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2 2017.2 広報いばらき 茨木 未来 どんなまち 特集 みんなで つくろう! 考えよう♪ 皆さんは、シティプロモーションやブランドメッセージという言葉を聞いたことがありますか。 いずれも、まちの将来をつくっていく上で重要な言葉です。例えば、これらの付箋は、茨木の未来 がどうなってほしいか、何を大切にして暮らしているかを、多くの市民に書いてもらったものです。 ここに書かれた想いは、市のブランドメッセージをつくる材料になります。 今回の特集では、それらを中心に市の魅力発信に関する新しい事業について取り上げます。 問合先 まち魅力発信課☎ 620・1602

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  • 22017.2広報いばらき

    茨木の未来はどんなまち?

    特集みんなでつくろう!考えよう♪

     皆さんは、シティプロモーションやブランドメッセージという言葉を聞いたことがありますか。いずれも、まちの将来をつくっていく上で重要な言葉です。例えば、これらの付箋は、茨木の未来がどうなってほしいか、何を大切にして暮らしているかを、多くの市民に書いてもらったものです。ここに書かれた想いは、市のブランドメッセージをつくる材料になります。 今回の特集では、それらを中心に市の魅力発信に関する新しい事業について取り上げます。問合先 まち魅力発信課☎ 620・1602

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    背景のひとつは人口減少

     シティプロモーションとは、まちの

    魅力を発信し、まちを活気づける取組

    みです。この取組みを目にするように

    なった背景のひとつは、少子高齢化に

    伴う人口減少です。全国的に人口が

    減っていく中で、まちとしての機能が

    低下し、自治体として成り立たなくな

    る地域が増えていく恐れがあると考え

    られています。本市は、今のところ毎

    年人口が少しずつ増加していますが、

    2年後には減少に転じると予測してい

    ます。その中で、自分たちのまちはど

    うやって活力を維持していくのか、こ

    の大きな課題に対する今後の方針が問

    われているのです。

    シティプロモーションの

    意味は多様

     シティプロモーションとは、直訳す

    ると「まちの販売促進」で、非常に意

    味の幅が広い言葉です。各自治体でそ

    の解釈や位置づけは異なり、あるまち

    は温泉や歴史遺産などを生かして観光

    に力を入れたり、あるまちは緑豊かな

    大自然を生かして定住促進を図った

    りと、その目的や手法はさまざまで

    す。各自治体は近年、自分たちのまち

    の強みを分析し、どのような形で誰に

    PRしていくのかという戦略を立てて

    シティプロモーションを実践していま

    す。茨木

    のシティプロモーションは

    多くの人が茨木を好きになること

     こうした状況をふまえ、本市では昨

    年度からシティプロモーションの取組

    みを本格的に始めました。多くの人へ

    のアンケートや聞き取り調査を基に、

    市シティプロモーション基本方針(市

    ホームページなどで閲覧可)を策定

    し、その目的を左上記のとおり定めま

    した。

     つまり、市では、単純に人口さえ増

    えれば良いという考え方ではなく、市

    民も、市外から訪れる人も、より多く

    の人が茨木というまちを「好きになる」

    ことを、まずめざします。茨木に好感

    が持てると、市内のイベントに参加し

    たり、お店に立ち寄ったり、仲間と一

    緒に活動を始めたりと、まちとの関わ

    りが増えます。市内のあちこちでそう

    した人が増えると、まち全体が活気づ

    き、人もまちも元気になっていきます。

    茨木というまちが好きで、少しでもま

    ちにかかわりたいと思う人が増えるよ

    う、まち全体でシティプロモーション

    に取り組みたいと考えています。

    シティプロモーションは

    まちを

    元気にする

     シティプロモーションとは、まちの魅力を発信し、伝え、共感を呼ぶことです。私は、茨木の中心市街地の活性化に関連す

    る事業に関わってきました。多くを語らず、まちの良さはそこに来た人、住む人がそれぞれに感じ取るという品の良さが好きです。しかし、今やインターネットや SNSが普及し、行政も積極的に発信していく姿勢が求められるようになりました。茨木も、市の魅力を抽出し、整理し、共通認識として言葉で表現する必要性が出てきました。今こそ、シティプロモーションが茨木のまちには必要です。 理想は、市民の市民のための市民によるシティプロモーション。難しく考える必要はありません。市民一人ひとりが自分の事としてとらえ、まず自分が住んでいるこのまちを好きになることが大事です。それから、友達を招待したり市内のお店やお気に入りの場所を勧めたりして、魅力の発信をする。28万人の市民の一人ひとりが動き出せば、大きな力になると思います。

