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エコアクション 21 環境活動レポート 2020 年 6 月 30 日 発行 (対象期間:2019 年 4 月~2020 年 3 月) 協同組合エコ・プラントは、静岡県浜松市にてプラスチックなどのリサイクル事業を行っています。

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  • エコアクション 21

    環境活動レポート

    2020年 6月 30日 発行

    (対象期間:2019年 4月~2020年 3月)

    協同組合エコ・プラントは、静岡県浜松市にてプラスチックなどのリサイクル事業を行っています。

  • 目 次

    業務概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1

    環境方針 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6

    環境目標(短期と長期的目標) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7

    主要な環境活動計画 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8

    環境目標の実績と評価 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10

    環境活動計画の取組結果とその評価、次年度の取り組み内容 12

    環境関連法規等の遵守状況の確認及び評価の結果並びに

    違反、訴訟等の有無 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13

    環境リスクの評価 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14

    経営体質・体制の評価 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15

    代表者による全体の評価と見直し ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16

    施設からの環境負荷の評価 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17

    総括 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 33

  • 協同組合エコ・プラント 環境活動レポート 2020年 6月 30日発行

    1

    業務概要

    ◆ 組織の概要 現在、環境コミュニケーションを構築することによって、今まで廃棄物として扱われていたもの

    を、資源として活用するこことが求められています。

    循環コミュニケーションとは、物質循環を通じて環境への配慮を考えるリサイクルの仕組みで

    す。私たちは、いかなる廃棄物であっても、資源として有効活用を図ることが使命であると考え、

    物質循環の確保の視点から、廃棄物、リサイクル対策を一体的に推進し、理想的な処理システ

    ムを実現させ、循環型社会に貢献することをお約束いたします。

    事 業 所 名

    代 表 者 氏 名 代表理事 渡辺和良

    所 在 地 〒432-8058 静岡県浜松市南区新橋町 2265番地の 1

    環 境 管 理 責 任 者 新村杏菜

    担 当 者 連 絡 先 電 話 053-444-2578

    ファクス 053-444-2581

    事 業 活 動 の 概 要 主に廃プラスチック類のリサイクルに向けた

    産業廃棄物の中間処理施設

    事 業 の 規 模

    従 業 員 数 4名

    敷 地 面 積 4619.78㎡

    床 面 積 749.27㎡

    法 人 設 立 年 月 日 平成 6年 2月 23日

    操 業 開 始 日 平成 12年 4月 23日

    資 本 金 400万円

    組 織 図

    組合員 (1社) 株式会社チューサイ

    代表理事 渡辺和良

    監事

    理事会

    工場 事務局

    従業員 2名

    パート 2名

    環境管理責任者

    新村杏菜

  • 協同組合エコ・プラント 環境活動レポート 2020年 6月 30日発行

    2

    ◆ 職務権限表

    ◆ 許可の内容

    ■中間処理施設

    許 可 都 道 府 県 ・ 政 令 市 浜松市

    許 可 番 号 第 06321069479 号

    許 可 年 月 日 令和 2年 4月 25日 (初回・平成 12年 4月 25日)

    許 可 の 有 効 期 限 令和 7年 4月 24日

    事 業 の 区 分 中間処分(圧縮、破砕、溶融)

    産 業 廃 棄 物 の 種 類 破 砕 廃プラスチック類、木くず、金属くず、

    ガラスくず・コンクリートくず及び陶磁器くず

    圧 縮 廃プラスチック類、紙くず、木くず、繊維くず

    溶 融 廃プラスチック類

    施 設 の 所 在 地 浜松市南区新橋町 2265 番地の 1

    事 業 の 用 に 供 す る

    全 て の 施 設

    圧 縮 設 置 年 月 日 平成 18年 7 月 10日

    処 理 能 力 廃プラスチック類 14.15t/日

    紙くず 14.15t/日

    木くず 12.66t/日

    繊維くず 6.79t/日

    破 砕 設 置 年 月 日 平成 12年 4 月 25日

    処 理 能 力 廃プラスチック類 4.11t/日

    木くず 3.53t/日

    金属くず 13.28t/日

    ガラスくず・コンクリ

    ートくず及び陶磁器

    くず

    8.23t/日

    溶 融 (過熱式)

    設 置 年 月 日 平成 12年 4 月 25日

    処 理 能 力 廃プラスチック類 0.24t/日

    溶 融 (ペレット化)

    設 置 年 月 日 平成 19年 6 月 4日

    処 理 能 力 廃プラスチック類 3.872t/日

    役職 役割・責任・権限環境経営に関する統括責任環境管理責任者の任命事務局の設置環境目標の承認全体の評価と見直しの実施環境活動計画の承認環境活動レポートの承認環境方針の作成・承認エコアクション21の取組推進環境目標の作成環境活動計画の作成環境活動レポートの作成・公開外部コミュニケーションの窓口環境への負荷の自己チェックの作成環境への取組状況の自己チェックの作成問題点の発見及び報告環境方針を理解し、積極的に参加する

    代表理事

    環境管理責任者

    事務局

    従業員

  • 協同組合エコ・プラント 環境活動レポート 2020年 6月 30日発行

    3

    ■収集運搬

    許 可 都 道 府 県 ・ 政 令 市 静岡県

    許 可 番 号 第 02201069479 号

    許 可 年 月 日 平成 31年 4 月 3日

    許 可 の 有 効 期 限 令和 6年 4月 2 日

    事 業 の 区 分 収集運搬

    事 業 の 範 囲 積替え保管を除く

    廃プラスチック類、紙くず、木くず、繊維くず、金属くず、

    ガラスくず・コンクリートくず及び陶磁器くず 以上 6 種類

    ◆ 施設等の状況

    ■中間処理施設

    許可情報の通り

    ■収集運搬

    箱車 1台

    ◆処理実績

    ◆運搬実績

    ◆売上高

    令和2年 36,626,182円

    ◆廃棄物処理料金

    処理料金は、量・素材等により計算いたします。

    ご連絡いただければ無料でお見積いたします。

    連絡先:053-444-2578 担当:新村

    項 目 単位 平成27 平成28 平成29 平成30 令和1

    受入廃棄物量 t 1354.16 2185.32 1673.15 1138.97 973.917

    ■処理の内訳

    再生使用量 t 1123.17 1898.22 1345.96 915.62 684.05

    燃料化及び熱回収を伴う焼却量

    t 167.18 219.937 266.23 163.669 272.96

    焼却処分量 t 63.81 67.16 60.96 59.68 16.91

    廃棄物総排出量 t 1354.16 2185.32 1673.15 1138.97 973.917

    項 目 単位 平成27 平成28 平成29 平成30 令和1

    運搬廃棄物量 t 68.44 68.88 33.08 45.939 33.863

  • 協同組合エコ・プラント 環境活動レポート 2020年 6月 30日発行

    4

    協同組合エコ・プラント 場内配置図

  • 協同組合エコ・プラント

    環境活動レポート

    2020年

    6月

    30日発行

    5

    協同組合エコ・プラント 処理フロー図

  • 協同組合エコ・プラント 環境活動レポート 2020年 6月 30日発行

    6

    2005 年にエコ・プラントはエコアクション 21 の認証を環境省所管の財団法人地球環境

    戦略研究機関により取得しました。(現在は一般財団法人持続性推進機構)

