ボランティア活動yuki_248/shinsaifukko/tayori-13.pdf · 2012-06-14 ·...

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1 ボランティア活動 5 月のボランティア活動 ・5 月 3 日(木)~5 日(土)岩手県大槌ベースへ・町田 匡さん、中島 学さん 全 13 名 ・5 月 3 日(木)~5 日(土)釜石ベース(カトリック釜石教会)へ・服部 健さん ・5 月 17 日(木)~19 日(土)南相馬市鹿島地区仮設住宅、福島市宮代仮設住宅 中島絋子さん、島照子さん 6 月のボランティア活動予定 ・6 月 25 日(火)~29 日(金)米川ベースへ・ガールスカウト許真実さん ・6 月 30 日(土)塩釜ベースへ・黒川さん、高須さん CTVC 募集分 ・6 月8 日(金)~10 日(日)「ふれあい茶の湯とコンサート」(2 泊 3日…原町ベース) ・6 月 19 日(火)「第 1 回・花いっぱいボラパック」宮代仮設住宅(日帰り) ・6 月 27 日(水)~28 日(木)「花いっぱいボラパック」南相馬鹿島区仮設住宅(1 泊 2 日…原町ベース) ・6 月28日(木)~30 日(土)「原町ボラと宮代茶の湯・昼食会」(2 泊3 日) 緊急!ブロッコリーの収穫手伝い募集!(福島県白河市) 「福島やさい畑」(カトリック二本松教会でのマルシェ)がいつも仕入れている白河の農家さんで、ブロッ コリーの収穫時期を迎えます。以下の条件で働いて下さる方がありましたら、是非宜しくお願いします。 ・働く期間:6 月 8 日(金)~8 月 17 日(金)位の 10 日間 ・一日の労働時間:5:00~10:00、15:00~18:00 の8時間 ・仕事内容:ブロッコリーの収穫、茎切り、箱詰め ・宿泊:宿泊費は無料(但し食事は自炊、掃除も宜しく)、(一部屋二人:二段ベッド、二部屋あり) ・時給:収穫量の出来高による(平均 700 円) 農家さんは収穫の時期だけ非常に多忙になり、その時期だけ人手を必要としています。他にも募集して いる農家さんもあります。ご希望の方がありましたら、柳沼千賀子(090-6629-1333)までご連絡く ださい。 講演会(CTVC) 6 月 22 日(金)19 時~21 時 場:真生会館 1階第 1 会議室(総武線信濃町駅より徒歩 3 分) 講演者:佐藤優一郎さん(浪江町、福島市宮代仮設住宅自治会会長) 参加費:無料 「ボラパック」の日程・内容などについては、CTVC ホームページ http://www.jlmm.net/ctvc/ を見て下さ い。電話は 090-3522-3209 です。 長期ボランティア募集 被災地全域の活動ベースで長期ボランティアを募集しています。2 週間以上参加できる方にはCTVC より 往復交通費を支給いたします。詳細はお問合わせください。 この「震災復興支援プロジェクト」(略称「雪プロ」)は、教会委員会および各会の支援のもとに、信徒の皆さんで この東日本大震災に対して出来ることを考え、そして実行しようとカトリック雪ノ下教会で立ち上げた組織です。 必要に応じて皆さんのご協力を得て、ボランティアの募集、募金および物資の支援をしたいと思います。毎月発 行の「ひびき」と記事が一部重複する場合もあります 震災復興支援プロジェクト責任者 中山 正士 スタッフ代表 中島 (2012 年 6 月 7 日発行 Rev1) 「ボラパック」 カトリック東京ボラ ンティアセンター (CTVC)で行って いる福島県での被災 者への支援を言い、1 泊とか 2 泊の短いボ ランティアのこと。

