有に 関する検討支援業務

国土交通省国土技術政策総合研究所 AutoCAD Civil 3D、Revit Structure、Navisworks、SketchUp Pro、3ds Max

H25 平成25-26年度 小松島 IC部Eランプ橋詳細設計業務 (CIM試行業務)

国土交通省 四国地方整備局 徳島河川国道事務所

AutoCAD Civil 3D、Revit Structure、Navisworks、SketchUp Pro、3ds Max

H25 平成25-26年度 高須地区橋梁実施設計業務 国土交通省 四国地方整備局 土佐国道 事務所

AutoCAD Civil 3D、Navisworks、SketchUp Pro、3ds Max

H25 名古屋第二環状自動車道 飛島ジャンクションAランプ橋他1橋基本詳細設計

中日本高速(株)名古屋支社 AutoCAD Civil 3D、Navisworks、SketchUp Pro、3ds Max

H26 設計及び施工段階でのCIMモデル作成仕様(案)検討支援業務 国土交通省国土技術政策総合研究所 AutoCAD Civil 3D、Revit Structure、Navisworks、Navis+、SketchUp Pro、3ds Max

H26 維持管理での利用を想定した既設橋梁の簡易な3次元モデルに 関する調査業務

国土交通省国土技術政策総合研究所 AutoCAD Civil 3D、Revit Structure、Navisworks、SketchUp Pro

H26 付替県道7号橋詳細設計業務 国土交通省 近畿地方整備局 足羽川ダム工事事務所

AutoCAD Civil 3D、Navisworks、3ds Max

H26 沖縄都市モノレール鋼構造物設計業務委託 (国際センター線外・合理化鋼軌道桁その1)

沖縄県土木建築部 都市モノレール建設事務所 AutoCAD Civil 3D、Navisworks、3ds Max、SketchUp Pro

(2015年2月現在)