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Message From HINODE Alumni 生徒のことを親身に見守ってくださる先生がいる日出学園。今はオペラ歌手を目指して、レッツポジティブ HINODE GAKUEN COMMUNICATION PAPER 1 巻 頭 言 学園通信「日出」Vol.30  2020年 2 月1日発行 http://www.hinode.ed.jp/ 発行: 学校法人日出学園 〒 272-0824 千葉県市川市菅野3-23 -1 TEL 047-323 -3000 FAX 047-324 -0921 日出学園公式キャラクター 日和かっぱ 日出学園の教育目標や生徒たちの学園での様子を発信する年3回発行の情報紙です。 2018 年 3月卒業(第66 回生) 慶應義塾大学 環境情報学部環境情報学科 尾崎正和 人類の未来のために 本紙記事で、    マークのついている写真にスマートフォンで 「COCOAR2」アプリを起動してかざすと、関連の動画をご覧いただけます。  「COCOAR2」アプリは右の QR コードをスマートフォンで読み込み、無料でダウンロードできます。▶▶ 学園生活を裏で支える卒業生世の中にリーダー層と ワーカー層があると言う 人がいます。指示する人と命令に沿って作業 をこなす人がいるという意味です。誤解がな いように、これは職業による区分ではありま せん。自分の仕事をいかに工夫して高いパ フォーマンスを発揮できるかが、これらの層 を分けているのでしょう。 しかし、私はこれらの他に「未来を創る人」 がいると考えます。私はこれを目指していま すし、皆さんにも一緒に「未来を創る人」に なっていただきたいと思います。 人類の未来を創る方法には、次の 2 つがあ ると思います。1つ目は創造。この世になかっ たものを最初に生み出すことです。私はコン ピュータを使ったモノづくりを活動の中心に 据え、世界を変える新しいモノを創ろうとし ています。2 つ目は自分の知識を若い世代に伝 える、教育です。自分がいくら専門的な知識 を身につけても、一人の人が使える時間は限 られています。ですから、自分が発見し、学 んだ事柄を次世代に継承することが大切です。 私は日出学園に通った 6 年間で、基盤の 知識に加え、興味があった IT についても教 わりました。当時、武善先生に伸ばしていた だいたITへの好奇心は、今の研究につながっ ています。私もまだ成長の途上ですが、日出 学園での学びを経験した先輩として、知識や 経験を還元したいと考えるようになりまし た。実際に「Life is Tech ! 」ではメンター として、中高生に IT の魅力と可能性を伝え る活動を行っています。 そして今回、日出学園で「全校生徒対象の プログラミング教育」が実現しました。これ は私が高校在学中から構想していたことで、 「全校生徒」を対象に実施したことに大きな 意味があります。通常、「Life is Tech ! 」に よる出張授業は、学内の希望者に対して有償 で実施してきました。しかし、IT に興味が ある生徒はもちろんですが、むしろ、あまり 好きでない、あるいは苦手だと思っている生 徒にこそ体験してほしいのです。そして IT に少しでも興味を持てたなら、学習を続け専 門性を高めてくれたら嬉しいです。逆に、興 味を持てなかったなら、自分が一生かけて取 り組みたいと思えることを探してみてくださ い。中高時代に自信を持てる分野を定めると、 その後の進路選択も変わってきます。 進学や就職など、ブランドや偏差値にとら われず、一番興味のあることが学べる・取り 組める環境を目指してほしいです。一緒に未 来を創っていきましょう ! 現在、私はオペラ歌手になるという目標に向 かって、オペラやクラシックの発声法を中心に音 楽大学で日々勉強しています。 日出学園には中学から 6 年間お世話になりまし た。日出学園はとても明るく、先生方と生徒との 距離も近いことが特徴だと思います。高校 3 年の 進路相談の時、当時担任だった先生が私の音楽大 学やそれに向けての音楽の勉強について非常に興 味深く聞いてくださり、嬉しかったことを今でも 鮮明に覚えています。生徒のことを温かく親身に なって見守ってくれる先生がいる環境が好きで、 家族的な安心感がありました。 声楽は、ピアノや他の器楽とは違い、自分自身 が楽器となるので特に自己管理に気を配っていま す。身体のコンディションは毎日変わり、その変 化は声にも表れてきます。体調管理はもちろん、 外からのストレスや精神的ストレスをコントロー ルし、自分自身をしっかり見つめることが大切で あると痛感しています。 大学では、たくさんのステージで歌う経験がで きる恵まれた環境にいます。学内のコンクールで は優秀賞もいただきました。緊張したり不安に なったりしたこともありましたが、自己管理に気 をつけたお陰で、大学 4 年間で精神的にも強くな り、結果につながったと思います。 コンクールや実技試験では、練習の成果を発揮 できず、思うように歌えずに後悔が残ったことも あります。結果を重視するあまり、くよくよと何 日も後悔を引きずることもありましたが、そう思 いながら練習しても声は暗く、何も得られないと 考えるようになりました。 たとえ結果が悪くても、それまでの過程を思い 出し、自分が成長・達成できたこと、得られたも のなどを挙げ、レッツポジティブ で生きていき ます。オペラ歌手になるために。 どんなに小さな成長でも、積み重ねていけばい つか必ず実を結ぶ時が来るはずです。日出学園で の生活・勉強、先生や仲間とのコミュニケーショ ンを通して、是非将来の夢・目標を見つけてくだ さい。そして自分を信じて進み続けてください。 石谷莉奈さんプロフイール▶千葉県千葉市出身。現在昭和音 楽大学声楽コース 4 年次在学中。D. マッツォーラ、葛 毅の各 氏によるマスタークラス及び特別レッスン受講。学内におい て、2019 年度第 1 回推薦演奏会に出演。第 17 回学長賞声 楽コンクールにて奨励賞受賞。市川市文化振興財団第 32 回 新人演奏家コンクールにおいて優秀賞受賞。昭和音楽大学合 唱団として BS-TBS「日本名曲アルバム」多数出演。千葉ロー タリークラブ 2018 年度、2019 年度例会にて国歌独唱。こ れまでに声楽を、田中環、E. ドゥンデコーヴァ、的場辰朗の 各氏に師事。 2020年2月 Vol. 30 石谷 莉奈さん Rina Ishitani