    鶴坂貴恵さん摂南大学教授

    市のシティプロモーションへの アドバイザー

    市シティプロモーション基本方針

    市内外の人が

    茨木をもっと好きになり、

    茨木との関わりをもっと増やし、

    茨木をもっと、ずっと元気にする

    こと 目

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    ブランドメッセージは     

    まちづくりの合言葉

     ブランドメッセージとは、シティプ

    ロモーションをどのような方向性で進

    めるのかを、簡単かつ明確に示した言

    葉です。大人も子どもも、誰もが分か

    りやすく、自分たちの住むまちに誇り

    を持って語れる点が重要です。そのま

    ちが、どのような強みを押していくの

    か、どのような姿をめざすのかを、市

    民も、市外の人も、みんなが共通して

    認識するための、いわば合言葉です。

     そして、ブランドメッセージは、全

    ての人の関心を引くためのものではな

    1

    3

    1魅力発信に関するワークショップ。市の強みや弱みを把握するため、付箋を貼って分析。25子育て世代向けのワークショップ「おやこのたのしいじかん」。就学前児と保護者の両方が楽しめるふれあい遊びのほか、保護者が考える市の自慢や、イメージカラーなどを答える。3 kokoフェスティバルでの付箋ツリー。子育てを通して将来の市に期待することを付箋に書き、ツリーを完成させていく。安威川フェスティバルや環境フェアなどでも実施。4立命館大学の授業。フィールドワークをもとに各自で考えた市のブランドメッセージを発表。

    4

    5

    茨木のブランドメッセージを考えよう

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     茨木の北部は、自然がいっぱい。高槻や箕面の山間

    部と違う点は、千提寺地区が隠れキリシタンの里であり、キリシタン遺物史料館があるところだと思います。「いばきた」に行けばその歴史とロマンを感じることができる。それが魅力だと思います。

     茨木は自然が多いですし、近所に

    同世代の子どもが多いので好きです。今回のイベントは楽しかったですし、つどいの広場にもよく行きます。子どもたちの将来のために、環境がいいことはそのままで、さらに安全なまちになってほしいですね。

     茨木は交通の便が良く、図書館や公園、カフェなど

    も多くて、いろいろと便利です。また自治会や子ども会など地域活動が活発で、住民間のつながりが深いのもいいところです。都会の便利さと田舎のような温かさ、その両方があるまちですね。

    奥山諒也さん山崎綾子さん  花

    か の ん

    音ちゃん  碧

    あ お い

    泉ちゃん

    岡村久美子さん

    魅力発信に関するワークショップに参加 おやこのたのしいじかんに参加 立命館大学の授業を受講

    く、共感した人の参画によって広まっ

    ていくことも大きな特徴です。まちの

    ブランドメッセージは、そのメッセー

    ジに共感し、一緒にそのまちの将来を

    つくっていきたいという人が自然と集

    まる目印の役割も果たします。

    ブランドメッセージづくりは  

    たくさんの市民の参加を重視

     市では、多くの人の協力のもと、ブ

    ランドメッセージづくりを今年度から

    始め、現在、最終段階にきています。

     作成の流れは、大きく分けて上記の

    3ステップ。その中でも特に、ステッ

    プ1のキーワードの抽出に力を入れま

    した。多くの市民が作成の段階で関わ

    り、みんながブランドメッセージを自

    分の事としてとらえられるよう、さま

    ざまな取組みを行いました。

     