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ボランティア活動

★ 5 月のボランティア活動

・5 月 3 日(木)~5 日(土)岩手県大槌ベースへ・町田 匡さん、中島 学さん

全 13 名

・5 月 3 日(木)~5 日(土)釜石ベース(カトリック釜石教会)へ・服部 健さん

・5 月 17 日(木)~19 日(土)南相馬市鹿島地区仮設住宅、福島市宮代仮設住宅

中島絋子さん、島照子さん

★ 6 月のボランティア活動予定

・6 月 25 日(火)~29 日(金)米川ベースへ・ガールスカウト許真実さん

・6 月 30 日(土)塩釜ベースへ・黒川さん、高須さん

★ CTVC 募集分

・6 月 8 日(金)~10 日(日)「ふれあい茶の湯とコンサート」(2 泊 3 日…原町ベース)

・6 月 19 日(火)「第 1 回・花いっぱいボラパック」宮代仮設住宅(日帰り)

・6 月 27 日(水)~28 日(木)「花いっぱいボラパック」南相馬鹿島区仮設住宅(1 泊 2 日…原町ベース)

・6 月 28 日(木)~30 日(土)「原町ボラと宮代茶の湯・昼食会」(2 泊 3 日)

緊急!ブロッコリーの収穫手伝い募集!(福島県白河市)

「福島やさい畑」(カトリック二本松教会でのマルシェ)がいつも仕入れている白河の農家さんで、ブロッ

コリーの収穫時期を迎えます。以下の条件で働いて下さる方がありましたら、是非宜しくお願いします。

・働く期間:6 月 8 日(金)~8 月 17 日(金)位の 10 日間

・一日の労働時間:5:00~10:00、15:00~18:00 の8時間

・仕事内容:ブロッコリーの収穫、茎切り、箱詰め

・宿泊:宿泊費は無料(但し食事は自炊、掃除も宜しく)、(一部屋二人:二段ベッド、二部屋あり)

・時給:収穫量の出来高による(平均 700 円)

農家さんは収穫の時期だけ非常に多忙になり、その時期だけ人手を必要としています。他にも募集して

いる農家さんもあります。ご希望の方がありましたら、柳沼千賀子(090-6629-1333)までご連絡く

ださい。

講演会(CTVC)

・6 月 22 日(金)19 時~21 時

会 場:真生会館 1階第 1 会議室(総武線信濃町駅より徒歩 3 分)

講演者:佐藤優一郎さん(浪江町、福島市宮代仮設住宅自治会会長)

参加費:無料

「ボラパック」の日程・内容などについては、CTVC ホームページ http://www.jlmm.net/ctvc/ を見て下さ

い。電話は 090-3522-3209 です。

長期ボランティア募集

被災地全域の活動ベースで長期ボランティアを募集しています。2 週間以上参加できる方にはCTVC より

往復交通費を支給いたします。詳細はお問合わせください。

この「震災復興支援プロジェクト」(略称「雪プロ」)は、教会委員会および各会の支援のもとに、信徒の皆さんで

この東日本大震災に対して出来ることを考え、そして実行しようとカトリック雪ノ下教会で立ち上げた組織です。

必要に応じて皆さんのご協力を得て、ボランティアの募集、募金および物資の支援をしたいと思います。毎月発

行の「ひびき」と記事が一部重複する場合もあります

震災復興支援プロジェクト責任者 中山 正士

スタッフ代表 中島 学

(2012 年 6 月 7 日発行 Rev1)

「ボラパック」

カトリック東京ボラ

ン テ ィ ア セ ン ター

(CTVC)で行って

いる福島県での被災

者への支援を言い、1

泊とか 2 泊の短いボ

ランティアのこと。

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第 14回 CTVC 福島ボラパックに参加して中島紘子

日程表

5月17日(木) ・13:00 六本木 CTVC オフィス集合 オリエンテーション

・13:30 CTVC 車で南相馬市に向けて出発

カリタスジャパン原町ベース宿泊

18日(金) ・カトリック原町教会でミサ(原町教会司祭:狩浦神父)自由参加

・原町ベース 出発 南相馬市被災地視察

(老健施設ヨッシーランド(津波で全壊)→立ち入り禁止区域(10km)

→女湯海岸→小高区市街地→海岸沿いに北上→北泉海岸)

・南相馬市鹿島 寺内第1仮設住宅集会所『和みサロン真こころ』訪問

(入居者との交流・傾聴・カップ、皿洗いなど)

