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1 ESET セキュリティ ソフトウェア シリーズ ESET Remote Administrator V5.1 サーバリプレース時の移行手順 データベース:SQL サーバ環境 最終更新日 2014/07/18 キヤノン IT ソリューションズ株式会社

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ESET セキュリティ ソフトウェア シリーズ

ESET Remote Administrator V5.1

サーバリプレース時の移行手順 データベース:SQLサーバ環境

最終更新日 2014/07/18

キヤノン IT ソリューションズ株式会社

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目次

はじめに ................................................................................................................................. 3 【設定の変更】 ............................................................................................................... 4 【ESET Remote Administrator Serverサービスの停止】 ............................................. 8 【フォルダーのバックアップ】 ...................................................................................... 9 【ESET Remote Administrator Maintenance Toolの起動】 ........................................ 11 【データベースバックアップ選択】 ............................................................................ 13 【バックアップするデータベース選択】 ..................................................................... 14 【設定ファイルのコピー】 ........................................................................................... 20

データベースファイルのリストア手順 ................................................................................ 22 【ESET Remote Administrator Maintenance Toolの起動】 ....................................... 22 【データベース復元選択】 ........................................................................................... 24 【リストアを行うデータベース選択】 ......................................................................... 25 【ESET Remote Administrator Serverサービスの再起動】 ....................................... 29

サーバ移行後の設定確認 ...................................................................................................... 30 【ERAC クライアントペインの確認】 ........................................................................... 30 【アップデート設定・ミラー機能(設定)の確認】 ...................................................... 31

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はじめに

本資料では、現在使用しているサーバから新しいサーバへ ESET Remote Administrator V5.1を移行する

際に現在の設定や取得したクライアントの情報を引き継いだまま、新しいサーバへ移行するための

手順について記述します。

データベースファイルのバックアップおよびリストアには ESET Remote Administrator Serverに付

属している ESET Remote Administrator Maintenance Tool にて行いますので、Microsoft SQL Server

製品で提供されている Microsoft SQL Server Management Studio などの管理ツールは使用いたしません。

【略称について】

本書では各製品名を以下の略称で記載します。

製品名 略称

ESET Remote Administrator ERA

ESET Remote Administrator Server ERAS

ESET Remote Administrator Console ERAC

ESET Remote Administrator Maintenance Tool ERA Maintenance Tool

ESET コンフィグレーションエディタ コンフィグレーションエディタ

【ESET Remote Administrator V5.1 サーバリプレース手順概要】

1. 旧サーバでファイルのバックアップ

2. 旧サーバでデータベースのバックアップ

3. 新サーバで ESET Remote Administrator をインストール

4. 新サーバでバックアップの復元

5. 新サーバでデータベースの復元

6. 新サーバで設定の確認

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1. 旧サーバでファイルのバックアップ

【設定の変更】

※旧バージョンの ERAをご利用中の方は、一度 ERAを V5.1にバージョンアップしていただく必要が

ございます。

ERACを起動して ERASに接続します。

ERACのメニューバーより「ツール(T)」-「サーバオプション(S)」を選択して

サーバオプション画面を開きます。

サーバオプション画面にて「詳細」タブを開き「詳細設定を編集(A)」ボタンを

押下してコンフィグレーションエディタを起動します。

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コンフィグレーションエディタにて以下のツリーを選択し、[値]の項目にチェックを入れて設定を

“はい”に変更します。

[Remote Administrator]

-[ERA サーバ]

-[設定]

-[詳細]

-[データベースサーバ名の不一致を無視する]

設定が完了したら「コンソール(C)」ボタンを押して設定を完了します。

“設定を保存しますか?”というメッセージが表示されますので「はい(Y)」を選択して

ダイアログ画面を閉じ、サーバオプション画面に戻ります。

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「OK(O)」ボタンを押下してサーバオプション画面を閉じ、設定を完了します。

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【ESET Remote Administrator Serverサービスの停止】