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日出学園公式キャラクター日和かっぱ

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巻 頭 言

学園通信「日出」Vol.30  2020年 2月1日発行

http://www.hinode.ed.jp/発行: 学校法人日出学園〒272-0824 千葉県市川市菅野3-23-1TEL 047-323-3000 FAX 047-324-0921 日出学園公式キャラクター

日和かっぱ

日出学園の教育目標や生徒たちの学園での様子を発信する年3回発行の情報紙です。

2018 年3月卒業(第66回生) 慶應義塾大学 環境情報学部環境情報学科

尾崎正和 人類の未来のために

本紙記事で、    マークのついている写真にスマートフォンで 「COCOAR2」アプリを起動してかざすと、関連の動画をご覧いただけます。 「COCOAR2」アプリは右の QR コードをスマートフォンで読み込み、無料でダウンロードできます。▶▶

学園生活を裏で支える“卒業生”特

 世の中にリーダー層とワーカー層があると言う

人がいます。指示する人と命令に沿って作業をこなす人がいるという意味です。誤解がないように、これは職業による区分ではありません。自分の仕事をいかに工夫して高いパフォーマンスを発揮できるかが、これらの層を分けているのでしょう。 しかし、私はこれらの他に「未来を創る人」がいると考えます。私はこれを目指していますし、皆さんにも一緒に「未来を創る人」になっていただきたいと思います。 人類の未来を創る方法には、次の 2 つがあ

ると思います。1つ目は創造。この世になかったものを最初に生み出すことです。私はコンピュータを使ったモノづくりを活動の中心に据え、世界を変える新しいモノを創ろうとしています。2 つ目は自分の知識を若い世代に伝える、教育です。自分がいくら専門的な知識を身につけても、一人の人が使える時間は限られています。ですから、自分が発見し、学んだ事柄を次世代に継承することが大切です。 私は日出学園に通った 6 年間で、基盤の知識に加え、興味があった IT についても教わりました。当時、武善先生に伸ばしていただいた IT への好奇心は、今の研究につながっ

ています。私もまだ成長の途上ですが、日出学園での学びを経験した先輩として、知識や経験を還元したいと考えるようになりました。実際に「Life is Tech ! 」ではメンターとして、中高生に IT の魅力と可能性を伝える活動を行っています。 そして今回、日出学園で「全校生徒対象のプログラミング教育」が実現しました。これは私が高校在学中から構想していたことで、

「全校生徒」を対象に実施したことに大きな意味があります。通常、「Life is Tech ! 」による出張授業は、学内の希望者に対して有償で実施してきました。しかし、IT に興味が

ある生徒はもちろんですが、むしろ、あまり好きでない、あるいは苦手だと思っている生徒にこそ体験してほしいのです。そして ITに少しでも興味を持てたなら、学習を続け専門性を高めてくれたら嬉しいです。逆に、興味を持てなかったなら、自分が一生かけて取り組みたいと思えることを探してみてください。中高時代に自信を持てる分野を定めると、その後の進路選択も変わってきます。 進学や就職など、ブランドや偏差値にとらわれず、一番興味のあることが学べる・取り組める環境を目指してほしいです。一緒に未来を創っていきましょう !

