水 準 基 標 測 量 成 果 表水 準 基 標 測 量 成 果 表 (基準日・平成30年1月1日) 東京都土木技術支援・人材育成センター 平成30年7月
arc misty pink...2.期間 平成24年4月1日~平成25年3月31日まで。3.実施...
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はじめての新人教育~新人から学んだこと~
3階病棟:安藤隼也、村山香織 中島祐美子、高岡一圭
1.はじめに
3階病棟は療養病棟で、今年度より新人看護が配属となり、療養病棟で初めて新人教育に取り組んできた。新人教育を始めるにあたり、将来的に3階病棟の再編成を見据えて当病棟にて新人教育を行うこととなった。それにあたりまず人員の配置を変更することから始めた。14人配置であった介護の人数を10人に減らし、看護の人員が増え、10人いた看護師の数は1月15日付けの人事異動から、4月1日には新人5人を含め19人になり、結果看護と介護の人員配置が逆転する事となった。病棟全体での新人看護師の教育の取り組み、新人の成長過程を振り返ると、達成された部分もあるが、同時に来年度への課題も明確化されたのでここに報告する。
2.期間
平成24年4月1日~平成25年3月31日まで。
3.実施
当病棟では、新人看護師を教育するに当たりエルダ-、メンター、教育担当者に加え療養病棟での新人教育が初めてということもあり、現任スタッフも取り組んだことのあるプリセプター制度を導入し教育を行ってきた。表1(個人の表)
表1
介護士の協力を得て新人看護師へ指導 ↓↓↓・環境整備(ディスポ、ポケットコールの補充)・オムツ交換 ・清拭・体位交換 ・入浴、着脱介助・トランスetc
介護メインから看護メインとになった業務 ↓↓↓・オムツ台車の準備 ・陰洗ボトルの洗浄・ゴミの分別 ・定時の体位交換・清拭 ・ベッド周囲の拭き掃除etc
チェックリスト1
チェックリスト2
チェックリスト3
4.考察、結果
・スケジュールパスが一年を通して十分活用出来なかった。 →チェック欄がエルダ-、メンター、教育担当者となっていたためそれ以外の スタッフがチェックを入れてもいいのか迷う場面が度々あった。 病棟全体で新人を教育していくに当たり、経験ある先輩であれば教育担当者で なくてもチェックしやすいようにするべきだったのではないか。
・業務改善について 入浴 →バイパップの患者を受け入れた事により、呼吸管理や頻回な吸引介入の ために、看護師が入浴介助に入る機会が今まで以上に多くなった。 それ以降も病状が思わしくない患者様も看護見守りのもと入浴できる事が 多くなると同時に、全身観察の機会も増えた。
体位交換 →看護、介護が連携をとり一緒に介入する事も多くなった。その事で看護が、 介護へCVや点滴の観察項目の指導する機会も増え、お互いに点滴管理に ついて意識付けを強く持てるようになった。
オムツ交換 →看護、介護が一緒に、オムツ交換に介入する事で、発赤などの皮膚 トラブルの報告が、その場にてスムーズに対応する事ができた。 また、介護からは患者様の排泄パターンや、オムツの当て方など看護へ 指導する事ができた。
食事介助 →看護が介助に介入する場合、患者様の嗜好品や食べる順番などを 介護から看護へ情報の提供をし、また、日々ムセのある方は、積極的に 看護がメインで食事介助に介入する事で、膣息のリスクも軽減されたの ではないだろうか。
夜勤業務 →看護2介護1の夜勤体制に慣れるまで時間がかかったが、徐々に連携が とれるようになった。それぞれが、現状の問題に臨機応変に対応できるよう になり、看護、介護共に声をかけ合えるようになったと感じる。 その反面、夜勤の看護師が2人になったことによる精神的安心感から、 気の緩み(吸引のタイミング、モニターアラームに対する緊張感など)が 生じてしまう事も事実である。
5.課題
定期的に教育担当者で集まっていたが、決定事項や今後の取り組み方などについて正式な書面に残していなかった。結果、現時点での新人の業務に対する取り組みがどこまで進行しているのか確認が不十分であり業務に支障をきたしてしまうことがあった。 また、介護は日々の業務に対しもっと積極的に指導にからんでいけたのではないか?という反省が残った。介護主任だけでなくスタッフ全員がパスを意識し指導に入っていれば、もっとパスを有効に使えたのではないかと思う。
6.おわりに 新人を受け入れるに当たり、看護、介護共に現状の問題点や、業務の流れを考えなおし、お互いの専門性を理解し合っている病棟になりつつある。 最後に、まだ足りない所はあるが、今年の反省を生かし、今以上に声をかけあえる、連携がとれる病棟をつくり、新人が3階で学んで良かったと思える病棟を目指したい。
ご静聴ありがとうございました!