・原町ベース宿泊

19日(土) ・カトリック原町教会でミサ。狩浦神父と共に朝食・分かち合い

・川俣町「竹屋菓子店」経由、福島市へ移動

・カトリック松木町教会にてオリエンテーション後、宮代仮設住宅へ。

・宮代仮設住宅にて“ふれあい茶の湯” 入居者と交流・傾聴

・20:40 新宿着 解散

一般参加者:島照子、中島紘子(雪ノ下教会)、他3名 計5名

CTVC スタッフ:東京から3名、原町ベーススタッフ2名

松木町教会で漆原比呂志(雪ノ下教会)他1名と合流 計7名

CTVC のボラパックには何度か参加していますが、今回見たこと、体験したこと、感じたことを伝えさせてい

ただきます。

この度、南相馬市原町にカリタスジャパン原町ベースが開設されました。ここは、元幼稚園で原町教会の信者

さんのご好意で被災地ボランティアベースとして貸していただけたそうです。また、そこに常駐して下さること

になった池上様ご夫妻はJLMMの派遣で海外に赴任される予定だったのが延期になり、CTVCスタッフとして、

このベースを管理・支援者の援助などに当たられることになったそうです。「私の思うようにではなく・・・」と

いう神様の計らいの限りなさを深く実感した第一日目でした。

開所式は6月1日に幸田司教様の司式で行なわれるのですが、それより一足先に初めてのボランティアとして

宿泊をさせて頂きました。

翌朝は早起きして徒歩で 20 分ほどの原町教会のミサに与り、改め

て「行きましょう、主の平和のうちに」と言う“派遣”されることの

意味の深さをまたまた実感した2日目の出発でした。ミサは自由参加

で始めは気乗りがしていなかったのですが、与って本当によかった。

鎌倉を出発した日は真夏のように暑かったのですが、この日の南相

馬は雨降りで真冬のような寒さでした。車窓から見える右手の家々を

ぼんやり眺めていたら突然車が土

手を下りました。そこは「ヨッシー

ランド」という介護老人保健施設。

広大な敷地にあるのは平屋の建物

の外観だけ。津波で全てが流されて建物の中はまだ泥まみれのまま・・・天井

近くまで来た津波の波形の後・・・居室毎に付けられた赤い丸印・・・破れた

カーテンが風になびいて・・・

原発 20 キロ圏内だったこの場所は最近 10 キロ圏内になり、立ち入ることが

出来るようになった施設ですが、そこは昨年の 3・11 から全てが止まったま

まです。

津波は全くの想定外。急ぎ、土手に運び上げられた方々は助かったそうですが、30 数名の方々が一瞬のうちに尊

い生命を奪われました。助かった方の中でも病院で息を引き取られた方がおられたのです。(私事ですが、3・11

の日、私は鎌倉の老人施設で傾聴ボランティアの最中でした。大揺れの中で不安がる方を抱きしめ、廻りの方に

声かけをしていました)