 現在、私はオペラ歌手になるという目標に向かって、オペラやクラシックの発声法を中心に音楽大学で日々勉強しています。 日出学園には中学から 6 年間お世話になりました。日出学園はとても明るく、先生方と生徒との距離も近いことが特徴だと思います。高校 3 年の進路相談の時、当時担任だった先生が私の音楽大学やそれに向けての音楽の勉強について非常に興味深く聞いてくださり、嬉しかったことを今でも鮮明に覚えています。生徒のことを温かく親身になって見守ってくれる先生がいる環境が好きで、家族的な安心感がありました。 声楽は、ピアノや他の器楽とは違い、自分自身が楽器となるので特に自己管理に気を配っています。身体のコンディションは毎日変わり、その変化は声にも表れてきます。体調管理はもちろん、

外からのストレスや精神的ストレスをコントロールし、自分自身をしっかり見つめることが大切であると痛感しています。 大学では、たくさんのステージで歌う経験ができる恵まれた環境にいます。学内のコンクールでは優秀賞もいただきました。緊張したり不安になったりしたこともありましたが、自己管理に気をつけたお陰で、大学 4 年間で精神的にも強くなり、結果につながったと思います。 コンクールや実技試験では、練習の成果を発揮できず、思うように歌えずに後悔が残ったこともあります。結果を重視するあまり、くよくよと何日も後悔を引きずることもありましたが、そう思いながら練習しても声は暗く、何も得られないと考えるようになりました。 たとえ結果が悪くても、それまでの過程を思い

出し、自分が成長・達成できたこと、得られたものなどを挙げ、レッツポジティブ!! で生きていきます。オペラ歌手になるために。 どんなに小さな成長でも、積み重ねていけばいつか必ず実を結ぶ時が来るはずです。日出学園での生活・勉強、先生や仲間とのコミュニケーションを通して、是非将来の夢・目標を見つけてください。そして自分を信じて進み続けてください。

石谷莉奈さんプロフイール▶千葉県千葉市出身。現在昭和音楽大学声楽コース 4 年次在学中。D. マッツォーラ、葛 毅の各氏によるマスタークラス及び特別レッスン受講。学内において、2019 年度第 1 回推薦演奏会に出演。第 17 回学長賞声楽コンクールにて奨励賞受賞。市川市文化振興財団第 32 回新人演奏家コンクールにおいて優秀賞受賞。昭和音楽大学合唱団として BS-TBS「日本名曲アルバム」多数出演。千葉ロータリークラブ 2018 年度、2019 年度例会にて国歌独唱。これまでに声楽を、田中環、E. ドゥンデコーヴァ、的場辰朗の各氏に師事。

2020年2月

Vol.30

石谷 莉奈さん Rina Ishitani

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F E A T U R E P R O G R A M

特集2020年2月1日 学校法人 日出学園発行 学園通信「日出」Vol.30

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学園生活学園生活を裏で支えるを裏で支える““卒業生卒業生””

「日出学園は卒業しても還ってきやすい学園」。そんな声を OG・OB たちからは聞くことができます。その卒業生たちが、卒業後に頼もしいサポーターとなって学園に舞い戻り、在園生たちの学園生活を裏で支え、学園に貢献してくれているのです。今回はそうした卒業生たちの『学園への思い』をご紹介しましょう。

後輩の笑顔や頑張る姿が瑞穂会での私の活動源金子 奈央2010 年3月小学校卒業 光塩女子学院中等科 / 高等科を経て、日本女子大学家

  政学部住居学科 4 年に在籍

1DAY IT CAMPに学園OBメンターとして参加した関川くん(左)と尾崎くん(中央)IT CAMP の模様は、 「COCOAR2」でご覧いただけます▲

出学園では全学をあげて、ICT 教育に注力、その強化を推進しています。その ICT 教育の一環として、

昨年度から中学 1・2 年の全生徒を対象にした『1DAY IT CAMP』を初開催し、今年度も11月8日(金)に実施されました。 この IT CAMP は、国内最大級の中学生・高校生のための IT・プログラミング教育サービスを提供する Life is Tech! 社が企画・運営するもので、キャンプ当日には、同社に登録する約 40 人の大学生のメンター(指導役)とともに、中学生たちがスマホに搭載するオリジナル時計アプリの開発や、デザインソフトを使ったポスター制作を体験しました。 中学校・高等学校で情報科を担当する武善紀之先生は、この IT CAMP 導入の意義について「ICT のスキルアップというより、中学生たちがメンターの大学生たちと接することで、自分の未来を彼らに重ねてみるということが大事。そして、漠然と流行りの IT 業界を目指すのではなく、プログラミングで何かを作りたいといった視点で進路決定をしてほ

しい」と語っています。 実は日出学園で IT CAMP を実施するきっかけを作ったのは、今は卒業した OG・OB で、彼らが在学当時に Life is Tech! が催す IT CAMP やスクールに自主的に参加する中で、同社が提供する IT 教育の有用性に気づき「学園でも導入してみては?」と学校側に提案したことによるものでした。その提案者の一人だった尾崎正和くん(慶應義塾大学 環境情報学部環境情報学科 2 年)と、関川隼人くん(学芸大学 教育学部数学科 1 年)が、今回メンターとして母校に還って 1Day IT キャンプで後輩たちの指導にあたりました。

めて尾崎くんが IT CANP に参加したのは中学 2 年の夏休み。 「参加した同年代の他校のメン

バーたちの中には、プログラミンがいとも簡単にできてしまう人、それに挑戦しようとする中学生が大勢いました。中には起業している中学生もいて。それまで自分は学校の枠組みでしかものが見えていませんでしたが、授業や部活、テストの点数、そうしたことに

