AWS Cloud Roadshow 2016 芽室町農業協同組...

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芽室町農業協同組合(JAめむろ) Japan Agricultural Cooperative Memuro 芽室町農業協同組合(JAめむろ) 管理経理課 課長 山口 正広 AWS Cloud Roadshow 2016

Transcript of AWS Cloud Roadshow 2016 芽室町農業協同組...

芽室町農業協同組合(JAめむろ)

Japan Agricultural Cooperative Memuro

芽室町農業協同組合(JAめむろ)管理経理課 課長 山口 正広

AWS Cloud Roadshow 2016

耕地面積 :≒2万ha 農家戸数 : 614戸

平均耕作面積:約30ha(東京ドーム6.4個分)

主要作物 :小麦、てん菜、馬鈴しょ、豆類

生産額 :297億円(畑作203億、畜産94億)

JAめむろ

出資金:42億7千万円 ・ 資産総額 808億円

職員数 : 155名

芽室町の概要 (平成28年3月末時点)

Japan Agricultural Cooperative Memuro

農 畜 産 部

農 産 課青 果 課畜 産 課労働支援対策課

経 済 部

購 買 課燃料自動車課

営 農 部

融資審査課組合員相談課営農情報課農業振興課

管 理 部

管理経理課貯 金 課共 済 課

川 北 店上 美 生 店坂 の 上 店北 伏 古 店

総 会

代表理事組合長

代表理事専務

代表理事常務(信用担当)

理 事

企画会議

監 事

内部監査室

企 画 特 販 部

マーケティング推進課食品販売課

JAめむろ[組織図]

Japan Agricultural Cooperative Memuro

JA

信用

共済

購買

販売

指導

加工

• 組合ロゴマーク

「次の、おいしさへ」に込められたJAの理念

●常にクリーン農業に徹し、安心かつ安全な食を届ける姿勢

●現状に甘えず、新しい商品、サービスを開発していく行動

●未来に向けて食の豊かさ・楽しみを伝えていく食育の姿勢

•商品ブランドロゴマーク

「十勝めむろ」ロゴは、お客さまに対する商品(農

畜産物・加工品など)の顔という意味であり、いつも

「市場の声」に耳を傾け、生産者とJAが同じ思い

で、安心・安全で高品質な農畜産物を生産し、届け

ていく思いの証です。

Japan Agricultural Cooperative Memuro

JAめむろ 次のおいしさへ

Japan Agricultural Cooperative Memuro

39% 思い

平成11年 GIS 圃場・作付システム 稼働

平成25年 ICTを利用した収穫支援システム Good Timing 稼働

平成26年 MCPC award 2014 モバイルパブリック賞 受賞

平成27年 ペーパーレス・ワークフロー 勤怠システム 稼働

平成27年 ICT 肥料在庫管理システム 稼働

JAめむろ Planning System

Japan Agricultural Cooperative Memuro

infrastructure

トラックスケールで受付にレシートを渡して積荷内容を確認

レシート

従来の収穫報告作業

ハンディターミナルで情報入力、レシート発行

課 題

レシートが汚れ、紛失で読み取りづらい場合がある

受入後の収穫作物の品質けっかが刈取り現場でわからない

トラックがいつ刈取り現場に戻ってくるかわからない

レシート

収穫した作物とレシートを持ってJA本部まで運搬

JA内受入事務所圃場

「ペーパーレス」「ミス軽減」「見える化」

クラウド・ICTシステムの移行による効果

情報がクラウドに集約

いつトラックが来るかが見える!

レシートからデータ通信へペーパレス!

作物の品質状況が現場でも見える!

