DB2 Web Query (5733-WQX) V2R1M1 簡易導入手順書 · • SF99610 –累積PTF...

IBM Power Systems feat. DB2 Web Query

© 2015 IBM Corporation

DB2 Web Query (5733-WQX) V2R1M1簡易導入手順書

Revision 1.12016年3月版日本アイ・ビー・エム株式会社

IBM System i TMIBM Power Systems feat. DB2 Web Query

© 2015 IBM Corporation2

更新履歴

2015/08/28 Rev1.0 初版 2016/03/03 Rev1.1

p5,8,14 前提要件（S/W、PTF情報）、p30 関連URLを更新



目次

1. 前提要件

2. 導入・設定手順

3. 参考情報



１．前提要件

1-1. DB2 Web Query の前提S/W

1-2. 導入時の考慮点

前提S/W、前提PTFの情報については、下記URLに記載されています。（英語）

必ず下記URL先の最新情報をご確認ください。

http://www-

912.ibm.com/n_dir/nas4apar.nsf/c79815e083182fec862564c00079d117/2ed509

de9935d6bb86257e66003c6d98?OpenDocument&Highlight=2,ii14791



1-1. DB2 Web Query の前提S/W

前提OSバージョン：IBM i 6.1以降

前提S/W

【V6R1M0/V6R1M1】

5761 -SS1 Opt 3 Extended Base Directory Support

5761 -SS1 Opt 12 Host Servers

5761 -SS1 Opt 30 Qshell

5761 -SS1 Opt 33 PASE

5761 -JV1 Opt 11 Java SE 6 32 bit

5761-DG1 IBM HTTP Server for i5/OS

5761 -JC1 IBM Toolbox for Java

5761-TC1 IBM TCP/IP Connectivity Utilities for i5/OS

【V7R1M0/V7R2M0】

5770-SS1 Opt 3 Extended Base Directory Support

5770-SS1 Opt 12 Host Servers

5770-SS1 Opt 30 Qshell

5770-SS1 Opt 33 PASE

5770-SS1 Opt 43 追加フォント

5761-JV1 Opt 11 Java SE 6 32 bit

5770-DG1 IBM HTTP Server for i5/OS

5770-TC1 IBM TCP/IP Connectivity Utilities



1-2. 導入時の考慮点

（注意）

当導入手順書では、下記の設定を前提としています

システム値（QCCSID）：5035 もしくは 1399

言語コード：2962

ホストコードページ：939 もしくは 1399

•セッションの構成をご確認ください。

*QCCSIDが、5026あるいは65535の場合は、CCSIDが5035のDB2 Web

Queryの導入と管理用のユーザーIDを事前に作成して導入してください

ライセンスの導入及び、PTFの適用については、*SECOFR権限のあるユーザーで実施してください



２．導入・設定手順

1. 事前準備

1-1. 前提PTFの適用

1-2. QLOCALEの確認

1-3. CCSID 5035ユーザーの作成

2. 導入

2-1. DB2 Web Query ライセンスの導入

補足）ライセンスの導入確認

2-2. DB2 Web QueryのPTF適用

2-3. QWQADMINの設定

2-4. ソフトウェアライセンスキーの登録

3. 設定

3-1. 5250エミュレーターでの日本語の言語コードの設定

3-2. DB2 Web Queryの開始

3-3. 管理コンソールでの日本語表示の設定

4. ユーザー登録

4-1. 管理者ユーザーの登録

4-2. その他権限のユーザーの登録

4-3. Developer Workbenchユーザーの登録

参考）ユーザー権限の種類



DB2 Web Query稼動には累積PTF及びグループPTFを最新にすることを推奨

下記のPTF導入は必須（2015年8月17日時点）【IBM i 6.1 の場合】

• SF99610 –累積 PTF パッケージ C1256610 以降

• SF99601 - DB2 for i – レベル 25 以降

• SF99562 - Java グループPTF – レベル 19 以降

• SF99115 - IBM HTTP Server for i グループPTF- レベル 39 以降