Windowsのスタートメニューから「管理ツール」-「サービス」を開きます。

サービスの一覧から[ESET Remote Administrator Server]を右クリックして

[停止(O)]を選択します。

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【フォルダーのバックアップ】

ERASおよび ERACのフォルダーをバックアップとして取得します。

各フォルダーが作成される場所(パス)は、OSバージョンにより異なります。

Windows Server 2008/2008 R2/2012/2012 R2環境の場合は既定で以下の場所に作成されています。

ESET Remote Administrator Server (ERAS)フォルダー

フルパス:C:\ProgramData\ESET\ESET Remote Administrator\Server

※運用状況によりフォルダー内のファイルサイズが大きくなることがあります。

バックアップ時には、バックアップメディアの容量にご注意ください。

ESET Remote Administrator Console (ERAC)フォルダー

フルパス:C:\ProgramData\ESET\ESET Remote Administrator\Console

※ProgramData フォルダーは隠しファイルとして設定されています。

デフォルト設定ではエクスプローラなどで表示されませんが、パスを直接入力することでアクセス

することができます。

隠しファイルの表示方法を変更する場合は「コントロールパネル」にて「フォルダー オプション」の

設定を変更してください。

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Windows Server 2003/2003 R2環境の場合は既定で以下の場所に作成されています。

ESET Remote Administrator Server (ERAS)フォルダー

フルパス:C:\Documents and Settings\All Users\Application Data\

ESET\ESET Remote Administrator\Server

※運用状況によりフォルダー内のファイルサイズが大きくなることがあります。

バックアップ時には、バックアップメディアの容量にご注意ください。

ESET Remote Administrator Console (ERAC)フォルダー

フルパス:C:\Documents and Settings\All Users\Application Data\

ESET\ESET Remote Administrator\Console

※Documents and Settings\All Users 配下の Application Data フォルダーは

隠しファイルとして設定されています。

デフォルト設定ではエクスプローラなどで表示されませんが、パスを直接入力することでアクセス

することができます。

隠しファイルの表示方法を変更する場合は「コントロールパネル」にて「フォルダー オプション」の

設定を変更してください。

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2. 旧サーバでデータベースのバックアップ

【ESET Remote Administrator Maintenance Toolの起動】

データベースファイルのバックアップには ERA Maintenance Toolを使用してダンプファイルを

作成します。

Windowsのスタートメニューから「すべてのプログラム」-「ESET」-「ESET Remote Administrator Server」

より「ESET Remote Administrator Maintenance Tool」を起動します。

ERA Maintenance Toolの起動時にユーザアカウント制御の警告画面が表示された場合は

「続行(C)」を押下します。

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ERA Maintenance Toolを起動すると、以下の画面が表示されますので

「次へ(N)」ボタンを押下します。

次の画面にて ERASの情報が表示されますので「次へ(N)」ボタンを押下します。

詳細情報を確認する場合は「詳細情報(M)」を選択します。

※上記手順にて[ESET Remote Administrator Server]サービスを

‘停止’しているため、サーバ状態(下線部分) が‘停止’と表示されています。

サーバ状態が‘開始’と表示されている場合でも ERA Maintenance Toolにて

ERASは自動的に停止されます。

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【データベースバックアップ選択】

ERA Maintenance Tool(アクションの選択)画面にて「データベースのバックアップ(外部ダンプファ

イルに)(U)」を選択し「次へ(N)」ボタンを押下します。

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【バックアップするデータベース選択】

ERA Maintenance Tool(転送元データベース)画面にて以下の項目を設定します。

① データベースタイプ(T):「MS SQL Server」を選択します。

② 接続文字列(S):以下の様に記述します。

Driver={ドライバ名};Server=[サーバ名]\DBサーバインスタンス名;Database=DB名

※各項目はセミコロン“;”で区切ります。

サーバ名と DBサーバインスタンス名はバックスラッシュ(日本語環境は“\”)で区切ります。

※ドライバ名の指定には{ }をつけます。

データベースタイプで SQL Serverを選択した場合「SQL Server」と「SQL Native Client」の

2種類のドライバが利用できます。ご利用環境に合わせてドライバを設定します。

例:サーバ名:ESET-TEST SQLサーバ:SQLEXPRESS DB名:ESET_DB

「SQL Server」をドライバとして設定する場合

Driver={SQL Server};Server=ESET-TEST\SQLEXPRESS;Database=ESET_DB

「SQL Native Client」をドライバとして設定する場合

Driver={SQL Native Client};Server=ESET-TEST\SQLEXPRESS;Database=ESET_DB

※SQL Native Client設定にて SQLサーバに接続に失敗する場合には、サポートまでお問い合わせください

以下の項目は必要に応じて設定を行ってください。

※SQLサーバの認証モードを Windows認証以外(SQL Server認証など)に設定されている場合は

有効なユーザ名(saなど)とパスワードを設定します。

ユーザ名(U): パスワード(P): スキーマ名(M):

③ 各項目の設定が完了したら「接続テスト(E)」を実行します。

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接続に成功すると以下の画面が表示されますので「OK」ボタンを押下して ERA Maintenance Tool(転