    エコアクション 21 認証・登録制度は、広範な中小企業、学校、公共機関などに対して、

    「環境への取組を効果的・効率的に行うシステムを構築・運用・維持し、環境への目標を

    持ち、行動し、結果を取りまとめ、評価し、報告する」ための方法として、環境省が策定し

    たエコアクション 21 ガイドラインに基づく、事業者のための認証・登録制度です。

    環 境 方 針 基本理念

    協同組合エコ・プラントは、環境に配慮した施設において、3R(マテリアルリサイク

    ル、サーマルリサイクル、リユース)を積極的に推進し、廃棄物を資源として最大限有

    効利用するための産業廃棄物中間処理を行っていきます。

    行動指針

    当組合は、基本理念の実現に向けて以下のことを行動指針と致します。

    1) リサイクルの推進による再資源化率・再資源化の質の向上に努め、環境保全に貢献

    します。

    2) 循環型経済社会の構築に最新の設備で貢献します。

    3) 作業の安全に心掛け、火気・臭気に細心の注意を払い環境汚染を防止します。

    4) 近隣・地域の環境保全、ならびに、工場内の環境衛生のために最善の努力をします。

    5) 作業標準・関連法令・環境保全協定を遵守し、お客様・地域住民が安心できる確実

    な処理に努めます。

    6) 収集運搬車輌のエコドライブを実践し、省エネと排気ガスの抑制に取り組みます。

    7) 環境に配慮した物品の購入を推進します。

    8) この環境方針を全組合員・職員に配布し、環境への意識高揚を図るとともに、お客

    様、地域住民の方々、その他一般の方にも要望に応じて公開もしくは配布します。

    制定日 平成 15年 12月 1日

    改定日 平成 26年 4月 1日

    協同組合エコ・プラント

    代表理事 渡辺和良

  • 協同組合エコ・プラント 環境活動レポート 2020年 6月 30日発行

    7

    環境目標(短期と長期的目標)