• SI45002, SI53700, SI44866

【IBM i 7.1の場合】• SF99710 –累積 PTF パッケージ C1116710 以降

• SF99701 - DB2 for i – レベル 17 以降

• SF99572 - JavaグループPTF – レベル 8 以降

• SF99368 - IBM HTTP Server for i グループPTF- レベル 28 以降

• SI45000, SI53529, SI44871

【IBM i 7.2の場合】• SF99702 - DB2 for i – レベル 1 以降

• SF99716 - JavaグループPTF – レベル 1 以降

• SF99713 - IBM HTTP Server for iグループPTF- レベル 2 以降

確認方法 WRKPTFGRPコマンド、DSPPTFコマンドを使用して確認

1-1. 前提PTFの適用



1-2. QLOCALEの確認

システム値（QLOCALE)を確認し、異なる場合は下記に変更

CCSIDが5035の場合：

/QSYS.LIB/JA_5035.LOCALE

CCSIDが1399の場合：

/QSYS.LIB/JA_JP_1399.LOCALE

確認方法

WRKSYSVAL SYSVAL(QLOCALE)



1-3. CCSID 5035ユーザーの作成

下記の作業はQCCSIDが5035、1399のシステムでは不要

QCCSIDが5026、65535のシステムでは、下記の作業が必要

DB2 Web Query 導入ユーザーの作成

CRTUSRPRF USRPRF(WEBQRY5035) PASSWORD() USRCLS(*SECOFR)

CCSID(5035)

•ユーザープロファイル名（USRPRF）は適宜変更しても構いません

注意事項

CCSIDが5035以外のユーザーを使用し、CHGJOB CCSID(5035)を実行し、導入した場合、正常に導入されません。

セッション構成のホストコードページが939に変更されているかご確認ください。



下記コマンドで使用するライセンスを導入

DEVパラメータのOPT01は例です。使用する光ディスク装置を指定してください。

以下は導入必須です。• Base product

• Express Edition、もしくは、Standard Edition (Express Editionの場合はOPTION 1を、Standard

Editionの場合はOPTION 2を導入)

• Developer User (OPTION 4)

その他のオプションはオーダーされた機能を導入ください。

Base productの導入時に「ソフトウェア契約」の画面が表示されます。契約内容をご確認のうえ、F14で受諾ください。

2-1. DB2 Web Query ライセンスの導入

ライセンス番号オプション－機能名RSTLICPGM LICPGM(5733WQX) DEV(OPT01) – Base product

RSTLICPGM LICPGM(5733WQX) DEV(OPT01) OPTION(1) – Express Edition

RSTLICPGM LICPGM(5733WQX) DEV(OPT01) OPTION(2) – Standard Edition

RSTLICPGM LICPGM(5733WQX) DEV(OPT01) OPTION(4) – Developer Users

RSTLICPGM LICPGM(5733WQX) DEV(OPT01) OPTION(5) – Developer Workbench Users

RSTLICPGM LICPGM(5733WQX) DEV(OPT01) OPTION(6) – Runtime Enablement Groups

RSTLICPGM LICPGM(5733WQX) DEV(OPT01) OPTION(7) – JD Edwards Adapter

RSTLICPGM LICPGM(5733WQX) DEV(OPT01) OPTION(8) – DataMigrator for i

どちらか1つ


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補足）DB2 Web Queryのインストール・メディア

DB2 Web Queryのインストール・メディアのラベルは以下のとおりです。

メディアは1枚です。

ラベル：IBM i

DB2 Web Query for i

5733-WQX V2.1.1

F_MULTI_NLV

LCD8-1900-01

Entitled Software Support (ESS) Webサイト(英語)から、インストール・イメージのダウンロードも可能です。

Entitled Software Support (ESS) Webサイト(英語)