した中学生たちが、メンターとして参加した卒業生の 2 人みたいに、学校以外の外の世界で自分の興味の幅を広げていってもらえればと、その部分でも期待します」(佐久間先生) また、メンターの関川くんは「僕は教員を目指していて、Life is Tech! の活動では中高生と関わっていろいろなことできるので、その部分で将来に活かせるかと思って参加しています」と語っているように、IT CAMP はメンターの彼らにとっても、インターンシップ的要素を含んだプログラムと言えます。 関川くんや尾崎くん以外にも、学園には何人もの卒業生が舞い戻り、それぞれが学園生活を陰で支え、生徒のさまざまな活動をサポートしてくれています。その献身的な関わりは、一方では社会への扉を目前にした彼らの、スキルアップの場なのかもしれません。

(併せて尾崎くんの「巻頭言」もご参照ください)

追われている自分とは違った世界で、生き生きと活動している彼らの姿が衝撃でもあり、すごく魅力を感じました」

崎くんは高校に上がっても Life is Tech! のプログラムに参加。そこで培った IT スキルを発揮し、所

属していた生徒会で日出祭の公式 HP を初めて立ち上げるなど、生徒会活動で貢献する一方、学園での Life is Tech! の導入を学校側に呼びかけ、その提案が時を経て、昨年からの実施へと実を結びました。 学園側の IT CAMP の担当教諭である佐久間究先生も、武善先生同様、尾崎くんから IT CAMP 導入を呼びかけられていた一人。 「尾崎くん以外にも、キャンプに参加した他の生徒たちからも『良かった!』という声を聞き、先進的な IT 教育を学校側がアウトソーシングすることで、生徒たちの興味を引き出し、情報や技術の授業につなげられればと思い、導入することにしました。今回受講

 僕は今、部活動指導員としてサッカー部の生徒たちを指導しています。卒業式を終えた 3 月、まだバイトなども決まっていなかった頃に、顧問の先生が

「部活動指導員をやってみないか」と声をかけてくださり、日出学園で学んだことを後輩に伝えることで、日出学園に少しでも恩返しができたらと思い、指導員をする事を決めました。 立場が変わった今でも、学校に行くと先生方や後輩の生徒たちが明るく迎い入れてくれて、改めて日出学園は本当に温かい場所なんだなと感じます。いつでも還れる場所という感じです。 現役の生徒の皆さんには、何でもいいから自分の夢中になれるものを見つけて、本気で取り組んでほしいです。そして何より、今の学園生活を支えてくれている周りの人たちへの感謝の気持ちを忘れないでもらいたいなと思います。お互いに支え合い、楽しい学園生活を送ってください!

日出学園は互いに支え合う温かい場所大野 謙之介2019年 3月卒業(第67回生)明治学院大学 経済学部経営学科

 ディベートというと、議論で相手を打ち負かすというイメージが強いですが、「コミュニケーション・ディベート」は、そのイメージと正反対のものです。人の話を聞きながら、自分の考えを広げ、深めていく場です。 話すテーマは回によって異なり、はっきりした答えの出ない、さまざまなことを考えていきます。私がディベートに参加しているのは、自分では思いつかないような意見を聞くことができるからです。以前、自分の悩みに関係するテーマで話し合った時、違う角度から物事を見ることができるようになり、心が楽になったこともあります。 日出学園の少人数制という特徴はディベートにも生かされていると思います。ディベートを通じて、私は人と知り合うことができました。きっとディベートに参加していなかったらその人たちには出会えなかっただろうし、人数が多すぎたら、ここまで仲良くなれていなかったと思います。 気になる方は、ぜひのぞきに来てください。

ディベートに生かされる日出の少人数制の良さ下牧 美沙2018 年3月卒業(第66回生)早稲田大学 文化構想学部文化構想学科

 私は現在、日出学園の卒業生としてボランテイアサークル「FLYERS(フライヤーズ)」の活動を行っています。FLYERS という名前は「社会的成功を目指しつつも、楽しさを愛する米国の若者の呼称」の頭文字とって命名。生徒たちの意志で受験情報誌の取材やドラマ、MV 撮影の協力などをしています。 私は高校生の頃より FLYERS の活動を行っていましたが、日出学園には在学中とてもお世話になったため卒業後も何か貢献できることはないかと考えたところ、FLYERS の活動を引き続き行うこととなりました。 たびたび日出学園へ足を運ぶと、先生方は卒業後の今でも気にかけてお話をしてくださったり、後輩と近況の話をお互いしたりする時がとても楽しく、改めて日出学園を卒業して良かったと思います。また FLYERS の活動をしていく中で、卒業してからも日出学園の活躍を目にすることが多く、テレビ局の撮影協力など珍しい経験をできるチャンスがあると思うので、私にはできなかった経験をたくさんしてほしいです。