    当組合では、環境方針の1番目に掲げている通り、循環型社会の構築に向け、下記のよ

    うに顧客に提案している。

    協同組合エコ・プラント3つの提案

    1 産業廃棄物排出量の削減

    ⇒ 廃棄物を有価物とすることで、廃棄物排出量の削減をお手伝いします。

    2 リサイクル率の向上

    ⇒ 燃料化等のワンウェイのリサイクルからの転換を図ります。

    3 コストメリット

    ⇒ 廃棄物処理料金削減のご提案をいたします。

    例)協同組合エコ・プラントの買取品

    通い箱、ストレッチフィルム、プラスチックパレット、PPバンド、ペットボトル

    ポリ容器、トレイ、成形不良品など 汚れのないきれいなプラスチック類

    ※ 中には買取できないものもあります。

    環境目標とその達成状況は次の表の通りである。個々の数値の変動については「施設か

    らの環境負荷の評価」の項に詳しく評価を掲載した。

    ■グリーン購入についての目標

    グリーン購入について、文房具を対象として目標 75%以上を目標に策定した。その結果、平

    成 31 年度は、総額 9,178 円に対してグリーン購入額 4,590 円となり 50%であった。令和元年

    度も現在の目標を継続して取り組むこととする。

    電気 廃棄物1t当たりの購入電力 kwh/t 38.16 55.17 45.68

    二酸化炭素 廃棄物1t当たりの排出量 kg-CO2 29.77 34.22 37.30

    水 廃棄物1t当たりの水使用量 m3/t 0.10 0.16 0.15

    廃棄物 再生使用量割合 % 80.44 70.24 83.49

    平成29年 平成30年令和元年

    目標単位項目

  • 協同組合エコ・プラント 環境活動レポート 2020年 6月 30日発行

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    主要な環境活動計画

    事務所内における取組

    1) 電気・化石燃料使用量削減手順を次に明記する。

    ① 空調機器の設定は、冷房 28℃、暖房 20℃程度とする。

    ② 不必要な照明等は停止する。エコドライブの徹底

    ③ 業務終了後、工場内の主電源を切る。

    2) 事務関係管理手順を次に明記する。

    ① 縮小コピー、両面印刷、裏紙利用を促進する。

    ② 書類の電子化

    ③ パソコンの LAN接続を行い、電子データ化を図る。

    ④ 不要になった書類・封筒は、出切る限り紙リサイクルに回す。

    3) 廃棄物削減・リサイクルの手順を次に明記する。

    ① ビン・缶・紙・電池など、分別の徹底を行なう。

    ② エコマーク商品を積極的に購入する。

    ③ 購入品は、なるべくリサイクルしやすいものを選ぶ。

    工場内の環境への取組

    再生使用割合の増加、最終処分割合の減少を目的とし、以下の点に注意します。

    ① 素材別の分別を徹底。

    ② マテリアルリサイクル → サーマルリサイクル → 最終処分の順でリサイク

    ル率を高める。

    ③ 水の出しっぱなしをしない。

    ④ 圧縮化工程における節電

  • 協同組合エコ・プラント

    環境活動レポート

    2020年

    6月

    30日発行

    9

    環境活動計画スケジュール

    備考

    4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3

    リサイクル率向上

    圧縮節電

    辻村

    再生使用割合の増加・最終処分割合の減少

    節水

    リサイクルしやすい購入品

    分別の徹底

    新村

    廃棄物削減・リサイクル

    分別の徹底

    エコマーク商品

    不要照明オフ

    主電源オフ

    新村

    電気使用量削減

    空調設定

    OA紙削減

    書類の電子化新村

    事務関係管理

    LAN接続

    紙リサイクル

    責任者

    実   行   計   画

    取組 実施予定タイムテーブル目標達成のための行動内容

    化石燃料の削減 エコドライブの徹底

  • 協同組合エコ・プラント 環境活動レポート 2020年 6月 30日発行

    10

    環境目標の実績と評価

    ◆平成 27年度からの環境実績と令和元年度の評価

    <備考>

    1.二酸化炭素排出係数は、平成 26年度に公表されている電気事業者別排出係数の中部電

    力㈱の実排出係数 0.472を用いている。

    2.評価 ○印:達成 △印:ほぼ達成 ×印:達成できず

    CO2排出総量 33228 kg-CO2

    ◆経年変化の推移

    平成27年 平成28年 平成29年 平成30年

    実績 実績 実績 実績 目標 実績 対目標 評価

    t 1,354.16 2,185.32 1,673.15 1,138.97 973.92

    総量 購入電力 kwh 79,400 71,238 63,852 63,184 53,730

    廃棄物1t当たり 購入電力 kwh/t 58.63 32.60 38.16 55.47 45.75 55.17 121% ×

    灯油 L 0 0 0 0.00 0.00

    LPG m3 55 42.238 36.4 33.90 28.70ガソリン L 4,712.33 5,540.55 5,317.71 4007.00 3240.00軽油 L 6,095.31 5,211.10 2,123.72 2798.27 140.00灯油 L/t 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00

    LPG m3/t 0.04 0.02 0.02 0.03 0.03ガソリン L/t 3.48 2.54 3.18 4.11 3.33軽油 L/t 4.50 2.38 1.27 2.87 0.14購入電力 kg/t 29.14 16.20 18.97 26.18 25.93灯油 kg/t 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00LPG kg/t 0.27 0.13 0.14 0.23 0.19ガソリン kg/t 8.08 5.89 7.38 9.55 7.72軽油 kg/t 11.81 6.18 3.28 7.44 0.37合計 kg/t 49.30 28.39 29.77 43.40 37.34 34.22 92% 〇

    総量 水使用量 m3 309 309 163 173 153

    廃棄物1t当たり 水使用量 m3/t 0.228 0.141 0.097 0.152 0.15 0.16 103% △

    % 82.9 86.9 80.4 80.4 83.49 70.2 84% ×% 4.7 3.1 3.6 5.2 1.7t 1,123.17 1,898.22 1,345.96 915.62 684.05t 167.18 219.94 266.23 163.67 272.96t 63.81 67.16 60.96 59.68 16.91t 1,354.16 2,185.32 1,673.15 1,138.97 973.92

    廃棄物

    再生使用量割合最終処分割合再生使用量燃料化及び熱回収を伴う焼却焼却処分量廃棄物総排出量

    化石燃料

    総量

    廃棄物1t当たり

    二酸化炭素 廃棄物1t当たり

    電気

    項目 単位

    令和1年

    受入廃棄物量

    0.00

    20.00

    40.00

    60.00

    80.00

    平成27年 平成28年 平成29年 平成30年 令和1年

    廃棄物1t当たりの購入電力(kWh/t)

    実績 目標

  • 協同組合エコ・プラント 環境活動レポート 2020年 6月 30日発行

    11

    0.00

    10.00

    20.00

    30.00

    40.00

    50.00

    60.00

    平成27年 平成28年 平成29年 平成30年 令和1年

    廃棄物1t当たりの二酸化炭素排出量(kg/t)

    実績 目標

    0.00

    0.05

    0.10

    0.15

    0.20

    0.25

    平成27年 平成28年 平成29年 平成30年 令和1年

    廃棄物1t当たりの水使用量(m3/t)

    実績 目標

    0.00

    20.00

    40.00

    60.00

    80.00

    100.00

    平成27年 平成28年 平成29年 平成30年 令和1年

    廃棄物再生使用量割合(%)

