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SQL Server 2016 導入ガイド

このマニュアルでは、SQL Server 2016 のインストール手順や操作手順につい

て説明しています。

●SQL Server 2016 導入ガイド●

目次 2

目次

１.注意事項 ___________________________________________________________________________________________________________ 3

２.動作環境 ___________________________________________________________________________________________________________ 4

インストール内容 ................................................................................................................................................................................ 4 必要システム ......................................................................................................................................................................................... 4

３.インストール方法 __________________________________________________________________________________________________ 5

パターン① SQL Server がインストールされていないコンピュータにインストールする場合 ....................................... 5 パターン② 「達人シリーズ」から既に SQL Server がインストールされている場合 ......................................................13

４.SQL Server のサービス状態の確認方法 ___________________________________________________________________ 18

５.アンインストール方法 ___________________________________________________________________________________________ 21


１.注意事項 3

１.注意事項

SQL Server 2016をインストールする前に、以下の内容を必ずご確認ください。

注意

・「申告書作成ソフト」又は「達人Cube」DVDからSQL Serverをインストールしている場合、ダ

ウンロード及びインストールは不要です。

※ 各DVDからはSQL Server 2016のインストールはできません。

・他社製品などでSQL Server 2016以降の新しいSQL Serverをインストールしている場合、当プ

ログラムをインストールすると正常に動作しない可能性があります。先に当プログラムをインスト

ールしていただき、他社製品などの新しいSQL Serverをインストールしてください。

・コンピュータによっては、SQL Server 2016のインストールの完了までに相当時間がかかる場合

があります。インストール中は、途中でキャンセルをしないでください。完了メッセージが表示さ

れるまでお待ちください。途中コンピュータの再起動を求められた場合は、コンピュータの再起動

を行ってください。

再起動確認画面で［はい］を選択した場合は、再起動後にインストールを続行できます。再起動確

認画面で［いいえ］を選択した場合は、手動にて再起動を行ってください。その場合、インストー

ルを続行できないので再度当プログラムをインストールしてください。

・本書は、Microsoft Windows 10の環境で作成しています。Microsoft Windows 10以外では、

画面及び表記などが異なることがあります。


２.動作環境 4

２.動作環境

インストール内容

以下のものがインストールされます。

プログラム

Microsoft SQL Server 2016 Express Edition Service Pack 2

Microsoft SQL Server 2005 の旧バージョンとの互換性

必要システム

・インストールできるOS環境は、以下のとおりです。

対応OS

Windows 10（※1）

Windows 8.1（※1）

（※1）64ビット版のみインストールできます。32ビット版にはインストールできません。

・インストールするには、以下のソフトウェアが別途必要です。未インストールの場合は同時にインス

トールされます。インストール後に、コンピュータの再起動を求められますので、必ず再起動してく

ださい。

ソフトウェア

Microsoft .NET Framework 4.6.1 （※2）

Microsoft .NET Framework 4.6.1 （日本語）（※2）

