正600胞体の 投影図 展開図 - mixed moss · 故に外形は正 面体に見えない...
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正正600600胞体の胞体の投影図投影図,,展開図展開図
Cabri Cabri 研究会研究会 20122012年年1111月月1818日日生越生越 茂樹茂樹
(review) 正24胞体
16 32 , 3 24 , 32 3 96
24 , 24 9
16 24 (24 ) 16 2
( )
24 1 ( 8 )
6.
121 n
12
n
正 胞体は の面を持ち,その各面に対し
辺が 本できるから,正 胞体の
正 胞体の 本の辺の中点 個 が頂点.
このうち,正 胞体の同じ面上にある 点
を結んだ線分が辺となる. 右図
一方,正 胞体の つの胞 正 面体 は,本の辺
があるから,
辺の数は
本
正 胞体の辺の
辺を 個の胞が共有するとすると,
本数は
× =
× ÷ =
( ) 3
, 24 8 , 3 n
即ち 正 胞体の胞は正 面体で 辺は つの胞に共有される.下図
∴ = 正24胞体.cg3
2
§1. 正600胞体の頂点,胞600 20 4
600
20 body( 10 ) cap( 2 )20 body 3 10 ,
body 2 cap 1 10 ( ).
600 Body Cap 2
Body: 24 8
正 胞体は, 3次元の正 面体を 次元に拡張したもので,
個の正四面体の胞からなる.
正 面体の点を, 中央部 点 と 上下 点 に分けると,
正 面体の面は, の 点から作られる 面と
の 点と の 点から作られる 面からなる 右図
正 胞体の頂点は と の 種類に分類できる.
正 胞体の正 面体胞の各辺を黄金 ( ). Cap: Body .
した点 右下図
に含まれてない点
分割1 5
2 ( )
τ +=
黄金比
12 3 91 8 12 24 , 3
8 Body , 24 1 8 20Cap 1 Cap , 24
6 .× ÷ = 個
つの正 面体胞から 個の点ができ,正 胞体の各辺は つの
正 面体胞に共有されるので, の点は
つの正 面体胞から 面の正三角形ができ,その各々に対し
の点が つ対応するので, の点の個数は 個
正8面体と正20面体.cg3
1
1
2
: 8,0,0, ), B(0, ,0, ), C , ,0),
D( ,0, ,0), E( , ,0,0),F(0,0, , ) , (1,
,
,0, ) 4! 2=12
Cap P(1
2 A( (0
,1,1,1
,
) , O .P
x y z uπ ττ τ τ τ τ τ
τ τ τ τ τ τ
τ τ
π
−
+
⊥
+ =
÷
+ 上の正 面体
のとき,
各辺を黄金分割した点は を
偶置換した 点となる.この
例えば 超平面 で,
頂
胞に
対する の点は で
点が
2
1 1 1 1
: 8 ,0,0, ), B( ,0, ,0), C ,0,0, ),D( ,0, ,0), E( , ,0,0), F( , ,0,0) ,( ,1, ,0), ( ,1, ,0), ( , 1, ,0), ( , 1, ,0)
4 3!/2 12
(
C
A(x
x
π τ τ τ τ τ τ ττ τ τ τ τ τ
τ τ τ τ τ τ τ τ
τ
− − − −
−
− −
− − − −
× =
=
=
上の正 面体
のとき,黄金分割してできる点は
の4点
超平面 で,頂点が
の偶置換のうち
を充たす 点.対応する 2ap Q(2,0,0,0) , OQ π⊥の点は で
1 3
4
, (( ( (0
, 1, ,0) ( 2 4! 2 96 ) Body 1, 1, 1, 1), 2,0,0,0), 2,0,, (0,0, (0,0,0,0), 2,0), 2)
( 2 2 4 24 120 ) Cap .
τ τ −± ± ± × ÷ =
± ± ± ± ± ± ± ±
+ × =
の偶置換 個 を に,
の置換
個 を にとることができる.合計で点の数は
一般
個
に
3
§2. 様々なタイプの胞
600 , Body 3 Cap 1 Body 4 , 2
1 , 20 V ) V
Cap 1 OP V) P (
2
24 20 480
0T
2 4
正 胞体の胞は「 の 点 と の 点 から作られる胞」と,
「 のうち 点を選んで作られる胞」の 大きく分けて 種類ある.
前者は 各々の正 面体胞 の各面(正三角形 を底面に, に対応する
の 点 を頂点にした超三角錐で,
後者は「隣接 正 面体胞からの 点の選び方」で2つに け
.