    実績 目標

  • 協同組合エコ・プラント 環境活動レポート 2020年 6月 30日発行

    12

    環境活動計画の取組結果とその評価、次年度の取組内容

    ◆環境活動計画の取組結果とその評価

    <評価> ○印:実行できた △印:推進中 ×印:達成できず

    ◆次年度の取組内容 二酸化炭素排出量と廃棄物排出量については、ほぼ目標値を達成すること出来ており、水使用

    量については、社員の更なる意識改革を図ることにより削減するように努めて行く。

    次年度においては以下の計画で取り組む。

    事務所内における取組

    1) 電気・化石燃料使用量削減手順を次に明記する。

    ① 空調機器の設定は、冷房 28℃、暖房 20℃程度とする。

    ② 不必要な照明等は停止する。エコドライブの徹底をする

    ③ 業務終了後、工場内の主電源を切る。

    2) 事務関係管理手順を次に明記する。

    ① 縮小コピー、両面印刷、裏紙利用を促進する。

    ② 書類の電子化

    ③ パソコンの LAN接続を行い、電子データ化を図る。

    ④ 不要になった書類・封筒は、出切る限り紙リサイクルに回す。

    3) 廃棄物削減・リサイクルの手順を次に明記する。

    ① ビン・缶・紙・電池など、分別の徹底を行なう。

    ② エコマーク商品を積極的に購入する。

    ③ 購入品は、なるべくリサイクルしやすいものを選ぶ。

    取組結果 評価 次年度の取組

    ①  空調機器の設定は、冷房28℃、暖房20℃程度とする。 徹底されている。 ○ 継続

    ② 不必要な照明等は停止する。 徹底されている。 ○ 継続

    ③ 業務終了後、工場内の主電源を切る。 徹底されている。 ○ 継続

    ① 縮小コピー、両面印刷、裏紙利用を促進する。 徹底されている。 ○ 継続

    ②  書類の電子化 徹底されている。 ○ 継続

    ③  パソコンのLAN接続を行い、電子データ化を図る。 徹底されている。 ○ 継続

    ④  不要になった書類・封筒は、出切る限り紙リサイクルに回す。 徹底されている。 ○ 継続

    ① ビン・缶・紙・電池など、分別の徹底を行なう。 徹底されている。 ○ 継続

    ② エコマーク商品を積極的に購入する。 グリーン購入品目購入実施 ○ 継続

    ③ 購入品は、なるべくリサイクルしやすいものを選ぶ。 一部可能なものから実施 △ 継続

    ① 素材別の分別を徹底する。 購入実施 ○ 継続

    ②マテリアルリサイクル → サーマルリサイクル → 最終処分の順でリサイクル率を高める。

    可能なものから実施 ○ 継続

    ③ 水の出しっぱなしをしない。 徹底されている。 ○ 継続

    ④  圧縮処理工程における節電 徹底されている。 〇 継続

    環境活動内容

    <評価> ○印:実行できた △印:推進中 ×印:達成できず

    再生使用割合の増加、最終処分割合の減少を目的とし、以下の点に注意します。

    工場内の環境への取組

    1)    電気使用量削減手順を次に明記する。

    2)    事務関係管理手順を次に明記する。

    3)    廃棄物削減・リサイクルの手順を次に明記する。

    事務所内における取組

  • 協同組合エコ・プラント 環境活動レポート 2020年 6月 30日発行

    13

    工場内の環境への取組

    再生使用割合の増加、最終処分割合の減少を目的とし、以下の点に注意します。

    ⑤ 素材別の分別を徹底。

    ⑥ マテリアルリサイクル → サーマルリサイクル → 最終処分の順でリサイク

    ル率を高める。

    ⑦ 水の出しっぱなしをしない。

    ⑧ 圧縮工程における節電

    エコドライブへの取り組み

    収集運搬及び営業車利用において、以下の点に注意します。

    ① アイドリングストップを行う。

    ② エコドライブで燃費を向上する。

    環境関連法規等の遵守状況の確認及び評価の結果並びに違反、

    訴訟等の有無

    当社に適用される環境関連法規の遵守状況を確認した結果、違反は有りませんでした。関

    係機関からの指摘、利害関係者からの訴訟は過去三年間ありませんでした。

    令和2年6月30日

    環境管理担当者 新村杏菜

    電気 廃棄物1t当たりの購入電力 kwh/t 38.16 55.17 55.17 49.01 48.52 48.03

    二酸化炭素 廃棄物1t当たりの排出量 kg-CO2 29.77 34.22 34.22 32.41 32.08 31.76

    水 廃棄物1t当たりの水使用量 m3/t 0.10 0.16 0.16 0.14 0.13 0.13

    廃棄物 再生使用量割合 % 80.44 70.24 70.24 72.90 72.17 71.45

    令和2年目標

    令和3年目標

    令和4年目標

    項目 単位 平成29年 平成30年 令和元年

  • 協同組合エコ・プラント 環境活動レポート 2020年 6月 30日発行

    14

    環境リスクの評価

    当組合は毎年、産業廃棄物中間処理施設を中心とした業務活動と環境リスクの関係を調

    査し評価している。評価対象は、

    ① 環境への取り組みなどの体質の現状確認

    ② 主要設備及び関連設備の現状確認

    ③ 周辺環境の現状確認

    ④ 管理体制と環境対策の現状確認

    である。

    環境リスク評価調査は 2001年から 2008年までは社団法人産業環境管理協会に依頼して

    いたが、2009年からは毎年の騒音・振動・悪臭・水質の測定分析を依頼している第3者機

    関に測定分析を依頼することとした。また、当組合ではエコアクション 21に基づき環境活

    動レポートを毎年作成していることから、情報公開のための資料としては 2009 年度から

    は「環境活動レポート」として一本化してとりまとめ、環境リスク評価も含めて作成・公

    開することとした。

  • 協同組合エコ・プラント 環境活動レポート 2020年 6月 30日発行

    15

    環境リスクの評価 - 経営体質・体制の評価

    当組合は平成 6年 2月 23日に設立された協同組合である。施設の竣工は平成 12年 3月

    9日、操業開始は平成 12年 4月 26日である。

    経営体質・体制は次のとおりである。

    (1) 6月30日現在の組合員は 1社である。

    (2) 事務局の事務職員は、定員どおりの 1名である。

    (3) 産業廃棄物収集運搬業について静岡県から許可を取得している。平成23年の廃掃

    法の改正により、静岡県の許可のみで浜松市も業を行うことが可能となっている。

    ・静岡県 許可番号 第 02201069479 号 許可年月日 平成 31年 4月 3 日

    事業の範囲 積替え保管を除く廃プラスチック類(石綿含有廃棄物を含む)、金属くず、ガラ

    スくず・コンクリートくず及び陶磁器くず(石綿含有廃棄物を含む)、紙くず、木

    くず、繊維くず 以上 6種類

    (4) 産業廃棄物中間処理業については浜松市から許可を取得している。令和 2 年 4 月 25

    日に更新した。

    ・浜松市 許可番号 第 06321069479 号 許可年月日 令和 2 年 4月 25 日

    事業の範囲 破砕、溶融、圧縮処理

    (5) 事務局については事務局長と事務職員の 2 人体制であり、現行の体制で維持してい

    く予定である。

    (6) 処理実績については、自社中間処理後、サーマルリサイクル処理業者にてリサイクル

    されるものが多く、リサイクルを推進している。

    上記のように当組合は、環境貢献度も大きく、経営体質・経営体制は問題ないものと評

    価できる。

  • 代表者による全体の評価と見直し 作成

    作成 令和 2年 4月10日

    確認 :(必要に応じて評価・コメント記載)

    1 エコアクション21文書 □ 「記録・文書」として作成しました。

    2 環境目標及び目標達成状況 □ リサイクル率を除き目標達成しました。

    3 環境活動計画及び取り組み実施状況 □ 継続して取り組みます

    4 環境関連法規要求一覧及び遵守状況 □ 記録に記載いたしました。

    5 外部コミュニケーション・対応記録 □ 関連自治体との環境委員会を開催いたしました。

    6 問題点の是正・予防措置の実施状況 □ 特にありませんでした

    7 □ 特にありませんでした

    8 その他( ) □

    1.取組み状況の評価

    協同組合エコ・プラント

    代表理事 渡辺和良

    見直し項目変更の必要性

    1 環境方針 有・無

    2 環境目標 有・無

    3 環境活動計画 有・無

    4 環境に関する組織 有・無

    5 その他のシステム要素 有・無

    6 その他(外部への対応) 有・無

    16

    新村

    項 目

    1・見直し関連情報 取引先、業界、関係行政機関、その他の外部動向

    2・代表者による全体評価・見直し指示

    環境活動の状況については、市場の変化により再生資源の買取量・販売量が減少し、当組合への搬入量は減っている。しかし、年間再生販売売上は昨年を上回っている。廃棄物の削減、ワンウェイリサイクルの転換方法・コストメリットの提案を年間通じて行い、新たな販路を拡大することで、再生資源の販売が継続してできている。

    2.手順及び基本方針の見直し

    想定しうる緊急事態においては、人命優先の考え方とする。著しい環境負荷や苦情等もなく、システムは有効であると判断し、以下の変更の必要性がある項目については見直し、環境目標・環境活動計画は継続することとする。

