2010 102 WOL

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―  ― 1 世界史 世  界  史 A 解答番号 1 32 次の文章と図版に関連して,問1 問2 に答えよ。 愛媛県の村上さんは,松山銘菓のタルトの由来に興味を持ち,南蛮菓子について調べて,カー ド1 カード 3 にまとめた。 カード 1 カステラ生地で餡 あん を巻いてロールケーキ状 にしたタルトは,明治以降に南蛮菓子から 発展したものである。伝承では,1647 年 に長崎にポルトガル船が現れた際,警備に 当たった松山藩主・松平定行が,南蛮菓子 に接して製法を持ち帰らせたのが起源とさ れている。 カード 2 カード 3 16 世紀半ばのポルトガル人の来航を きっかけに日本にもたらされた南蛮菓 子は,豆や穀類からつくった餡ではな く,砂糖を使う点が特徴だった。17 世紀以降,日本でも砂糖の流通量が拡 大すると,砂糖菓子がつくられるよう になった。カステラ,ボーロ,金平糖 などが有名である。 砂糖の原料のサトウキビは熱帯の作物 で,製糖は北インドで始まったとみら れる。西方では,7世紀以降,イス ラーム勢力の拡大とともに広がり,ポ ルトガル人も,サトウキビの栽培法と 製糖技術をイスラーム教徒から学んだ とされる。これによって,南蛮菓子の もととなる砂糖菓子が生み出された。 1 2019KN1A-02-002

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