お世話になった母校にFLYERSの活動で貢献原田 花純2018 年3月卒業(第66回生)共立女子大学 家政学部被服学科

 私の所属する瑞穂会は、毎年夏に小学校・中学校で開催される臨海学校の水泳指導を行っています。私は小学校卒業後 6 年間日出学園を離れましたが、学校が大好きで毎日通うのが楽しみだった思い出が活動を始めるきっかけとなりました。自分と同じ場所で学校生活を送る後輩の笑顔や頑張る姿を見られることがとても嬉しく、私の活動源となっています。 幅広い年代から成る瑞穂会の会員が同じ卒業生として意見を出し合い、行事に向けて日々活動を行う中で、卒業生のつながりの強さを実感するとともに、卒業後自分自身が成長できる場でもあると感じています。また、臨海学校や学校では、お世話になった先生方が声をかけてくださり、思い出話や将来の話に花が咲きます。 そんな温かな環境に時が経っても還って来て、年代を超えて卒業生が活動し在校生と関われる場があることは、日出学園の大きな魅力であると思います。在校生の皆さんも日出学園で育ったご縁を大切にしてほしいと願っています。

HINODE OG・OB Supporter  「私が学園に貢献したい想い」

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明治大学 高大連携教科研修プログラム/幼稚園 Xmas 会/小学校 電子黒板2020年2月1日 学校法人 日出学園発行 学園通信「日出」Vol.30

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白い髭を蓄えたサンタさん、どこか見覚えが? そう ! 中高のマーシャル先生です。(子どもたちには内緒にしてくださいね !)

電子黒板に日露戦争の頃の風刺画を映し出して当時の世相をわかりやすく解説

T O P I C S

幼稚園 小学校

中学校・

高等学校

マニュフェストをどう読み解くのかを講義する小澤先生 ジブリのアニメ映画を題材にした二田先生の国語の授業 高瀬先生(左)、高木先生(右)の授業はAll English で

お手製の松ぼっくりのデコレーションケーキを前にショートケーキをパク !

サンタクロースが幼稚園にやってきた!12 月19日(木)、クリスマス会を開催。サンタさんからはプレゼントを

 クリスマス本番前の12月19日(木)、今日は子どもたちが楽しみにしていた幼稚園でのクリスマス会。ホールに全園児が集まって、いよいよ会のスタートです。 司会の先生が「あれ? 園長先生がいないよ。みんなで呼んでみようよ」と声をかけると、園児たちが「園長先生!」と大きな声で呼びかけます。すると、ホールの戸が開き、鍜治園長先生とともに、「Merry Christmas!」と、大きなサンタクロースが現れました。園児たちは「サンタさんだ!」大喜びです。 鍜治先生が「今日はサンタさんと一緒に楽しいクリスマス会をしたいと思います。サンタさんにどこから来たのか聞いてみましょう。Where are you from?」とインタビュー。 サンタさんは「I'm from the North Pole.」ときれいな英語で答えます。遠く寒い国からやって来たサンタさんとの会話はすべて英語。幼稚園では毎週1回、年長クラスを対象

に、小学校のアリソン先生と一緒に英語あそびの時間があり、このクリスマス会の時もサンタさんからプレゼントを手渡されると、年長クラスの子どもたちは、ごく自然に「サンキュー!」と返礼。日頃から英語に親しむ機会を設けている幼稚園での成果が、このクリスマス会でも発揮されていました。 会の終了後には、園児たちはクラスに戻って、この日のために特別に用意されたショートケーキをいただき、ご満悦の様子でした。

電子黒板を全学年に配備。分かりやすい授業に期待PC やタブレット端末との接続で児童の活用も進む

 パソコンやタブレット端末に取り込んだコンテンツを、大型モニターに映し出したり、ペンツールで直接画面に書き込むことができる電子黒板が、今年度、小学校の各学年に 1 台ずつ、計6 台が配備されました。 電子黒板と同じように、PC 内のコンテンツをスクリーンに映し出すプロジェクターは、すでに5年ほど前から小学校でも使われるようになりましたが、「セッティングするまでに時間がかかるのがネックとなって、なかなか多くの先生に使ってもらえなかったのが実情」(情報科・澤瀨正幸先生)ということで、その後、卒業記念に電子黒板が贈呈され、その利便性が徐々に教員の間で理解されるようになり、今年から全学年に配備されるまでになりました。 社会科の歴史の授業で、電子黒板を使い始めた6年2組の大熊一也先生は、「PowerPointに昔の新聞の風刺画を探して取り込んだり、世界の勢力図が分かるような地図をアニメーション機能を駆使して作ったりと、電子黒板を使うための授業準備は、正直大変な部分はありますが、それは教員の ICT リテラシーが上がってくれば解決できる問題」とし、実際に授業で電子黒板を使ってみると「電子黒板の画面をパッパッと切り替えることで、子どもたちの注目度合いが上がるようになり、集中力が散漫になりがちな子どもも集中して授業に取り組めるようになりました。黒板の

板書の時間も短縮されて授業のタイムマネジメントは相当楽になり、電子黒板と板書のバランスを考えながら、覚えるべき大事な箇所を子どもたちにノートを取らせるなど、授業に工夫をこらしています」と、電子黒板の効用を語っています。 電子黒板での授業を受けた子どもたちは