    令和2年4月11日

    「有」の場合の指示事項等

  • 協同組合エコ・プラント 環境活動レポート 2020年 6月 30日発行

    17

    環境リスクの評価 - 施設からの環境負荷の評価(環境影響評価)

    1 想定される環境影響

    当組合の環境負荷(インプットとアウトプット)は、下図の通りである。

    2 環境負荷の評価

    (1) インプット

    ア エネルギー

    エネルギーとして、電気、灯油、LPG、ガソリン、軽油がある。これらは、エコアクション

    21の取組指標として認識しており、毎年消費量を集計している。各指標は、実際の消費量を

    受託廃棄物量で除して受託廃棄物1トン当たりの値で評価する。これらの値の推移を見ると、

    平成 29年度と比較してエネルギー消費量は増加している。

    受託廃棄物 1トン当たりのエネルギー消費量

    <インプット> <アウトプット>

    <インプット>■エネルギー 電力 燃料■水 用水■資材 薬品 消耗品■廃棄物 受入廃棄物■雨水■その他■搬入車輌

    <アウトプット>■製品 リサイクル製品■廃棄物 一般廃棄物(オフィス系) 中間処理された産業廃棄物■温室効果ガス 二酸化炭素(車両排ガス)■排水 生活排水 施設廃水 雨水排水■環境負荷 臭気 粉じん 騒音振動 搬入車両の騒音振動

    協同組合エコ・プラント

    <地域及び社会への還元>■環境コミュニケーション 環境活動レポート 地元自治会との信頼関係

    <取り組み>■環境教育■環境上の緊急事態への対応 

    ■エネルギー消費量単位 29年度 30年度 1年度

    電力 kW 63852 63184 53730灯油 L 0 0 0

    LPG m3 36.40 33.90 28.70ガソリン L 5317.71 4007.00 3240.00軽油 L 2123.72 2798.27 140.00

    水 m3 163 173 153

    廃棄物受託量 t/年 1673.15 1138.97 973.92※有価物も含む

    ■受託廃棄物量1トン当たりの消費量(環境効率)単位 29年度 30年度 1年度

    電力 kW 38.16 55.47 55.17灯油 L 0.00 0.00 0.00

    LPG m3 0.022 0.030 0.029ガソリン L 3.18 3.52 3.33軽油 L 1.27 2.46 0.14

    水 m3 0.10 0.15 0.16

  • 協同組合エコ・プラント 環境活動レポート 2020年 6月 30日発行

    18

    電気の受託廃棄物1トン当たりの数値は、平成30年度55.47kWに対して令和1年度

    55.17kWであり若干の減少であった。廃棄物受託量が減少しているが、施設の稼働率に大

    きな変化がない為、受託廃棄物1 トンあたりの電気使用量は増加してしまっている。

    グラフ 1 受託廃棄物 1トン当たりの電気消費量の推移

    軽油について受託廃棄物1トン当たりの数値は、平成30年度2.46リットルに対して令和

    1年度は0.14リットルであり減少した。廃棄物受託量が減少したことが要因と考えられ

    る。今後も引き続きエコドライブを中心とした環境に優しい運転や計画配車による効率化

    を図り、軽油消費の抑制に取り組んでいく方針とする。

    グラフ 2 受託廃棄物 1トン当たりの軽油消費量の推移

    38.16

    55.4755.17

    0

    20

    40

    60

    80

    100

    29年度 30年度 1年度

    電力kW/処理1t

    1.27

    2.46

    0.14

    0.0

    2.0

    4.0

    29年度 30年度 1年度

    軽油リットル/処理1t

  • 協同組合エコ・プラント 環境活動レポート 2020年 6月 30日発行

    19

    灯油の受託廃棄物 1トン当たりの値は、平成 30年度に続いて令和 1年度も 0となった。

    LPGは平成 30年度 0.030m3に対して令和 1年度 0.0329m3と若干減少している。ガソリンは

    平成 30年度 3.52リットルに対して令和 1年度 3.33リットルで減少ありした。

    グラフ 3 受託廃棄物 1 トン当たり灯油消費量の推移 グラフ 4 受託廃棄物 1 トン当たり LPG 消費量の推移

    グラフ 5 受託廃棄物 1トン当たりガソリン消費量の推移

    灯油については、主たる消費箇所が発泡スチロールの加熱減容工程であり、稼働がほぼ

    ない状態であることが要因となっている。LPG については、廃棄物受託量の減少が増加の

    要因と考えられる。ガソリンについても廃棄物受託量の減少が要因となっている。

    総じて、エネルギー消費について、多少の増減はあるものの、エコアクション 21に基づ

    く適切な管理化にあり、管理方法は妥当であると認められる。

    平成 26年度より過去3年の平均を基準とした環境目標へと変更した。

    ペレット化工程における節電、収集運搬車両によるエコドライブ等の燃料消費抑制な

    どを環境目標・環境活動計画も当面継続することとし、より一層の環境に配慮した事業

    活動へとレベルアップを図っていくものとする。

    0.00 0.00 0.000

    1

    2

    3

    4

    5

    29年度 30年度 1年度

    灯油リットル/処理1t

    0.022

    0.030 0.029

    0.000

    0.005

    0.010

    0.015

    0.020

    0.025

    0.030

    0.035

    29年度 30年度 1年度

    LPGm3/処理1t

    3.18

    3.523.33

    0

    1

    2

    3

    4

    29年度 30年度 1年度

    ガソリンリットル/処理1t

  • 協同組合エコ・プラント 環境活動レポート 2020年 6月 30日発行

    20

    イ 水使用量

    水使用量の受託廃棄物 1 トン当たりの値は、平成 30 年度 0.15m3 に対して令和 1 年度

    0.16 m3であり、増加している。

    グラフ 6 受託廃棄物 1トン当たりの水使用量の推移

    主にペレット過程において冷却水として水を消費するが、同工程の稼働率が横ばいであ

    ることから、受託廃棄物あたりの水消費量も結果的に増加している。水使用量については

    適切な管理下にあるものと認められる。

    平成26年度より過去3年の平均を基準とした環境目標へと変更した。

    「ペレット化工程における節水」を明記した環境活動計画は当面継続することとし、

    使用量の大きい工程から優先して削減努力にさらに取り組んでいくものとする。

    0.10

    0.15 0.16

    0.00

    0.02

    0.04

    0.06

    0.08

    0.10

    0.12

    0.14

    0.16

    0.18

    29年度 30年度 1年度

    水m3/処理1t

  • 協同組合エコ・プラント 環境活動レポート 2020年 6月 30日発行

    21

    ウ 受入廃棄物

    当組合の運営は卸本町自治会との信頼関係があってはじめて成立するものである。この

    ため、環境対策は最優先として運営がなされている。受託廃棄物量の推移は次のとおりで

    ある。

    グラフ 7 受託廃棄物量の推移(有価物も含む)