（※2）・Microsoft .NET Framework 4.6以上を既にインストールしている場合はインストールし

ません。

・Windows 8.1にインストールする場合は、Windows Updateで最新の状態になっている

必要があります。

・ハードディスクは、6.0GB以上の空き容量が必要です。


３.インストール方法 5

３.インストール方法

SQL Server 2016をインストールする手順は、SQL Serverがインストールされていないコンピュータ

にインストールする場合と、「申告書作成ソフト」又は「達人Cube」DVDから既にSQL Serverをインス

トールしている場合の2パターンあります。

注意

インストール作業中に［ユーザーアカウント制御］画面が表示されることがあります。その場合は［は

い］ボタンをクリックして作業を進めてください（必要に応じてパスワードを入力します）。

パターン①

SQL Serverがインストールされていないコンピュータにインストールする場合

「達人Cube」にログインし、［アップデート］をクリックします。

［アップデート］画面が表示されます。



アップデートコンテンツ［その他］をクリックします。

［その他］画面が表示されます。

［更新情報を取得］ボタンをクリックします。

プログラム名が表示されます。



［SQL2016セットアップ］をクリックして選択し（①）、［アップデート］ボタンをクリックしま

す（②）。

［SQL2016 セットアップ］画面が表示されます。

［次へ］ボタンをクリックします。

［インストール先ドライブの設定］画面が表示されます。

①

②



［インストール先ドライブ］を確認し（①）、［次へ］ボタンをクリックします（②）。

［管理者パスワードの設定］画面が表示されます。

※ SQL Server 2016のインストール先ドライブは、インストーラが適切と判断したドライ

ブが初期値として選択されています。変更しないことを推奨します。

［SQL2016管理者（sa）のパスワード］を控え（①）、［次へ］ボタンをクリックします（②）。

［インストール準備の完了］画面が表示されます。

※ ［SQL2016管理者（sa）のパスワード］には、SQL 2016の管理者パスワードの初期

値が表示されています。SQL Server 2016の管理者パスワードを変更する場合、

［SQL2016管理者（sa）のパスワード］にパスワードを入力してください。

※ 「達人シリーズ」の起動時や、ほかのソフトウェアなどで管理者のパスワードを使用する

場合があります。パスワードはメモを取って忘れないように保管してください。

① ②

①

②



［インストール］ボタンをクリックすると、インストールが開始されます。

［InstallShield Wizardの完了］画面が表示されます。

※ 事前に以下のソフトウェアをインストールしていない場合、SQL 2016のインストール

前に自動的にインストールされます。これらのインストール後は、コンピュータの再起動

を求められますので、必ず再起動してください。

・Microsoft .NET Framework 4.6.1

・Microsoft .NET Framework 4.6.1 （日本語）

（上記のソフトウェアは、Microsoft .NET Framework 4.6以上を既にインストール

している場合はインストールしません。また、Windows 8.1にインストールする場合

は、Windows Updateで最新の状態になっている必要があります。）

上記のソフトウェアは、それぞれインストールされるごとにコンピュータの再起動を

求められます。コンピュータの再起動後、自動的にSQL 2016のインストールが再開

されない場合は、手順1（P.5）から操作を繰り返してください。

※ インストールが完了するまで、キーボードやマウスの操作を行わないようにしてください。

※ コンピュータによっては、インストールの完了までに時間がかかる場合があります。

インストール中は、途中でキャンセルをしないでください。完了メッセージが表示される

までお待ちください。途中コンピュータの再起動を求められた場合は、コンピュータの再

起動を行ってください。



［完了］ボタンをクリックします。

［その他］画面に戻ります。

10. 右上の［×］ボタンをクリックして画面を閉じます。

［業務ソフト］画面に戻ります。

参考

インストールが完了しても、［SQL2016 セットアップ］の表示は消えません。



11. インストール直後は、SQL Serverのサービス状態は「不明」と表示されています（①）。

サービス状態を更新するために「達人Cube」を再起動します。右上の［×］ボタンをクリッ

クします（②）。

処理選択画面が表示されます。

12. ［終了］をクリックし、「達人Cube」を終了します。

注意

・サービス状態を正しく確認するために、一度「達人Cube」を再起動する必要があり

ます。手順12では［終了］を選択してください。

・サービス状態の確認は、［SQL Server 構成マネージャ］でも行うことができます。

手順について詳しくは以下をご確認ください。

４.SQL Serverのサービス状態の確認方法（P.18）

②

①



13. 再度「達人Cube」にログインし、SQL Serverのサービスが開始されていることを確認しま

す。

注意