「写真やイラストがカラーで見やすかった」「絵や写真、図が多く使われて、動きもあるので面白い授業で分かりやすかった。電子黒板での授業は好き !」と好意的な受け止め方。中には「(板書が少ないため)黒板を消すのが楽になった !」という率直な意見も。6年生の授業では、子どもたちが電子黒板を使ったのプレゼンテーションも行われています。 日本教育情報化振興会が全国自治体の教育委員会を対象に行った調査(2018年6月)によると、電子黒板を授業で使用している小・中学校の85%の学校が「より分かる授業を実施できるようになった」と回答。学園でも電子黒板活用の、今後の成果が注目されます。

したが、途中休憩をはさんでも通常の倍近い授業時間にも関わらず、それぞれの教科ともに生徒たちの集中力を切らさない工夫がなされ、生徒たちの反応も上々。社会の授業を受けた生徒からは「アクティブラーニング形式で、政治の分野なのに頭を使う部分が多く、面白かった」といった感想も聞かれました。 授業終了後には、それぞれの講師を囲んでの教科研究会が行われ、今回の研究授業の意図などについて、活発な質疑応答が行われていました。参加教員を対象にした研修後のアンケートでは、その多くが「参考になった」と答えていました《表 3》。 堀越校長は教科研修プログラムについて

明治大学 高大連携教科研修プログラム開催3教科の授業実践を中・高教員が見学

 10 月 30 日(水)の午後、中学校・高等学校の教員を対象に、教科研修プログラムが開催されました。この研修プログラムは、明治大学との間で締結された「高大連携協定事業」の一環として開催されたもので、明治大学経営企画部のもと、一般社団法人学習評価研究所の松浦三郎理事がコーディネータとして外部から教員を招聘し、その外部教員による研究授業を中・高の教員が見学、さらに授業についての研究協議を通じて教科指導力の向上を図ることを目的に企画されたものです。 この研修プログラムに参加したのは、日出学園中学校・高等学校の全教員の他、外務省大臣官房人事課の担当官や、静岡や岩手の中高の教員、明大の付属中学・高等学校の教員、それに近隣の学校にも声をかけ、昭和学院や安田学園(東京都墨田区)の教員の方々にもご参加いただきました《表1》。 今回外部講師としてお招きしたのは、社会、国語、英語の 3 教科についての4名の講師陣《表2》で、その教科指導力について高い評価を得ている第一人者の先生方です。 授業は 90分(45 分 ×2 コマ)で行われま

「日出学園の先生方には、積極的に他の学校の先生方の授業を見てもらい、授業力の向上に努めていただきたいと思います。今回の外部講師の方々は各教科ではスーパーティーチャー的な先生方です。きっと学ぶべきところは多かったはずです」と、この研究授業の意義を語っています。 中高では、こうした研修プログラム以外にも、私学研修会への参加や、教員の能力開発、授業改善を図るためのオンライン学習サイト『Find! アクティブラーナー』を新たに導入して授業の進め方や授業準備に役立てたり、外部識者による授業評価・研修を行うなど、教員の授業力向上へのさまざまな施策を推し進めています。

《表 3》見学した中高教員の感想(一部抜粋)▶生徒が「何ができるようになったか」を実感させることが重要な世の中なので、将来のことを身近に考えさせる内容だった《国語》▶アニメ(映画)の分析、プロットの理解を図ることは生徒にとっても興味深く新鮮なものだったと思う。視覚的に物語の構造を考えていくのに、とても参考になった《国語》▶生徒の積極性を引き出す様子がとても素晴らしく感じられた。生徒への声かけを行い、アドバイスやほめる言葉をかけることの大切さを改めて感じた《英語》▶先生方の授業展開のテンポが非常に素晴らしく、ユーモアも豊かで生徒の心をしっかりつかんでいたと思う《英語》▶講師の方は頻繁に机間巡視をしており、一人ひとりに目が届き、意見を拾い上げているのはとても参考になった《社会》

《表2》授業実践の講師陣教科 授業内容 受講生徒 講師 所属先社 会 主権者教育 高2特進28名 小澤富士男先生 前筑波大学附属駒場中学・高等学校、東京大学教育学部講師国 語 探究的な学習 高1進学42名 二田貴広先生 奈良女子大学附属中等教育学校

英 語 4 技能の、「聞く」「話す」をメインに 高1特進25名 高瀬博子先生 前聖心女子学院中学・高等学校

高木里恵先生 聖心女子学院中学・高等学校

《表1》外部授業見学者所 属

外務省大臣官房人事課子女教育相談室日米文化学院勝田台校明治大学付属中野八王子中学・高等学校明治大学付属中野中学・高等学校昭和学院中学校・高等学校安田学園高等部静岡県沼津市桐陽高等学校岩手県盛岡中央高等学校附属中学校明治大学経営企画部企画課日出学園高等学校 保護者