クラウド

収穫作物情報を入力地図から圃場情報登録

NFC情報書き込み

収穫した作物とNFCカードを持ってJA本部まで運搬

タブレットでNFCを読み取り、サーバ情報と照会

JA内受入事務所圃場

Japan Agricultural Cooperative Memuro

『RTK-GPSの利用』RTK : リアルタイムキネマティックGPS(Real Time Kinematic GPS)

トラクターの自動操舵

●環境の整備●将来の農作業

Japan Agricultural Cooperative Memuro

生産者(農家)自身が効率化に向けて取り組んでいる

a chance to do something

ク ラ ウ ド検討のキッカケ

1.考え方を変える

Japan Agricultural Cooperative Memuro

今までの業務を引き継いでその通り実行することで満足している

「何ができるか」 「何をすべきか」ではなく、

今の時代いいものばかりで「モノの品質や性能では差別化できない時代

サービスが顧客価値を支配する

差別化の基準、

自ら仕事を作り出す組合員・消費者のために

いまある物を今まで通り使うことで、満足している 物の見方を変える

勘違い(改めるべき考え方)

Japan Agricultural Cooperative Memuro

Japan Agricultural Cooperative Memuro

結論 ・クラウド環境にシフトしたい

・すべての独自インフラからの開放夢

電算室があるから無駄がなくならない

通信技術が確実に変わっていく

何をすべきか。。。 7年前の資料から抜粋

クラウド:コスト高い? ・ 技術難しい? どうする

Japan Agricultural Cooperative Memuro

実現に向けて 目標設定

初めてICTを利用したシステム企画

クラウドとは、空・雲の上と表現される

私たちは、天空(クラウド)から地上のすべてを

把握することが可能となり、 モバイル技術・ICTの導入で、

「高度な農業支援プラットフォーム」が必要と考えます。

お互い思いがある人々との出会い → そこで 思いを実現してやろう

a chance to do something

A W S

1.出会い、そして共感

Japan Agricultural Cooperative Memuro

誰のために仕事をするのか(共感)

Japan Agricultural Cooperative Memuro

アマゾン 様の理念 ・ 社員像

「地球上で最もお客様を大切にする企業であること」

判断に迷ったら、お客様のことを考えて決断する

お客様の気持ちを想像し、新たなオンラインストアの世界を実現

お客様のフィードバックに基づく迅速なイノベーションでIT業界の新たな歴史を創る

お客様のため JAめむろ生産者・消費者のため

安心・安全な農畜産物を消費者にお届けするため、「JAめむろ」はあらゆるIT技術を駆使します。

AWSプレミアコンサルティングパートナー

Japan Agricultural Cooperative Memuro

何もかも早い!

「イメージを口頭で伝えたら、すぐ要件定義資料が送られてきた」

「情報収集が早い」「技術力・提案力に優れている」

「情報共有・技術情報の公開が徹底している そしていち早く公開」

「維持運用サービスメニューが豊富」「環境構築が早い」

その他

「ファッションスタイルに個性がある」

「どこでも事務所」

Japan Agricultural Cooperative Memuro

[業務系] クラウド利用の不安

AWS

不 安

セキュリティ

効 果

保 守

障 害

業務特有

コスト

速 度

AWSプレミア

コンサルティング

パートナー

Japan Agricultural Cooperative Memuro

[業務系] AWS構成(シンプル設計)

[業務系] AWSクラウド版肥料システム 1年目

Japan Agricultural Cooperative Memuro

肥料倉庫内

【リフトマン用アプリ】

AWS

既存サーバ群(JAめむろ電算室)

肥料新システムサーバ

【PC管理者画面】

中継用DB

肥料新システム(既存システム)(供給伝票、指図伝票発行)

インターネット接続インターネット接続

VPNLAN

在庫管理サーバ

LAN

肥料在庫管理システム(在庫数管理)