ヨッシーランドに入所されていたお年寄りを守ろうと職員の方々はどうだったか、鎌倉の揺れでは想像のつくも

のではありません。

ヨッシーランド外観

ヨッシーランド

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その場でみんなと一緒に祈りを捧げました。

南相馬市鹿島区にある仮設住宅を何箇所か外から見学し、寺内第1仮設住宅を訪問

しました。寺内の集会所では『和みサロン 真こころ』が開設されていて、夕方まで

ここのカフェでの支援=交流・傾聴に参加させて頂きました。お昼時で、一旦昼食に

家に帰っていた方々が三々五々、サロンに集まって来られました。コーヒーを飲みな

がら語らって居る方々、地元のテレビ局の放映を見ている方、折り紙で飾りボールを

折っている方々・・・私は自然に住民の方々の中に入ってお話をしたり、一緒に折り

紙をしたりと、サロンの名前の如く、和ませて頂いていました。折り紙の上手なおば

あさまに「私にも教えて下さいますか」と声をかけたら、「ここをこう折るんだよ」

と手に取って折り方を教えて下さったので、「ありがとう、次はどうするんですか」「あ

れ~、分からなくなった」・・そのうち、「私も折ってみようかね」と段々円卓を囲む

人が増えてきて、正に和みの場になっていました。「ここがなかったら、家にこもり

っ放しだもんな。ありがたいよ」と話して下さった方。「そうだ、そうだ」と相槌を

打つ方々。私も横でいっぱい頷かせてもらいました。

このサロンを開かれたのは、松野美紀子さんで、ご自身も被災

されおうちは津波で流され、原発の避難地域でもあり避難所・仮

設住宅・借り上げ住宅暮らしを余儀なくされている方ですが、被

災者のために次に何が必要なのかを考え、サロンを開かれたとて

も前向きな方です。

松野さんは私たちに話してくださいました。3・11の日、家

に残るという中学生の娘さんを無理やり連れ、小学生の息子さん

を学校に迎えに行ったら、生徒たちが寒さで震えていたので、家

に毛布を取りに海辺の家に戻り、車に積めるだけ積み、娘さんを

乗せ車を走らせていたら、バックミラーに虹が映りました。突然、

音もなく津波が背後から襲ってきたのに気付いて高台に逃げて助

かったそうです。それからのご家族の壮絶な体験を、私たちの目

をじっと見ながらお話しくださる松野さんの眼差しに引き込まれ

ました。テレビの映像でもない、新聞の記事でもない、こんなに迫りくるお話しは心の映像にしっかりと残って

います。

これだけ怖い体験をされているのに、ご自身のご家族が全員無事だったので、ご家族の方が亡くなられた友人の

心に本当に沿ってあげることが出来ない。というお話しは私の心にズシンと響いてきました。

私は、ほんとうに何も出来ないのです。傍に居させていただいてそっと寄り添うだけ。

それは一番大切なことで、一番難しいことです。

3日目は、7時に原町教会で派遣のミサに与り、ミサ後、狩浦神父様が点ててくださった美味しいコーヒーと

朝食を頂き、南相馬で実感したことなどを全員で分かち合いをしました。

狩浦神父様は、原発避難圏内に一番近いカトリック教会であるここを、世界に向けての発信地にして、巡礼地

にしていきたいと強い望みを語って下さいました。原爆の被害にあった『長崎』・『広島』・そしてここ『原町』!!

決して忘れてはいけないと。

2時間かけて福島に移動しました。カトリック松木町教会で、スタッフの漆原さんたちや、東京のグループの

方々と合流してオリエンテーション後、イエジ神父様から派遣の祝

福をいただき、福島市郊外の宮代仮設住宅に向かいました。

ここでは松木町教会の鈴木キミ子さんご夫妻が、仮設集会所で毎

週、“ふれあい茶の湯”の席を開かれて居て、ご一緒に茶の湯のご接

待と交流をしました。

今日は、桜の聖母短大の学生さんが同行。茶の湯が終わってから、

彼女たちが考えて作った“生き生き体操”を全員でしました。若く

て可愛い学生さんのリードの声に、本当にその瞬間の皆さんは笑顔

で“生き生き”されていました。

宮代仮設には、何度か訪問しているので、入居者の方々とも親し

くなってきていて、お互いに再会の声を掛け合い、又新たな出会い

がありました。宮代仮設は浪江町にお住まいだったの方々で、「浪江

真こころ看板

なごみカフェー真ごころ内部

生き生き体操

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に帰りたい。帰れない」叫びの中で暮らしておられるのです。ここの仮設は