SQL Serverのインストールが完了していて、正しくサービスが開始されていない場合

は、以下のメッセージが表示されます。メッセージ上の「ここ」をクリックしてSQL

Serverのサービスを開始してください。

以上で、SQL 2016のインストールは完了です。



パターン②

「達人シリーズ」から既にSQL Serverがインストールされている場合

「申告書作成ソフト」又は「達人Cube」DVDから既にSQL Serverをインストールしている場合、SQL

Server 2016をインストールできません。以下の手順で、SQL Serverの入れ替えを行います。

「達人シリーズ」の全てのデータベースのバックアップを取ります。

バックアップの詳細な手順については、『達人シリーズ導入ガイド』－「4.データベースを

管理する」－「データベースの操作方法」－「データベースをバックアップする」をご確認

ください。

注意

この時、各データベース名とデータベースの保存場所を控えておいてください。手順7

（P.16）で使用します。

既にインストールしてあるSQL Serverをアンインストールします。

アンインストールの詳細な手順については、『達人シリーズ導入ガイド』－「7.付録」－

「SQL Serverをアンインストールする」をご確認ください。

SQL Server 2016をインストールします。

インストールの詳細な手順については、「パターン①SQL Serverがインストールされていな

いコンピュータにインストールする場合（P.5）をご確認ください。



SQL 2016と接続できていないデータベースを復旧して、今までどおり使えるようにします。

ここでは、「法人税の達人」を例に説明します。［業務ソフト］タブ－［法人税］をダブルクリ

ックします。

［法人税の達人］画面が表示されます。

※ 過年度プログラムもインストールしている場合、アイコンからは最新年度プログラムが起

動します。過年度プログラムは右上に表示されます。

※ 「データ管理の達人」のご契約がある場合は、「データ管理の達人」で復旧することもで

きます。「データ管理の達人」－各「業務ソフトウェア」をクリック－［新規作成］をク

リックし、手順7（P.16）から進めてください。



ツールバー［データベース管理］をクリックします。

［データベース管理］画面が表示されます。

※ 「業務ソフトウェア」の［データベース管理］画面は、メニューバー［ツール］－［デー

タベース管理］をクリックしても表示できます。

注意

以下の画面が表示された場合、「パターン①SQL Serverがインストールされていないコン

ピュータにインストールする場合」手順7（P.8）で控えた［SQL2016管理者（sa）の

パスワード］を［パスワード］に入力し、［OK］ボタンをクリックします。

［F5／新規作成］ボタンをクリックします。

［データベース新規作成］画面が表示されます。



復旧させたいデータベース名を入力し（①）、［場所］を確認し（②）、［確定］ボタンをクリ

ックします（③）。

確認画面が表示されます。

※ ［データベース名］は手順1で控えたデータベース名を入力します。

※ ［場所］は手順1で控えた場所を指定します。［参照］ボタンをクリックして表示される画

面から設定できます。

※ 「データ管理の達人」で復旧する場合は、［バージョン］－［インストールバージョン］

を選択してください。

※ ［データベースセキュリティを有効にする］の設定は、本画面でのチェック有無にかかわ

らず、復旧するデータベースの設定が反映されます。

「指定されたデータベースファイルが既に存在します。復旧しますか？」というメッセージ

の場合、［OK］ボタンをクリックします。

［データベース管理］画面に戻ります。

※ メッセージが違う場合、［キャンセル］ボタンをクリックし、［データベース新規作成］画

面の［データベース名］と［場所］が正しいか、再度ご確認ください。

①

②

③



復旧されたデータベースが表示されます。

上記手順を、必要回数分繰り返します。

以上で、SQL Server 2016の入れ替えは完了です。


４.SQL Server のサービス状態の確認方法 18

４.SQL Serverのサービス状態の確認方法

SQL Serverのサービスの状態によっては、データベースの新規作成や、［データベース管理］画面の表示

などができません。このような場合は、次の手順で、SQL Serverのサービスの状態を確認してください。

「達人Cube」にログインし、[ヘルプデスクツール]をクリックします。

［ヘルプデスクツール］画面が表示されます。

注意

［ユーザーアカウント制御]画面が表示された場合、［はい］ボタンをクリックして作業を

進めてください（必要に応じてパスワードを入力します）。



［サポートツール］をクリックし（①）、［SQL Server 構成マネージャ（2016）］をクリックしま

す（②）。

［Sql Server Configuration Manager］画面が表示されます。

［SQL Serverのサービス］をクリックして選択し（①）、画面右側の［SQL Server Browser］

及び［SQL Server（MSSQLSERVER）］の設定が次の設定になっていることを確認します

（②）。

状態実行中

開始モード自動

ログオン LocalSystem

①

① ②

②



［SQL Server Browser］及び［SQL Server（MSSQLSERVER）］の設定が正しい状態にな