    例えば、魅力発信に関するワーク

    ショップや、就学前児と保護者向けの

    ワークショップを企画。茨木の強みや

    自慢を発表するなど、参加者が改めて

    自分たちの住むまちについて考える時

    間を設け、交流しました。また、立命

    館大学の地域ブランドについての授業

    に大学と一緒に取り組み、学生の意見

    にも耳を傾けました。

     こうしたワークショップ等への参加

    のほか、イベント中の付箋へのメッ

    セージの記入、インタビュー等で、協

    力していただいた皆さん、ありがとう

    ございました。

    ブランドメッセージづくりの ステップ33

    キーワードの抽出(昨年 4 ~ 11 月)Step01

    茨木の魅力は何か、強みは何か、市民は茨木のどんなところが好きか、将来どんなまちになることを望んでいるかなど、イベントの場を活用したり、意見交換の機会を設けたりする中で、多くの市民の想いを収集(右ページ参照)同じ質問を繰り返すだけでなく、質問を変え、尋ねる相手を変え、あらゆる角度で市民の想いに耳を傾けて、キーワードを抽出

    Step02 ブランドメッセージ案の作成(昨年 12 月)

    集まったキーワードの数は、600以上それらを総合し、想いを再構築して、小塚泰彦さん(左記参照)がブランドメッセージの候補を3つ作成

    Step03 市民投票等でひとつに決定(2 ~ 3 月)

    ブランドメッセージ案とその投票方法については、次のページへ!

     私は、青春時代を茨木で過ごしました。今回、改めてまちを歩くと、高校生のころから変わっていないなと実感。さまざまなイベン

    トやワークショップでたくさんの市民に会い、意見を聞いて集めた情報と、これまで学んできた市の歴史や人口の推移、住む人の未来を想像したものなどを合わせてブランドメッセージを作りました。 作成したブランドメッセージは、市民が気づいていなかった市の魅力を、市民の声から紡ぎ出したものです。新しい気づきを得れば、市民はそれを核として、持続的にまちが発展していくような暮らし方ができるはずです。茨木のことを思う人にとって、大切な言葉になってほしいですね。

    小塚泰彦さんブランディングディレクター

    ブランドメッセージの3案を作成

    Profile茨木高校の卒業生。大学院修了後、㈱博報堂へ入社し、言葉を操るコピーライターと、デザインを統括するアートディレクターとしてブランディングに従事。その後独立し、ロンドンと日本を拠点に活躍する。

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    判断基準は、共感できるか   

    胸を張って紹介できるか

     いよいよ、ブランドメッセージづく

    りの最終段階です。この3案のうち、

    皆さんがこれだと思うものに投票して

    ください(投票方法は左ページ参照)。

    投票結果をもとに市で検討し、決定し

    ます。

     投票の判断基準は、ずばり共感でき

    るか。「これ、ほかのまちではなく茨

    木のことを言っているな」「茨木のこ

    とをうまく表現していて、分かる分か

    る」「私も前から茨木のことをこう思っ

    ていた」など、市のブランドメッセー

    ジとして親しみを持てるか、胸を張っ

    てほかの人にこのブランドメッセージ

    を紹介できるかを考えてください。

    ブランドメッセージは

    みんなで活用するもの

     ブランドメッセージが決まると、そ

    のブランドメッセージが表す「なりた

    い茨木市」を想起しながら市の事業が

    展開されます。また、ブランドメッセー

    ジを活用するのは行政だけではありま

    せん。市民、事業者、通勤・通学者、

    茨木のまちに関わる人が、このブラン

    ドメッセージを使い、自分たちの便利

    なようにアレンジを加えて使うことが

    できます。

     

    さらに、来年は、市制施行70周年。

    このブランドメッセージを活用した多

    種多様な取組みを計画中です。

    これからの茨木をつくるのは  

    あなた

     ブランドメッセージは、市のめざす

    べき姿に向け、まちづくりを推進する

    言葉として表されます。これからの茨

    木をつくっていくのは、茨木のまちに

    関わる全ての人。つまり、あなた自身

    です。さあ、投票を通じて、一緒に茨

    木の未来をつくっていきませんか。

    投票しよう!共感できるブランドメッセージはどれ?

    ブランドメッセージの    はこれだ!