とても不便なところにあるので、空き部屋がたくさんあり、お一人暮らしの

ご高齢の方が比較的多いのです。自治会長さんはここから絶対に孤独死は出

さないと、お一人暮らしのお宅を毎朝、ノックして声かけを続けておられま

す。松木町教会の鈴木さんが始めに宮代仮設を訪問されたときは「なにもの

だ」と思われていたのが、最近では「カリタスさん」「私たちを忘れないでほ

しい」の声に変わってきています。住民の方々も「プランタに野菜を植えた

よ」「花を植えたよ」「仮設の中で少し広い空き部屋に引っ越したよ」などと、

ここでの生活がこれから2年間続くことが決まってから、前向きに変化され

てきたのを今回の訪問で大きく感じることが出来ました。

大震災の直後から、雪ノ下教会の若者たちは被災地の瓦礫撤去など、積極的な行動を始めました。そのときか

ら何かしたいと気持ちは動いても「私の歳では、瓦礫撤去など肉体労働は出来ないし・・」など、躊躇していま

した。その時「お母さんたちは、これから必要なんだよ。被災された方々に寄り添うという大切な役割が待って

いるよ」という息子の言葉にハッと気付かされました。その頃 CTVC 主催の福島ボラパックがあることを CTVC

の漆原さんから伺い、募集を見ては都合のつく時に参加させていただくようになりました。雪ノ下教会がメイン

となった、「おせち料理炊き出し隊」「ひな祭り料理炊き出し隊」などにも参加し訪問を続けています。この頃は

仮設の皆さんに「こんにちは!」ではなく「ただいま!」という声に変化してきています。

感謝のうちに!

大槌べ-スでのボランティア- 長崎教会管区・カリタスジャパン -

遠藤 真理

今回は5月3日~5日の期間、13名で長崎教会管区カリタスジャパン大槌ベースへ行き活動を行いました。この

カリタスジャパン大槌ベースは、私が昨年7月に釜石ベースで活動をおこなった際に、建物中に撒かれた石灰の

かき出し、津波で破損した内装の解体作業をした[ビジネスホテル寿]が、修復されベ

ースとして利用されています。中でも、私が作業をしたバー(と思われる)として利

用されていたスペースは、とてもきれいに修復され、現在はお御堂として利用されて

おり、それを見たときは何ともうれしく思いました。

今回の活動内容としては、記録的な

豪雨のため屋外での作業はほとんど中

止となっている状況でした。

1日目は釜石ベースのお手伝いをすることになりました。釜石

ベースではこどもの日に企画をされていたBBQ(バーベキュー)

& 縁日の準備として、たこ焼き・フランク・ゲームなどの買い出

し作業を終日おこないました。釜石駅周辺および大槌町を車で行

き来しましたが、現在の状況としては、いくつかの大きなホーム

センターやスーパーマーケットは通常通り営業しており、コンビ

ニエンスストアや商店も営業を再開している店舗が多く見受けられました。品揃えもこちらと変わらず、大体の

ものは購入できる環境のようです。

2日目は豪雨の影響で屋外での活動は中止となりましたが、大

槌ベース近くのコンビニエンスストア[デイリーヤマザキ]が浸

水したため、急遽そちらの水のかき出し作業をおこなうことにな

りました。津波で運ばれたヘドロが今でも側溝を塞いでおり、震

災による地盤沈下で水がはけず、大雨によりすぐに浸水してしま

うといった箇所は今でも多々あるようです。私たちが帰ってきた

後、大槌ベースに行かれた別のボランティアの方々が、そのコン

ビニエンスストア周辺の側溝に溜まった泥を綺麗にかき出して

下さったようなので一安心です。

私は今回で震災後3度目の岩手県(釜石、大槌)でしたが、今

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回行ってみてその被害の大きさと、復興の現実を再認識しました。テレビではリアルタイムの映像を見る機会も