っていない場合は、各サービスを右クリックし、［開始］をクリックします。

状態が「実行中」に変わります。

※ 表示されたメニューから［プロパティ］－［ログオン］タブを開き、［開始］をクリック

することでもサービスを開始できます。

以上で、SQL Serverのサービス状態の確認は完了です。


５.アンインストール方法 21

５.アンインストール方法

SQL Server 2016をコンピュータからアンインストールするには、以下の手順で行います。

注意

アンインストール作業中に［ユーザーアカウント制御］画面が表示されることがあります。その場合は

［はい］ボタンをクリックして作業を進めてください（必要に応じてパスワードを入力します）。

Windowsのスタートボタンを右クリックし、表示されるメニューから［コントロールパネル］を

クリックします。

［コントロールパネル］画面が表示されます。

※ Windows 8.1の場合は、［アプリ］画面に表示されている「SQL Server 2016」を右

クリック－［アンインストール］をクリックし、手順3に進みます。



［プログラムのアンインストール］をクリックします。

［プログラムのアンインストールまたは変更］画面が表示されます。

※ ［コントロールパネル］画面をアイコン表示にしている場合は、［プログラムと機能］を

クリックします。



［Microsoft SQL Server 2016］をクリックして選択し（①）、［アンインストールと変更］を

クリックします（②）。

［SQL Server 2016］画面が表示されます。

注意

以下のプログラムを選択しないでください。SQL Serverを再インストールする際に支障

が出るおそれがあります。

・Microsoft ODBC Driver 13 for SQL Server

・Microsoft SQL Server 2008 セットアップサポートファイル

・Microsoft SQL Server 2012 Native Client

・Microsoft SQL Server 2016 T-SQL Language Service

・Microsoft SQL Server 2016 T-SQL ScriptDom

・Microsoft SQL Server 2016 セットアップ（日本語）

・Microsoft SQL Server Data-Tier Application Framework(x86)-ja-JP

・Microsoft SQL VSS Writer for SQL Server 2016

・SQL Server 2016 用ブラウザー

①

②



［削除］をクリックします。

［インスタンスの選択］画面が表示されます。

［機能を削除するインスタンス］で［MSSQLSERVER］が選択されていることを確認し（①）、

［次へ］ボタンをクリックします（②）。

［機能の選択］画面が表示されます。

※ ［インスタンス名］が複数表示されている場合もありますが、［機能を削除するインスタ

ンス］は必ず［MSSQLSERVER］を選択してください。

①

②



［データベースエンジンサービス］と［SQLクライアント接続SDK］にチェックを付け（①）、

［次へ］ボタンをクリックします（②）。

［削除の準備完了］画面が表示されます。

※ 手順5で［インスタンス名］が複数表示されていた場合、［データベースエンジンサービス］

のみにチェックを付けます。

［削除］ボタンをクリックします。

［完了］画面が表示されます。

①

②



［閉じる］ボタンをクリックします。

［プログラムのアンインストールまたは変更］画面に戻ります。

※ 手順5で［インスタンス名］が複数表示されていた場合、手順9以降は行いません。

続いて［Microsoft ODBC Driver 13 for SQL Server］をクリックして選択し（①）、［アンイ

ンストール］をクリックします（②）。

①

②



続いて［Microsoft SQL Server 2016 T-SQL Language Service］をクリックして選択し

（①）、［アンインストール］をクリックします（②）。

続いて［Microsoft SQL Server Data-Tier Application Framework(x86)-ja-JP］をクリ

ックして選択し（①）、［アンインストール］をクリックします（②）。

①

②

①

②



続いて［Microsoft SQL Server 2012 Native Client］をクリックして選択し（①）、［アンイ

ンストール］をクリックします（②）。

最後に［Microsoft SQL Server 2005 の旧バージョンとの互換性］をクリックして選択し

（①）、［アンインストール］をクリックします（②）。

［プログラムのアンインストールまたは変更］画面に戻ります。

①

②

①

②



アンインストールが終了したら、［プログラムのアンインストールまたは変更］画面を閉じま

す。

以上で、SQL Server 2016のアンインストールは完了です。

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SQL Server 2016 導入ガイド

平成30年9月15日改訂版

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