送元データベース)画面に戻り「次へ(N)」ボタンを押下します。

接続に失敗すると以下の画面が表示されますので「OK」ボタンを押下して ERA Maintenance Tool(転

送元データベース)画面に戻り、各設定を確認して再度「接続テスト(E)」を実行します。

ERA Maintenance Tool(ダンプファイル)画面にてデータベースのバックアップを作成する場所(フォ

ルダー・ファイル名など)を指定して「次へ(N)」ボタンを押下します。

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ERA Maintenance Tool(保守の準備が整いました)画面にて「開始(S)」ボタンを押下します。

ダンプファイル作成処理中には、処理タスク画面にステータスが表示されます。

正常に処理が完了すると以下の画面が表示されます。ダイアログ画面を「OK」ボタンで閉じ、

処理タスク画面を「閉じる(C)」ボタンで閉じます。

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「終了(F)」ボタンを押下して ERA Maintenance Toolを終了します。

ERA Maintenance Toolにて作成されたデータベースバックアップ(ダンプ)ファイルをエクスプローラ

などでコピーします。

作成されるダンプファイルは、データベースのご利用状況により非常に大きなサイズとなることがあ

ります。バックアップメディアの容量にご注意ください。

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3. 新サーバで ESET Remote Administratorをインストール

新サーバで ERAをインストールします。

4. 新サーバでバックアップの復元

【ESET Remote Administrator Serverサービスの停止】

ERASおよび ERACをインストール後に Windowsのスタートメニューから

「管理ツール」-「サービス」を開きます。

サービスの一覧から[ESET Remote Administrator Server]を右クリックして

[停止(O)]を選択します。

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【設定ファイルのコピー】

旧サーバにて取得したバックアップフォルダーを新サーバに上書き保存します。

Windows Server 2008/2008 R2/2012/2012 R2環境の場合は以下の場所にコピーします。

ESET Remote Administrator Server (ERAS)フォルダー

フルパス:C:\ProgramData\ESET\ESET Remote Administrator\Server

ESET Remote Administrator Console (ERAC)フォルダー

フルパス:C:\ProgramData\ESET\ESET Remote Administrator\Console

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Windows Server 2003/2003 R2環境の場合は以下の場所にコピーします。

ESET Remote Administrator Server (ERAS)フォルダー

フルパス:C:\Documents and Settings\All Users\Application Data\

ESET\ESET Remote Administrator\Server

ESET Remote Administrator Console (ERAC)フォルダー

フルパス:C:\Documents and Settings\All Users\Application Data\

ESET\ESET Remote Administrator\Console

‘フォルダーの上書きの確認’画面が表示された場合は、「はい(Y)」を押下します。

必要に応じて、“同じ処理を現在の項目に全て適用(A)”を選択します。

‘ファイルのコピー’画面が表示された場合は、“コピーして置き換える”を選択します。

必要に応じて“同じ処理を次の xx個の競合に適用(D)”を選択します。

‘対象のフォルダーへのアクセスは拒否されました’画面が表示された場合は「続行(C)」を

選択します。‘ユーザアカウント制御’画面が表示された場合は「続行(C)」を選択します。

必要に応じて“同じ処理を現在の項目すべてに適用(A)”を選択します。

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5. 新サーバでデータベースの復元

【ESET Remote Administrator Maintenance Toolの起動】

データベースファイルのリストアは ERA Maintenance Toolを使用して

ダンプファイルから復元します。

Windowsのスタートメニューから「すべてのプログラム」-「ESET」-「ESET Remote Administrator Server」

より「ESET Remote Administrator Maintenance Tool」を起動します。

ERA Maintenance Toolの起動時にユーザアカウント制御の警告画面が表示された場合は

「続行(C)」を押下します。

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ERA Maintenance Toolを起動すると以下の画面が表示されますので「次へ(N)」ボタンを押下します。