個
分 られる
×⊥ =
1 2 6
6 3( 3 2 =4 .)
yV
peI: 20 V 3 1 20 .TypeII: 6 20 V ,V , 2
各点は 回ずつダブルカウントされるので,異なる点は 点 点
正 面体胞 から 点を,もう点を別の正 面体胞から取る
隣接する つの正 面体胞 から 点ずつ取る.
× ÷
TypeIの胞
1 3
( Cap .)
( 1, 2, 3)
20 8 8TypeI/II
20 8=12 TypeI
24 , 8 3V ~V XY,XY P, X XY 60 4
, V
:1
2
k k
τ°
=
の点と組になり胞を作る
正 面体の面のうち,正 面体と共有される 面は
の胞を作れない.
それ以外の - 面から, の胞は作られる.
正 胞体は 各辺を正 面体の つの胞
が共有する.共有される辺を
を 分割する点を
を通り と で交わる 辺を黄金分割
した点を から各々
に黄金
点ずつ
とり 1 2
1 2
Q& R,Q&S , R&S . ( )
4 S ( S) , P,Q,R,S TypeI . , 3 8TypeI ,
S
12 24 3 96, .
= ≡
× ÷ =
, とする 右図
このとき,次元空間では で
は の胞を作る この胞は
つの正 面体で共有さ
の は
か
胞数
れる
室
ら
TypeIが作れる面.cg3
TypeI&II.cg3
4
TypeIIの胞
1V , XQR Y Y' XY'( ) S T S T XQR .
Q,R,S,T TypeII
の頂点の内 平面 に関し と対称な点を とし,線分 に関して
前頁の と同様に作成した点を とすると,と は平面 に関し対称
そして は の正四面体胞を作る.
(SとTは平面XQRに関し対称.Tは表示してない)
8TypeII
6 8 TypeI
480+96+24=
26
4 6 6=2
600
4I
00
× ÷
即ち,正 面体の6つの頂点の周りに
の正四面体胞は1つずつできる.
各々の正四面体胞は つの正 面体に
共有されるので, の
以上より,正 胞体の胞の個数は
室
胞の個数は
室
TypeI&II.cg3Cap 12 12
600 120 2 1 , 12
[ ] 600 ,
600 1 4 , 2 1 , ,
, 0 12 2 720
600 4 2=12 0 0
× ÷ =
× ÷
の点は 正 面体の頂点から引かれる 本の辺が集まる.
正 胞体は 個の頂点があり,頂点が 辺を共有するので
注 正 胞体の面 辺の数は 次の様になる.
胞は 室,室は 面を持ち 室は 面
辺の数 本
を共有する
は
から
面の数は 面
§3. 正600胞体の中心投影
§1 600 , ( ,) 0.5
, 20 , Cap (0,0,0, 2) 20 , 1 .
, 1 ,
2 .
0
u d
u
du
du
ττ
τ
>
+
= − −
=
= = の時.
時 超平面 上の正 面体と 対する の点 から作られる
個の胞は
の座標で与えられる正 胞
他の胞に比べ
体を 軸方向に 平行移動し
原点から 超平面 の上に中心投影した.下図は
に非常に近い 故に外形は正 面体
に
この
に見える
共
Body (面も表示) Skelton (頂点と辺のみ表示)
projection.nb
5
( , , 2 Cap . )
1.5 , , 1 .
20 . 5 6 .
x y z u
ud
u
τ
ττ
+ + + =
= −
= +
=
なお 右下図の色付けした胞は 上の 型の胞
の時.
時 超平面 上の胞は 他の胞に比べ に特に近い訳ではない
故に外形は正 面体に見えない 半正多面体でも一様多面体でもなく
各頂点には つまたは つの三角形が集まる不思議な多面体
この
Body Skelton
projection.nb
§4. 正600胞体の展開図3 X Y , ,Y X
4 , X Y S , S , Y X
snake
l l次元空間内で,同一平面上にない面 と面 が辺 を共有する時 を軸とする回転で
を と同じ平面上に展開できる.
同様,次元空間内で 同一超平面上にない 胞 と が面 を共有するとき を軸とする
回転で を と同じ超平面上に展開できる.従って,面の共有関係を調べるだけで,
胞を展開する事ができる.ここでは 擬 型の展開図のみ作成した.
snake.cg3 starfish.cg3
develope.nb (Notebookを再評価する毎に,新しい展開図が作られます.)
. 24 snake . 8 chain .) 8 , Cap snake . TypeI/II ,
【注】次の様にプログラムしました
① 正 胞体を の様に展開する(正 面体の ができる
② 各々の正 面体胞から 型の正四面体を作成し の様につなぐ
③ の正四面体を ②の正四面体に「こぶ」の様にくっ付ける.