    再生品の取り扱いが減少しており、受託量としても減少している。

    (ア) 廃棄物受入による環境リスクの評価

    下記の様に維持管理は適正であると認められ、環境リスクは小さいと判断される。

    ・ 環境保全協定による受入条件の遵守を大原則として管理を徹底している。

    ・ 搬入ルート、搬入時間などのルール周知等、搬入車輌運転者に対する遵守事項の周知徹

    底がなされている。

    ・ 受入標準作業手順書が確立され、車上検査(万一、不適物が搬入された場合は搬入されせ

    ない等)実施されている。

    ・ 水との反応で熱を発する消石灰等は火災防止の観点から厳重に選別し所定の缶の中に

    保管している。

    ・ 入庫・出庫管理は的確である。

    ・ 排出事業所の管理も的確であり各社のリサイクル率も把握集計されている。

    ・ 密閉された窓の設置、深夜早朝の操業・搬入・搬出作業は禁止されている。

    1673.15

    1138.97973.92

    0

    500

    1000

    1500

    2000

    2500

    29年度 30年度 1年度

    廃棄物受託量t/年

  • 協同組合エコ・プラント 環境活動レポート 2020年 6月 30日発行

    22

    (イ) 廃棄物の保管による環境リスクの評価

    当組合では、処理、保管ともに全て屋内で実施することが誓約事項となっている。平成

    17年度からは保管用にテント倉庫を増設しているが、最近では取扱量の増加もあり保管量

    が増大している。適切な保管を継続する為、平成 24 年 3 月に自治会と覚書を交わして誓

    約上のテント倉庫の保管量上限を増加し、同年 5月に浜松市へ変更届を提出し保管量の増

    加を行った。

    下記の様に維持管理は適正であると認められ、環境リスクは小さいと判断される。

    ・ 毎日の朝礼等によりその日の業務が確認されており、建屋内での保管状況が作業担当

    者により把握されている。

    ・ 整理整頓など作業員の意識を高める努力がなされており、現実にも実行されている。

    ・ 火災事故の教訓により徹底した管理がなされている。

    (2) アウトプット

    ア 騒音・振動

    次の理由により、騒音振動による環境影響は小さいと考えられる。

    ・ 廃棄物の保管、処理等の全工程は屋内で実施されている。

    ・ 吸音材・防音材を使用した建屋内で施設の稼動及び作業が実施されている。

    ・ 窓は密閉式である。

    ・ 建物出入り口シャッターは、受入車輌搬入時のみ開閉するようにしている。

    ・ 空調機のクーリングタワーも防音壁が設置されている。

    ・ 夜間は操業していない。

    ■ 騒音の調査結果

    住民の立会いの下、騒音及び振動調査を実施している。調査結果では、協定値を一部上

    回る騒音の発生があった。主な音源としてはフォークリフト作業音や屋外作業音であると

    考えられ、測定時のみ高くなっている。騒音振動調査については地域自治会関係者にも御

    立会いいただき、工場作業等もご覧になり、適正に調査を実施していることを確認してい

    ただいている。今後も騒音の発生抑制に努めたい。

  • 協同組合エコ・プラント 環境活動レポート 2020年 6月 30日発行

    23

    自治会役員の方の御立会いの下での騒音測定の様子(2020年 6月 25 日)

    騒音振動の調査結果

    騒音 №1 49 53 53 52 52 51 52 53 48 52 54 51 47 49 51 52 55 51 61 62 59

    dB(A) №2 50 60 60 52 51 50 60 51 52 53 53 53 54 54 50 54 53 53 50 57 48以下

    №3 54 58 58 53 52 55 55 53 51 52 53 49 52 51 52 50 51 50 58 54 48以下

    №4 46 54 54 53 52 53 52 50 52 55 53 52 48 50 49 49 47 48 55 55 48以下

    №5 43 50 50 50 49 49 51 48 48 51 51 50 48 44 45 51 45 50 54 37以下 48以下

    振動 №1 46 34 34 35 31 34 35 38 36 37 34 40 39 36 34 37 36 36 37 38 35

    dB №2 53 36 36 38 34 38 38 40 41 47 47 37 40 38 41 42 41 40 37 42 36

    №3 - 43 43 38 37 33 38 42 41 34 48 44 36 39 40 37 36 35 39 39 36

    №4 - 37 37 40 32 34 37 39 40 44 43 36 38 34 38 37 35 36 39 38 35

    №5 42 34 34 36 32 34 38 37 35 38 38 32 36 32 35 34 32 40 36 36 36※太枠は今年度調査結果

    25 27 28 29 R214 1815 16 2619 20 21 22

    65

    2317

    年度

    項目・地点

    12 13協

    定値

    55

    24 30 R1

  • 協同組合エコ・プラント 環境活動レポート 2020年 6月 30日発行

    24

    イ 臭気

    次の理由により臭気による環境影響は極めて小さいと評価できる。

    ・ 廃棄物の保管、処理等の全工程は屋内で実施されている。

    ・ 窓は密閉式である。

    ・ 建物出入り口シャッターは、受入車輌搬入時のみ開閉するようにしている。

    ・ 活性炭脱臭装置、直燃脱臭装置を設置している。

    ・ 脱臭装置にはモニター機能があり常時監視状態となっている。

    ・ 夜間は操業していない。

    ・ 近隣からの苦情も発生していない。

    ■ 臭気調査について

    臭気について年 1回騒音振動調査と同様に敷地境界線上で空気を採取し調査を実施して

    いる。調査は「臭気指数」という方法により行なわれている。臭気指数は 10未満と協定値

    内の結果となった。また、規制基準値 13には適合する結果となった。

    自治会役員の方の御立会いの下での臭気調査の様子(2020年 6月 25 日)