少なくなり、なかなか現実を知ることが難しくなってきていますが、小さなことでも出来ることを継続していく

ようにしたいと思います。また、釜石ベース・大槌ベースと2箇所のベースにお世話になったことで、ベースの

設備、運営するスタッフなどボランティア活動の受け側として何が大切か、必要とされているかなども見ること

ができました。

最後に、デイリーヤマザキで小さな復興支援(お土産の購入)をして帰路につきました。

真野 禎久

5/3…鵜住居地区へのお茶っこサロン

大雨の中4人のおばあちゃんが編み物をしながらおしゃべりをして

いました。正直傾聴などやった事などなく、どうなる事かと思いまし

たが、おばあちゃん同士の関係が出来上がっていたので、当初の心配

はなくなりました。

おばあちゃん達は見よう見真似でバラの鍵編みを作っていました。

昔経験していたという事で、慣れた手つきで編み進んでいくのを見て

あっけにとられました。

午後も人数が増えるわけでもなく、普段は仮設住宅に住む子供達も

来るとの事でしたが大雨や、GW という事もあり誰一人来る事があり

ませんでした。外の大雨とは対照な雰囲気で全体を通して雑談程度の

話しか出来なかったですが、笑い声の絶えない時間が過ぎていきました。

5/4…近所のコンビニの浸水対応

この日大雨の影響で、近所のコンビニで浸水が発生したとのことで、急遽排水作

業を行う事になりました。店内は勿論の事、裏の倉庫にも雨水が浸水していて在庫

の商品のダンボールが濡れてしまっていました。対策として、倉庫にパレットを敷

き、その上に商品を置きました。前日からの雨で、裏山からの雨水が流れてきてい

て、お店の前の道路も冠水するほどの水量でした。重労働でしたが、午前中で終わ

らせる事ができ、午後は赤浜地区へ向かいました。そして、大雨の状況確認しに行

きました。今回初めて参加するメンバーもいて、被災地の生の状況を見てもらう事

もありましたが、自分達も忘れないようにするためもありました。

いつも思うことですが、ボランティアに行ってたいした事はできないのです

が、少しでも現地に赴き、できることをただひたすらにやるという事、そして、

ボランティアでは小さなことを継続していく事で復興の手助けをしていく事が

大切である事を感じました。

今後も時間を見つけて東北支援をしていきたいと思います。多くの人が被災

地に思いを寄せ、自分のできる事で東北復興にご協力していただけたら、幸い

です。

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TOPICS

★支援物資の募集と支援

・釜石教会へ将棋盤

★マルシェ…南会津地方の野菜類販売など【今月は 6 月 17 日(日)の予定】

5/20(日)9:00〜12:30 まで。前庭にてマルシェ開催。

・南会津から ・川俣町農業振興公社から

・川俣町竹屋菓子店物産販売(万能しょうゆ、羊羹、干菓子) ・北三陸からの物産販売

6/17(日)のマルシェでは、

お く や :うまい 十種 ミックス、高原の露、花嫁甘納豆

喜 多 方 :有精卵(6 ヶ入り)、有機栽培米(白米・2Kg)(玄米・2Kg)

只見特産:赤トマトピューレ

梅宮米穀:白米(2Kg)、玄米(2Kg)

生鮮野菜:新タマネギ、キャベツ、レタス、ほうれん草、アイスプラント、水菜、その他

近藤農園:ミディトマト

亀 屋:無添加味噌(600g入り)、えごまドレッシング

金子牧場:アイスクリーム

会津酒造:ほろ酔い漬け(キクイモ酒粕漬け)

竹屋菓子店:絹うどん、万能かけしょうゆ、栗どら焼き、ゆべし(栗/くるみ)、栗まんじゅう、その他

の販売予定しています。

★福祉委員会「雪プロ」支援ミニバザー【今月は 6 月 17 日(日)の予定】

マルシェと同日に行いました。売上げを全額、「雪プロ」に寄付して頂きました。皆様のご協力ありがとうござ

いました。

「雪プロ」報告会

5 月 27 日(日)10:30 のミサ後、信徒連絡会があり「雪プロ」の 1 年間の活動報告もその中で行いました。

1 年間の活動記録を簡単に書いた資料と、プロジェクターを使用しての説明でした。若者たちを代表して酒井さ

ん、シニアを代表して脇谷さんからも自身で経験したボランティアの内容を簡単に説明して頂きました。

震災復興支援プロジェクト責任者 中山 正士(携帯 080-3091-8665)

スタッフ代表 中島 学 (携帯 090-2650-5452)

発行:カトリック雪ノ下教会「震災復興支援プロジェクト」スタッフ一同

〒248-0006 鎌倉市小町 2-14-4 Tel.0467-22-2064

ホームページ : http://www.cityfujisawa.ne.jp/~yuki_248