    みんなの想いがつまった

    3案

    茨木は、そこに住まう人が健康美になるまち。都市に近いから、便利にストレスなく暮らしが流れる。自然に近いから、澄んだ空気が心とからだを包み込む。土地の産物と都市の製品が、心地よく調和する。安全な環境はエクササイズにも抜群だ。

    ちょうどいいバランス。それは、健やかに美しくなるために欠かせない。そして、時代の変化とともにこれから未来の健康美も変わっていくだろう。衣服、食事、住居、教育、安全、仕事、環境。色んなことを「ちょうどいいバランス」に調和する。色んなことの中間的な、茨木だからこそできるはず。

    ちょうどいい、茨木バランス。それは新しい「未来の健康美」を実現する茨木ならではの価値。

    茨木は、そこに住まう人が健康美になるまち。老若男女、健康美で幸せになるまち。

    大都市や大自然ではなく、ちょうどいい中間にあるからこそ、健康的に、美しく、というバランスを茨木らしさに据えたIBARAKI の「I」を並べ、「個(I)」の連携を表現「いばらきし」の 5文字を 5本線で表現

    エントリーNo.1

    このメッセージに

    込めた想い

  • 7 2017.2広報いばらき

    茨木の名は、薔薇(バラ)に由来しています。古来、人はバラの香りに引き寄せられてきました。バラには「幸福感」をもたらす香りの成分があるといわれています。かぐわしいそのバラの香りは、人を幸福へと導く香り。バラは、人を若々しく、人の心を落ちつけ、人の魅力を高めます。茨木市に暮らす老若男女に、どんどん華麗になってほしい。ここで暮らし、年を重ねることを、加齢とは言いません。茨木市は、華麗するまち。目に見える贅沢や豊かさからほどよく心地よい距離のある茨木市だからこそ、目に見えない「かぐわしさ」を大切にしたい。かぐわしき、いばらきし。

    投票はこちら以下の方法で、1人 1回投票ができます。市外在住者も投票できます。②は、各施設の開館時間内で受け付けます。①市ホームページから投票(右記 QR コード参照)②市役所、各図書館、各市民体育館、ローズ WAM、クリエイトセンター、  竜王山荘などに設置の投票箱へ投票そのほか、駅前でシールを使った簡易投票も実施予定

    投票期間 2/1㈬~ 19㈰茨木の未来を

    つくるのはあなたです!

    ・・

    高齢化に伴って「加齢する」のではなく「華麗する」ためのまちづくりを展開バラがモチーフのロゴ「五感」を表す五角形で五感が重なりながら深まっていく様子を表現

    エントリーNo.3

    このメッセージに

    込めた想い

    茨木には、次がある。大阪市・京都市に次ぐ街。自然と都市が次いでいる街。次世代を育む学生が多い街。

    次々とひろがる、はてしない未来。

    黄色い斜めのストライプ。その角度は、地球の「地軸」と同じ 23.4 度。地軸の傾きは日本に四季をもたらし、次々と、この街を未来へいざなっている。

    次なる茨木は、どうなるだろう。次なる茨木は、何をするだろう。

    次なる茨木へ。茨木市の新しいメッセージです。

    「茨」の漢字の中に「次」がある「次」は、市の過去・現在・未来をつなぐ意味が込められている明るい黄色と右上方向の傾斜線は、未来を表し、多様に変化していく様子を表現市旗の紫紺に対し、補色の黄色を使用して、互いに際立たせる

    エントリーNo.2

    このメッセージに

    込めた想い

    01.pdf02.pdf03.pdf04.pdf05.pdf06.pdf07.pdf08.pdf09.pdf10.pdf11.pdf12.pdf13.pdf14.pdf15.pdf16.pdf17.pdf18.pdf19.pdf20.pdf21.pdf22.pdf23.pdf24.pdf25.pdf26.pdf27.pdf28.pdf29.pdf30.pdf31.pdf32.pdf33.pdf34.pdf35.pdf36.pdf37.pdf38.pdf39.pdf40.pdf41.pdf42.pdf43.pdf44.pdf