メリー    クリスマス

あなたは どこから 来ましたか

私は 北極から 来ました

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小学校

「市川市中学英語発表会」スピーチ部門で井上奏さん優勝。昨年の暗唱部門優勝に次ぐ連覇

中学校・

高等学校

会議室で行われた大学生への質疑応答は、終了時間をオーバーしても活発に

T O P I C S / P E O P L E / I N F O R M A T I O N

「学部お試し体験ワークショップ」/人・ひと・ヒト/校外コンクール優秀成績者/インフォメーション2020年2月1日 学校法人 日出学園発行 学園通信「日出」Vol.30

 日出学園では高校 2 年から希望する進路に合わせて、文系・理系どちらかのコースを選択し、それぞれのカリキュラムにしたがって授業を受けることになります。その文系・理系どちらに進むのかの判断材料のひとつにしてもらおうということから、4年生を対象に現役大学生が講師となっての「学部お試し体験ワークショップ(以下:WS)」が 11月9 日(土)に開催されました。 このWS は学校現場での生徒へのキャリア教育を支援する一般社団法人 Fora が企画・運営しているもので、日出学園中学校・高等学校では今回が初の試み。当日は4年生の2時間目以降の時間を利用して2コマで6つの学問分野が設定され、その中から、生徒は2つの分野を選択して1コマずつそれぞれの WS に参加しました。WS を仕切るファシリテーターは Fora に所属する現役の大学生たち(右上表)で、ファシリテーターの彼らも大学で自分の専攻する学問分野とは異なる分野について、この日の

ために調べ上げ、プレゼン用の資料を作成して WS に臨みました。 日出学園の高校生たちは年齢がそう違わない大学生たちのプレゼン内容に真剣に耳を傾けていました。また、WS 終了後には質疑応答の時間も用意され、「受験勉強はどうやっていた?」「留学という選択肢はあり?」など、これから直面する課題について、大学生たちに率直な質問を投げかけていました。

ワークショップ

4 年生を対象に「学部お試し体験 WS」開催大学生が大学の学問分野について、高校生を前にプレゼンテーション

須山小桜子さんの夏休み自由研究『たねのひみつ』が「市川市児童生徒科学作品展」で銅賞を受賞。

 「やさいが大きければ、そのたねも大きいのかな?」。そんな疑問から、夏休みの自由研究で『たねのひみつ』という研究論文に取り組んだ 1 年 4 組の須山小

こ う こ

桜子さん。その論文作品が「市川市児童生徒科学作品展」で銅賞を受賞、「千葉県児童生徒・教職員科学作品展」では佳作に選ばれました。 須山さんは『たねのひみつ』の研究にあたって、理科の洞口七恵先生やお母さんと相談しながら、お母さんが買ってきたトマト、ピーマン、オクラ、いんげん、かぼちゃなどの野菜をカットして、その中から種を抽出して数を数えたり、野菜の形状やカットした断面、種の形を原寸大で絵に描

いてその長さを測ったりしながら観察。その結果をまとめるといった、根気のいる作業を夏休み中続け、何ページにもわたる研究論文をファイルにまとめ、手作りの資料集も完成させました。 今回の研究で、須山さんは「トマトとミニトマトでは大きさがちがうのに、たねの大きさはおなじだ !」という発見も。 指導に当たった洞口先生は「身近にあるものから興味を持って、そこをどんどん掘り下げて調べていったというのがすごいなと思います。作品展でもそこが評価されたのだと思います」と、須山さんの作品の出来栄えをそ

う評価します。 クラス担任の北澤貞夫先生も「生活科での朝顔や球根の

観察でも、須山さんはノートをきれいに書いている

ので、そうした学習の成果が出ています」とコメント。

  須山さんは「来年は水の量でたねの育ち方が変わるのか

な? 暗い場所でもうまく育つのかな? それをしらべてみたいです」と、早くも来年の自由研究への抱負を語っています。 

今回で発刊10年、30号を迎えました。

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発  行 2020年2月1日編集発行人 青木貞雄(学校法人日出学園 学園長)編  集 学園通信「日出」編集委員会

 今回の発行で 30 号を迎えた本紙・学園通信「日出」。創刊は 10 年前の 2010 年 4 月でした。表紙の表題

の上に、「日出学園の教育目標や生徒たちの学園での様子を発信する年3回発行の情報紙です」と記されていますように、表からだけではうかがいしれない学園全体での活動や折々のトピックスなど学園の様子をお知らせしてきました。今後も変わることなく、さらにわかりやすく丁寧に、日出学園の情報を発信し続けていきたいと思います。ご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。

編集発行人 学校法人日出学園 学園長 青木 貞雄

学園通信 「日出」 Vol.30 2020年2月号編 集後 記 ※本紙掲載記事 ・ 写真の無断転載を禁じます。

 去る9月18日、市川市勤労福祉センターで開催された「市川市中学英語発表会」のスピーチ部門で、3 年 2 組の井上奏

かなで

さんが優勝し、千葉県中学校英語発表会へと進みました。井上さんは昨年も同英語発表会の暗唱部門で優勝、今年で2年連続の優勝となりました。 今年のスピーチ部門には市川市内の中学校から35名が参加。社会問題について参加者がそれぞれテーマを考え、それについて自分の意見を 5 分以内の英語スピーチにまとめて発表するもので、今回、井上さんが選んだテーマは「The Many Face of Resort Islands in The Philippines」 と い う もの。昨年、フィリピンに家族旅行した際、リゾート地に行く途中のバスの車窓から見たストリートチルドレンの姿に衝撃を受け、そこからフィリピンの貧困問題について関心を持ち、自分でフィリピンの現状を調べながらスピーチに