• http://www-304.ibm.com/servers/eserver/ess/index.wss

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補足） DB2 Web Query 導入状況の確認方法

GO LICPGMコマンド→10番(導入済みライセンス・プログラムの表示)を実行

導入したライセンス・プログラムが表示されるかを確認

F11キーを2回押すと、オプションが表示されます。

導入済みライセンス・プログラムの表示

システム : xxxxxx

ﾗｲｾﾝｽ･ﾌﾟﾛﾀﾞｸﾄ

ﾌﾟﾛｸﾞﾗﾑ･ｵﾌﾟｼｮﾝ記述

5733WQX *BASE IBM DB2 WEB QUERY FOR I

5733WQX 2 WEB QUERY STANDARD EDITION

5733WQX 4 WEB QUERY DEVELOPER USERS

5733WQX 5 WEB QUERY DEVELOPER WORKBENCH USERS

5733WQX 6 WEB QUERY RUNTIME ENABLEMENT GROUPS

5733WQX 7 WEB QUERY JD EDWARDS ADAPTER

5733WQX 8 DATAMIGRATOR



2-2. DB2 Web QueryのPTF適用

DB2 Web Query 2.1.1の最新のグループPTFを適用

最新PTF（2015年8月17日時点）

【IBM i 7.2 の場合】

• SF99658 – DB2 Web Query for i V2.1.1 – レベル 1





【共通個別PTF】• SI58752

• SI58780

• SI59036

• SI59154

最新グループPTF情報の入手方法

下記URLから最新のグループPTF情報を入手できます。

Preventive Service Planning – PSP– http://www-912.ibm.com/s_dir/sline003.NSF/GroupPTFs?OpenView&view=GroupPTFs



2-3. QWQADMINの設定

QWQADMINはDB2 Web Queryの導入時に作成されるユーザーです。

QWQADMINのパスワードを設定

CHGUSRPRF USRPRF(QWQADMIN) PASSWORD(xxxxxx)

初期状態ではパスワードが設定されていないため、設定が必要

QWQADMINのCCSIDを変更

下記作業は、QCCSIDが5206 もしくは 65535 のシステムの場合のみ実施

CHGUSRPRF USRPRF(QWQADMIN) CCSID(5035)



2-4. ソフトウェアライセンスキーの登録

DB2 Web Queryのライセンスキーを登録

ADDLICKEYコマンドでライセンスキーを登録します。コマンド例）ADDLICKEY PRDID(5733WQX)

LICTRM(V2R1M1)

FEATURE(5105)

SERIAL(*LOCAL)

PRCGRP(*ANY)

LICKEY(XXXXXX XXXXXX XXXXXX)

USGLMT(X)

EXPDATE(*NONE)

VNDDTA(*NONE)

ADDLICKEY PRDID(5733WQX)

LICTRM(V2R1M1)

FEATURE(5104)

SERIAL(*LOCAL)

PRCGRP(*ANY)

LICKEY(XXXXXX XXXXXXX XXXXXX)

USGLMT(XX)

EXPDATE(*NONE)

VNDDTA(*NONE)



3-1. 5250エミュレーターでの日本語の言語コードの設定

IBM i の5250エミュレーターから設定

NLSの設定

WQSETNLSコマンド

•WQSETNLS VALUE(5035) 、または、WQSETNLS VALUE(939)

•注意：WQSETNLSコマンドはシステム制限状態では正常に稼働しません。

WQSETNLSコマンドを実行することによって、nlscfg.errファイルが作成される

•WRKLNKコマンドから下記ファイルを確認

• /QIBM/UserData/qwebqry/ibi/srv77/wfs/etc/nlscfg.err

WEB QUERY NLS 構成 (WQSETNLS)