次の画面にて ERASの情報が表示されますので「次へ(N)」ボタンを押下します。

詳細情報を確認する場合は「詳細情報(M)」を選択します。

※上記手順にて[ESET Remote Administrator Server]サービスを

‘停止’しているため、サーバ状態(下線部分) が‘停止’と表示されています。

サーバ状態が‘開始’と表示されている場合でも ERA Maintenance Toolにて

ERASは自動的に停止されます。

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【データベース復元選択】

ERA Maintenance Tool(アクションの選択)画面にて[データベースの復元(外部ダンプファイルか

ら)(R)]を選択して「次へ(N)」ボタンを押下します。

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【リストアを行うデータベース選択】

ERA Maintenance Tool(転送先データベース)画面にて以下の項目を設定します。

① データベースタイプ(T):MS SQL Server

② 接続文字列(S):以下の様に記述します。

Driver={ドライバ名};Server=[サーバ名]\DBサーバインスタンス名;Database=DB名

※各項目はセミコロン“;”で区切ります。

サーバ名と DBサーバインスタンス名はバックスラッシュ(日本語環境は“\”)で区切ります。

※ドライバ名の指定には{ }をつけます。

データベースタイプで SQL Serverを選択した場合「SQL Server」と「SQL Native Client」の

2種類のドライバが利用できます。ご利用環境に合わせてドライバを設定します。

例:サーバ名:ESET-TEST SQLサーバ:SQLEXPRESS DB名:ESET_DB

「SQL Server」をドライバとして設定する場合

Driver={SQL Server};Server=ESET-TEST\SQLEXPRESS;Database=ESET_DB

「SQL Native Client」をドライバとして設定する場合

Driver={SQL Native Client};Server=ESET-TEST\SQLEXPRESS;Database=ESET_DB

※SQL Native Client設定にて SQLサーバに接続に失敗する場合には、サポートまでお問い合わせください

以下の項目は必要に応じて設定を行ってください。

※SQLサーバの認証モードを Windows認証以外(SQL Server認証など)に設定されている場合は

有効なユーザ名(saなど)とパスワードを設定します。

ユーザ名(U): パスワード(P): スキーマ名(M):

③ 各項目の設定が完了したら「接続テスト(E)」を実行します。

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接続に成功すると以下の画面が表示されますので「OK」ボタン押下して ERA Maintenance Tool(転送先デー

タベース)画面に戻り「次へ(N)」ボタンを押下します。

接続に失敗すると以下の画面が表示されますので「OK」ボタンを押下して ERA Maintenance Tool(転

送先データベース)画面に戻り、各設定を確認して再度「接続テスト(E)」を実行します。

ERA Maintenance Tool(転送先データベース)画面にて[新しいデータベース内に自動的にテーブルを

作成する(R)]にチェックをつけ「次へ(N)」ボタンを押下します。

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ERA Maintenance Tool(ダンプファイル)画面にて復元するダンプファイルを指定して

「次へ(N)」ボタンを押下します。

ERA Maintenance Tool(保守の準備が整いました)画面にて「開始(S)」ボタンを押下します。

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ダンプファイルリストア処理中には、処理タスク画面にステータスが表示されます。

正常に処理が完了すると以下の画面が表示されます。

ダイアログ画面を「OK」ボタンで閉じ、処理タスク画面を「閉じる(C)」ボタンで閉じます。

「終了(F)」ボタンを押下して ERA Maintenance Toolを終了します。

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【ESET Remote Administrator Serverサービスの再起動】

フォルダーのコピーが完了したら、上記手順で停止した[ESET Remote Administrator Server]を

再起動します。サービス停止時の手順と同様に[ESET Remote Administrator Server]を右クリックし

[開始(S)]を選択します。

※ESET Remote Administrator Server サービスの起動に失敗する場合は、主に次のような原因が

考えられます。

・[データベースサーバの不一致を無視する]が[いいえ]に設定されている

・データベースサーバへの接続に失敗している(SQLサーバの設定が正しくない)

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6. 新サーバで設定の確認

ERASサービスが再起動されたことを確認して ERACから ERASへ接続します。

移行前の設定等がすべて反映されているか確認します。

※クライアントペインにエントリーされたクライアント数だけライセンスを消費されます。

新サーバで管理を行わないクライアント情報が残っていると(クライアントとの接続情報が

更新されないなどにより)不必要な警告が発生します。

【ERAC クライアントペインの確認】

新サーバに適用した旧サーバの例として、以下の環境を使用しております。

新サーバ(Win-732):ERASと ESET File Security(以下、EFS)

クライアント数:1 Win-732

旧サーバ(Win-952):ERASと EFS

クライアント数:3 Win-952,Win-pc52,Win-pc55

旧サーバ管理クライアント 3台分が追加されて 4台となります。

旧サーバ(Win-952)情報が不要な場合は削除します。

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【アップデート設定・ミラー機能(設定)の確認】

ERACのメニューバーより「ツール(T)」-「サーバオプション(S)」を選択してサーバオプション画面を

開きます。

サーバオプション画面にて「アップデート」タブを開きます。

枠で囲まれている項目が

旧サーバで使用していた設定を

引き継いでいるか確認します。

引き継がれていない場合は、

設定を行います。