    臭気調査の結果

    全項

    全項

    適合 適合

    10 10 10 10 10 10 10 10 10 10

    未満 未満 未満 未満 未満 未満 未満 未満 未満 未満

    ※臭気指数の調査は平成15年度より開始。13・14年度は物質濃度で判定しいずれも適合であった。

    25 R22615 16項目項目

    12 13 14

    年度

    22 23 24 2717 18 2019

    臭気

    物質濃度-

    ←臭気指数-

    ← ← ← ←

    基準値

    13

    10

    値2821 30

    11

    R1

    11

    29

  • 協同組合エコ・プラント 環境活動レポート 2020年 6月 30日発行

    25

    ウ 粉じん

    破砕機を設置している事業場では粉じんが問題になることもあるが、当組合では搬入さ

    れる廃棄物の性状がよく、粉じんが問題になることはないと思われる。現地調査でも室内

    に粉じんが堆積するといった現象は確認できなかった。

    次の理由により粉じんによる環境影響はないと判断される。

    ・ 廃棄物の保管、処理等の全工程は屋内で実施されている。

    ・ 窓は密閉式である。

    ・ 建物出入り口シャッターは、受入車輌搬入時のみ開閉するようにしている。

    ・ バグフィルタを 5台設置している。

    ・ 夜間は操業していない。

    ・ 近隣からの苦情も発生していない。

    エ 排ガス

    排ガスは、フォークリフト、搬出入車輌などが発生源である。当組合では顕著な排ガス

    を発生させる設備はない。

    次の理由により排ガスによる環境影響は小さいと判断される。

    ・ 廃棄物の保管、処理等の全工程は屋内で実施されている。

    ・ 窓は密閉式である。

    ・ 建物出入り口シャッターは、受入車輌搬入時のみ開閉するようにしている。

    ・ 夜間は操業していない。

    ・ 近隣からの苦情も発生していない。

  • 協同組合エコ・プラント 環境活動レポート 2020年 6月 30日発行

    26

    オ 二酸化炭素

    処理 1 トン当たりの二酸化炭素量は、平成 29 年度 29.78kg に対して平成 30 年度は

    42.30kgであり増加している。

    グラフ 8 処理 1 トン当たりの二酸化炭素排出量の推移

    廃棄物の状況、業界の状況も常に変化していることから、エネルギー消費量もその時々で

    変化することが見えてきた。二酸化炭素量について把握され削減目標対象としていること

    から管理は適切に実施されており、未達の目標があるものの、今後も継続して取り組むこ

    とで削減についても期待できるものと判断される。

    平成 26年度より過去 3年の平均を基準とした目標へと変更した。

    再生品受託量の増加により、廃棄物の重量当たりの二酸化炭素量は減少している。

    今後も継続して二酸化炭素削減に取り組む。

    【参考】二酸化炭素量の計算式 電気 kW数 × 0.47 ガソリン リットル × 34.6 × 0.0671

    LPG m3 × 50.8 × 0.0950 × 2.183

    灯油 リットル × 36.7 × 0.0679

    軽油 リットル × 38.2 × 0.0687

    (単位 kg-CO2)

    ■処理1トン当たりの二酸化炭素換算値単位 29年度 30年度 1年度

    電力 18.97 27.57 25.93灯油 0.00 0.00 0.00LPG 0.14 0.19 0.19ガソリン 7.38 8.17 7.72軽油 3.29 6.36 0.37

    合計 29.78 42.30 34.22

    kg-CO2

    0

    10

    20

    30

    40

    50

    29年度 30年度 1年度

    電力 灯油 LPG ガソリン 軽油kg-CO2/処理1t

  • 協同組合エコ・プラント 環境活動レポート 2020年 6月 30日発行

    27

    カ 施設内汚水

    次の理由により施設内排水による外部への環境影響は皆無である。また、平成 19年度か

    ら施設内レイアウトが変更されているが、これに伴う環境負荷の増加は認められない。

    ・ 廃棄物の保管、処理等の全工程は屋内で実施されている。

    ・ 施設内(建屋内)の排水は排水溝により集水ピットに集められ、定期的に産業廃棄物

    (廃酸・廃アルカリ)として株式会社ミダックにて適正・適法に処理されている。こ

    の記録もマニフェストとして作成され管理されている。

    ・ 当組合では有害物質や有害薬品は使用していない。

    ・ 建屋内の床面・土間は全てコンクリート施工であり地下浸透のおそれはない。

    ・ 建屋内から廃液等が流出することはない。

    キ 飛散対策

    次の理由により施設からの飛散物による外部への環境影響は皆無である。また、平成 19

    年度から施設内レイアウトが変更されているが、これに伴う環境負荷の増加は認められな

    い。

    ・ 廃棄物の保管、処理等の全工程は屋内で実施されている。

    ・ 窓は密閉式である。

    ・ 建物出入り口シャッターは、受入車輌搬入時のみ開閉するようにしている。

    ・ 当組合では有害物質や有害薬品は使用していない。

    ・ 建屋内の床面・土間は全てコンクリート施工であり地下浸透のおそれはない。

    ・ 建屋内から飛散物が外部に出ることはない。

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    ク 雨水

    場内に降った雨水は側溝、油水分離槽、湧水池を経て敷地外に排水される。排水先は屋

    島川である。

    保管及び作業が行われている建屋内からの排水は外部には出ず、雨水排水に合流しない

    ため雨水排水は純粋な自然由来の排水のみである。油水分離槽は自動車からの油分や浮遊

    物対策として廃棄物処理施設に限らず、工場・事業場に対して一律に設置が求められるも

    のであり、適切に管理されている限り問題はない。

    現地確認により、雨水排水側溝や油水分離槽等は適切な管理状況にあり問題はないと認

    められた。

    以下の理由により、雨水排水については適切な管理化にあり問題はない。

    ・ 廃棄物の保管、処理等の全工程は屋内で実施されている。建屋外に廃棄物を保管し

    たりといった協定違反になるような行為は行なわれていない。

    ・ 遊水池は 3ヶ月点検の対象として定期的に点検清掃が実施され適切な管理状態に維

    持されている。

    ケ 洗輪場

    洗輪場は、搬出入車輌のタイヤに汚れが付着してまま公道に出ることがないように設置

    されている。以下の理由により適切な状態であると認められる。

    ・ 場内は清掃され、そもそもタイヤに汚れが付着することがない。

    ・ 洗輪場は清潔な水で満たされ、汚れ等も認められない。

    ・ 洗輪場排水は、油水分離槽を経て外部に排水されるが、適切な管理下にある。

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    コ 建屋外施設

    建屋外施設として、合併浄化槽、空調機の室外機、プロパンガスボンベ、配電盤、集じ

    ん装置の排気口などがあるがいずれも適切な管理下にあり支障は認められない。

    浄化槽からの放流水については、年 1回水質調査を実施している。この調査は、騒音・

    振動・悪臭の測定と同一日に卸本町自治会代表者の立会いの下実施され、毎年協定値に適

    合する結果となっている。

    水質調査の結果

    注)BODとは、有機物等による排水の汚れを示す指標

    自治会役員の方の御立会いの下での水質調査の様子(2020年 6月 25 日)