選択項目を入力して，実行キーを押してください。

言語 ID または CCSID . . . . . VALUE 5035

************* データの始め ****************

LANG = JAPANESE

CODE_PAGE = 939

COLLATION = BINARY

CURRENCY = JPY

NLSCTRL = ON

*********** データの終わり ******************



3-2. DB2 Web Queryの開始

DB2 Web Query を開始

開始方法

WRKWEBQRYコマンド

•オプション1 で開始

または

STRWEBQRY コマンドで開始



3-3. 管理コンソールでの日本語表示の設定（1）

下記のURLに、ユーザーQWQADMINでログイン

http://＜IBM i のIPアドレス or ホスト名＞:12331/webquery

ページ右上のAdministrationをクリック→Administration Consoleをクリック




下記の画面で、Dynamic Language Switchをクリック

Dynamic Language Switchにチェックを入れる

Japaneseにチェックを入れる（その他、Englishなど使用する言語にチェックを入れる）

saveをクリックし、ページ右上のCloseをクリック




日本語設定の反映の確認

ページ右上のSign Outをクリックし、サインアウト

下記の画面でLanguageをクリックし、Japaneseをクリック



4-1. 管理者ユーザーの登録（1）

DB2 Web Queryを使用するユーザーの条件

IBM i のユーザープロファイルがあること

DB2 Web Query管理者ユーザーの登録

1. 下記のURLに、QWQADMINでサインオン

• http://＜IBM iのIPアドレス or ホスト名＞:12331/webquery

2. ページ右上の「管理」をクリック→「セキュリティセンター」をクリック

3. [新規ユーザ] アイコンをクリック

4. 「外部ユーザのインポート」が開きます。

リストからユーザーを選択（複数選択可）し、

「ユーザのインポート」ボタンをクリック



4-1. 管理者ユーザーの登録（2）

DB2 Web Query管理者ユーザーの登録

5. 「ユーザ」パネルで、管理者として登録するユーザーをクリック

6. 「グループ」パネルで、WebQueryAdministratorグループをクリック

7. 「選択したユーザをグループに追加」ボタンをクリック

• 選択したユーザをグループにドラッグアンドドロップし、追加することもできます。

8. 完了したら、「閉じる」をクリックし、セキュリティセンターを終了

グループのユーザ – WebQueryAdministratorに

追加したユーザが表示されます。



4-2. その他のユーザーの登録方法

ユーザー管理はセキュリティセンターで処理

詳細な手順は下記リンク先「IBM DB2 Web Query for IBM i Version 2

Release 1 日本語マニュアルp39-セキュリティセンター」をご参照ください。

• http://www-06.ibm.com/systems/jp/power/info/002bc33b_tablerow_1_2.html

既にDB2 Web Queryに登録されているユーザーが

リストされる

新規にDB2 Web Queryに登録するユーザーをユーザープロファイル

から選択

各セキュリティグループに組み込まれているユーザーが

リストされる



4-3. Developer Workbenchユーザーの登録

Developer Workbenchを使用するユーザーは、セキュリティーセンターで権限の設定が必要です。

Developer Workbenchユーザーの登録

1. 「ユーザ」パネルで、 Developer Workbenchを使用するユーザーをクリック

2. 「グループ」パネルで、 Devworkbenchグループをクリック

3. 「選択したユーザをグループに追加」ボタンをクリック

• 選択したユーザをグループにドラッグアンドドロップし、追加することもできます。



参考）セキュリティーユーザー権限の種類

2種類の管理者ユーザー権限 Web Query Administrator

• 下記の6種類の全てのユーザー権限を持つ

• 更に下記の2つの権限を持つ– トップ・レベル・フォルダーの作成

– ユーザーの追加と削除 (セキュリティセンターの利用)

QWQADMIN – 管理コンソールでの設定

– ユーザーの追加と削除(セキュリティセンターの利用)

Developer Workbenchのユーザー権限 Devworkbench

• デベロッパーワークベンチを利用可能

6種類のユーザー権限（トップ･レベル・フォルダーごとに設定可能）

Folder Administrator – フォルダーへのアクセスを管理

Analyst –利用者自身専用のレポート作成、スケジュール設定が可能

Developer –個人用および共用のレポート作成、スケジュール設定が可能

DBA – メタデータの管理

Run – レポートの実行

Sched –各ドメインでスケジュール可能



3. 参考情報

DB2 Web Query 関連URL

サンプルデータ



DB2 Web Query 関連URL

DB2 Web Query 各種資料、マニュアル（日本語）

DB2 Web Query 関連情報が集約されています。

• https://www.ibm.com/developerworks/community/wikis/home?lang=ja#!/wiki/W8214c4

73fef0_444f_886a_cd015ca34c89/page/DB2%20Web%20Query%20for%20i

DB2 Web Query Wiki（英語）

最新PTF、FAQ集、Hint & Tips、マニュアルが公開されています。

• https://www.ibm.com/developerworks/community/wikis/home?lang=ja#!/wiki/W516d

8b60d32c_4fc5_a811_5f3d840bf524/page/DB2%20Web%20Query%20for%20i%2

0Wiki



サンプルデータ

SBCS データ： QWQCENT ライブラリー（英語のサンプルデータ）

サンプルデータ：QWQCENTライブラリーが導入時に自動的に復元されます。

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