まとめたものです。 スピーチコンテスへの準備は夏休み前からで、最初に日本語でスピーチ原稿を書き上げ、それを英語に訳して、きちんとした文法に則っているかなどを英語科の先生に見ていただきながら整え、最後に英語のスピーチでは大事な採点要素となるジェスチャーを加えて英語スピーチを完成させました。 井上さんは海外生活や留学経験はありませ

んが、幼稚園から小学4年生まで英会話学校に通い、「英語でのコミュニケーションや英文を暗記するのは得意、でも文法は苦手」ということで、これからは文法にも力を入れて英語をマスターし、「将来は医学系の分野で英語を生かした仕事に就きたいです」とのこと。 今後、さらに訪日外国人の増加が予想されるだけに、夢を叶えた井上さんの活躍は大いに期待されるところです。

鍜治 礼子  藤村 信也 洞口 七恵菅野 忠 川名 昌美 成松 万里奈児玉 尚樹 児玉 孝喜 今村 満武善 紀之 西尾 蒔紀

幼 稚 園小 学 校中学校・高等学校法人企画室

「スピーチ部門」優勝の賞状を手に井上さん

千葉県の作品展での賞状

を手にする須山さん➡︎

 

2つのファイル

にまとめられた科

学論文と資料集︎

I N F O R M A T I O N

中学校・

高等学校

学問分野 担当ファシリテーターの所属大学・学部学科① 外国語・国際 立教大学 文学部文学科英米文学専修 4 年② 政治・経済 東京大学 教育学部基礎教育学コース 3 年③ 社会・心理 文京学院大学 外国語学部英語コミュニケーション学科 4 年④ 工学 中央大学 経済学部 4 年⑤ 理学 東京大学 教養学部理科一類 2 年⑥ 医学 東京大学 経済学部経済学科 4 年

 小学校保護者の皆様には平素より本学の教育活動に対し、ご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。 さて、近年の物価・流通コスト・人件費等の上昇にも拘わらず、本学園は経営努力に努め、2014 年度以降学納金・教育充実費等を現状維持としてまいりました。 しかしながら、本年 10 月の消費税 2%増税への対応、また、児童の学力向上に資

する ICT 教育・英語教育充実等への投資を図るには、現行授業料等では運営が厳しいと判断し、2020 年度より小学校の授業料を月額 3,000 円値上げさせていただくことといたしました。 社会の景気不安定な中、皆様に負担増をお願いすることとなりますが、事情ご賢察の上、何卒ご理解、ご協力を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

小学校 学納金の変更について日出学園小学校 校長 平山淳子

校外コンクール 優秀成績者 発表2019年4月から12月までの期間に、校外で行われましたコンクール等の優秀成績者についての詳しい情報を学園ホームページに掲載しています。スマートフォンや携帯電話から右 QR コードを読み取り、アクセスしてください。

 明治大学が新たに導入した「教学連携プグラム」に、明治大学の始祖出身地である鳥取、山形、福井 3 県の名門公立校と共に、私立で唯一日出学園を加えたいとの申入れを受けた本学園は、2018 年 11 月発行学園通信「日出」号外にてお知らせした通り、昨年 7 月、相互の交流及び発展を図るための「連携推進協議会設置に関する覚書(期間は 2020 年 3 月まで)」を締結すると共に、「高大連携事業に関する協定書」を締結しました。 斯かる高大連携協定に基づき、本年度に入り、生徒・保護者向けの①大学キャンパスツアー、②進路講演会、③学校説明明大ウィーク、また、教員対象の④教員全体研修会、⑤教科対象研修プログラム等を、明治大学の協力の下に実施してまいりました。 しかし、今年度に入り、明治大学より、本教学連携の「私立連携校」については、「法人連携へのステップアップを前提とする」との連絡があると共に、7 月に入り、当該

連携推進継続には法人連携(第1ステップとして本学園への役員派遣)が条件と通知してきました。 本学園は、前回(2015 年度)1年で終結した明治大学連携提案の目的が系属校化であったため、今回の連携推進にあたっては注意深く対応してまいりましたが、突然、協定継続の条件として法人連携を求めてきたこと、及び明治大学は4年毎の経営体制交代により経営方針が変ること等を勘案し、今回の連携推進を当初予定の来年3月末で打ち切ることとしました。 本プログラムにご参加いただいた、また関心をお持ちの生徒・保護者の皆さまには、多大のご迷惑をおかけすることとなりますが、事情ご賢察の上、ご理解のほど宜しくお願い致します。尚、本学は独自の教員授業力向上プログラム、及び生徒の学力向上教育課程等の追究を通じ、生徒の名門大学進学実績向上に引続き取り組んでまいります。

明治大学との高大連携事業打切りについて