    サ 中間処理品の送り出し

    当組合で中間処理した廃棄物は、多くが組合員である株式会社チューサイにてサーマル

    リサイクルされている。リサイクル率は向上しており、維持管理状況も適正である。

    以下の理由により適切な状態であると認められる。

    ・ リサイクル商品は排出量とともに適正に管理されている。

    ・ リサイクル商品は、搬出までテント倉庫等の屋内保管が徹底されているため、処理

    後においても外部環境に影響が及ぼされることがない。

    ・ 出荷に当たってのチェックリストがあり適正に管理され出荷されている。

    R2

    水質 BOD 16 7.8 0.7 40 1.2 3 7.5 2.3 17 1.1 1.6 1.2 7.7 2.9 1.8 16 9.21

    未満1.6 1.2

    0.5未満

    20

    2818 19 20 21 2214 15 16 17項目項目

    12 13

    年度 協定

    値24 2726 R13023 25 29

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    シ 緊急事態

    当組合では、防災管理マニュアルが制定されており、職員の危機管理意識も高く、自主

    的な改善意欲も発揮されているため、良好な管理状態であると認められる。

    過去の火災事故の教訓が生きており、異常事態を特定しその対応策が決められている。

    また、新たに地震災害時の避難手順を緊急事態として追加した。

    エコアクション 21では、環境上の緊急事態の準備及び対応に関する要求事項として「可

    能な範囲で事前にテストするとともに、定期的にその訓練を行なう」ということを定めて

    いる。このため、緊急事態については毎年必ず訓練を実施しその記録をとることが大切で

    ある。さらに、訓練の結果得られた反省点については必ず解決策を出しておき水平展開を

    図るなど、継続的改善の趣旨に沿った対応が必要である。

    令和 2 年 1 月 21 日に緊急事態訓練を、防災管理マニュアル・緊急事態連絡網に沿って

    行った。対応策が有効である確認を行い、問題はなかった。

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    3 業務管理、施設維持管理及び環境管理の状況についての評価

    (1) 業務管理

    昨年度より従業員の入れ替わりもなく、業務実施体制は維持されている。

    法律に基づく、産業廃棄物処理量の定期報告等も適正に実施されている。

    従って、業務管理面については適切であると判断される。

    (2) 緊急時対応

    防火管理マニュアル、消防計画、緊急時体制表があり、関係者に周知されている。

    総じて管理状況は適切であると判断される。

    (3) 施設維持管理

    各施設ともに適切な管理状態にある。従って、適切であると判断される。

    (4) 環境管理

    定期的な測定の実施がなされている。また、測定・試料採取には自治会代表に立ち会っ

    ていただき、情報のオープン化にも取り組んでいる。

    (5) 教育訓練

    教育訓練については、OJT を主体として実施している。実質的には問題ないが、教育訓

    練の記録を作成することでより証拠としての価値を高めることができる。

    また、行政機関が実施する講習等にも積極的に参加している。

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    (6) 表示物

    廃棄物処理施設の表示、保管場所の表示等は全て適切であると認められる。

    法定表示板の掲出状況(一部)

    (7) 敷地の保安

    門扉、囲いは不備なく適正に維持管理されている。

    夜間は無人となるが、ゲートが閉められ、警備会社による機械警備となるため夜間も含

    めて適切な管理状態である。また、防犯カメラも設置し、常時録画されている。問題ない

    ものと判断できる。

    (8) 清掃

    清掃は実施されているが、部分的には拾いきれていないものもあるため改善の余地があ

    る。全体としては、廃棄物の保管、場内運搬には注意しながら実施していることもあり、

    適切な管理状態下にある。

    (9) 環境コミュニケーション

    ステークホルダー(利害関係者)とのコミュニケーションは良好である。卸本町自治会と

    は環境保全協定が締結されており、協定内容を遵守している。

    年 1回の環境測定時には自治会代表も立ち会っており、環境活動レポートなどの情報公

    開資料は自治会にも届け出ている。苦情も法規制違反の指摘もなく行政当局や地域との関

    係は良好であり、問題ないものと判断できる。

    4 環境上の法規制に対する遵守評価

    環境法規制への違反はない。関係当局からの違反等の指摘は過去 3年間ない。

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    環境リスクの評価 - 総 括

    令和 2年の環境リスク評価調査は 6月 25日に騒音・振動・悪臭・水質の検査と併せて実

    施した。過去の調査経過は次のとおりである。

    平成 13年 2月 23日

    平成 14年 4月 17日

    平成 15年 4月 17日

    平成 16年 4月 16日

    平成 17年 4月 14日

    平成 18年 5月 18日

    平成 19年 6月 5日

    平成 20年 6月 12日

    平成 21年 6月 11日

    平成 22年 6月 14日

    平成 23年 6月 14日

    平成 24年 6月 7日

    平成 27年 6月 9日

    平成 25年 6月 10日

    平成 26年 6月 10日

    平成 28年 6月 14日

    平成 29年 6月 13日

    平成 30年 6月 13日

    各年度の調査において次の事項の実行を確認し、毎年そのレベルは向上している。

    1 協同組合エコ・プラントは、環境への認識が高く、周辺地域社会と締結した「環境保全協

    定」の徹底遵守(絶対推進)を基本とする管理体制をしていること。

    2 的確な業務遂行が、環境保全の絶対推進につながることになると協同組合エコ・プラント

    の職員全員が当然のこととして理解していること。

    3 エコアクション 21の認証を 10年以上継続しており、環境経営が定着していること。エコ

    アクション 21 の認証取得により、環境方針の社内外への表明、毎年の外部の審査人による

    受審、環境活動レポートの作成などの取組が実践されていること。

    4 リサイクル推進の下、「高度なリサイクル工場」としての発展をめざしていること。

    【総合評価】

    1 受け入れる廃棄物の内訳や性状に変動があるため、各工程には稼働率の増減はあるが、全

    体としては高度なリサイクル施設として名実ともに成功していること。

    2 リサイクル率は前年度に引き続き高い水準を維持しており、環境貢献度が大きく、企業価

    値が高まっているものと評価できる。

    3 組織体制、業務管理、緊急事態体制、環境管理についてヒアリング・記録確認を実施した

    結果、法的な要求事項等には適合していると認められる。

    以上より協同組合エコ・プラントは健全な経営体質のもとに運営されていると認められる。