[業務系] AWSクラウド版肥料システム 2年目

①肥料予約

④出庫・配送

AWS

VPN

インターネット接続

品名・数量配送場所 等

②配送計画作成

組合員宅インターネット

接続

リフトマン用アプリ

肥料倉庫

インターネット接続肥料事務所

在庫数管理

仮伝票発行

供給伝票発行

供給連動

③入庫

業者

指図伝票発行

JAめむろ既存サーバー

中継用DB

情報DB業務DB

肥料サーバー業務DB

Japan Agricultural Cooperative Memuro

クラウドの導入で感じたこと

Japan Agricultural Cooperative Memuro

現場の利用者 → オンプレミスとクラウドの違いを意識していない要件定義がしっかりしてハードのトラブルがない

【良いシステムと評価される】

システム管理者→ 現場の特有な要件に対してもクラウドで不便がない構築・開発が早い

【業務系・情報系にこだわることなくクラウドを利用できる】

大企業・若いベンチャー系以外は、まだまだクラウドを理解していない

【IOT・ビックデータ・AI・IaaSなどの戦略はすでに始まっているのに】

【付加価値のサービス・差別化のサービス 顧客・お客様のために・・・】

クラウド ポイント 【柔軟性】

Japan Agricultural Cooperative Memuro

所有

利用

使った分

コスト削減

柔軟性小

中大

チューニング 自由自在

[情報系] AWSクラウド版フィールドシステム

Japan Agricultural Cooperative Memuro

ステータス送信

メッセージ送信

物件(設備 )検索

報告書作成・送信

メンバー検索

現場で使える機能

タイムライン表示

検索機能

メッセージ

報 告 書

メンバー

管 理 者 向 け 機 能

地図/位置表示地図/ナビゲーション

現場の考えに立ったモバイルアプリケーション

Japan Agricultural Cooperative Memuro

[情報系] AWSクラウド 検討システム

IoT

Elasticsearch

Service

QuickSight

DynamoDB

RedShift

Cognito

LambdaKinesis S3

IoT Things

・・・

ドローン・トラクターなど

ドローンやコンバインの情報(エンジン回転数・空中から撮影したセンサー情報)

を通信で自動に取り込んでデータベース化

Japan Agricultural Cooperative Memuro

[情報系] AWSクラウド 検討システム

オンデマンド配信

Amazon Elastic Transcoder

音声データベース

S3に音声ファイルを配置し、インデックスを、DynamoDBやElasticsearch Serviceで構成

自動プッシュ機能

Amazon SNSモバイルプッシュでプッシュ通知

電話はTwilio

ビーコンセンサーで室内の位置を把握してアプリと連動

iBeacon+iOS or Android + AWS

Japan Agricultural Cooperative Memuro

分散クラウドの可能性

分散クラウドをAPIで呼び出す ・ ユーザー か AI

クラウド

省電力広域

ネットワーク

「SIGFOX」「LoRaWAN」

など

ブロック

チェーン

小型化

Japan Agricultural Cooperative Memuro

AWSクラウドと向き合う

• 創 造 者 今までと違ったやり方や見逃していたことを見出し、新しい発見ができる人

• 挑 戦 者 失敗を恐れず、積極果敢にチャレンジする人

• 自律遂行 自律的に粘り強く行動できる人

JAめむろ 求める人材とは・・・

クラウドに係わる方も同じではないでしょうか

台風・長雨により被害にあわれた皆様に

対しまして、心からお見舞い申し上げます。

Japan Agricultural Cooperative Memuro

災害の怖さを知る・想定外の範囲を見直す

Japan Agricultural Cooperative Memuro

台風被害で考えるクラウドの優位性

拠 点

• 災害に遭わない

• 複数拠点の考え

• システムの重要性

万が一・念のため

• 余裕経費厳しい

• どこまですれば

良いのか

通 信

• 有線

• データ通信

• 衛星回線

利用拡大

• バックアップ

• 在宅勤務

• 業務系と情報系

の融合

災害時

• システムの人員

を復旧対策へ、

人命救助へ、

業務中断に伴うリスクを最低限にするBCP(事業継続計画)必須 → クラウド推奨

・JAWS-UG ユーザー同士が学び合える函館支部の勉強会に参加 地元を盛り上げようと頑張っている

・AWSの数あるサービスの組み合わせを利用するのか、AWS上で提供するIT企業のサービスを利用するのか、独自サービスをAWS上で構築するのかを判断する必要がある

・AWS IoT Button Amazon Dash など 利用方法によってエンドユーザーが活用できる

・AWSパートナーのベストプラクティスを期待

Japan Agricultural Cooperative Memuro

AWSを利用して感じたこと

Japan Agricultural Cooperative Memuro

エンドユーザーから

AWS様・AWSパートナー様

北海道の産業が更に元気になるように応援お願いします

参加された皆様へ

北海道のビジネスモデルをもっと発信して異業種連携も

含めて活性化するよう期待しています

Japan Agricultural Cooperative Memuro

ものづくり技術と情報技術 双方の視点を持ち、更なる「おいしい笑顔」が

生まれるお手伝いをしていきたい。 それが「JAめむろ」のありたい姿です。

ご清聴ありがとうございました